2007年10月7日

大宝地区 子供と住民のための 大阪芸術大学コンサート

蝉時雨がいつの間にか鈴虫の鳴き声に変わり、日ごとに秋を感じさせる頃となりました。

さて、今回は、本学3号館ホールで開催された
大宝地区 子供と住民のための 大阪芸術大学コンサート」を紹介したいと思います。

本学の近隣にある「大宝地区」は、南河内郡河南町の南部に位置し、
近つ飛鳥」とも呼ばれる、歴史的な地区であります。
このコンサートは、その大宝地区の住民の方々をお招きして、
毎年、秋の訪れと共に開催されるこのコンサートは、
おなじみのポピュラー音楽からクラシックまで、
気軽に音楽にふれて楽しんで頂けるような内容となっています。 
学生たちが奏でるメロディ、地域の方々の温かいまなざし。
その両者が響きあうコンサートです。
当日、お越しになれなかった方へ、
このコンサートの魅力を少しでも感じ取って頂ければ幸いです。
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開演前、会場には、すでに多くの子供たちや住民の方々が集まっていました。
一般的にクラシックの演奏会というと、かしこまった、かたぐるしい雰囲気なのですが、
今回のコンサートは、メンバー自身によるアレンジで、ディズニーの名曲から八木節など、
子供から大人まで十分に楽しめる企画でした。

午後2時開演
演奏学科3回生の茂山さんの司会で
最初のプログラム「木管五重奏」が始まりました。
ミッキー・ミニーに扮したメンバーが、フルート、オーボエ、ホルン、ファゴット、クラリネットを奏でます。
曲の合間には、楽しいお芝居もあったりで、観客の笑いを誘います。
まるで漫才のようなトークに、会場の雰囲気はどっと盛り上がりました。

次のプログラムは、「クラリネット四重奏
びったりと息の合った演奏がこの季節にふさわしい秋のメロディーを奏でます。
クラリネットの温かい音色に会場全体が心地よい雰囲気に包まれました。

続いては、「サクソフォーン四重奏
お父さん・お母さん世代には懐かし「ピンクパンサーのテーマ」が、
子供達には、ドラえもんのテーマやとなりのトトロより「さんぽ」が演奏されました。
そして、おなじみのドリフターズの「盆まわし」の演奏で締めくくられました。

さらに続いて「打楽器アンサンブル
リズミカルな3台のマリンバを中心に
「March Humoresque」「大きな古時計」が演奏されました。
とても速いフレーズを正確に演奏するテクニックで聴衆を魅了していました。

そして、演奏会最後のプログラムは、「金管合奏
演奏学科森下次郎教授の指揮による総勢16名による金管アンサンブルです。
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イタリア民謡メドレー、星に願いを、八木節、サウンド オブ ミュージックと
こちらも、おなじみの曲ばかりが演奏されました。

以上、あっという間の1時間でした。
観る側と演奏する側が一体となって盛り上がることができ、とても楽しいひと時となりました。

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2007年10月6日

Happyみーつけた☆

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いきなりですが、質問です。
最近、立ち止まって何かをじっくり見たり、感じたりしてますか?

何々、忙しくて、そんな時間はない…と心で思ったあなた。Happyになる、お勧めしたいイベントがあります。今回はイベントのレポート編です。

artkish!2007(アートキッシュ!2007)と題したイベントが、923()から1021()の期間、大学の地元「喜志駅前通り商店街」で開催しているのを知ってましたか?

実は今年、スタートしたてのイベントなので、認知度はこれから回数を重ねていって…というところですよね。
とはいえ、記念すべき第1回!今回のコンセプトはずばり、「商店街をもっとアクティブな空間に創出するために、なにかイベントを企画できないか」です。

大学が一方的に請け負って動くのではなく、商店街の皆さんとディスカッションを重ねるなかで、地元とのアート&コミュニケーションの関わりを創出する初めてのプロジェクトです。

本学のサポートスタッフは芸術計画学科犬伏教授、学生の運営委員会(芸術計画・文芸・写真・映像・デザイン 各学科在校生)、広報スタッフ等で構成されています。

実際にイベントに行ってみると、喜志駅周辺は休日の穏やかな時間が流れていました。美術館に行くのとは違って、今日は買い物に来たんだったっけ?と錯覚しそうになる。

喜志駅前商店街&地元エリアの店舗等(40箇所)で、作品展示・DVD上映などをしています。

一般店舗等に入っての作品鑑賞。初めは緊張しながらお店に入っていたのですが、お店の営業状況によっては店主の方とお話が出来たり、アットホームな感じが程よく心地よかったです。

例えば、お米屋さんに舞台美術の模型作品、ガス・燃料屋さんに金属工芸作品、酒屋さんに版画作品、電気屋さんに写真作品etc…色々なお店での作品展示。ギャラリーのような展示スペースとは異なり、お店の状況にあわせた展示が必要だったとか。
例えば飲食店では食べ物に絵の具のにおいが移らないよう、陶芸やガラス工芸作品を選んだそうです。

Four-Leaf Clover Projectによる「四葉のクローバーキット」展示パネル一面にクローバーが並べた作品。コンセプトは「幸福の連鎖」。ただ、鑑賞するだけではなく、作品をじっくり観察し、その中にある「四葉のクローバー」を見つけると、展示パネルにある「四葉のクローバー」と同じものが1枚もらえます。

