2018年7月17日

大阪芸大に「劇団四季」のみなさんがやってきました!!

劇団四季」と言えば、日本を代表する劇団です。
海外ミュージカルからオリジナルミュージカル、ストレートプレイまで、年間3000回以上の公演を行っていて、演劇を志す人にとっては憧れの劇団の1つだと思います。

実は大阪芸術大学の卒業生も、劇団四季に多数所属しています!

先日、劇団四季の俳優で、音楽学科卒業生の瀧山久志さん(『キャッツ』アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ役、『アラジン』ジーニー役等)、舞台芸術学科卒業生の厂原時也さん(『アラジン』タイトルロール、『ライオンキング』シンバ役等)岡本瑞恵さん(『アラジン』ジャスミン役、『ウィキッド』エルファバ役等)が母校に帰ってきて、特別講義に参加くださいました!!

 

デザイン学科客員教授 吉良俊彦先生の授業「教養演習」の一環で行われた、今回の特別講義。
教室となった芸術情報センターAVホールは、舞台で活躍する先輩の姿を少しでも近くで見ようという学生たちで、前の席からどんどん埋まっていきました。
そして3人が登場すると、大歓声が響き渡りました!!
あまりの盛り上がりに、まるで劇場にでも来ているかのような錯覚を覚えたブログ担当…!


講義では、俳優をめざしたきっかけや、劇団四季でのエピソードなどが語られました。

3人共通の作品と言えば、ディズニーミュージカル『アラジン』。
講義でも『アラジン』について触れられ、厂原さんは「僕は人見知りのところがあるので、太陽のようなアラジンは、自分を成長させてくれた役」だと語りました。
また、瀧山さんはオーディションの時、「自分と厂原さんのペアでの演技を求められたので、大阪芸大卒業生としての運命を感じた」とのこと!
なんと会場の半数近くの学生が『アラジン』を観に行ったようなので、劇場での3人の演技を思い出しながら、熱心に耳を傾けている様子が伺えました。

「さまざまな学科があるのが大阪芸大の良さ。劇団四季も、組織としてみると、俳優だけでなく色んな仕事をしている人がいて、演劇が成り立っている。これからも、大阪芸大出身の色んな分野の人と一緒に仕事ができると嬉しい」と岡本さん。
この日授業を受けた学生たちが、いつかプロの俳優となって母校で特別講義をする日も来るかも知れないと思うと、楽しみでなりません!! 


瀧山さん、厂原さん、岡本さん、ありがとうございました!!
また大阪芸術大学に遊びに来てくださいね!

 

投稿:島田(学生課)


2018年6月25日

今年から保育士課程がスタート!!

今日は、初等芸術教育学科教授の勝村とも子先生による授業「保育原理」の模様をご紹介します!


2010年度に開設した初等芸術教育学科は、芸術の視点から初等教育を見つめ、教育者やセラピストなどをめざす学生たちが集います。
その特徴の一つは、幼稚園教諭一種免許状小学校教諭一種免許状の取得に必要なカリキュラムが、学科の専門教育科目として用意されていること。(※但し、卒業所要単位数以上が必要な場合があります。)
多くの卒業生が幼稚園や小学校の先生として教育現場に立ち、大阪芸大で学んだアートの力を活用しています!

ところで、就学前の子どもと関わる職業として、幼稚園教諭の他に、保育士という資格がありますよね。
保育士厚生労働省の管轄にあり、保育所(保育園)0歳から就学前までの乳幼児保育を行います。
一方、幼稚園教諭文部科学省の管轄で、主に幼稚園に勤務し、学校教育法に基づいて3歳から就学前までの幼児教育を行う位置づけ。
このように保育士と幼稚園教諭は、管轄する省庁や法律、勤務地、立場などが根本的に異なるものです。
しかし最近は、学校教育と保育を併せ持つ「認定こども園」が増え、両方の免許・資格を習得することで就職先の選択肢を広げる人も多くなりました。

これまで、初等芸術教育学科の学生たちが保育士資格を取得するためには、本学短期大学部通信教育部との併修が必要だったのですが…
今年 2018年度から、大学の授業として待望の保育士課程がスタートしました!!
※保育士課程を履修するためには、保育士資格履修ガイダンスを受け、履修費の納入が必要です。
 

勝村先生は15年の教員養成と10年の保育者養成を経て、2016年から2年間保育士として勤務。
今年度から初等芸術教育学科の教授に就任され、保育士課程の科目を担当されています!

