2022年8月8日

陸上自衛隊中部方面音楽隊演奏会

7月25日(月)に大阪芸術大学14号館ホールにて「陸上自衛隊中部方面音楽隊演奏会」が開催されました。


陸上自衛隊中部方面音楽隊(兵庫県伊丹市)は、金沢・滋賀など年間100回にも及ぶ演奏活動を行っておられます。


指揮は、中部方面音楽隊隊長 2等陸佐 伊東札記様。
 

演奏曲目は、
行進曲「海を越える握手」          J.P.スーザ 作曲
「デカンショ・ラプソディ」         酒井格   作曲
「スペイン」             チック・コリア  作曲
3曲を披露してくださいました。


バリトンサックス独奏は、3等陸曹 大瀬戸雅人様。


バリトンサックス独奏・トロンボーン独奏は迫力もあり、素敵な演奏でしたね。
学生の皆さんも素敵な音色に聞き入っている様子でした。

トロンボーン独奏は、2等陸曹 太田雅士様。


現在、中部方面音楽隊には、4名の大阪芸術大学卒業生の方々が在籍しておられ、日々の練習・訓練・業務と汗を流されています。


左から◎小林 茜さん◎高橋 秀司さん◎谷原 照裕さん◎森 一貴さん
 

お話を伺っていると、「大学を卒業しても音楽に携わる事ができ、とても幸せです」と言っておられたのが凄く印象に残っています。

自衛隊のお仕事は、とてもハードワークで体力自慢の方ばかりのイメージはありませんか。
音楽隊員中には、体力に自信がないけれど、音楽が好きという気持ちで入隊しました。
とおっしゃる方もいらっしゃいましたね。もちろん、入隊をしてからトレーニングもしましたことです。自衛隊や音楽隊に興味を持った方は就職課に是非問い合わせてください。
陸上自衛隊中部方面音楽隊の皆様、このたびはありがとうございました。また、大阪芸術大学で素敵な演奏会を開催して頂きたいと思います。

 

(報告者 就職課 大西祐輔)


2022年4月21日

大阪芸術大学×近鉄・青の交響曲(シンフォニー)コンサート列車が出発

近鉄南大阪線で運行されている、観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」でのコンサート列車の旅を、近畿日本鉄道株式会社様と一緒に企画しました。

当日は、大阪阿部野橋駅18:37発⇒橿原神宮前駅(折返し)⇒大阪阿部野橋21:05着の約2時間30分の行程で実施しました。

今回のコンサート列車は、フルート三重奏として本学学生と卒業生3名が演奏。普段はコンサートホールなどで演奏している3名ですが、揺れる列車内での演奏ははじめてです。
今回、演奏した本学学生・卒業生は、

佐藤 柚月さん(演奏学科管弦打コース4年)
村田 泰葉さん(演奏学科管弦打コース卒業生)
三枝 澪奈さん(演奏学科管弦打コース卒業生) です。

お客様が乗車するコンサート列車が、大阪阿部野橋駅に到着したときは《ウエルカム演奏》として各車両の乗降口で演奏を行い、お客様をお迎えしました。

2022年3月18日(金)18時37分、大阪阿部野橋駅からお客様を乗せたコンサート列車は、本学学生・卒業生による車掌室からの車内放送設備を使って参加のお礼、ご挨拶など車内アナウンスを皮切りに折返し駅の橿原神宮前駅に向けて出発、車内でフルートコンサートを開催しました。車内での演奏は、列車の揺れを考慮して座席に座っての演奏でしたので、直接演奏者の姿を見ることが出来ないのですが、車内に響き渡るフルート演奏をお客様は楽しまれていました。

橿原神宮前駅停車中は、観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」2号車ラウンジ車両で演奏を行いました。客室からたくさんのお客様に集まってもらい、停車時間約30分があっという間に過ぎました。

今回、演奏した3名からは、「列車の中での演奏は初めてでしたので、色々と手探りな状況の中、あたたかいお客様のご声援があってこそ成功した企画でした。」「車掌室からのアナウンス放送や、お出迎え演奏などめったに経験できないことをさせていただいて貴重な時間となりました。」「フルートの優しい響きと電車の揺れが重なり、演奏している私自身も不思議な気持ちでした。」というような感想を語ってくれました。

