2020年11月30日

作曲界のレジェンド 井上ヨシマサ先生 特別講義!

今日のブログは、久しぶりに授業&教員紹介!!

今回取材させていただいたのは、演奏学科ポピュラー音楽コースの授業。
シンガーソングライター・作曲家・編曲家として活躍されている、演奏学科客員教授 井上ヨシマサ先生の特別講義です!!

 

井上先生は”作曲界のレジェンド”と言われており、演奏学科教授 森川美穂先生の「ブルーウォーター」や、中山美穂さんの「Rosa」、CHEMISTRYの「最期の川」など、さまざまな楽曲を手掛けられています。
中でも、AKB48には多数の楽曲提供をされており、「大声ダイヤモンド」「Everydayカチューシャ」「真夏のSounds good」など、次々と”神曲”を生み出されました♪
(ブログ担当は「10年桜」がとっても好きです!!)
 

作曲というと難しいイメージがありますが、井上先生曰く、とてもシンプルな方法で良いそうです。
それは、「自分の感情」をアウトプットすること!
喜怒哀楽は意図して作るものではなく、日常生活の中で、自然に湧き上がってくるものですよね。
そういった自分の中に元々ある感情を整理したものが、曲になるのだそうです。
その想いが正直に気持ち良く出せると、良い曲が生まれるとのことですよ!

また、井上先生の過去作の解説も!
なんと、AKB48の「涙サプライズ!」と「Beginner」「サステナブル」のデモテープを聴かせてくださいました!!

「涙サプライズ!」は、AKB48が少し売れ始めた頃、なかなか表題曲が決まらないとの連絡を受けて作り始めた曲だったとのこと。
そんなスタッフやプロデューサーの悩み・心境を想像したものが曲となり、デモのサビでは「泣いて無いで君らしく行こうよ」と歌われていました。
この曲はバースデーソングとして発表され大ヒットしましたが、元々はそういうメッセージが込められていたんですね!!

さらに!
森川先生の「ブルーウォーター」も紹介されました!!
この曲は、井上先生が当時の目標も達成され、作曲活動をやめようか悩まれていた頃に手がけられたもの。
「書きたい作品だけを全力で書く!」という気持ちで向き合われ、結果的にとてもシンプルなポップスとなったことにご自分でも驚かれたそうです!
井上先生が今も作曲を続けていらっしゃるのは、この曲があったからかも知れないとのこと!

そんな「ブルーウォーター」を、森川先生ご本人に熱唱していただきました♪

 

まさか、大阪芸術大学の教員同士として、セッションが実現するなんて…感動です!!!
(ちなみにこの曲は、テレビアニメ「ふしぎの海のナディア」の主題歌ですが、その総監督を務められた庵野秀明さんも、大阪芸大出身!という話題にもなりました。)

この日は90分×2クラスの講義を行ってくださいましたが、今後もさまざまなテーマで授業を展開予定だそうです。
もし学生たちから作曲の添削依頼があれば、いつでも聴いてくださるとのこと!
学生のみなさん、こんな機会は滅多にないですよ!!
将来、井上先生と一緒にお仕事ができる日が来たら、素敵ですね!!

 

投稿:島田(学生課)