「保育原理」では、「保育所保育指針」に親しみ、保育の基本について学ぶと共に、保育の現状と課題について考察する力を養います。


授業で取り上げられていたのは、「死を招いた保育」という、2005年に公立保育所で起きた4歳児死亡事故に関するルポタージュです。
前週までの授業では、学生たちがこの本を読み、事故の概要や対策、考察をレポートにまとめて提出。
この日はそのレポートが返却され、レポートの内容を踏まえたディスカッションが行われました。


保育所で遊んでいる最中に本棚の中の死角に隠れた4歳の男の子が、1時間もの間誰にも気づかれず、熱中症になって亡くなってしまった事故。
衝撃的な事故に対して、「保育士同士の連携が取れていなかった」「保育の内容が無計画に感じた」「環境設定に問題があった」など、学生たちは真剣に受け止め、問題点を見つけようと努めていました。
また、「保育所の仕組みに改善が必要だとは思うが、もしまだ保育士1年目の立場だったら、自分に変えられる自信がない」という不安や、「保護者や子どもによって、対応を変えていることに憤りを感じる」という怒りの声も上がりました。


勝村先生はそんな学生の様子を見て、「保育士になることに対して、不安を感じることも一つの学び」だと仰っていました。
子どもの命を守るというテーマで、保育士という仕事について、とても考えさせられる授業でした。
 

まだ1年目の保育士課程。
今後の学びにも、注目していきたいと思います!

 

投稿:島田(学生課)


2018年6月16日

動物芸術論 科学的に正確な動物表現とは…?

今年も、「動物芸術論」の授業にお邪魔してきました!

教養課程主任教授の若生謙二先生が担当され、昨年度から開講しているこの授業。
若生先生以外にも、動物絵画、動物写真、動物造形など、さまざまなジャンルで活躍される方がオムニバス形式で授業を行ってくださっています!
ブログ担当も昨年より何度か授業にお伺いしており、写真家の中村陽子さん彫刻家のはしもとみおさん海洋生物イラストレーター・ライトアニマル代表の河合晴義さんの授業を紹介させていただきました。
 

続いて今回私がお伺いしたのは、サイエンスイラストレーターの大内田美沙紀さんによる授業です!!

みなさんは、サイエンスイラストレーションってご存知ですか?
実は、科学界でイラストレーションは大きな役割を担っていて、好奇心を引き出したり、直感的な理解を促したり、詳細な情報を正確に伝達するために活用されています!
教科書や科学雑誌の挿絵などにも見られますよね。


大内田さんはワシントン大学で人類学を研究された後、コーネル大学鳥類学研究所やスミソニアン自然史博物館などでサイエンスイラストレーションのインターン、コントラクターの経験を積まれました。
そして現在は、京都大学iPS細胞研究所でサイエンスイラストレーター・コミュニケーターとして活動されています。
新種の昆虫や魚をイラストに起したり、化石などから科学的解釈で生きている姿を再現したり、シンポジウムなどのキービジュアルをデザインされることもあるそうです。

大内田さん曰く、サイエンスイラストレーターにとって「リサーチが命」だそう!
授業では、リサーチの有無で一体どれくらい表現に差がでるのか、実際に手を動かして体験しました。

まずは10分間動画を見ながら、5匹の金魚の違いがわかるように描写するという課題に挑戦。
私も参加してみましたが、金魚は水槽を泳ぎ回っているので、形を捉えるのにも一苦労でした。

 

続いて、今度は大内田さんから金魚を描くポイントが伝えられました。
金魚には背びれ、尾びれ、胸びれ、腹びれ、尻びれがあり、その位置や形によって特徴を捉えることができるのだそうです。
そこで今度は、知識を得た状態でもう一度同じように動画を見てイラストを描いてみることに。
すると、今度はある程度観察すべき箇所がわかっているので、1回目よりも本物に近い金魚を描くことができるようになりました!


