2009年9月24日

さんめい苑ギャラリー始めました!!

 天王寺にある障害者活動センター四天王寺さんい苑」では、大阪芸術大学の学生・卒業生による作品展示が行なわれています。それは、介護福祉士を目指している卒業生を通じて「四天王寺さんめい苑」さんから作品の展示をして欲しいという依頼を受けたことから始まりました。
 「四天王寺さんめい苑」の佐々木施設長をはじめ、スタッフの皆さんは、非常に熱心な方々で、視覚に訴える空間作りを考えて欲しいとのことでした。
天王寺駅から徒歩7分のところにあります。 "施設内を活気溢れる雰囲気にして利用者の皆さんに楽しんでもらいたい!!そして、地域の皆様方の潤いの場所となっていきたい!" という、熱い思いに共感した大学院芸術研究科博士課程(後期)芸術制作デザイン(写真)領域神尾康孝さんを中心に、7月末からさっそく展示を開始しました。

 まずは、大学院芸術研究科博士課程(後期)芸術制作工芸(染織)領域の前川多さんの染織の作品です。2009年9月10のブログにも掲載されている前川多仁さんですが、さんめい苑での展示の作品は、赤を基調としたろう染めの中に動物やロケット・飛行機、武器などが描かれています。おもちゃ箱をひっくり返したような、子供の頃の忘れかけていた気持ちや忘れたくない心を彷彿させる作品です。

前川多仁さんの作品『正義の惑星 / A planet of justice』

『正義の惑星 / A planet of justice』 ろう染め・シルクスクリーン 2500×4000 mm

芸大生の作品が苑内を彩ります!!日置智也さんの作品『MJ,0606』

 また、大学院芸術研究科博士課程(前期)芸術制作彫刻領域の日置智也さんの作品は、木の葉がアクリルケースの中で造形美を形成しています。葉の色は時と共に変化していくことでしょう。変わっていくものと変わらないもの、そして、確かなものと不確かなもの。日置智也さんの作品からは、自然との共存を感じます。

『MJ, 0606』 葉、アクリル  H400 W280 D45 mm 2006年

北村章さんの作品『a sacred tree』

 そして、卒業生(大学院2009年3月修了)北村さんの作品は、昨年12月に図書館で行なわれた「展FINAL in 図書館」でも展示された「a sacred treeと「河南町」の他、新作も展示されています。展示場所によって違う顔を見せるこの2作品をまた、是非「さんめい苑」でもご覧ください。

『a sacred tree』  mixed media   1800X1500 mm 2008

北村章さんの作品『face』
 この4月から大阪府の教員採用試験に合格し、八尾市の中学校で美術の教員をしている北村章さんの新作は、3月に卒業旅行で行ったニューヨークで出会った人たちの顔を描いた「face」です。性別、年齢、人種を超えたボーダレスのつながりを求めての5人の顔です。額は、北村章さんの特徴である木屑を使っての作法です。コントラストを効かせて描いたという「face」は、遠目から見ると本当に絵から飛び出してそこに存在するように感じます。

『face』  木屑、絵の具   550×400 mm 2009年

別パターンの『face』

 もう一つの「face」は、布に墨と油と絵の具で描かれた6 mの大作です。特に瞳には、力を入れて描いたとのことです。少年の瞳に映るものは何なのか!?皆さんも是非、確かめに来てください。

『face』  墨、油、絵の具   200×6000 mm 2009年

おだこうへいさんの作品『グレープマンション』

 9月12日からの


2009年9月22日

本年度もキャンパス見学会にお越し頂き、ありがとうございました!!

   

今年は天気も良くてキャン見日和でした☆★ 9月20日・日曜日と21日・月曜日、大阪芸術大学のキャンパス見学会が行われました☆★

 天気予報では台風接近との情報もありましたが、世間ではシルバーウィークということもあり、遠方から多くの受験生や保護者の方々に見学に来て頂きました。皆さん、本当にありがとうございました。

 普段は入ることのできない大学の施設を、自由に見て回ることができるこのキャンパス見学会。説明会や作品展覧会の他に、実習体験コーナーや学生たちによるミニコンサートなど学科の特色をアピールする様々なイベントが行われました。
 

芸大の魅力がしっかりと伝わったでしょうか?

 また、入試課による個別相談コーナーでは、進学に対する疑問や不安を相談したり、プロのアーティストである先生方から作品制作のアドバイスや、演奏のレクチャーを受けることもできます!!

