2012年3月28日

VOICE STUDIO VERSUS

 先日、放送学科に新しくできたアフレコスタジオ、「VOICE STUDIO VERSUS」に行ってきました!
今年度からスタートした放送学科声優コース。そのコースの学生たちが主に使用する、音声スタジオです。
今日はそのスタジオの中をちょっとだけ紹介しちゃいます!
 

vs006.jpgアフレコとは、アフターレコーディングの略でアニメのセリフの録音や映画の吹き替えなどを行うことです。
映像に合わせてセリフなどを録音するため、このスタジオにはアフレコをするのに必要なモニターがブースの中に並んでいます。
このモニターが結構な大きさがあり、実際に映像を流してみるとかなりの迫力!

今回、OUA-TVがナレーションの録音の為にこのスタジオを少しお借りしました。
ナレーターは番組でもキャスターを務めている放送学科アナウンスコース二年生の林希さん。
大きなブースに一人で立つと緊張しちゃいますよね。

vs001.jpgブースの外にある副調整室には収録に必要な機材が揃っています。
オーディオコンソールはスチューダー社のVISTA5 M2。テレビ局の録音スタジオなどでも使用されているミキサー卓です。
録音はNUENDO(ヌエンド)というソフトを使って行います。

この副調整室からマイクの音を調整したり、声優さんたちに指示を出したりします。
ブースの中に入らなくても大きな窓があるので、お互いに顔を見ながらやりとりができるんですよ。
 
 

vs005.jpg声優を目指す皆さんなら誰もが憧れるアフレコスタジオ。
4月から本格的に使用できるようになるので、授業が楽しみですね!


2012年3月27日

パフォーマンスアート展

もう四月になろうとしているのに今朝は一段と冷えましたね!
布団から出るのに一苦労したゲイブロ君です。
今日は映像学科の大橋先生からいただいた投稿ブログをご紹介します!

 大阪市阿倍野区の「ギャラリー流流」で開催中の、芸術計画学科の学生作品展を紹介します。この展覧会は芸術計画学科の専門科目「空間表現研究/造形芸術演習」(大橋 勝担当)の2011年度後期課題として制作された作品から選抜して出品・構成されています。課題のテーマは作品としての「行為」の実施です。これは現代美術ではパフォーマンスアートもしくはパフォーマンスと称される分野で、作者の身体や動作、時間、場所、観客との関係などの要素を含む「行為」そのものを作品の内容とする芸術の形式です。行為そのものが作品であるため、絵画や彫刻などのように物としての作品が定着するわけではありません。行為についての記憶、記録、痕跡などが残されるだけです。今回は課題作品のうち、展示に向いた記録、痕跡、行為そのものを選抜して展覧会を催しました。

pa003.jpg『たにもとハム工房』谷本亜利紗
ぬいぐるみやフィギュアなどを赤い毛糸で縛り上げ吊るす行為。パフォーマンスの残滓を展示しています。

 

pa002.jpg『自己過剰保護症候群リハビリテーション見学会』滝沢仁悟
閉じた部屋で一定時間「箱」と対峙する行為。観客は小さく開いた覗き窓から覗くことのみ許されます。報告書と映像記録を展示しています。
 

 

pa001.jpg『壁のシミとしての映像』高橋豪
カビのようにいつの間にかじわじわとひろがるシミを、プロジェクターからの映像で壁にインストールする行為。行為そのものが展示されています。
 

 

期間:2012年3月22日から4月3日 期間中休日:水曜日
開廊時間:午前11時から午後7時 会場:ギャラリー流流 住所:大阪市阿倍野区丸山通1-2-2 電話:06-6656-8184
催し名:大橋勝の現代芸術演習part4 「performance art?」
ギャラリーHP:http://ru-pe.com/ 
アクセス:http://ru-pe.com/www/pages/g-ac2.htm

投稿:映像学科 大橋 勝先生


2012年3月26日

なんばパークスアートプログラム「リアリティとの戯れ-Figurative Painting-」

こんにちは、ゲイブロ君です!
この頃は天気になったかと思ったら雨が続いたり、上着を選ぶのにも気を遣いますね。
みなさんも暖かくなったと思って油断して、風邪など引かないようにしてください。
さて、今日は教務課の大倉さんからいただいた投稿ブログをご紹介します!