今回、はじめての企画でしたが、ご参加いただいたお客様には約2時間30分のコンサート列車の旅、フルートの音色と線路からくるガタンゴトンという音色の共演を楽しんでいただけたと思います。


 
当日、お客様にお配りしたプログラム(演奏曲案内)

車両の前面に取り付けた「コンサート列車」の案内板

客室での演奏

ラウンジ車両(橿原神宮前駅)での演奏

車内放送をする学生

 

(報告者 教務部 植村悦和・就職課 川村良広)


2022年4月6日

3/27(日)トロンボーンアンサンブルコンサート2022

3月27日(日)大阪芸術大学芸術情報センターアートホールにて、トロンボーンアンサンブルコンサートが開催されました。


この演奏会は大阪芸術大学演奏学科トロンボーン専攻生5名と、本学客員教授 大阪フィルハーモニー交響楽団バストロンボーン奏者 吉田勝博、本学教授 伊勢敏之、京都市交響楽団バストロンボーン奏者 小西元司、はじめ8名の卒業生が参加しました。


[学部生] 村上 龍大・尾﨑 遼・新井 波瑠・賓 健一・山本 華蓮

[教員] 吉田 勝博・伊勢 敏之

[卒業生] 堀田 茂樹・川口 哲史・小西 元司・山村 強雨・岸部 雅史・日岡 見紗


演奏会に向け合わせ練習をするたびに、沢山の学びがあり卒業生の私自身にとっても非常に意味のある取り組みになりました。
本番ではアートホールの響きに包まれ、トロンボーンの音色がより引き立つ演奏になりました。


今回は第一回目の開催でしたが、第二回目も令和4年度中に開催を予定しております。
「これが大阪芸大トロンボーンやで!」という先輩方の教えを引き継ぐべく、この演奏会はこれからも続けていきます。
今後とも応援のほど宜しくお願いいたします。
 

投稿:日岡見紗(演奏学科卒業生)


2021年11月4日

卒業生の活躍―神戸市・新長田「大正筋商店街シャッターアート」

神戸市・新長田にある老舗商店街「大正筋商店街」は、1995年の阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた場所ですが、震災後、復興に力を注ぐ事で現在では多国籍の人々が混じりあう、多文化で活気のある商店街へと再生しました。そのような老舗の商店街を舞台にした「大正筋商店街シャッターアート」は店舗のシャッターに様々なアーティストが絵を描いていく企画です。2021年5月に参加アーティストが決定し、7月よりアートペイントが開始しました。今回の第一弾では、商店街に馴染みの深いアーティスト13名が参加しています。

大正筋商店街振興組合理事の(株)PLAST廣田恭佑さんは「この度は、素敵なシャッターアートが完成しました。大正筋では【成長する商店街】というテーマをしっかり持ち、アートと多様な地域住民とお店との新たな関係性が構築され、より地域に根ざした商店街として、馴染みのお客様や、若い方々にも愛され続ける事を目標としたい。」と語っておられます。

 

13名の全てのシャッターアートが完成した記念として10/9-10/10には、シャッター完成記念イベントが開催されました。完成記念イベントには、神戸のアイドル KOBerrieS♪ も駆けつけて曲を披露してくださいました。
大正筋商店街でのプロジェクトに関わる皆さんによる投票の結果...大正筋商店街賞:田岡和也さん(美術学科2005年卒業)、RCS賞:宮本明香さん(美術学科2010年卒業)、KOBerrieS♪賞:オカジマヨシコさんの3名の方々が受賞されました。おめでとうございます!副賞として大正筋商店街でお買い物が出来る商品券が授与されました。

 