同じく、羽ばたく鳥の動画で、翼を上に広げた状態と、下に広げた状態の2パターンのイラストにもチャレンジしました。
ここでも、鳥の翼についての知識を得た後の方が、より具体的に生態をイラストに表すことができました。

 

授業の最後には、「絵を描くためには、研究もしてみてください!」と伝えられた大内田さん。
サイエンスイラストレーターに限らず、どんな表現をするにしてもその対象のことをよく調べることが大切なのだと感じました!
ありがとうございました!!

 

投稿:島田(学生課)


2018年6月7日

茂本ヒデキチ先生 特別授業

昨日 6月6日は、二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」でした。
「芒」は、稲や麦などイネ科の植物の先端にある棘状になった突起のこと。
そして「芒種」は”稲や麦などの穀物の種を撒く”という意味で、梅雨に入る頃と言われています。
近畿地方ではちょうど昨日、梅雨入りが発表されましたね。
これまでの初夏らしさとは一変して、これから蒸し暑さを感じるようになりそうです。
 

さて、春に授業がスタートして、早2ヶ月。
このブログでは、今年度からの新しい授業や、新任の先生方を紹介してきましたが、まだまだお伝えしたい授業がありますよ!

今日は、デザイン学科の茂本ヒデキチ先生の授業にお邪魔してきました! 

茂本先生は本学デザイン学科卒業生で、墨によるドローイングを得意とされ、既存の墨絵では描かれなかったモチーフをスピード感あるタッチで表現。
ユニバーサルスタジオジャパンの「USJクールジャパン2017」キャンペーンポスタービジュアルを担当された時には、シン・ゴジラやエヴァンゲリオンなどを迫力ある墨絵で表現されていたのが印象的でした。
この他にも、雑誌「TARZAN」の表紙イラストや、「東京2020」に向けたオリンピック・パラリンピックの競技を描いたイラストなど、さまざまな墨絵を手がけられています。
昨年度は、本学のオープンキャンパスでライブペイントを披露してくださったり、スカイキャンパスでは展覧会も開かれました。
そして、今年度よりデザイン学科客員教授に就任!!
墨絵を通して、学生たちにイラストレーションの表現について教えてくださいます。

 

今日は、茂本先生にとっての初回授業。
午前中は特別講演会が開かれ、講義形式で茂本先生のお仕事について紹介されました。

 

そして午後には、デザイン学科イラストレーションコース2年生を対象にワークショップを開催!
学生たちは、茂本先生指導のもと、人間の肉体をモチーフにして、墨絵に挑戦しました。

 

最初は恐る恐る筆を動かしていた学生たちですが、茂本先生からコツを教わると、何枚も完成させていきました。
大胆に力強い筆遣いをする学生もいれば、先端の毛を使って繊細な表現に挑む学生も!
墨は個性が出やすい画材なので、同じ紙、同じ筆を使っていても、描いた人によって全く違った表情を見せるのが面白いですね。

茂本先生は、そんな学生たちの作品1つひとつにアドバイスされました。

学生から「墨絵でミスをした時どうされますか?」という質問が飛び出すと、
「ライブペイントをする時は、間違えて描いたところは影にしたりして誤魔化しています。でも、仕事で依頼されたイラストを描く時は、少しでも気に入らないと描き直します。」とのこと。
茂本先生のイラストは一度筆を下ろすと1枚5分くらいで描き上げてしまうそうですが、納得がいくまで100枚でも描き直すのだとか。
そうしてじっくり時間をかけて、あの魅力的なイラストが完成するんですね。
ただし、気に入らない箇所があっても途中で絵を放棄はせず、必ず1枚描き上げてから次の紙に移るのだそうですよ。
 
 

今後も、モチーフを変えて墨絵のワークショップを予定されているほか、学内でライブペイントも実施したいと話してくださった茂本先生。
これからの授業展開にも、注目です♪

 

投稿:島田(学生課)


2018年6月5日

OUA-TV実習スタート!!