なんばパークスアートプログラム「リアリティとの戯れ-Figurative Painting-」に行ってきました。このアートプログラムも今回でvol.8。今回もまた趣向を凝らしたプログラムとなっていました。
今回のプログラムは展覧会形式です。大阪芸術大学を巣立った20から30代の若い作家たちの表現に注目し、“具象をしっかり見せる”をコンセプトにした展覧会を中心にトークショー、ギャラリートーク、ワークショップが連日企画されています。

 

ookurasantoukou001.jpg25日、会場前ロビーでは田岡和也さん(当展出品作家)によるワークショップ「CUSTOM DECO BAG-Myショッピングバッグを作る-」が行われていました。日々買い物した際にもらう様々な種類の紙袋を素材にしたワークショップ。紙袋に施された色や形を分解し自分なりに再構成するというものです。出来上がる新たなショッピングバッグは分解された日常と自分なりの遊び心が混ざり合った作品に変わります。切ったり、貼ったりデコったりして楽しんでみようというワークショップです。

ookurasantoukou008.jpg会場に飾られたサンプルは田岡さんの3歳になる息子さんが製作してくれたものだそうです。最近は大きな丸の中に2つほど丸を描いて5本の線を加えた形がお気に入りのようで、その形をふんだんに使用したショッピングバッグは何とも可愛らしい。きっとお父さんである田岡さんを描いたものだと思うととても微笑ましくなりました。

 

さて今回のこの企画も大阪芸術大学の魅力が詰まっています。総合ディレクターの谷悟先生の呼びかけで山中俊広さんをゲストキュレーターとして迎え、プログラムが構成されています。山中俊広さんはこのブログでも何度か登場していただいたことがあります。山中さんは2008年から現代美術専門のYOD Galleryのディレクターとして活躍され、2012年よりフリーランスとして活動を開始されています。本学の大学院を修了され、大阪芸術大学博物館の立ち上げ時に学芸員として大学に勤務されていました。
24日(土)に行われたトークショーは師弟対決と呼ぶにふさわしいものでした。大阪芸術大学博物館学芸員の小口斉子さんと山中さんが、本学卒業生たちの「現代美術」について語る、というものでした。

ookurasantoukou005.jpg本日、会場では来場した学生さん達に作品の解説をする山中さんの様子がみられました。

そして会場でのワークショップのサポートや企画の運営には芸術計画学科の在校生で構成されたなんばパークスプロジェクトチーム「L’imgs」の9人が活躍してくれています。また、美術学科、写真学科、工芸学科、映像学科の在校生・卒業生・修了生、通信教育部の在校生までもが運営に協力してくれています。パンフレットやフライヤーのデザイン、製作も起業した卒業生が引き受けてくれました。

 

ookurasantoukou003.jpg大阪芸術大学はアートの創り手のみならず、プロデューサーやキュレーターといった繋ぎ手の育成にも取り組んでいます。今回の企画は、「アートのよき理解者であることをベースにして、芸術の社会性の部分をどのようにデザインするか」そんな学びを実践する芸術計画学科がある大学だからできたプロジェクトなのです。

ookurasantoukou007.jpgさて、メイン会場に足を運ぶと7人の作家の具象絵画がずらりと展示されています。一角では小松原智史さんがライブペインティング中でした。
出品作家さんは苅谷昌江さん、小橋陽介さん、町田夏生さん、坂本真澄さん、田岡和也さん、中嶋寿拳さん、小松原智史さんです。

ookurasantoukou006.jpgどの作品からも解放感・自由さが感じられます。一見どのように鑑賞していいものやらと思う裸の人物が描かれていたり、目隠しされた双子の獣が意味深く描かれたもの、社寺や仏像が明るく楽しい色彩で美しかったり、どこまでも終わりがないように展開し続いていく線。モチーフや発想、表現は違うけれど、これらの作品には何か共通するものがあるようです。

ookurasantoukou004.jpg答えがそれかどうかはわかりませんが、田岡さんの息子さんの表現がそれを教えてくれたような気がします。いちばん身近な人物を描く。それをショッピングバッグにたくさん描く。その上、デコっちゃう。3歳の子供のこの「遊び心」が美術の動機の一つのように思えます。

