2018年1月17日

建築家への登竜門!?

もうすぐ卒業制作展シーズン…ということで、ブログでも卒展に向けた話題をお届けしていきます♪

建築学科では毎年、12月頃に「卒業制作審査会」が行われています!
これは、卒業を控えた4年生の学生たちが、卒業制作の作品を教授陣の前でプレゼンテーションするというもの。
現役の建築家や建築評論家の方々も招き、プロの建築家さながらの本格的な審査を受けます。

 
 

今回は、建築家の平田晃久さんがお越しになり、審査会の前には特別講義も行っていただきました。
平田さんは、2004年「SDレビュー朝倉賞」をはじめ、近年では2012年「第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 金獅子賞」、2014年「群馬県太田市北口駅前文化交流施設プロポーザル最優秀賞」、2015年「LANXESS カラーコンクリートアワード最優秀賞」など、数々の賞を受賞。
「建物はもっと自然環境に『からまる』べきだ」として「エコロジカルな建築」という方法論を提唱され、自然や生き物から学んだ設計思想で大きな注目を集められています。


講義で平田さんは「人間は地球上にいる微生物のようなもの」だと表現。
平田さんがつくる建築物は、自然の一部として存在することが意識されており、各階にテラスがある高層マンションや、自然光がたくさん入るように屋根を折り重ねてできた教会など、個性的な作品が学生たちに紹介されました。

 
 

審査会では、学生たち1人ひとりが、ずらりと並ぶ建築学科の先生方の前で、堂々とプレゼンテーション!

 

どういったコンセプトで考えた建築や環境デザインなのか、注目するポイントはどこなのか、しっかりと説明していました。
私が聞いている分には、よく考えられているなぁと感心していたのですが、専門家である先生方は、鋭く…!?
「考えがわかりづらい」「テーマが弱い」「意図がはっきりしていない」など、とても厳しい意見も飛び出しました。
予想外の質問に戸惑う場面もありましたが、それでもきっちりと受け答えをする学生たち。
もちろん、厳しいばかりではなく、学生たちそれぞれの良さもしっかりと評価されていました。

この審査会を経て、来月の卒業制作展ではどんな作品が並ぶのでしょうか!?
 

「平成29年度 大阪芸術大学卒業制作展」
2018年2月10日(土)~18日(日)11:00~17:00
大阪芸術大学のキャンパス内にて開催予定!!
>詳細はコチラ

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2018年1月16日

「写真表現基礎実習」で津田直先生 特別講義

今日のブログは、写真学科客員教授 津田直先生の授業をご紹介します!!


津田先生は写真学科の卒業生でもいらっしゃり、現在は写真家としてご活躍。
2001年よりランドスケープの写真作品を発表し、自然を捉える視点のユニークさと写真と時間の関係という古くて新しいテーマへの真摯な取り組みで、21世紀の新たな風景表現の潮流を切り開く新進の写真作家として注目されています!!


授業が始まってまず、「僕も同じ教室で授業を受けていたので、この教室に入ると、入学した時のことを思い出す」と話された津田先生。
「学生1人ひとりの吸収できる速度が違うから、無理をしないで、自分のペースを守ることを大切にしてほしい。写真学科だからって、写真のことをやらなければいけないということはない。そういうことをまず、学生のみんなに話したかった」と続けられました。


そして、津田先生が手がけられた写真作品について紹介されました。
先生は学生の頃から、ある”癖”があったそうなのです。
その癖とは、2枚組にして写真を撮ること。
2枚の写真を並べると、コマとコマが繋がったような1つの世界観が表現されます。
しかし、実際にはずっと離れた土地で撮っている場合もあるのだそう。
それなのに、まるで2つが繋がった場所に感じられるのは、とても不思議で魅了されます!

