2018年11月7日

ガラス工芸コース スティーブン・チェスキー氏特別授業

今日のブログは、工芸学科ガラス工芸コースからの投稿です!

10月31日にスティーブン・チェスキー氏(アメリカの吹きガラス作家)による特別授業が行われました。

 

初めはスライドレクチャーを行いました。
自身の作品紹介だけでなく作品を作るうえでの思い、大切にしていることなど、本学の学生たちにとってはなかなか聞けない、貴重なお話を聞く機会となりました。

 


その後は吹きガラス工房にて、いよいよデモンストレーションが行われました。
本学の学生もアシスタントとして加わりました。

学生たちが普段の実習ではなかなか作ることが難しいような大きい作品の制作過程は大迫力で、学年を問わず、目を離せない素敵なデモンストレーションを披露して頂きました。

 

制作中、楽しくみんなで記念撮影をする場面もありました。

 

翌日出来上がった作品。
10月31日がハロウィンだったことから作品の一番上にはカボチャのモチーフが付いていました。

スティーブン氏が本学を出る頃には、握手を求めて集まる学生たちの姿が沢山あり、
特別授業に参加した学生たちにとって、この日は心に残る特別な一日となりました。

 
投稿:工芸学科ガラス工芸コース


2018年10月22日

声優 田中秀幸さんが特別授業!

今日のブログは、放送学科声優コースの話題!

アニメのキャラクターボイスや外国映画の吹き替え、ナレーションなどで活躍する、「声優」というお仕事。
若者たちの将来なりたい職業としても常に名前が挙がる、今人気の花形職業です。
声優コースには、声優・ナレーター経験の豊富な先生方が多数いらっしゃり、学生たちの指導にあたっています!

私がお伺いしたのは、声優に必要な知識や技術を学ぶ1年生の授業「声優学概論」。
授業を担当されている佐藤正治先生は、「ドラゴンボール」シリーズの亀仙人役、「キン肉マン」イワオ役など、名脇役を幅広く演じられています。

そして今回、この授業の特別講師として、声優の田中秀幸さんがお越しになりました!!

田中さんは、「ドカベン」の山田太郎役で初主演を果たし、「キャプテン翼」ロベルト本郷役、「CITY HUNTER」槇村秀幸役、「キン肉マン」テリーマン役など数々のキャラクターを担当されてきました。
現在は、「ONE PIECE」ドンキホーテ・ドフラミンゴ役で活躍するお声が印象的です。

左:佐藤正治先生/右:田中秀幸さん

 

授業では、佐藤先生との対談形式で、ご自身の生い立ちや、声優としてのエピソード、心構えなどが語られました。

5歳からラジオに出演していたという田中さんですが、声を仕事にしていこうと決められたのは、「ドカベン」がきっかけだったそうです。
若い頃は、テレビタレント、映画俳優、舞台役者…演者としてやりたいことはたくさんあり、その中で一番自分に向いている表現方法が「声」だったとのこと。


現在、声優の仕事は多様化し、演技力だけでなく、歌も踊りもトーク力も必要な時代になりました。
その分、声優の活躍の場も増えていますが、同時に声優志望者も増加しており、デビューしても残ることがまた大変なのだそうです。

また、「名探偵コナン」では、工藤優作役を20年以上担当されている田中さん。
長く続く番組のキャラクターは代えがきかないので、健康には人一倍気を遣うことも話されました。

授業の最後に質疑応答のコーナーが設けられると、次々と学生たちの手が挙がり、絶え間なく質問が飛び出しました。
声優としてのテクニックの話はもちろん、特定のキャラクターについての質問も。
ドフラミンゴの声で「大阪芸大を全部おれのモノにしてやる~!」と叫ばれると、突然のサービスに学生からは歓喜の声が上がりました。 

田中さん、素敵な講義をありがとうございました!!


 
そして…引き続き、大物声優の先生が授業にお越しになる予定です。
また改めて取材し、紹介させていただきますので、お楽しみに♪

 

投稿:島田(学生課)


2018年10月9日

西村正徳氏 金属工芸コース特別講義

今日のブログは、工芸学科金属工芸コースからの投稿で、先日行われました特別講義の模様をお伝えします♪

 

10月3日に、彫刻家 西村正徳氏による特別講義
『つくり続けるという事』が行われました。
自然を呼応させるような、空間全体を生かした爽やかな立体造形に特徴があり、金属による野外彫刻のほか、テントシートを使用した柔らかな彫刻作品を発表されています。

