2009年9月15日

芸大後期インフォメーション

 

パソコンを持っていなくても大丈夫!! とうとう今日から後期授業が開始しました!!「もう夏休み終わり?」なんて夏休み気分が抜けていないというみなさん!!授業に向けて早寝早起きをして、しっかりと体調を整えてちゃんと授業に出てくださいね!!
 
 今日は在学生に向けてのインフォメーションです。まず、一つ目は、総合体育館インターネットルームが新しくなりました!!
 というのもパソコンの台数が増え、Windows、Mac合わせて130台近くのパソコンが設置されました。またUSBによるウイルス感染を防ぐための工夫もされています。詳しくは受付でお聞きください。
利用するには講習会を受講してくださいね!! 
 
 最近は就職情報なども企業のホームページで入手することが多くなってきています。ITの波に乗り遅れていては大変ですよ!!パソコンは使えることに越したことはありません!!

 インターネットルームを使用する際には、利用講習会の受講が必須です。近日、利用講習会も予定しているそうなので、詳しくは総合体育館インターネットルームの掲示板をご覧下さい 

 2つ目は、ついに、大阪芸術大学女子駅伝部が初めて『関西学生対校女子駅伝競走大会』に出場します!!創部から1年、数々の試練を乗り越えて、ようやくこの日がやってきました★☆

ワタシも創部以来、数々の大会に同行して、女子駅伝部の成長を見てきました!!夏には長野県菅平で一か月にも及ぶ合宿にも取り組んで、見違えるように成長しました!!
10月に仙台で行われる『全日本大学女子駅伝対抗選手権大会』。その一年に一度しかない大会への切符をかけた今回のレース。これまでの練習の成果を遺憾なく発揮して、悔いのない走りをして欲しいです!!
 そんな女子駅伝部を一緒に応援しに行きませんか?皆さんの応援が、女子駅伝部のチカラになります!!是非、お誘い合わせの上、ご参加ください!!
 
開催日時
日時:9月26日(土)12:00スタート(雨天決行)
場所:神戸しあわせの村 神戸氏北区山田町下谷上字中一里山14?1
 
集合場所・時間
●公共交通機関利用の場合
 現地に午前11時00分集合
 
●大阪芸大応援バス利用の場合
1、午前8時45分(厳守)芸大坂上
2、午前9時00分(厳守)喜志スクールバス乗り場
3、午前9時15分(厳守)天王寺公園正面入り口(谷町筋に面しているところ)
 
参加希望の方
 9月19日(土)午後1時までに学生課まで(11号館2階)
(注)お弁当の都合上、必ずお申し込みください。

2009年9月11日

舞台芸術学科 第16回定期公演

 

大阪公演の様子 

 舞台芸術学科 第16回定期公演(大阪公演)が7月22日(水)・23日(木)に無事終了しました。

 
 昨年度の『日陰でも110度』に引き続き、本年度は、日本ではこれまで未上演であったブロードウェイ・ミュージカル『アレグロ』の上演となりました。
練習の成果を存分に発揮しました!!

 9月16日(水)には、東京公演を東京国際フォーラムにて行ないます。 

 
 今回は、舞台芸術学科定期公演について、これまで学生たちの指導をされてきた舞台芸術学科・浜畑学科長に伺いました。

 


裏方も学生が携わっています!!
 学外公演が始まってから16年目となりました。舞台芸術学科は大変忙しいところで、教師も学生も授業の他に常に何らかの発表や公演に追われています。
 
 最初は学内の教室での発表に始まり、小さいながら実験的な発表が出来る20号ホールでの公演、そして学科に付属する芸術劇場の舞台も使って腕を磨いて行きます。その他に「氷山ルリの大航海」「御時幻影」のような大阪芸術大学グループ(学校法人塚本学院)制作の舞台もあるのです。
 本番前ですがリラックスムード!!

 そして、2回生の後半からは学外公演に向かって準備が始まります。仲間の学生やご家族しか見られない学内公演と違って、プロが仕事をしている外部の劇場で、しかも一般のお客様にも見ていただく舞台を3回生全員で作るのです。
 

 舞台関係者と言うのは劇場に来られたお客様に育てられるもので、それは出演する側も裏で支えるスタッフ側も古今東西変らないことでしょう。学外公演も例外ではなく、稽古の始まりはまだまだ拙い水準なのに、実際に公演の舞台を踏んだ途端に急成長するのです。「良きチャンスに勝る教師はいない」と、私がいつも言っているのはこのことです。

東京公演に是非お越しください!!
 演出家の勝田安彦先生にお願いをして、昨年は「日陰でも110度」を上演。今年もロジャーズ・ハマースタイン作品「アレグロ」を上演。大学生が2年連続で本邦初演という嬉しい結果となりました。

 舞台照明、舞台音響効果、舞台美術、演技演出、ミュージカル、舞踊の6コース約150名が力を合わせての舞台創り。技術的には大学生の域を出てはおりませんが、全員が真剣勝負をする情熱こそ、舞台芸術学科の誇りとするものです。

 「アレグロ」を厳しさと共に温かい眼でご覧頂ければ幸いでございます。
                                               大阪芸術大学舞台芸術学科 学科長 浜畑 賢吉
 


日本では今回が初演となります!!
 舞台芸術学科 第16回定期公演 『Allegro』
  音楽/リチャード・ロジャーズ
  台本・詞/オスカー・ハマースタイン2世
  翻訳・訳詞・演出/勝田安彦
  芸術監督/浜畑賢吉

 一人の医師(ジョーゼフ・テイラー・ジュニア)の半生を描く。
 忘れてしまいがちな若き日の夢や理想、そして社会への責任。
 その大切さを、美しく楽しい音楽に乗せて訴えていきます。
 日本では今回の公演が初演となります。
 是非会場までお越しください。

150名の情熱が結集!!