 

写真は、時間を切り取って生まれるもの。
でも、先生は「写真の中でも時間は流れていてほしい」と話されます。
そういった先生の思いが作品に表れているのですね。

 

津田先生のお話の中で、私が特に印象的だったのは「誰かの話を聞かないのはもったいない」ということ。
自分の中にある価値観だけでは、どうしても限界があるので、授業を聞かないのは価値観を深める機会を自ら失っているというお話でした。
それと同時に、「僕の話はあくまで僕の考えだから、それぞれに合ったところだけを吸収してくれたらいい」ともおっしゃっていました。
過去に同じ教室で授業を受けていた卒業生としてのアドバイスとも受け取れるお話は、学生たちの心に強く響いたことと思います!

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2018年1月15日

ラジオ「大阪芸大スカイキャンパス」

今日は1月15日で、「小正月」だそうです。
「しょうしょうがつ」…ではなくて、「こしょうがつ」と読みますよ。
元旦から7日の大正月は年神や祖霊を迎える行事が多いのに対して、小正月は農作祈願などの農業関連の行事や、家庭的な行事が中心となります。
かつて元服の義を行っていたということから、1999年までは成人の日として定められていました。(2000年からはハッピーマンデー制度導入に伴って、成人の日は1月第2月曜日。)
お正月の終わりとも位置づけられていて、関西では、今日が松の内の最終日です!(※関東では1月7日が一般的)
 

さて、今日は、大阪芸術大学グループのラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」の放送日です!

パーソナリティは大阪芸術大学副学長の塚本英邦先生。
さらに、本学映像計画学科(現・映像学科)出身の人気映画監督で映像学科教授の田中光敏先生と、舞台芸術学科出身の演出家で劇団「南河内万歳一座」座長・舞台芸術学科教授の内藤裕敬先生が、交替で出演されます。
そして、毎回さまざまなジャンルで活躍する大阪芸大グループ出身の著名な卒業生たちを月替りでゲストに招き、楽しいトークを繰り広げます!!
第一線に名を馳せるクリエイターたちのリアルな声を聴くことができる番組内容となっています!

今日のゲストは、先週に引き続き、一般社団法人 ドローン撮影クリエイターズ協会 代表理事の坂口博紀さんです!

 

2018年4月より、写真学科ではドローンの操縦技能と空撮技術が習得できる授業を展開予定です!!
それに先駆けて、坂口さんにドローンのことを色々とお聞きします!
今週は、坂口さんとドローンの出会いについて。
そもそも坂口さんはドローンに関わる前はどんなお仕事をされていたのでしょうか?
ドローンを使い始めたきっかけは…?!

 

「大阪芸大スカイキャンパス」
1月15日(月)20:30~21:00 オンエア
ラジオ大阪(OBC)1314

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2018年1月12日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

今年も、卒業制作展のシーズンが近づいて参りました!!
卒業を控えた4年生たちが、大学で学んだことの集大成として制作した絵画や彫刻、グラフィックデザインに漫画、建築、写真、小説などの作品が一挙に展示されるイベント!
また、舞台公演や演奏会、卒業論文発表なども行われます♪
>詳細はコチラ

そして!この卒業制作展の期間に合わせて、「卒展DEオープンキャンパス」と題したイベントも開催します!!
5月頃から9月頃まで複数回開催されている通常のオープンキャンパスとは少し趣向を変えて、卒展を楽しみながら大学についても知っていただこうという企画です★

 

そこで今週の「大阪芸大テレビ」は、その予習も兼ねて!
昨年開催された大阪芸術大学オープンキャンパスの中から、15学科の見どころを特集してお送りします!!
大阪芸術大学ではどんなことが学べるのか?
入学をお考えのみなさんのヒントになるかも!?
ぜひ、ご覧ください♪
(※夏のオープンキャンパスのもので、卒展DEオープンキャンパスの内容とは異なります。)

   

 

卒展DEオープンキャンパスは、2月11日(日)・12日(月祝)の2日間開催★
>詳細はコチラ

 

「大阪芸大テレビ」は奈良テレビ放送、テレビ和歌山、サンテレビジョンで放送中!
みなさんぜひご覧ください!!

