2012年8月23日

大阪芸大メディアキャンパス-開け!アートの扉-

こんにちは!ラジオ大阪(OBC1314)にて毎週木曜日に絶賛放送中の「大阪芸大メディアキャンパス-開け!アートの扉-」にてアシスタントパーソナリティを務めている加藤万梨子です!

さて、夏も終わりに近づいてきましたが暑い日が続いていますね。お盆が開けたばかりということもあり、普段通りの生活にまだ戻れていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?そんな方も、もう既に秋に向けて新たに進んでいるという方も、ぜひ今日はラジオのスイッチを入れてメディキャンを聞いてみてください!今日は、将来の夢に向って頑張っている学生さんが登場しますので、とても刺激になりますよ!

さあそれでは、今週もメディキャンの聴き所をたっぷりご紹介します!

 

まずは、毎回大阪芸大にゆかりのある豪華なゲストをお迎えして、メインパーソナリティの塚本先生とのトークを繰り広げる「ゲストの扉」からご紹介します!

IMG_7636.JPG今日のゲストは、大阪芸術大学音楽学科ポピュラー音楽コースから生まれたバンド『Printemps(プランタン)』のメンバーである「たかおさん」と「ちかさん」と「ひろしさん」です!

Printempsは、今年の春に結成されたばかりなのだそうですが、三人ともに曲を書いて歌うことができるというとても多彩なグループなんです!そしてなんと、バンドなのにギターがいないというとても変わった一面もあります!

IMG_7646.JPG今日のオンエアでは、グループ結成の経緯や、それぞれの出会い。そして三人と音楽との出会いや、グループの特徴、目指している音楽のお話などPrintempsのメンバーの素顔が垣間見れるとても楽しいトークが盛り沢山です!

そして今日はPrintempsの曲もまるごと一曲オンエアします!最後にはライブの告知もありますので、ぜひお聴き逃しなく!

IMG_7647.JPGさあそして、今日のプレゼント!

今日のプレゼントは、ゲストのPrintempsのメンバーからいただきました!

Printempsのメンバーのサイン入りCDシングルを2名様にさしあげます!

プレゼントの応募方法は、今日の放送で要チェックです!
ぜひGETして下さいね!応募お待ちしております!

 

 

さあ、今日の放送もラジオ大阪(OBC1314)にて深夜24時から30分、アート情報満載でお送りします!展開が見逃せないラジオドラマ劇場テアトル山田のコーナーももちろんありますので是非聴いて下さいね!


2012年8月22日

キャラクター造形学科2回生が優秀賞を受賞しました!

高齢者保健福祉月間啓発ポスターコンクールにおいてキャラクター造形学科2回生が優秀賞を受賞しました!

IMGP9373.JPG8月21日(火)午前10時から大阪市中央区にある大阪府庁
5階“正庁の間”において、平成24年度高齢者保健福祉
月間啓発ポスターコンクールの表彰式が開催されました。
 応募総数135作品の中からキャラクター造形学科二回生の
石倉春菜さんと松村美緒さんが優秀賞を受賞しました。

IMGP9374.JPG大正15年に竣工された大阪府庁本館の“正庁の間”は
5階中央にあり、かつては年末年始の行事や人事発令・式典
などに使用されていた特別な部屋。
 美術学科の初代学科長・鍋井克之先生の作品『陽春の中之島』も展示されています。

修復されたステンドグラスやシャンデリアの下で、表彰状を授与された二人。
夏休み一番の思い出になったことでしょう。

 7月29日と8月5日の二日間にわたり、泉佐野市生涯学習センターで『いずみさの漫画道場』が開催されました。

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 講師を務めたのはキャラクター造形学科卒業生の池本衣里さん(06生)と内田奈那さん(07生)。
 キャラクター創りに興味のある小学4年生から高校2年生に対し、池本さんは『キャラクターの表情』(7月29日)『キャラクターの頭身』(8月5日)、内田さんは『ちびキャラを創ろう!』(7月29日)『ちびキャラを動かそう!』(8月5日)を担当。

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 キャラクター造形学科で培ったキャラクター創りの極意を伝えました。

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投稿:林日出夫先生(キャラクター造形学科)


2012年8月19日

門田修充展 番画廊

1-DSCF2699.JPG

門田修充さん(美術学科68卒)の個展が4月2日から7日まで行われました。

画廊に入ると、壁一面に硬質な金属で作られた飛行機イメージが展示され、床にはユーモラスな形態の彫刻二体が置かれていました。

 

