2023年12月15日

卒業生の活躍 ―「高知」が広がる現象そのものが私の目指す「アート」―

芸術計画学科卒業生 中島匠一さんは、学生時代に習得したカリグラフィーと出身地の高知愛とを融合させた高知の新しいデザインを生み出されました。
現在では、高知を拠点に「ブランド高知」を立ち上げて、多方面で活躍されています。「高知が拡がること それこそがアート」をコンセプトに「高知」の文字を日本中、世界中の人々の脳裏に刻み込むことを目的に独自のブランドを展開しておられます。

 

その代表作である「高知の財布」は、NON STYLE 石田明氏のSNSでの発信をきっかけに、今では、たくさんのマスコミにも取り上げられています。


「このアート作品の本当の意味での完成は、商品としての高知ではなく、このデザインの高知の二文字が日本中、世界中に溢れ、人々の脳裏に刻み込まれたときである。
高知といえば、あの高知県の高知。故郷高知県が世界中で存在感を出している。そんな未来を、皆さんの力で実現する。それこそがみんなで作りあげるアート作品。」


昨年度に引き続き、今年度も10月27日(金)には、芸術計画学科1回生を対象に「ADHDの芸計卒業生がオリジナルブランドの創業者に」と題して、特別講義を実施されました。

 

「中学2年から不登校になりましたが、フリースクールに通って、『ボチボチ力のすすめ―コニヤンの人生方程式』の著者である小西豊先生に出会ったことで、『なんでも肯定しよう!』、『夢は口に出していくことで叶う!』と学び、人生が変わりました。」とのことでした。
大学時代のエピソードとしては、芸術計画学科教授 谷悟先生の心に残る言葉として、「越境人となれ!(分野を越えてトライすること。)」、「アートは極私的な営みである」を紹介されました。そんな中で、「アートとは何か。という問いに、自分が出した答えは~自己表現である。」と語られました。

 

「人脈を作ろう!」というお話しでは、大学時代には、人権サークル、美術研究会アート・ラボ、LIBRARY DESIGN LAB.(図書館サークル)など、色々なサークルにも所属し、学科や学年を越えて、様々な学生や教職員とも交流されていた中島匠一さんならではの納得の行くエピソードでした。
大学時代に培ったコミュニケーション力で、今も様々な分野の方々との交流を通して、新たな分野にも挑戦し続けておられる姿が見て取れました。

学生時代からまた、卒業後も科学的なアート作品を発表したり、ワークショップ(水とオイルの特性の違いを生かした作品等)を行っておられましたので、仲間たちは中匠博士と呼んでいました。
そんな素養もあってか、2021年には、化粧品検定1級&化粧品成分スペシャリストに合格し、室戸海洋深層水とのコラボ化粧水「FIRST PRO」を開発し、商品化されました。
「アトピー患者さんから『アトピーの症状が良くなりました!』と言われたことがなによりの幸せ」とのことです。
「アートな仕事は人を笑顔にする」をまさに実践されていますね。

 

現在は、「土佐和紙×液晶を組み合わせた発明」を特許出願中で、世界中のスマホ・タブレット、液晶広告(サイネージ)に和紙を!というスローガンのもと、日々、研究を重ねておられます。
これからも益々のご活躍と新たなチャレンジを楽しみにしています!
「高知」の輪が、日本中、そして、世界中に広まりますように!!

