2010年12月7日

北里桂一先生個展&画集出版

         

いたみホールでの個展も大盛況でした!

 北里桂一先生の個展と画集が出版されました。個展は11月25日(木)から11月29日伊丹市立文化会館(いたみホール)で開催されました。先生は長年大阪芸術大学の芸術計画学科で教鞭をとってこられ、ご専門の1つは日本画でした。今回の展覧会では、大学生の時の作品から近年の作品まで数十点が展示されていました。それと同時に「色鉛筆の写生帖」の画集を出版することになりました。

 
 

18歳のときの作品です・・・すごい・・・。

今にも泳ぎだしそうですね!

 

 

 この彩色画は先生が18歳大学一年の時の作品だそうです。静謐な空間が漂う見事な画です。生きている小動物をこのような透明感ある作品にするのは、画力がかなり必要でしょうね。

空の青と、雪の白のコントラストが印象的です。 

 この作品は横に広がる水田を描いており、初冬の頃か雪どけの季節かを思わす情緒ある風景画となっています。中央に稲作が終わった水田に曇りを見せない雪肌が囲み、空は、雪肌と変わらないくらいの輝く雲、そして日本の空とは思えない青で構成されています。

とても貴重な経験でした!
 私は卒業後ものづくりに関わっていく手段として印刷というメディアを選びました。どのような紙を使い、どんなレイアウトにするかという印刷物の仕様を考えたり、各工程のプロに作業内容を指示し、管理していますデザインコピーライト写真印刷技術など幅広い知識が必要で、2年目の私はまだまだ勉強しているところです。
今回北里先生の画集を通して、印刷で芸術作品を見せたいという1つの目標を形にすることができました。日本画や色鉛筆のように光沢のない作品を見せるためにどの紙を使うのか、普通の印刷インキで表現できない鮮やかな色鉛筆の色彩をどう出すのかなど、先生の作品の繊細な線や色味を、できる限り原画に近く見せる事を念頭に、色々と考え工夫しました。わからない事も多くあり、多くの方に聴いて回って助けてもらいながら作り上げて行きました。そうして画集が完成したことに先生はとても喜んでくださり、私自身も非常に楽しく、いい経験をさせて頂きました。まだまだ未熟な私にこのような機会を下さったことを本当に感謝しています

寄稿者 坂本優子 芸術計画学科09卒
 


2010年12月6日

大阪芸術大学映像学科三回生作品上映会「メッセージV」

          

 皆さん、こんにちは。映像学科です。

 今回は、映像学科三回生作品上映会「メッセージV」についてご報告したいです。
毎年必須授業である「制作2」で提出された作品を、上映会「メッセージV」の場を借りて発表します。
映像作品は、映画コースドキュメンタリーコースアニメーションコース表現研究映像コースに分かれて上映致します。

 一年間をかけて制作された作品は、全て努力の結晶です
その作品たちが11月24日(水)~26日(金)の三日間にわたり映画館・AVホールにて上映されました。
沢山のお客様に来ていただき、私達ともども嬉しい気持ちでいっぱいです。
来ていただいたお客様、本当に有り難うございました。

 また二日間のアンケート調査の結果、観客賞は映画コース「カラスの鳴く日はあれど」に授与されました。

学内で行った上映会にも、たくさんの方にご来場いただきました!皆さん楽しんで頂けましたでしょうか?天劇キネマトロンでも大盛況でした!

初めての学外上映でしたが、大成功に終わりました!  

 そして今回は初めての試みとなる「メッセージV」学外上映も行います。
場所は「天劇キネマトロン」です。学内上映会で来れなかったお客様も、是非梅田に立ち寄る際は、天劇キネマトロンに足を伸ばしてください。

※終了しました。

天劇キネマトロン


2010年11月23日

川井郁子先生スペシャルチャリティコンサート

 皆さんこんにちは、ゲイブルちゃんです!!
 先日もブログでお伝えした通り、11日からは舞台芸術学科卒業公演も始まり、4年生のみなさんは「卒業」というものを色濃く感じる季節になってきたのではないでしょうか??卒業制作論文に大忙しという学生も多いはず!私ゲイブルも、そりゃあもう苦労しましたとも!!ゲイブルは放送学科だったので論文でしたが、芸大では論文ではなく、作品を卒業制作として提出する学科もあるんです!
 優秀な作品は卒業制作展に出展されるので、みんなそれを目指して頑張っているんです!

 さて、卒業制作に勤しむのもいいですが、たまには息抜きも必要!!素敵な音楽に触れて、心を癒してみませんか??今日は25日に行われる、川井郁子先生のスペシャルチャリティコンサートのご紹介です!

 川井郁子先生と言えば、言わずと知れた大阪芸術大学の人気教授!!国内外のオーケストラや演奏家との共演や、他芸術とのコラボレーションなど、幅広い活動をしておられます。
先日も、平城宮跡会場で行われた「川井郁子‐音絵巻」に行ってきたのですが、名器ストラディバリウスから紡ぎだされる情熱的な音色に、とっても感動しました!川井先生といえば、その演奏の素晴らしさはもちろん、とってもお綺麗なことでも有名!舞台の上で曲を奏でる様は、その美しさにさらに磨きがかかり、同じ女性であるにもかかわらず、私ゲイブルは、思わず見惚れてしまいました!!

 さらに今回のコンサートのスペシャルゲストは、世界三大テノール歌手である、ホセ・カレーラス氏!!自身の白血病での闘病を機に、積極的に慈善活動も行っておられます。

 世界的大スターであるこのお二人の貴重な共演。川井先生ストラディバリウスから繰り出される繊細情熱的な音色と、ホセ・カレーラス氏迫力ある歌声を、是非お楽しみください!

