2016年7月6日

「8Kエマージングテクノロジー展」開催中!

現在、大阪芸術大学スカイキャンパスにて、「8Kエマージングテクノロジー展」を開催中です!!

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みなさん、「8K」ってどんな映像かご存知でしょうか?
デジタルデータの動画・画像は、点の集まりでできており、同じ面積でも点を細かく詰め込むほど、きめ細かになります。
従来の映像画質は、大きく分けると以下のようになっています。

SD
Standard Definition(標準解像度)の略。
アナログ放送の画質相当。
720×480ピクセル、約35万画素。

HD(ハイビジョン)
High Definition Video(高精細度ビデオ)の略。
1280×720ピクセル以上、約92万画素以上。
一般的なものは、地上デジタル放送の1440×1080ピクセル。

フルHD(フルハイビジョン)」=「2K
HDの中での最高画質で、1920×1080ピクセル、約200万画素。
※2Kの「K」は「キロ」という意味で、幅が約2000ピクセルの画質という意味。

4K
フルハイビジョンの4倍の画質。
3840×2160ピクセル、約800万画素。

そしてなんと、8K」はフルハイビジョンの16倍の画質で、7680×4320ピクセル、約3300万画素にもなる、超高精細映像なんです!!
スーパーハイビジョンと呼ばれていて、2018年には実用放送が開始される予定です。
しかし、その実像は、国際放送機器展などでの検証映像でしか一般には公開されていません。

今回の展覧会では、多くの可能性を秘めた”8K映像で何ができるのか?”をテーマに、大学としては世界初の8Kコンテンツ水中映像を発表し、その全貌を一般公開しています!

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会場には、フルハイビジョン映像、4K映像、8K映像が上映されており、それぞれを比較することができます。

フルハイビジョンの映像は、自宅のテレビ画面で見る分には綺麗だと思いますが、大きなモニターに映すとどうしても粒子感が目立ってしまいます。

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しかし、4Kになるとその粒子感はほとんどなくなります!
展示されているのは、パナソニックの98インチ液晶ディスプレイ。
実際に近づいてご覧いただくと、その美しさが体感できますよ!!

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そして!こちらが8Kの映像です!!
JVCケンウッドの大型スクリーンで投影しています。

…と言っても、写真では全くその精細さが伝わらないので、こちらも実際に会場でご覧ください!

4Kを見た時点では充分だと感じましたが、8Kを見てから再び4Kを見ると…やっぱり全然違います。

会場にいらっしゃった写真学科准教授の赤木正和先生に、8K映像がどれくらいすごいのかお聞きしたところ、
例えば、超高層ビルの屋上から地上を撮影しても人物一人ひとりの顔まで認識することができ、防犯カメラとして使用することもできるくらい、鮮明なんだそうです!

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会場には8K映像から切り出してオフセット印刷で出力した、プリントの展示も行われています。
先ほど、8Kは3300万画素くらいだとお話しましたが、これはデジタル一眼レフで撮影した画像と変わりません!!
普通、映像から静止画を切り出すと、どうしても荒い画質になってしまうのですが、8K映像から切り出したプリントはいかがでしょうか…?
こちらも必見の展示です。

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また、撮影使用機材や関連放送機器も展示されています!

展示は、13日(水)まで。
さらに、9日(土)11:00~と、10日(日)13:00~/15:00~の計3回、「大阪芸術大学写真学科准教授 赤木正和による公開講義」も行います。
今、最も注目されている8K映像に迫る展覧会を、お見逃しなく!!!

投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年7月4日

ラジオ「大阪芸大スカイキャンパス」

お知らせです♪
大阪芸術大学芸術情報センター展示ホールでは現在、キャラクター造形学科の「シンボルキャラクターコンペ」を開催中です!

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その年に入学した学生たちのシンボルとなるキャラクターで、このコンペは学科が開設された2005年度から毎年行われているんですよ。
シンボルキャラクターは、期間中の来場者投票と、キャラクター造形学科の先生方の審査で決定します。
2016年度入学生のシンボルとなるのは、どんなキャラクターなのか…?!
投票受付は明日・7月5日(火)15時までですので、まだ投票していない方は、急いで会場へGO!
みなさんの投票、お待ちしています。

シンボルキャラクターコンペ%u3000ポスター
さて、話題を変えまして…
今日は、大阪芸術大学グループのラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」の放送日です!

パーソナリティは大阪芸術大学副学長の塚本英邦先生。
さらに、本学映像計画学科(現・映像学科)出身の人気映画監督で映像学科教授の田中光敏先生と、舞台芸術学科出身の演出家で劇団「南河内万歳一座」座長・舞台芸術学科教授の内藤裕敬先生が、交替で出演されます。
そして、毎回さまざまなジャンルで活躍する大阪芸大グループ出身の著名な卒業生たちを月替りでゲストに招き、楽しいトークを繰り広げます!!
第一線に名を馳せるクリエイターたちのリアルな声を聴くことができる番組内容となっています!