<<オンエア情報>>
1月13日(土)
奈良テレビ放送 18:15から
テレビ和歌山 22:30から
1月14日(日)
サンテレビジョン 22:30から


2018年1月11日

声優学概論「声は未来だ!」

冬休みが明け、一昨日から授業が再開した大阪芸術大学。
通学してくる学生たちは、どこかまだ冬休みが恋しそう!?
「できることなら…冬休みが始まる頃の12月末に戻りたい…」というのは、学生ではなくブログ担当の心の声です。笑
せめて今日のブログだけでも、時間をちょっと戻しちゃいましょっ♪

 

ということで、お正月よりもさらに少し前!
12月24日(日)には、大阪国際交流センターで「朝日・大学シンポジウム 声優学概論 聖夜の声優 声は未来だ!」が開催されました!!

放送学科に声優コースが誕生することをきっかけに、2011年『ドラマは「声」が連れて来る。』というタイトルで初めて行われた「声優学概論」。
今回が6回目の開催で、今ではすっかり毎年恒例イベントとなりました。

 

オープニングは、清教学園 中学校・高等学校ハンドベル部のみなさんによる演奏と、梶原ひろみさんによるパフォーマンス!
「そりすべり」や「アメージンググレイス」など、クリスマスにぴったりの素敵な楽曲を披露してくださいました♪
ありがとうございました!!

 

 

第1部、まずはじめは朗読劇
1つ目は、短期大学部メディア・芸術学科 声優コースの学生たちによる朗読劇 オー・ヘンリー作「賢者のおくりもの」。

 

 

続いて、オスカー・ワイルド作「幸福の王子」。

 

 

3つ目にチャールズ・ディケンズ作「クリスマスキャロル」が熱演されました!!

 

 

次に、アニメのアテレコ実習の模様をご紹介!
声優コースでは普段どんな勉強をしているのか、その授業風景がそのままステージで再現されました。

 

 

最後に、滑舌練習として有名な「外郎売り」のパフォーマンス!!
大量のセリフ(約2000字だそうです!)の中に言い難い言葉や早口言葉がたくさん入っているのですが、それを声だけではなく、身体全体を使って表現しました!

 

 

そして第2部♪
まずは、「声優の卵達」と名づけて、卒業生で、現在は青二プロダクション所属で新人声優として活躍中の祖山桃子さん、奥谷楓さん、清水健佑さん、宮園拓夢さん、鶴野有紗さんが登場!
学生の頃の話や、声優の世界に入って驚いたことなどを話していただきました。

 

 

ラストは、みなさんお待ちかね「花形声優たちのシンポジウム」!!


ハイジ(アルプスの少女ハイジ)やコロ助(キテレツ大百科)の声でお馴染み、放送学科教授の杉山佳寿子先生、また、エース(ONE PIECE)、ピッコロ(ドラゴンボール)役の古川登志夫先生、「秘密のケンミンSHOW」や「世界の果てまでイッテQ!」ナレーションの真地勇志先生、槇村香(シティーハンター)、ロボコン(燃えろ!!ロボコン)役の伊倉一恵先生、金田一一(金田一少年の事件簿)、スポンジ・ボブ(スポンジ・ボブ)を演じる松野太紀先生、そして、たまちゃん(ちびまる子ちゃん)やキッコロ(モリゾーとキッコロ)役の渡辺菜生子先生が登壇されました。

サプライズ企画として、さまざまなアニメのキャラクターが登場する「クリスマスだ!たこ焼きパーティー!」というショートストーリーも即興で行ってくださり、会場は大盛り上がり!!

お越しくださったみなさま、誠にありがとうございました!

 

さて、今年の大阪芸術大学も、昨年に負けず劣らずさまざまなイベントが開催される予定♪
冬休みの思い出は胸にしまって…これからに目を向けていきましょー!!

 

投稿:島田(企画広報部事務室)