今回の特別講義は、学生さんたちにとっても大いに刺激となったようで、とても嬉しいです!
特別講義を受講した学生さんたち(芸術計画学科1回生)の感想を一部ご紹介しておきます。

・自分の弱い部分を分かった上で様々なことに挑戦できる強さがあるところがすごいなと思いました。
・私は何も得意なことがないですが、人脈と行動をすれば私も何かを成し遂げることができるということに気づきました!
・自分の感性を大事にする事が仕事や才能を開花させるきっかけになると感じました。
・視野を広げて人脈をつくっていくこと、そしてチャレンジしていくことが大切だと思った
・諦めない気持ち、途中でダメだと思わないで最後までやりきるということが大切なのだと学びました。
・行動力がすごいなと思いました!私もこんな人になりたいなとおもいました!
・自分の普段うけている授業の先生の言葉が、自分の今後の人生に関係してくるかもしれないということを知ることが出来て、自分の授業に改めて意味を持てた様で良かったです。

 


https://shop.brandkochi.com/

中島匠一 略歴

2014年
兵庫県生野ルートダルジャン芸術祭 アーティストインレジデンス参加
兵庫県神戸居留地ギャラリー3 出展
2015年
堺白鷺アートマンス 出展
Tシャツ・プリント・デザインコンテスト 学生奨励賞 受賞
2016年
MADE IN OSAKA CM AWARD 学生部門 ラジオ優秀賞
2017年
大阪芸術大学芸術計画学科卒業 学芸員資格取得
2018年
NON STYLE 石田明氏がSNSで「高知の財布」を話題に
ブランド”高知”旗揚げ
2019年
高知龍馬空港”クリスタ ル ブンタン”展示
2020年
高知県地場産業大賞 奨励賞受賞
2021年
フジテレビ「あなたに人生変えられました」ロバート秋山氏と共演
化粧品成分スペシャリスト コスメコンシェルジュ資格取得
2022年
RKC高知放送 土佐遺産 認定


2023年11月20日

卒業生の活躍―学生時代からの想いを現在につなげる―

心斎橋PARCOの3周年イベント「PARCO CHAOS JAM カオスジャム」が11月17日(金)~11月26日(日)の10日間開催されます。
そのビジュアル、冊子、Webサイト、CM他、館内外のデザインを担当されたのが、本学卒業生 中谷吉英さんのチーム(株式会社LiLo in veve)です。
デザイン学科プロダクトデザインコース卒業後、大学院では、グラフィックデザインを専攻されました。
そして、様々な経験を積んだ後、現在は、株式会社LiLo in veve(リロインベベ)のデザイン部門を率いておられます。
大阪芸術大学附属大阪美術専門学校では、グラフィックデザインコースで教鞭を取られていますので、デザイナーとして、大阪美術専門学校の卒業生も一緒に働いておられます。


学生時代には、「TEN」というグループを結成し、学科・学年を越えて、展覧会や各種イベントを開催しておられました。
入試課、就職課、図書館ともコラボし、オープンキャンパスでのイベントGOODS DESIGN PROJECTでは、コンペ形式で広く学生にデザインを募集し、Tシャツやクリアファイルを作成、Tシャツのファッションショーなども行っておられました。
図書館の活性化を目指して、「展-TEN- FINAL in図書館」も開催されました。それらの活動の様子は、図書館4F卒業制作作品集の棚に所蔵されている『TENのほん 2006-2008 : 展-TEN-に関わった人々。その想いと記憶の断片。』(706.9/T 資料ID:21000019)で是非、ご高覧ください。

 

 

「PARCO CHAOS JAM カオスジャム」では、デザイン学科卒業生 中村佑介さんの「中村佑介 SPLIT!イラストレーター 中村佑介 カレンダー原画展」も5F特設会場で、11月17日(金)~2024年1月8日(月)開催されます。


また、放送学科卒業生 坂東さえか さんは、FM802のDJとして活躍中です。
“ばんちゃん”の愛称でお馴染みですが、11月26日(日)には、B2F特設会場で、1日限定の古着屋さん「ばんちゃんの古着屋さん」をオープンされます。


館内外の装飾と共に中村佑介さんのカレンダー原画展や「ばんちゃんの古着屋さん」なども是非、お楽しみくださいね。

中谷吉英さんからは、「学生時代にやっていたイベントのようなことが、ようやく社会でもできるようになりました。嬉しくてご報告しました。」との嬉しいコメントをいただきました。
グラフィックデザイナーと言ってもWebサイトやCMまで、幅広くデザインできるのは強みですね。
学生時代にやって来たこと、やりたかったこと、発想や実行力など、学生時代の活動や想いが実を結び、現在につながっていることがとても嬉しいですね。
これからもご活躍を楽しみにしています!