今日のゲストは、先週に引き続き、舞台芸術学科卒業生でヴォーカリストの清水美恵さんです!

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今回は、清水さんの大阪芸術大学時代の話にスポットを当てます!!
学生時代は「修行」と思ってなんでもやろうと思われていたそうで、大学の授業はもちろんのこと、ジャズダンス教室とバンドを掛け持ちして、毎日忙しくされていたそうです。
パーソナリティの内藤先生とも交流があったらしく、内藤先生との出会いや思い出深いエピソードなども教えていただきます!!
今夜の放送も、お聴き逃しなく…!!

「大阪芸大スカイキャンパス」
7月4日(月)20:30~21:00 オンエア
ラジオ大阪(OBC)1314

投稿:島田


2016年7月1日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

Still0630_000007月になりました!
今月の大阪芸術大学も、イベント目白押しです!!

まずは本日・7月1日(金)、サンケイホールブリーゼにて、演奏学科ポピュラー音楽コースによる演奏会「Jazz&Pops」が開かれます!!
学生のステージはもちろん、プロのアーティストである教員陣の演奏、卒業生ゲストバンドDABIDE’S fireも出演!
さらには、第37回 高校・中学校軽音楽系クラブコンテスト「We are Sneaker Ages」の課題曲を、演奏学科教授の森川美穂先生が熱唱します♪

3日(日)からは、スカイキャンパスで「8Kエマージングテクノロジー展」を開催!
2018年に実用放送が開始される超高精細映像、スーパーハイビジョン”8K”ってどんな映像?何ができるのか?!
大学としては世界初の8Kコンテンツ水中映像を発表し、その全貌を一般公開します!
9日(土)と10日(日)には、写真学科准教授の赤木正和先生による公開講座も予定しております。

そして、2日(土)と3日(日)にホテルグランヴィア大阪 26階で行われるアートフェア「ART OSAKA 2016」に、大阪芸術大学が参加します!
生活空間に近いホテルの客室67部屋を会場に、53ギャラリーが参加!
絵画・彫刻・版画・写真など幅広いジャンルの作品が並び、気に入ったものはその場で購入することもできるそう。

みなさんぜひお越しください!!
また、これらのイベントの模様は、後日このブログでもじっくりお届けしようと思っております♪

 

Still0630_00001さて、今週の「大阪芸大テレビ」は、短期大学部デザイン美術学科とアメリカのサンノゼ州立大学とで行った合同授業の話題からお伝えします!
今回で2回目の開催となるこの授業は、日本とアメリカの相互交流だけでなく、デザインに対する新しい価値の発見、世界に対して視野を広げることを目的としています。
デザイン美術学科長の松井桂三先生によるデザインセッションのほか、大阪芸術大学デザイン学科教授の三木健先生による展覧会の鑑賞も行いました。

 

Still0630_00003続いて、特集コーナーです!!
今回は、大阪芸術大学所蔵品展「音と映像メディアの変遷」を、放送学科4年生の星加奈々さんによるリポートでご紹介します♪
本学に所蔵されている蓄音機をはじめ、ラジオやテレビ、放送機器などが展示された今回の所蔵品展。
博物館事務室の事務長による解説で、それぞれのメディア変遷についてお話いただきます!お見逃しなく!!

 

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜24時45分からサンテレビで放送中!また、奈良テレビ放送、テレビ和歌山でも好評放送中です!
みなさん是非ご覧ください!!

<<オンエア情報>>
7月1日(金)
サンテレビジョン 24:45から
7月2日(土)
奈良テレビ放送 18:15から
テレビ和歌山 22:30から


2016年6月30日

「大芸大に進路を取れ」完成披露試写会

大阪芸術大学グループ創立70周年記念映画「大芸大に進路を取れ」!
このブログでも、キャストやエキストラ募集の告知をさせていただきましたが、先日ついに映画が完成し、梅田ブルク7で完成披露試写会が開かれました!!