 そして今年は、来年度新たに開設される、初等芸術教育学科の説明会も行われ、会場には多くの来場者が集まりました。さらに、アンケートに答えてくれた来場者には学生がデザインした芸大オリジナルタンブラーがプレゼントされ、芸大らしい、アートに溢れたデザインが人気を集めました。
 

実際に教授陣に指導してもらえます!! 実際来て、見て、触れて、芸大の魅力たっぷりのこのキャンパス見学会!!来て頂いた方々には大阪芸術大学がどのように見えたのでしょうか?

 また『受験勉強が忙しくてキャンパス見学会に参加できなかったよ?!!』という受験生!!心配要りませんよ!!

 芸大グループの様々な情報を発信しているOUA-TVにて、今年のキャンパス見学会の模様が映像でご覧頂けます!!是非そちらをご覧になって、芸大の雰囲気を感じてもらえればと思います!!
>>OUA-TV キャンパス見学会特集!!

受験生の皆さんに桜が咲きますように・・・。 それでも、受験生にとっては映像ではわからないこと、直接聞きたいことなどもたくさんあるかと思います。
 
 そこで、芸大ブログでは受験生からの声を募集します!!ブログ見ました!」とか、「芸大のこんなところを知りたい!」など『芸大を志望する受験生からの募集』を是非お待ちしています☆★
 
 宛先は『ouatv-otayori@osaka-geidai.ac.jp』まで!!皆さんからの投稿、お待ちしています!!

 来春、皆さんが芸大生となって再びお会いできることを楽しみにしています☆★

 


2009年9月19日

優しく踏んであげてくださいね!!

 

只今絶賛工事中です!!
 総合体育館の芝生の張り替えがスタートしました。2年前、総合体育館前広場が「タイル張り」から「芝生」に変わったことで、それまで以上に多くの学生がここに集まって、芝生の上で横になる姿や、友達と談笑する様子をよく見かけるようになりました。
 
  それから月日は流れて…。今回、傷んだ部分の芝生の張替え作業が行われています。これは市松張りと呼ばれる貼り方で、見た目にも綺麗に新しい芝生に替えられています。
 
 
 剥ぎ取られた芝生さん、お疲れ様でした!!
 

 植えられている芝生は『スポーツターフ』と呼ばれる芝の種類で、サッカーやゴルフ、野球などの芝生の上で行われるスポーツに利用される芝生と同じものだそうです。

 
  実は、芝生には精神を落ち着かせて、集中力を高めるという研究結果もあるそうです。『』は自然にとっても、人間にとっても大切はものなんですね。休み時間にはここで一息して、勉強やサークルに励んでくださいね!!
 

田中造園の皆さん、ご苦労様です!!

 作業は今日までだそうです☆★明日と明後日のキャンパス見学会に合わせて、急ピッチで植え替え作業が行われています!!

 田中造園の皆さん、ご苦労様です!!ただし、芝生を張り終えたといっても、しっかりと根付くまでには2~3か月ほどかかるそうです。皆さん、今年中に芝生の上を歩く時は、“優しく踏んで”あげて下さいね☆★


2009年9月18日

芸大ブログに新カテゴリ、その名も『芸大レジェンド』!!

 新カテゴリを作りました!!その名も『芸大レジェンド』!!芸大が誕生して60年あまり。長い歴史の中で、現在では『伝説』となってしまったモノや人物があるはずです。そんな芸大の『伝説』を語り継ごうというカテゴリです!!
 複雑に入り組んだ大阪芸術大学に鋭いメスを入れ、芸大の伝説を徹底的に究明する、『芸大レジェンド』
1回の『芸大レジェンド』は…『芸ジャー』です!!
 
皆さん、『芸ジャー』ってご存知ですか?在校生は恐らく初めて耳にした言葉だと思います。『芸大ジャージ』略して『芸ジャー』。その昔、芸大ではスポーツ研究の授業が必須で、受講する際には必ずこの学校指定のジャージ、『芸大ジャージ』の着用が必須となっていたそうです。
ですが、ある時期を境に『芸ジャー』は必須ではなくなり、現在ではその姿を確認することができなくなってしまいました。
 
ワタシが『芸ジャー』の話を聞いたのは3か月ほど前。多くの芸大卒業生に『芸ジャー』について取材を重ねると、『まだどこかにあるなら是非欲しい!!』『無くなってしまったなら、なんとか復活はできないのか?』との声を多々耳にしました。
 
 『芸ジャー』に関して集めた情報は…
  • 芸ジャーは15年ほど前まで販売されていた。
  • 長袖Tシャツみたいな感じで、長袖上下と半袖上がある。
  • 緑色の生地で胸に白地で『大阪芸大』と書かれている。
  • 驚くほどの伸縮性を兼ね備えている。
 
という情報をキャッチ。また、とあるフリーマーケットでは高額な値段で売られていたとの情報も!!これは自分自身の目で確かめてみなければ…と思い、『芸ジャー所有者』を捜索していました。

 そしてついに、『芸ジャー所有者』を発見しました!!