 


下記、Webサイトも是非、ご高覧ください!
「PARCO CHAOS JAM カオスジャム」
https://shinsaibashi.parco.jp/page/3rd-anniversary/


2023年11月14日

【京都中央信用金庫】学生デザインコンテスト2023(ロゴ部門)で 本学学生の作品が受賞し「VRモール京都」のロゴとして採用されました

今夏、京都中央信用金庫(京都市下京区・理事長白波瀬 誠)様では、京都にある企業の商品パッケージや企業ロゴ等を募集する「中信学生デザインコンテスト2023」を開催されました。

本学学生も応募して、デザイン学科3年生の片山 梨子さんのロゴ作品が、10月25日(水)に京都経済センターで行われた表彰式で、イデオ株式会社(京都市中京区・代表取締役井出やす香)様の企業賞を受賞しました。

表彰式では、片山さんは代表取締役の井出様から、表彰状を受け取りました。
イデオ株式会社様では、「京都ブランドを大切にし、地元京都を盛り上げたい。」という思いから、経済産業省の支援を受けた(R2事業再構築)新事業を2022年よりスタート。
その新事業にふさわしい独創的なロゴを募集されていました。

今回、受賞した片山さんのロゴコンセプトはつぎのとおりです。

「商品を立体的に体験できる通販サイトということで、商品の新しい見方が可能という部分を伝えるため、目をイメージしたロゴを制作しました。京都らしさを出すために山と日が上がっている明るいイメージと共に、舞妓さんの特徴的なアイメイクの目元にも見えるようにしました。また、縁起ものである鞠を配置しました。伝統的であり、VRメール京都で、素敵な商品との出会いを期待する意味も込めたデザインとなっています。」

採用された片山さんのロゴは、VRメール京都のホームページで早速採用されて見ることができます。

VRモール京都のサイトはこちら
https://kyoto-vrmall.co.jp/

本学学生が制作したロゴが、京都の地で採用されて、たんさんの方に見ていただけることは光栄なことです。片山さんをはじめ本学学生が、このようなコンテストに挑戦してくれることを期待します。

表彰式当日、私も会場に伺いましたが、もう一点、皆さまにご報告があります。

今回、表彰式で司会をされていたのが、本学放送学科卒業生の森 慎之介さんでした。
森さんは大阪芸術大学在学中は、OUA-TVのキャスターとして活躍されて、卒業後、京都中央信用金庫に就職し窓口業務を行う中、今回のようなイベントの際は、大学で学んだことを活かして司会をされているようです。


片山さんがデザインした「VRモール京都」のロゴ


代表取締役 井出様から表彰状の授与


井出様と一緒に記念撮影


表彰式司会の森 慎之介さん(大阪芸術大学卒業)


片山さんと森さんで記念撮影(大阪芸大の繋がり)
 

(報告者 就職課 川村良広)


2022年8月8日

陸上自衛隊中部方面音楽隊演奏会

7月25日(月)に大阪芸術大学14号館ホールにて「陸上自衛隊中部方面音楽隊演奏会」が開催されました。


陸上自衛隊中部方面音楽隊(兵庫県伊丹市)は、金沢・滋賀など年間100回にも及ぶ演奏活動を行っておられます。


指揮は、中部方面音楽隊隊長 2等陸佐 伊東札記様。
 

演奏曲目は、
行進曲「海を越える握手」          J.P.スーザ 作曲
「デカンショ・ラプソディ」         酒井格   作曲
「スペイン」             チック・コリア  作曲
3曲を披露してくださいました。