 

自分の身近な世界、自分が今見ている世界、その透明に包まれた世界を内側から観察して、「遊び心」という表現の主観性をプラスする。あとは筆が進むままにノビノビと描いていく感覚。山中さんの言葉を借りると「しなやかに遊ぶ」感覚。この展覧会の作品に愉しめる違和感や解放感を得ることができたのは7人の作家さん達がきっとそんな感覚をもって描いたものだったからかもしれません。
「自分は日々どんな世界を見て、自分なりのどんな遊び心を動員できるのか」、会場の作品を見た人自身がどんなことを考えるのかな?と邪推してしまい


2012年3月24日

森口ゆたか展   ギャラリーすずき

 

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森口ゆたかさん(美術学科84卒)の個展 —ひかりの庭— が1月24日から2月5日まで京都のギャラリーで行なわれました。森口さんは、日常品と映像を組合わせたインスタレーション作品の発表を続けてこられました。今回は、子供の発育過程で必要な家具や遊戯物を白く塗り、空間に軽やかに展示しています。床には白熱電球の灯りと天井部の映像プロジェクターから虹を思わすような映像が投影され、時間とともに変化し幻想的な風景を作り出しています。

 

 

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空間に構成された数々の日用品を見てみます。子供用ベット、折り畳み椅子や丸椅子、積み木、数々の玩具などが白く着色されています。白く塗ることで日用品は、従来の色が消され、立体感を喪失したそのものの形が明確に表れます。表面の白さによりスクリーンと同様に、投影された光や色彩が反射し空間全体にイメージの統一が行なわれます。アーティストの子育ての経験から生まれたと思われるこの作品は、子供の発育の愛おしさが感じられる作品であったと思います。

 

 

 

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作品は一定のサイクルで床におかれた電球とプロジェクター映像の投影がされ、その変化から人間の物語を読み取ることができます。色彩豊かなイメージから、濃淡の灯りへと移り変わる時、人間の生涯ということを感じ取ることができます。人の発育は、やがて老いることになり、それは、最初の印象から外れて物悲しさが伝わるようになります。

 

 

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子供のときに使用した日用品は、重力を無視するかのように展示構成されています。自らが子供だった経験と子供を育てたという二重の体験が記憶の彼方へと導かれ、触りたくとも触れない風景として存在しているようです。インスタレーション形式ではありますが、一定場所からの観賞方法により、実体としてあるものが希薄に不確かなこととして感じてしまうように思えました。

 

 

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報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室

2012年3月23日

今週の大阪芸大テレビは?

tv114-09.JPG皆さんこんにちは!

昨日は、大阪芸術大学で卒業式が行われました!
春休みで静かになっていたキャンパスにも学生たちの元気な声が戻りました。
天気も良く、最高の卒業式になったのではないでしょうか!
4年生の皆さん卒業おめでとうございます!!

 

 
 
 

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さて、今週の大阪芸大テレビ。
まず初めは、大阪芸術大学博物館で行われた所蔵品展の模様をご紹介します! 
大阪芸術大学には、絵画をはじめ写真や蓄音機など、およそ2000点を超える数々の貴重なコレクションがあります。今回は、大阪芸術大学が所蔵するコレクションの中から、選りすぐったセレクション展が開催されました!
この模様は、是非番組でご覧下さい!

 

 
 
 

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続いては、大阪芸術大学短期大学部 メディア芸術学科の卒業公演の模様をお送りします!
兵庫県川西市の「みつなかホール」で、短期大学部メディア芸術学科
舞台芸術コースの卒業公演「大正ロマネスク ザ セブンス ヒーロー」が上演されました。
今年で4回目となるこの卒業公演。
毎年、企画・監修を担当しているのは、舞台やテレビでお馴染みの俳優、小野寺昭先生です。
若いパワー溢れる舞台、皆さんも是非ご覧下さい!
 
 
 
「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜12時35分からサンテレビで放送中!
その他の局でも好評放送中です!
今回も見どころ満載、皆さん是非ご覧下さい!!
 
 
 
<<オンエア情報>>
 
3月23日(金)
奈良テレビ放送 22:30から 
サンテレビジョン 24:35から
北陸朝日放送 25:40から
 
3月24日(土)
テレビ和歌山 22:45から