染色工房・尚憲の佐伯さんと仙波さん 15年近くたった今もなお『芸ジャー』を所有していたのは工芸学科卒業の佐伯尚平さん。芸大のラジオ番組『大阪芸大メディアキャンパス~開け!アートの扉~』に出演して頂いた際に、「ひょっとするとまだ『芸ジャー』が家にあるかも…」ということで、探して頂いたところついに発見したとの連絡が!!お忙しいところお邪魔させて頂きました。
 佐伯さんは工芸学科を卒業後、同じく工芸学科の後輩の仙波憲知さんとともに大阪府八尾市で『尚憲』という染色工房を共同経営されています。

 詳しくはOUA-TVラジオ大阪チャンネルの第16・17回放送分を是非ご覧ください!!
 
 そしてついに…!!『芸ジャー』とのご対面です!!
 
ジャーン!!どうですか!!これが噂の『芸大ジャージ』、略して『芸ジャー』です!!
 これが噂の『芸ジャー』!!
 現在では当たり前になった「かぶる形のジャージ」というのが、15年以上前に取り入れるほどファッションの最先端を走るジャージだったことを物語っています!!
 
>>芸ジャーを捨てられなかったのは何か理由があったんですか?
「卒業して3~4年くらい寝間着で使ってただけで…。服を長く使う方だから残ってたんかな?」
 
>>体育の授業で着ていたんですよね?
「そうですね。2年間体育の授業があって、河南町の下宿生の中には一日中来ている人もいましたよ。あと芸大生で旅行行く時なんかも着てくる人が多かったかな?」
 
>>芸ジャーの着心地はどんな感じですか?
普通のジャージよりもとにかく伸縮性に優れていてピッチピチ。ちょうどいいサイズを買っても、ワンサイズ小さいくらいでビックリするぐらいフィットするよ。ただ、色はもう少し明るい緑の色だったような…。」
 
 『大』を『人』に変えて着ていた学生もいたそうです(笑)

 佐伯さんに芸ジャーの思い出をいろいろお聞きしていると、仙波さんが…。

「俺、たぶん捨てたわ~。何とか復活して欲しいなぁ~。何とかお願いします!!」
 
 お二人が染色工房を営んでいるということで、なんと、芸ジャー風Tシャツを復刻してくださいました!!
 

芸ジャー色を出すにはかなり時間を要するみたいです。

 佐伯さんの所有する『芸ジャー』の色と同じ色を作ります。思い通りの色になるまで、細かい調整が続きます。

 
 手染めというアナログな部分は、機械では出来ない迫力が増し、さらに人間同士のコミュニケーションが詰まっています。
 
 そして、乾かすこと1週間。ついにTシャツの完成です!!
 

 芸ジャー復活の日は近い!?

 どうですか?!本来の芸ジャーTシャツは白だそうですが、この緑Tシャツはワタシ…個人的に欲しいです!!

 佐伯さん、仙波さん、取材にご協力頂き、本当にありがとうございました!!

 
卒業生と話をしていると、まだまだ芸大には『伝説』がたくさんあります!!

 新カテゴリでは卒業生には懐かしい…、在校生には新鮮な…、受験生には興味深い話を紹介します!!
 今後も、まだまだ知られざる『伝説』を追いかけます!!


2009年9月17日

白浜研修センターに是非お越しください!!