バリトンサックス独奏は、3等陸曹 大瀬戸雅人様。


バリトンサックス独奏・トロンボーン独奏は迫力もあり、素敵な演奏でしたね。
学生の皆さんも素敵な音色に聞き入っている様子でした。

トロンボーン独奏は、2等陸曹 太田雅士様。


現在、中部方面音楽隊には、4名の大阪芸術大学卒業生の方々が在籍しておられ、日々の練習・訓練・業務と汗を流されています。


左から◎小林 茜さん◎高橋 秀司さん◎谷原 照裕さん◎森 一貴さん
 

お話を伺っていると、「大学を卒業しても音楽に携わる事ができ、とても幸せです」と言っておられたのが凄く印象に残っています。

自衛隊のお仕事は、とてもハードワークで体力自慢の方ばかりのイメージはありませんか。
音楽隊員中には、体力に自信がないけれど、音楽が好きという気持ちで入隊しました。
とおっしゃる方もいらっしゃいましたね。もちろん、入隊をしてからトレーニングもしましたことです。自衛隊や音楽隊に興味を持った方は就職課に是非問い合わせてください。
陸上自衛隊中部方面音楽隊の皆様、このたびはありがとうございました。また、大阪芸術大学で素敵な演奏会を開催して頂きたいと思います。

 

(報告者 就職課 大西祐輔)


2022年4月21日

大阪芸術大学×近鉄・青の交響曲(シンフォニー)コンサート列車が出発

近鉄南大阪線で運行されている、観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」でのコンサート列車の旅を、近畿日本鉄道株式会社様と一緒に企画しました。

当日は、大阪阿部野橋駅18:37発⇒橿原神宮前駅(折返し)⇒大阪阿部野橋21:05着の約2時間30分の行程で実施しました。

今回のコンサート列車は、フルート三重奏として本学学生と卒業生3名が演奏。普段はコンサートホールなどで演奏している3名ですが、揺れる列車内での演奏ははじめてです。
今回、演奏した本学学生・卒業生は、

佐藤 柚月さん(演奏学科管弦打コース4年)
村田 泰葉さん(演奏学科管弦打コース卒業生)
三枝 澪奈さん(演奏学科管弦打コース卒業生) です。

お客様が乗車するコンサート列車が、大阪阿部野橋駅に到着したときは《ウエルカム演奏》として各車両の乗降口で演奏を行い、お客様をお迎えしました。

2022年3月18日(金)18時37分、大阪阿部野橋駅からお客様を乗せたコンサート列車は、本学学生・卒業生による車掌室からの車内放送設備を使って参加のお礼、ご挨拶など車内アナウンスを皮切りに折返し駅の橿原神宮前駅に向けて出発、車内でフルートコンサートを開催しました。車内での演奏は、列車の揺れを考慮して座席に座っての演奏でしたので、直接演奏者の姿を見ることが出来ないのですが、車内に響き渡るフルート演奏をお客様は楽しまれていました。

橿原神宮前駅停車中は、観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」2号車ラウンジ車両で演奏を行いました。客室からたくさんのお客様に集まってもらい、停車時間約30分があっという間に過ぎました。

今回、演奏した3名からは、「列車の中での演奏は初めてでしたので、色々と手探りな状況の中、あたたかいお客様のご声援があってこそ成功した企画でした。」「車掌室からのアナウンス放送や、お出迎え演奏などめったに経験できないことをさせていただいて貴重な時間となりました。」「フルートの優しい響きと電車の揺れが重なり、演奏している私自身も不思議な気持ちでした。」というような感想を語ってくれました。

今回、はじめての企画でしたが、ご参加いただいたお客様には約2時間30分のコンサート列車の旅、フルートの音色と線路からくるガタンゴトンという音色の共演を楽しんでいただけたと思います。


 
当日、お客様にお配りしたプログラム(演奏曲案内)

車両の前面に取り付けた「コンサート列車」の案内板

客室での演奏

ラウンジ車両(橿原神宮前駅)での演奏

車内放送をする学生

 

(報告者 教務部 植村悦和・就職課 川村良広)