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▼「大芸大に進路を取れ」ストーリー
大阪芸術大学就職課に赴任してきた川崎世志子(本上まなみ)は、進路に悩める芸術大学生たちの姿を目の当たりにする。
就職活動に見切りをつけ自ら企業を志す瑛太(鳥越太郎)、絵本原作作家として活躍しながら、就職活動をすべきか迷う雅子(入船愛)、学生映画の枠を超えて、映画界での躍進を目指す(三島祐亮)、プロカメラマンとして活躍するための道を探す(加藤光穂)、大好きな野球に携わる仕事を探す大輔(小村昌士)、卒業後、怪我で実業団を引退した純子(佐々木ゆき)、採用取り消しに遭い、まともな就職活動を諦めようとする美希(岸本愛)。
世志子は彼ら学生たちの理想と現実の進路事情に頭を抱えるが…。[チラシより抜粋]

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試写会では、本編上映の前に、映像学科長の大森一樹先生と主演の本上まなみさんが登場!
制作現場の雰囲気や、映画の見所などが話されました。

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本上さん
「大学生が撮る映画だと聞いたので、もっとあり合わせで作るのだと思っていたら、すごく本格的で、撮影機材も充実していて驚きました!私が演じた川崎世志子という役は、学生たちの進路を真剣に考え、時には叱ったりする女性で、演じていて”自分に返ってくる役”でした。また、大阪芸大の学生たちは、すごく恵まれた環境にいると感じました。大学で演技というものが学べて、羨ましい!」

さらに会場には、映画に出演された舞台芸術学科長の浜畑賢吉先生と、俳優の妹尾和夫さんもお越しになっていました!

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そして、いよいよ本編上映!!

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私も鑑賞させていただきましたが、”大阪芸大の学生たちの進路の悩み”をリアルに捉えた作品で、大阪芸術大学という個性的な環境ならではのドラマが描かれていました!
大学の施設を上手く活かして、空港やスタジオのシーンを表現しているところも見所!!

気になる方はぜひ、ご自分の目でご覧ください!!

「大芸大に進路を取れ」上映予定日
★毎週木曜日13:20~
★7月17日(日)・18日(月祝)のオープンキャンパスにて
場所:大阪芸術大学映画館

投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年6月29日

高円宮妃久子殿下ご講義「掌中の日本文化-根付に学び、次世代に繋ぐ」

6月14日(火)、本学の客員教授でもあられる高円宮妃久子殿下がご来学され、「掌中の日本文化-根付に学び、次世代に繋ぐ」と題してご講義を賜りました。

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妃殿下は中学卒業後に渡英され、イギリスのケンブリッジ大学ガートン・コレッジで人類学・考古学を学ばれています。
また、日本サッカー協会、バードライフ インターナショナル、国際弓道連盟などの名誉総裁を務められ、カナダやドイツ、アルゼンチン、ブラジルなどさまざまな国を訪れ、精力的に活動をされています。

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高円宮憲仁親王殿下とともに、世界有数の根付コレクターとして、また現代根付作家を育まれてこられたことでも有名な妃殿下。
「在学中の学生たちに、もっと根付に興味を持ってほしい」という思いから、ご講義では根付について紹介されました。

根付とは、江戸時代に、印籠や巾着袋などを腰の帯にさげて携帯するため、紐の先に結わえて使用する滑り止めとして使われていたものです。
当時はお洒落の対象としても、広く愛用されていました。
象牙や漆、七宝、ガラス、金属など材料に制限はなく、ある程度の大きさと重みがあり、紐を通す穴があれば根付として成立します。
妃殿下は根付のことを、「手の平におさまる日本文化」だと表現されました。

日本では明治時代以降、根付は日常生活において不要になりましたが、海外で伝統工芸品として高く評価され、ヨーロッパの美術館に次々と展示されるようになりました。
現代では、多種多様な素材を使った”現代根付”として再び活発になっています。

ご講義の中で、妃殿下のコレクションからさまざまな根付作品が紹介されました。
浮世絵や漫画からインスピレーションを受けて作品を作る根付作家もいるそうです。

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また、妃殿下は「漢字を残すことがとても大事」だとおっしゃっておられました。
海外で根付作家の名前を記録する際に、読み方を誤ったままローマ字表記にしてしまうと、元の名前がわからなくなってしまうことがあるのだそうです。
例えば、写真にある「音満」という作家の名前、海外ではよく「Onman(オンマン)」や「Neman(ネマン)」と読み間違えられて、記録されることがあるそうです。
でも実は、「Otomitsu(オトミツ)」と読む名前なんです!漢字の大切さを感じますね。

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ご講義のあとは、妃殿下と副学長の塚本英邦先生、そして学生たちで懇談会も開催されました。

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妃殿下は、学生たちの熱心な質問一つひとつに熱心に耳を傾けられ、丁寧にお応えになっていらっしゃいました。
学生たちにとって、大変貴重な時間になったことと思います。

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今年も、「第8回 高円宮殿下記念 根付コンペティション」を開催します!
応募期間は9月5日(月)~30日(金)まで、大阪芸術大学グループ在籍学生を対象に作品を募集いたします。
各グループ校(大阪芸術大学 博物館、学生課/短期大学部 学務課/大阪美術専門学校 事務局/大阪芸術大学スカイキャンパス)で応募要項を配布していますので、興味のある学生はぜひ挑戦してみてくださいね。

投稿:島田(企画広報部事務室)