今日は、放送学科制作コースの授業をご紹介します。
制作コースでは、放送業界で通用する即戦力を身につけるため、テレビやラジオの番組づくりを学びます。

2年生の「制作実習Ⅰ」では、「ラジオ」「ドラマ」「ドキュメンタリー」「スタジオ」「中継」の実習から、前期で1つ・後期で1つを選び、制作に挑戦。
そして3年生の「制作実習Ⅱ」では、「ラジオ」「ドラマ」「ドキュメンタリー」「スタジオ」、そして今年度からスタートした「OUA-TV」の5つから1つ選択し、1年間かけて、より専門的な実習に取り組みます。
 

私が先日お邪魔したのは、新しくスタートした「OUA-TV実習」!

この実習では、大阪芸術大学テレビ事務室OUA-TV)で制作しているアート情報番組「大阪芸大テレビ」のコンテンツを企画・撮影・編集します。
「大阪芸大テレビ」は現在、奈良テレビ放送、サンテレビジョン、テレビ和歌山でオンエア中。
地上波での放送基準を満たした作品制作に挑みます!


この日は、授業を担当されている放送学科講師の井口俊宏先生に加わり、テレビ事務室でカメラマン等の業務に就かれている北條宏哉さんが特別指導!
北條さんは、大手テレビ技術プロダクションにおいて、スポーツやイベント中継、報道、バラエティー、ドキュメンタリーなどのENG(※)を担務。
2016年よりフリーランスとなり、テレビ番組撮影からVP制作まで幅広く活躍されています!
※ENG(Electronic News Gathering)は、直訳すると「電子的ニュース取材」という意味になりますが、一般には持ち運べるカメラでの取材体制のことを表します。


今回は、「1つの場所でカットを稼ぐ」「1つの被写体でカットを稼ぐ」というテーマで、北條さんが実際に撮られた番組の映像を見ながら、撮影のノウハウが伝えられました!


大学の課題は時間をかけて取材しても問題ありませんが、プロで現場に出ると取材時間が決められていることが少なくありません。
限られた時間の中でたくさんカットを稼ぐには、やみくもにあちこち動き回るより、1つの被写体を色んなサイズアングルカメラワークで撮影したり、1つの場所から撮れるカットをたくさん見つけ出すのが効率的なんだそうです。
ただし、単に数を稼げばいいという訳ではなく、映像で伝えたい企画に合った、編集で使えるカットでなければ意味がありません。(んん~難しい!!)

時間に追われる中で、何に重みを置くのか、その「重みづけ」がENGの撮影ではとても重要なんです。
「例えばカフェの紹介なら、お店の外観が10カットあるより、美味しいスイーツが10カットあった方が、その魅力を伝えることができますよね」と北條さん。わかりやすい!
 

授業の後半は、北條さんの話を踏まえて、中継車の紹介映像(約1分)の制作にチャレンジ!
「まずは、映像の粗構成を考えて、その撮影に必要となる機材を選ぶこと!」と井口先生から指導があり、2つの班に分かれて打ち合わせが始まりました。

 

その間に私も、静止画ですが、カットのパターンを考えて中継車の周りをウロウロしていました。

しかし、なんだかしっくり来る構図ができず…


「バランス良く撮れないんです」と北條さんに尋ねると、素早くカットを決めてくださいました!

(全然違うのがお分かりいただけるでしょうか!?)

「スポーツカーのような車は人間の目線で見て美しく見えるようデザインされていることが多いですが、中継車のような車はどっしり感を伝えたいので、しゃがんで撮影するのが一つの見せ方ですよ」とのこと。
こういったスタンダードなカットが決められるようになったら、その味付けとしてトリッキーなカットを増やしていくと良いそうです!


「大阪芸大テレビ」では、学生たちが授業で制作した映像も、すでにオンエアされていますよ!今後も注目です!!
地上波の放送にも通用する作品が早くたくさん制作できるよう、がんばれ学生たち!!

 

私もブログ取材を通して、構図の綺麗なカットが撮影できるよう、精進して参ります!

 

投稿:島田(学生課)