大阪芸術大学特別演奏会
川井郁子スペシャルチャリティコンサート
世界三大テノール歌手を迎えて スペシャルゲスト:ホセ・カレーラス
日時:2010年11月25日 18:30~開場 19:00~開演
場所:神戸国際会館 こくさいホール
   (兵庫県神戸市中央区御幸通8丁目1番6号) 
入場料:S席 12000円 
     A席 10000円
          B席  6000円
      学生 2000円
S・A・B席 座席指定
学生のみ当日座席券引換・要学生証の提示

チケット販売
ローソンチケット 0570-084-005(Lコード 58071)
チケットぴあ 0570-02-999(Pコード 122-190)

お問い合わせ
大阪コンサート協会
TEL:06-6762-2204
E-mail:osaka-c@nifty.com
 


2010年11月22日

京都での2つのこと

       

1つめは、京都の繁華街三条通御幸町に新しい画廊Gallery PARC (ギャラリー・パルク)ができました。その画廊のアートディレクターの1人が、芸術計画学科卒業で、以前大阪府立現代美術センター非常勤学芸員だった半羽優子さんです。画廊は1階ショップ&カフェとの共有エントランスから、吹き抜けの階段を上がった2階にあります。展示空間は現代アートからレクチャワークショップまで行う事ができ、設備としては昇降式スクリーンプロジェクター音響機器も備えてあります。
今回お伺いした時には舞台芸術の国際フェステバル「KYOITO EXPERIMENT」の関連の写真展が行われていました。今後、どのような展覧会が企画されるか楽しみです。

 会場写真は KYOTO EXPERIMENT関連企画 GOLD SEES BLUE _ KYOTO展 田中和人作品です。

様々な設備が整った現代風のギャラりーです!都会の喧騒とかけ離れた異空間が広がっています。落ち着いて作品を鑑賞できます。

 もう1つは、河村啓生さんのグループ展の紹介です。河村さん芸術計画学科卒業後、京都芸術大学大学院彫刻に在籍しています。そのクラスのイベントが京都市立芸術大学ギャラリー・アクア(堀川御池ギャラリー内)で行われています。彼の作品は、展覧会1階の会場から2階の会場への階段通路を暗幕で覆い、通路階段途中に野外で使用される青色照明器具を3点設置してあります。照明は一定の時間事に消滅を繰り返します

 河村さんから、大学院に進学されて学部の時の作風から大きく変えた理由を現在の制作環境を省みながら次のようなコメントをいただきました。今回はそれを紹介します。「いまの僕が所属する場所は、多かれ少なかれ誰もがモノを作っている環境です。そのような場所にいて、僕にとって自分の中にあるコンセプトが「モノをつくる」という行為以上に大切だったってことに気付かされました。「モノをつくること」自体を無意識のうちに目的化してしまっている院生や京都芸大の人たちに僕がちょっと違和感を覚えていて、自分の掲げたテーマに対してもっとクリティカルな方法を取っていかないと、コンセプトや思考はフニャフニャなのに、モノとしてはそれなりの作品をつくってくる彼らと一緒に見られてしまうと感じています。作品自体が弱いのはダメですが、そういう意味では芸計の(一部の)人たちの方が、「アート」という得体の知れないものに対して誠実に動いていたんだなって、いまは思います。」

なんだか幻想的な雰囲気です!まるで海の底に迷い込んだみたい・・・自分の中にあるコンセプトを一番に作品づくりをしているそうです!

報告・芸術計画学科 講師 加藤隆明

 


2010年11月18日

いしきりんOUA、開催中!

      

『いしきりんフェスティバルOUA』開催! 

 産学連携研究会isikiring OUAは東大阪、石切参道商店街のマスコットキャラクターいしきりんと一緒に大阪を、日本を元気にするために日々頑張るフレッシュな研究会です!
さて、このブログでも紹介しましたが、そんなisikiring OUAがプロデュースする『いしきりんフェスティバルOUA』が11月13日14日に開催されました。

VIVENTEも出張コンサートを披露しました!アートラボやハンドクラフトクラブもブースを出店!

子どもたちも物作りに興味を持ってくれたかな?

 isikiringのメンバーが子どもたちと一緒に楽しくものづくりをする3つのワークショップは長蛇の列ができました。石膏でいしきりん型抜き体験シルクスクリーン印刷いしきりんクリアファイルをつくろうのコーナー、いしきりんとお揃いの四次元ポシェットをつくろう!のコーナー。

 販売ブースはisikiringアートラボハンドクラフトクラブの3つが出店。訪れたお客さんは素敵な作品にうっとり。14日限定の似顔絵ブースも大人気の大好評で、子どもたち大満足。芸大生として、ものづくりを通じて創ることの楽しさ、素晴らし芸大でいしきりんに会えるかも?さを発信できたのではないでしょうか。

 むつごろう雑技団VIVENTE芸大パフォーマンスドールのステージも大好評で会場は大盛況!いしきりんパレードでは大道芸の技あり、笑いあり、楽しいバルーンアートありで子どもも大人も大盛り上がり!
 楽しい時間はあっとゆう間で、気づけばフィナーレを迎えていました。

isikiring OUAに是非お越しください!

 大きなイベントを終え、区切りの中間発表としてisikiring OUAは11月17~20日に芸大の体育館ガーデンギャラリーを行います。

 いしきりんもやってくるかも??

 お祭レポートなども展示しますので皆さん足を運んでみてください。