「本当に四葉はあるの?」と半信半疑ながらも、しばし真剣に作品とにらめっこ。見つけたときは思わず「あった!!」と、声に出してしまうほど。
この作品内にある「四葉のクローバーキット」1枚1枚は全て手作り。本数も多いことから、制作にはかなり根気が必要だったそうです。

大学の最寄駅である、喜志駅。
駅名の中にある「喜ぶ」の文字。
喜ぶ=Happy
Happyをいっぱい見つけに来て下さい。

artkish の様子はOUA-TV(大阪芸大テレビ)でもごらんいただくことができます。
http://www.osaka-geidai.ac.jp/geidai/ouatv/

 

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2007年10月5日

大学院芸術研究科・進学説明会を開催しました。

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今日12:30から今年度第2回目の大学院芸術研究科・進学説明会を学内で開催しました。

 

先生や学生の授業時間の合間を縫って、昼休みの時間帯を利用した開催なので、12:00からの準備でしたが、既に開場を待つ人の姿が見られ、大学院助手さんに協力してもらっての大急ぎの会場準備となりました。

 

本学芸術研究科博士課程は、前期課程(芸術制作専攻・芸術文化学専攻)と後期課程(芸術専攻)から成りますが、会場は、芸術制作研究分野と芸術文化学研究分野として、それぞれの研究分野別で開催となりました。また、芸術文化学研究分野は、今年度から新しく大学院棟となった32号館が会場でした。

両会場とも各研究領域毎のブースを設置、各研究演習担当の先生方も続々と出席されました。

 

芸術制作研究分野会場では、芸術研究科長・佐野先生の開会の挨拶の後、各研究領域担当の先生の紹介。芸術文化学研究分野会場では、芸術研究科副科長・藪先生の開会のお話しの後、両会場で各研究演習担当の先生との個別相談が行なわれました。

 

大学院では、学生自身がより自主的に研究に取り組んでゆく必要があります。また、その研究指導をしていただく先生との関係も学部より密接なものになります。進学後、自身が研究したい内容やテーマについてやその研究指導がどのように受けられるのかを事前に担当の先生と直接お話しし、確認することは、非常に大切なこととなります。

 

今回参加した進学希望の方たちの中には、本学はもちろん他大学から参加、留学生の参加もあり、おのおのとても熱心に各目指す研究領域の先生と相談をされていました。

短い時間ではありましたが、とても意義のある機会となったかと思います。

今回の進学説明会に参加できなかった方も本学大学院への進学を希望し、話を聞きたいと思う方は是非、入試課へご連絡ください。

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2007年10月4日

ハチアワセ

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昨日に引き続き、体育館ギャラリーの展覧会レポートです。テキスタイル・染織コース3年生8名によるグループ展「HACHIAWaSE-ハチアワセ-」

染あり、織あり、着物あり、写真あり、グラフィクデザインあり、イラストレーションありと様々な表現、作風違うの作品を見ることができます。規模の大きな展覧会ではありませんが、タイプの違う作品を一度に見ることができなかなかワクワクできます。

赤・青の染料で描かれた一見、立体視できるような作品もありますが、赤青セロファンのメガネは会場にありません。聞いてみたところ立体視用の作品ではないそうですが、もし個人的に持ってらっしゃる方がいれば、見えるかどうか試しに行って見て下さい。

テキスタイル・染織コースの出身者にはあの「ZanPon」さんもいます。
http://www.digmeout.net/artist.cfm?id=93
この展覧会の8人の中からまたdigmeoutでブレイクするアーティストが登場するんじゃないか、そんな期待を込めて見させていただきました。

今年度の大学オリジナルTシャツの中で人気の高かった黒のTシャツをデザインされた垂谷さんもテキスタイルデザインを専攻し卒業した方です。

次回のTシャツデザインにも期待できそうな精力的な活動をしている学生さんがいることが確認でき、個人的に期待が膨らんでおります。
「これがT-シャツになったら着てみたいか」、最近ついついそんな目線で作品を見てしまいます。

みなさんも自分なりの目線で作品と向き合ってみて下さい。
展覧会は明日10月5日(金)15:00までの開催です。

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2007年10月3日

シブカッコイイ!!

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現在、体育館ギャラリーでは2つの展覧会が行われています。今日はそのひとつ「辻和子 個展」のレポートです。

デザイン学科4年生の辻和加子さんの祖母・和子さん。65歳から水墨画を始め、現在77歳になられるまでに描かれたおよそ50点に及ぶ水墨画の展覧会です。

孫の和加子さんは和子さんの学内での個展を前々から切望されていたようです。きっと「芸術を学ぶ多くの学生さんに見てほしい」というそんな思いだったのかと思います。
あいにく体育館ギャラリーは予定が年間を通じて予約をとるのが難しく、実現は困難な状況でした。強い思いが通じたのか突然ある企画がキャンセルになり、チャンスが廻ってきたそうです。

大学には水墨画の専攻はないので、どの学科の学生さんの目にもとても新鮮に映るはずです。シブカッコイイ。
デザインや美術、工芸の授業に書道や水墨画があってもいいですよね。

会場内の感想のコーナーには「・・・すごかったです。」という声。絶賛の声をどのように受けてよいかわからず常に恥ずかしそうにされている辻和子さん。自然を描く優しい作品が多く、控えめで誠実な人柄がうかがえます。とても力強い作品もあり見どころたっぷりです。
掛け軸で展示されたギャラリーの様子は壮観です。入ったときに感じる迫力をたくさんに人に感じてもらいたい展覧会です。

 10月5日(金)16:00までの開催です。

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