現在は
『BIWAKOビエンナーレ2018』
『六甲ミーツ・アート芸術散歩2018』
などに出展中です。

特別講義のために、今回お持ちいただいた作品「The School Umbrella ~光の雨~」(ギャラリー北野坂 所蔵)は直径5.5mもある巨大な黄色い傘。デザイン棟一階に設置する予定でしたが、天井につかえてしまうため、急遽屋外での展示になりました。もう一つの大きな傘は、あまりに大きすぎるため、傘の柄の部分のみの展示となりました。


大阪芸術大学工芸学科金属工芸コースを卒業後、京都府立陶工高等技術専門校を経て、現在は兵庫県三田市に移住し作家活動を続けておられる西村氏。
アーティストとして活動を続ける中での失敗や、不安。作り続けることで見えてきた新たな気づきなど、自身の手でじっくりと作品を組み上げてこられた西村氏だからこそのアドバイスを、後輩である学生たちに熱心に語ってくださいました。

作品を制作する際の制約をいかに作品に取り入れるか、自らの作品を展示する責任、西村氏の数々の作品のアイデアはどのようにして生まれたのか、大学を卒業してから作家になる為にされてきたことなど、学生にとって、すぐにでも活かすことができる貴重なお話を聞くことができました。

また特別講義後は、西村氏を招いて、3回生が現在制作に取り組んでいる「環境と作品」というテーマに沿った作品案について、各学生がスライドを用いながらプレゼンテーションを行いました。

環境との関係性を重要視した作品を制作される西村氏から、学生一人ひとりに対して丁寧なアドバイスをしていただき、学生の表情も引き締まったように感じました。

投稿:工芸学科金属工芸コース


2018年10月1日

スーパークリエイター特論に落合陽一先生登場!

アートサイエンス学科で開講している、スーパークリエイター特論
芸術活動において、造詣の深いアーティスト、先端的アートなどに接しクリエイターとは何かといった考察を展開する授業です。

国内外で活躍する、スーパークリエイターをお迎えして行っていますが、先日アートサイエンス学科の客員教授でもある、筑波大学助教 落合陽一先生の講義が行われましたので、お邪魔をしてきました。


実は7月6日に1回目の講義が予定されていたのですが、関西の豪雨の影響で残念ながら休講となってしまい、今回ようやく来校いただきました。

落合先生の研究をお話しいただく中「テイラー展開って知っていますか?」「フーリエ変換は知っていますか」などと関数のお話しが続き、学生達は??とアタフタ・・・。

芸大生は文系の学生が多いので、高校数学はなかなか苦手だった人が多いのかもしれませんね。
落合先生はそんな学生たちに、わかりやすく説明をしてくださっていました。

研究テーマや作品、ファッションから現在の社会の問題まで幅広い話題で、盛りだくさんの内容で進んだ講義でしたが、その中で落合先生は「自分の知識で何ができるか」を考えてくださいとおっしゃられていました。
アートでも何でもいい、自分の知識で社会に何ができるかを考えることが大切です。とお話しされました。

今回の講義の参加は、多数がアートサイエンス学科の学生。
創造性を持って時代や社会背景の中でクリエイティブな才能を発揮し、何ができるのかを学んでいって欲しいと思います。
 
 

 投稿:中村(企画広報部)


2018年9月29日

ガラス工芸コースで特別授業!

今日のブログは、工芸学科ガラス工芸コースからの投稿です!

中央左:マイケル・ロジャース氏 中央右:イングーナ・アウデラ氏

9月13、14日にマイケル・ロジャース氏(ロチェスター 工科大学/教授)とイングーナ・アウデラ氏(ラトヴィア 美術大学/主任教授)による特別授業が行われました。


初日のスライドレクチャーの後は、22号館1階の吹きガラス工房でのワークショップ。
学生たちは高温に熔解したガラスを使い、思い思いの形状のガラス作品を協力しながら制作しました。


2日目には、初日に成形したガラス作品をペイントに使用する道具として仕上げる作業を行いました。


完成したガラスのペイント道具を使い、学生たちが順番に自由な線や点を描き、一つの大きな絵画作品を完成させました。


ガラスで制作した彫刻作品、ガラスで描いた絵画作品、すべてのプロセスを大人数で行うパフォーマンスアート。
作品制作に対する自由な考え方を体感する貴重なワークショップとなりました。

日頃、一人での作品制作の機会が多い学生にとっては、大人数での共同制作は難しく感じる部分は少なく
なかったかもしれません。難しさ以上に制作に対する新しい刺激や、作品制作を共有する楽しさも充分に感
じていた事が、2日間通して学生たちの笑顔が絶えなかった点から見受けられました。

 

投稿:工芸学科ガラス工芸コース