 東京国際フォーラム(Cホール)
  2009年9月16日(水)18:30~
  入場料(全自由席) 前売/1,500円 当日/2,000円
  大阪コンサート協会 TEL:06-6762-2204

  投稿者:教務課


2009年9月10日

テキスタイルミーティング2009

 8月29日(土)~9月9日(水)まで、京都市中京区にある元・立誠小学校で「テキスタイルミーティング2009」が開催されました。
 関西のテキスタイルの作家が集結!!
(以下、チラシより)
 このたび関西のテキスタイルの作家を中心に「テキスタイルミーティング2009」を企画しました。
 中心となる実行委員会のメンバーがそれぞれ作家を推薦し、展覧会の企画・運営を行っており、そのために何回も会議を重ねてきました。こうした会議もミーティングの始まりと位置づけております。
 さらにこの企画は展覧会の開催だけでなく、今後、テキスタイル関係者のための、様々な情報や技術の公開の場にしていきたいと考えています。そして作家だけでなく、産業界やテキスタイルに興味ある若い人々の様々な出会いがうまれ、テキスタイルの世界が少しでも広がっていくことを目指していきます。
 この展示会に、大阪芸術大学の教員と、大学院の学生たちが参加しているということで、早速取材に行ってきました。
 元は小学校でも美術館みたいでした!!
 会場はここ、「元・立誠小学校」。教育施設としての役目を終えた後、会議やイベント等に活用されているそうです。
 
 今回は、この展示に作品を出品されている、大阪芸術大学大学院後期課程芸術制作研究科 工芸(染色)に在学中の前川多仁さんにお話を伺いました。
 作品の前での一枚
>>作品のテーマは何ですか?
 「いつも『キッチュ』をテーマに制作しています。
それは派手さであったり強さであったり、ルーズさであったり雑さであったりします。
工芸においてほとんど無視されてきたこのような『キッチュ』に光をあてることで、いっそう幅をもった工芸の解釈が可能ではないかと考えます。」
 
※ちなみに『キッチュ』とは・・・
キッチュ【(ドイツ)Kitsch】
1 俗悪なもの。まがいもの。
2 本来の目的とは違う使い方をされるもの。
大辞泉より
  
>>展示するに辺り工夫した点はありますか?
 「一緒に展示している李さんの作品は『粋(いき)』な作品なので、僕のコンセプトである『キッチュ』と相反する作品を出しているんです。
だから今回は、全く違う、正反対のようなコンセプトを持つ二人が、一つの空間を作るとどうなるんだろうと、同じような作品で固めるのではなく、作品同士がケンカし合うような、そのようなことを意識して、空間をつくってみました。」

前川さんの作品

 

立誠小学校防衛戦争
後期課程芸術制作研究科 工芸(染色)
前川多仁

 

>>実際に展示されてみていかがですか?
 「会場がかなり古い教室でして、建物の力がすごくあるんです。その建物の力を封鎖するのではなく、作品の中に引き込みたい。
そこで二人の作品と教室とが一つになれるように展示しました。僕的にはうまくいったと思います(笑)。」
 
李さんの作品

AROUSE

後期課程芸術制作研究科 工芸(染色) 
李庭林 
 

 

染織の世界の新たな一面が感じられます!

>>ズバリここを見てほしいってところを教えてください。

 「今回の展示に向けて、僕と李さんとはかなりの打ち合わせをやってきました。打ち合わせの時点から作品展というものはスタートしていて、様々なコミュニケーションのつながりがあり、このような作品同士のつながりもありと、そういったつながりを感じていただけたらうれしいなと思います。」
 
 
前川さんの作品は、「やわらかい」とか「おとなしい」とか、そういったイメージとは全く逆の、強くてきらびやかな作品でした。
染色の世界にもこんな一面があるんだなということを感じることができた展示会でした。
 
 
 
 

校舎の雰囲気が相まってより作品の世界に誘います太陽の光もどこか優しく感じます

 

テキスタイルミーティング2009
日時:2009年8月29日(土)~9月9日(水)12:00~19:00
場所:元・立誠小学校(京都市中京区)
会期中無休・入場無料


2009年9月9日

毎日気にはなっていたんですが・・・

マイデスクからはこんな感じで丸見え!!
 OUA-TVのある総合体育館は特に窓ガラスが多いところが特徴です。いつもピカピカに磨かれていて、OUA-TV内に居ても天気の移り変わりが一目でわかります!!
 