2-DSCF2707.JPG前回の個展では、飛行機のイメージはユーモラスな形態の内にありましたが、今回はその彫刻の外へと飛び立ち、作品は空間へと拡張されていました。
彫刻の歴史に鑑みるとこの作品は「広義の彫刻」にあります。そして床に置かれた作品と壁に展示された作品は、個別のものではなく全体で体験するものとして制作されているようです。

 

3-DSCF2701.JPG床に置かれた作品は、ステンレス、自然木、紐、色彩など複数の要素から構成されており、二体の彫刻は紐で繋がれています。
日常的な素材を複数使用し制作することも「広義の彫刻」の特徴といえます。

 

4-DSCF2704.JPG床に置かれた彫刻作品の一体は、ドーム的形態の表面が切り取られ内が見えるように制作されています。
もう一つの作品のドーム的形態の表面は閉ざされており内が見えません。この二つの作品が複数の紐により緩やかに繋がっています。
私たちはこの様子から何を連想できるでしょうか。

 

 

5-DSCF2710.JPGドーム内より飛び出した飛行機のイメージは、壁に張り付くように床に置かれた作品より高く飛行しています。
ギャラリー空間を囲むように飛行機は連続しています。紙飛行機的な幼さの残るこの形から、私たちは幼少の頃を思い出します。
しかし、金属質の鈍い色と同形の飛行機が同じ方向に展示してあることで、ある種の恐怖感も感じます。

ユーモラスと幼い世界観のある作品の中にも、少しの恐怖を感じとることができる作品であったと思います。

報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室


2012年8月16日

HOT展2012 part2 Gallery H.O.T

1-DSCF2627.JPG3月5日から17日までのグループ展に山崎由美子さん(美術学科卒)が参加されていました。
作品はモニターを使用した映像作品と写真集の2種類の作品で、両方とも「水」がテーマとなっています。

2-DSCF2617.JPG映像作品は画面からわき出すように水滴が現れ、徐々に水滴同士が重なり大きくなり画面下へと流れ落ちます。
じわじわと無数の水滴が現れる様子や少しずつ水滴が重なるときの円から歪んだ形への変化、互いに引き合う様子などには小さな命を感じることができ、可愛らしくもあり神秘的でもありました。

3-DSCF2625.JPG画面上の水滴の輪郭は暗く、その水滴の内と外が明るく映し出されています。私たちが通常経験する水滴とは異なり,輪郭部分が強い抽象的なイメージに構成されています。
また、映像ならではの画面構成、時間構成が施され観者が楽しめる表現にもなっていました。

 

4-DSCF2629.JPG水は生命を支える重要な物質であり、また、私たちの日常生活でも自然に個体、液体、気体と姿を変え循環していく興味深い物質でもあります。
このような特性の水という物質に、いままでも多くの芸術家が魅了されてきました。
 

 

報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室

 


2012年8月13日

HOT展2012 part3 Gallery H.O.T

3月19日から31日までのグループ展に浅野綾花さん(美術学科08卒)と豊島舞さん(美術学科06卒)が参加されていました。

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浅野さんの版画作品を見てみます。作品は銅版画で制作され、作品表面には印刷の時プレスすることで生まれる凹みが現れます。
この凹みを今回は一つのイメージとし、ダブルイメージを作り出しています。

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浅野さんの作品は、以前にも紹介しましたが、作者のプライベートな世界観を多様なイメージや記号を用い表現しています。私の見方では、マンガ「ちびまる子ちゃん」に見られる幼女のキラキラ感的模様が散りばめられた作品に思えます。
その印象とともに唇イメージに見られる性的フェティシズムが混在し、曖昧な成熟の女性観を見ることができます。

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この作品は輪郭線によりカップのイメージが伝わりますが、輪郭線の曖昧さは地と図の関係を緩くし、トリッキーな構造も内包しているように感じられます。

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「かがやき」、「ずぼん」、「はる」、「ユー」の作品はどれもダブルイメージを利用しています。
銅版自体をイメージとして切り取り、その中にイメージや記号を描き出しています。

長方形や正方形が描く為の支持形態としてあったものが、イメージを優先し支持形態を、そのイメージに合わせるシェイプド・キャンバスの延長としても見えます。

 

報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室