徒歩5分のところに駐車場もありますよ!!
 先日、休暇を頂いて和歌山県南紀白浜へ行ってきました。夏も終わりを迎えつつあるということもあって、観光客はそれほど多くなく、また心地よい浜風が夏の暑さを和らげてくれます。

 パンダが可愛かったよ☆★なんて感想はさておき、今回芸大ブログにてご紹介するのは『白浜研修センター』!!サークルなどに所属している芸大生のみなさんはきっと利用したことがあると思いますが、「そんなの初めて聞いた!!」なんて人もいるかもしれません。

大部屋もあるのでサークルの合宿には最適!!
   『白浜研修センター』とは、学校法人塚本学院の学生や教職員及び校友会会員のための福利厚生施設として、和歌山県白浜温泉に設置されている施設です。全収容人数55名の和室の宿泊室は、部屋によっては窓から白良浜を臨むこともできる最高のロケーション!!また、大勢の友達と楽しめる娯楽室もあります!!
 研修センターから白良浜までは“走ると”1分もかかりません!!徒歩でも3分ぐらいです!!スーパーやコンビニも徒歩圏内!!さらには、千畳敷、三段壁、円月島、アドベンチャーワールドなどの有名観光スポットも近くて、四季折々、色々な楽しみ方のできるところです。
 

夕食3000円コースの料理!!他にも1500円、2000円コースがあります!!
 ワタシは2泊3日でお邪魔したんですが、とにかく料理が美味しくて美味しくて…。毎食3回はご飯をおかわりしていました!!おかげさまで…少しふくよかになりまして…(涙)

 この研修センターの目玉は何と言っても『大浴場』!!なんと、白浜の温泉が湧いているんです!!泳ぎ疲れても、パンダと遊び疲れても、全く心配いりません!!一日の疲れも温泉でスッキリします!!お風呂場の写真を撮り忘れましたが、これは宿泊した時のお楽しみということで…。

滞在した学生たちの寄書き!!まだまだあるそうです!! この『白浜研修センター』に訪れると管理人の方々が温かく迎えてくれます!!このセンターの管理をされている木村さんご夫妻は以前、企業の保養所の管理人をされて、このセンターには4年前から住み込みで管理人をされています。

>>2年ほど前、OUA-TVでもこの研修センターの紹介番組を制作させて頂きました。その節は大変お世話になりました。
「いえいえ。お蔭様で冬場の利用者が増えました。白浜って夏のイメージがあるけど、冬場もまた違う白浜を楽しめるので、是非冬もお越しください!

>>白良浜も驚くほど近いですし、夏場はやっぱり忙しいんじゃないですか?
「今年から附属幼稚園に通う園児のご家族も利用できるようになって、小さいお子さんを相手にするのは初めてやから大変でした!!お子様ランチもビックリするぐらい作りましたし。」

>>あの~住み込みってことは年中無休なんですか?
「夏場だけしか開いてないって思われがちですけど『年中無休』です。大晦日には年越しそばも出るし、お正月にはおせち料理なんかも作りますよ。」
 

頼りにしてる外国人向けの看板!!
>>料理はご主人が作られているんですか?
 「実は昔、板前をしたんでその経験が今に生かされています。とにかくメニューを考えるのが大変で、なるべく学生さんたちが好むモノをと思って、いろいろ試行錯誤しながら作っています。」

>>これまででハプニングとかありましたか?
 「外国の方がよく来られますね!!私たち英語なんて全くわからないから、芸短生にお願いして英語の看板を立てて、話しかけられたら看板を指さすようにしてます!!」
 
 

奥さんが「大切にしていますよ!!」とおっしゃってました!!


>>管理人をやっていて、一番嬉しいことは何ですか?

 「学生は4年で卒業してしまうけど、卒業後も毎年来てくれる子もいて、自分の子どもが里帰りしてくるみたいでウキウキします!!芸大生はとにかく面白い子が多いから、学生ともっと色々会話をして交流したいですね。昔は白浜に80軒くらいあった保養所も、この不景気で次々と撤退しているけど、芸大はこうして多くの人が利用してくれるので、本当に嬉しいです!!これからも多くの学生さんに利用してもらって、いい思い出を作ってほしいなと思います。」

 
是非、白浜研修センターにお越しください!!
 最後に、木村さんご夫妻に白浜の『一押しイベント』を教えて頂きました!!その名も『砂まつり』毎年5月下旬に白良浜で開催されているこのイベントは、砂で作る体験型芸術コンクール。

 「芸大なんやからアート作品作らせたら誰にも負けないでしょ!? 優勝すると賞金10万円!!ここで砂まつりに向けての合宿をして、是非大会に参加して欲しいです!!実は私、優勝したことがあるです★☆

 えっ!?本当ですか!?是非弟子入りをお願いします!!

 滞在した3日間、本当にお世話になりました。大満足の白浜の旅でした☆★ これから冬に向けて、白良浜のイルミネーションイベントや、カウ