  そんな窓ガラスも、学生たちには『』として重宝しているようです。窓ガラスに映る自分たちのフォームをチェックしながら、朝早くから夜遅くまで様々なサークルがダンスやよさこい、パフォーマンスの練習をしています!!OUA-TVスタジオも2枚の大きなガラスで仕切られていて、これを利用してよく学生たちが練習しています。

 
 ただ、中で仕事をしていると彼らの練習の様子が気になってつい見てしまいます。ワタシが中から練習風景を見ているうちに「彼らはワタシが見ているのが気になって、練習に集中できないのでは?」と思ったので、直撃ブログ取材をしてきました!!

彼らははたして練習に集中できているのか!?
 ブログ取材の旨を伝えると、彼らは快く引き受けてくれました!

 取材に応じてくれたのは、100人近いメンバーをまとめている岡田匡平さん(舞台芸術学科2年)。彼らは10月末に開催する大阪芸術大学の学園祭にダンスパフォーマンスで出演するそうで、2年生を中心に学園祭に向けて練習に励んでいるとのこと。

 ダンスをする学生・・・カッコいいですね!!

>>振付とかはどうやって考えているんですか?
 「振付担当が考えています。曲の選曲、ダンスの構成にそのストーリーと一から考えています。」

 
>>毎日遅くまで練習していますが、大変じゃないですか?
 「毎日いろいろと苦労しますが、面白いこともあって、青春しています!!」
 結構自分の姿を確認できるんですね!!

>>舞台芸術学科を目指す受験生に向けて一言お願いします!!
 「作品作りは一人が多いですが、舞台芸術は一人では出来ないので、とにかくチームワークが大切で『人と人との繋がり』を大切にしています。そして、最後にはみんなで喜び合える…これが舞台芸術の魅力だと思います。」

 いつもならここで取材を終えて写真撮影に移りますが…。『あの質問』をするまでは引き下がるわけにはいきません!!徐々に核心に迫ります!!
 
ダンスをする学生…やっぱりカッコいいですね!!

>>練習する場所って、各サークル決まっているんですか?

 「早いもん勝ちです。あとは振付によって、広さの関係で決めています。」
 
>>あっ、そうなんですね。よくOUA-TVのガラスの前で練習していますが、練習しやすいですか?
 「ガラスも大きくて、場所も広いので、とても練習しやすいですよ!!」
 

皆さん、練習頑張ってくださいね!!

>>あの~、そもそもガラスに自分の姿ってはっきり見えるんですか?

 「時間帯によってはっきり見えますよ。特に日が暮れてからははっきりと見えますね」
 
そして、ついに『あの質問』に…!?
 
>>えっと…、いつもOUA-TVで中から練習している様子が見えるんですが、中から見られていて練習に集中できなくはないですか?
 「あっ、それはガラスに映っている自分の姿しか見えていないんで、全く気にしてないですよ!?逆に、いつもここで練習していてすみません!!」
 
 どうやら夏休み中に抱いた疑問は、ワタシの思い込みだったようです。胸のつかえも取れて、すがすがしい気持ちになりました。皆さんの学園祭でのパフォーマンスに期待してます!!


2009年9月8日

<タイトルは怖いですが・・・>

芸大ブログをご覧のみなさん、こんにちは!文芸学科2年生の太田翔です。
この場をお借りして、現在ガーデンギャラリーで行っている『死に様展』というグループ展の紹介をさせていただきたいと思います。
 

P9070235-1 (2).jpg
 

ガーデンギャラリーといえば、体育館ギャラリーの一番奥。優しい陽の光のさしこむ小さな空間ですが、そこでなんともおどろおどろしい『死に様展』とは……。
 
心配はご無用。この『死に様展』、名前からイメージされる暗い雰囲気の企画ではなく、むしろ、死とは暗いだけものなのか、死を通してみる現在の生の認識、そして「死とはなんなのか?」といった疑問を、創作作品を通して問いかけ、答えを探るということを目指したものなのです。

 

 
P9070235-1 (3).jpg文芸学科生の有志数名が企画をし、大学内で参加者を募るという形で実現にこぎつけました。掲示や呼びかけの結果、なんと文芸学科9名、美術学科5名、デザイン学科、音楽学科が3名ずつ、そして写真学科が1名と、合計参加人数が21名の大世帯となりました。ガーデンギャラリーの通常の利用限度を大きく超えた結果となりましたが、死屍累々、いえいえ、百花繚乱の勢いで全作品を展示しています。
 
 
展示作品は、立体造形や絵画から、音楽に写真、文章と、多岐にわたっています。そのいずれもが、「死に様」というひとつの塊の中から、自ら取り出した要素を表現しているのです。私たち若い世代の人間だからこそ感じる、「死」という概念。みなさんも、ぜひ一度触れてみてください。
 
『死に様展』
9/7(月)から9/12(土) 10:00~18:00(最終日のみ 16:30まで)
大阪芸術大学体育館ガーデンギャラリー
 
 
投稿者:文芸学科2年生 太田翔(『死に様展』企画代表)