田岡和也さんは「神戸には奄美群島出身の方が多く生活されています。今回、絵を描かせて頂いた【結いの島】さんは、奄美群島の特産品紹介や、奄美群島への旅行案内等をされているお店です。沖永良部島出身の店員さんと話をしていく中で、台風銀座という言葉がとても印象深く、人と自然とが共存する島と海との話をベースに絵を構成しました。奄美の海の荒々しさと優しさとが共存する、迫力ある作品が完成した実感があります。また、大正筋商店街は今の生活拠点からも近く、普段は自転車でぶらぶらと買い物をしている商店街です。地元でこのような素敵な賞を頂けた事をとても誇りに思います。」

 

宮本明香さんは「新長田で靴職人をしている夫と結婚しました。急逝してしまった義父は何十年も前からずっと、今回絵を描かせて頂いた【ホルス】のパンが大好きでいつも食べていたという話しを夫から聞き、運命的なものを感じています。義父のためにも、お世話になった長田の人々にも何か還元できるようにと、意気込んで描きました。全身を使って描くシャッターアートはスポーツにも似ていてとても気持ちがよかったです。まちに絵を残すという事は、誰かの日常に絵が溶け込むという事。私の絵が誰かの心に少しでもほっこりと温かい気持ちを芽生えさせてくれたら嬉しい。」と語っておられました。

 

他にも、中元俊介さん(デザイン学科2008年卒業)も2面のシャッターに繊細で素敵な作品を制作されています。13名が鮮やかに描いたシャッターアート作品は、商店街の通行人の多くを魅了していました。
今後も、「成長する商店街」をコンセプトに、アートの力で変化していく大正筋商店街から目が離せません。
そんな「大正筋商店街シャッターアート」に大阪芸術大学の3名の卒業生が参加アーティストとして選ばれ、それぞれの素敵な作品が大正筋商店街の活性化の一翼を担い、商店街を彩っていることをとても嬉しく思います。
皆さんもお近くにお出掛けの際には、是非、ご注目ください。
 

「大正筋商店街シャッターアート」
【ARTIST】CBA/田村秀和/田岡和也/松縄春香/首藤美幸/宮本明香/三名あたし/佐藤未瑛/オカジマヨシコ/みしまあきひろ/松本真之/中元俊介/松井コーヘー
公式ホームページ:https://taishousuji-artmuseum.com/
大正筋商店街フェイスブックページ:https://www.facebook.com/taishosuji/
後援:株式会社PLAST、神戸市 主催:大正筋商店街振興組合


2021年10月20日

吉野町、天川村、曽爾村を舞台に自然の中を「歩く」芸術祭

吉野町、天川村、曽爾村を舞台に自然の中を「歩く」芸術祭
MIND TRAIL 奥大和心のなかの美術館
会場:奈良県吉野町、天川村、曽爾村
2021年10月9日(土)~11月28日(日) (入場無料)
HTTPS://MINDTRAIL.OKUYAMATO.JP

吉野町(森)、天川村(水)、曽爾村(地)の3町村が協力し合い、それぞれのテーマをもって展示していました。
会場は村の中を一周するような展示で、曽爾村(地)は全長10.4Kmの行程に15人の作品が展示されています。
行程には登り下りがありかなり頑張らないと周るのは大変でした。

曽爾村(地)の参加者に大阪芸術大学卒業生が参加していました。
小松原智史さん(2011年大阪芸術大学美術学科卒業・2013年大阪芸術大学大学院芸術研究科修士課程修了)が参加されていました。
屏風岩公苑会場の入口付近(コマノエ)と奥(コマノス)の2か所に分かれて2作品が展示されていました。
コマノエは自然にある岩の上に白い糸状のようなもので作品は表現されています。
コマノスは雄大な屏風岩の元にある樹木に木の皮等の植物を作品として展示されています。

小松原智史
コマノエ作品全景

作品詳細 

作品詳細

小松原智史
コマノス作品全景

自然の中に大きな作品でした。

雄大な屛風岩の前に広が久屏風岩公苑内に展示

       

会場内は曽爾村内に15作品が展示されています。
大阪芸術大学以外にも芸術系大学出身者の作品も多く皆さん力作が自然の中に考えられて展示されていました。
足腰に自信のある方は一度全行程を完走し色々な作品に触れられてみてもよいのではないでしょうか。
展覧会詳細はホームページでご確認ください。

 

投稿:植村(教務部)