2015年5月13日

文芸学科の新しいスペース「文芸サロン」誕生!!

今日は、文芸学科に新しくできたコミュニティスペースについてご紹介します!
その名も「文芸サロン」!!

可動式のテーブルと椅子、ソファなどもあり、開放的な空間が生まれました。
また、教室の3分の1のスペースは講義ができるように机が並べられています。
ここはどんな目的で作られた場所なのでしょうか?
文芸学科長の長谷川郁夫先生にお話を伺いました!

大阪芸術大学のキャンパスには現在、2~23号館と、31、32号館、そして芸術劇場や総合体育館、芸術情報センターなど、多くの校舎が建っていて、それぞれの校舎内に各学科の実習室や撮影スタジオ、ギャラリーなどの施設が備えられています。
そんな中、文芸学科の施設と言えば、合同研究室と教授陣の研究室がある22号館5階・6階のフロアだけでした。
さらに、学科の主要な授業は、8号館や9号館で行うことがほとんどだったそうです。
文芸学科の学生たちにとって「ここが私たちの居場所」だと思える”本拠地”がありませんでした。
確かに、特別な機材や設備はなくても、文章は書けます。
小説や詩を書く時は、一人で部屋にこもって取り組むという人も少なくないでしょう。
しかし、「文芸学科の学生たちの武器になる言葉を磨くには、人と対話することが大切」だと、長谷川先生は話されました。
言葉を培うためのコミュニティスペース…それが文芸サロンなんです!

ここでは、本を読んだり、友人と共に創作をしたり、もちろん飲食することも可能です。
また、文芸学科の学生だけでなく、同じ22号館の1階で実習を行っている工芸学科ガラス工芸コースの学生や、他学科の学生たちも利用することができるそうです!
授業でも使用されるほか、例えばガラス工芸作品を展示したり、文学作品の映画を上映したり、本を置いて自由に読める図書館にしたりと、今後いろんな活用のスタイルが考えられているみたいですよ!
文学部の文芸学科ではなく、芸術学部の文芸学科らしい形で、進化を続けています!


17日(日)に開催されるオープンキャンパスでは、この文芸サロンで活版印刷体験を行います!
みなさんが普段、パソコンで文字を打つ時にも、フォントの種類や、ポイント(サイズ)、文字間や行間を調整したりしますよね?
活版印刷では、活字を一文字ずつ拾って組み合わせ印刷をしますが、その工程は、私たちがパソコンでしている作業のいわば原点とも言えます。
オープンキャンパスに参加される方は、ぜひ文芸サロンにも立ち寄ってみてくださいね!!

投稿:島田(OUA-TV)


2015年5月13日

ART&DESIGN FORUM EXIHIBITION What is Design?

あべのハルカス24階、大阪芸術大学スカイキャンパスにて開催中のART&DESIGN FORUM EXIHIBITIONが昨日で3日目を迎えました。

台風6号の接近で開催も危ぶまれたのですが、なんとか天気も持ちこたえ、平日にもかかわらず多くの方々がお越しくださいました。

3日目は大阪芸術大学デザイン学科教授でグラフィックデザイナーの三木健先生をお迎えしてのセミナー「What is Design?」が開かれ、こちらも大変多くの方に聴講していただきました。
「What is Design?」・・・ワットイズデザイン?・・・デザインとは何か?・・・。
このフォーラムには共通テーマとして「少し未来のはなし」という共通認識のもと、講演される先生ごとに個別のテーマもあります。
三木先生がどのようなお話をされるのか、私たちスタッフもずっと気になっていたのですが、いざ始まると目からウロコのお話がたくさん!
日常の中の無数のデザインにこんなにも見落としているところがあったのか、と気づかせていただきました。

そして、先生が作成されたユニークなプログラム(りんごをモチーフにして、触るといろんな反応をする)をiPadで紹介。会場内のお客様に実際に操作してもらい、会話しながらセミナーを創り上げる様子はまさに「少し未来のはなし」でした。
今後デザインを学ぶ若い世代の方や、今現在デザインの世界でお仕事をされている方には特に参考になったのではないでしょうか。

本日、5月13日(水)は18時より、デザイン学科教授でプロダクトデザイナーの喜多俊之先生によるセミナー「もっとクリエイティブ時代がやって来る」がございます。
喜多先生は今回のART&DESIGN FORUM EXIHIBITIONのプロデュースをはじめ、世界中で様々なお仕事をされているので、普段は聞けないような凄いお話が飛び出す・・・かもしれませんね。。

参加は無料となりますので、ぜひ大阪芸術大学スカイキャンパスへお越しください。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

>>詳細

投稿:藝術研究所


2015年5月12日

舞台芸術学科卒業生で教授の内藤裕敬先生「公演実習」

いよいよ今週末、大阪芸術大学のオープンキャンパス第1回が開催されます!
そこで!このブログでもオープンキャンパスに向けて見どころを少しずつご紹介していきますね。

大阪芸大のオーキャンと言えば…まずはLIVE
学生たちによるさまざまな公演・上映会が開かれます。

 

映像学科では、日本を代表する特撮技術監督、故・川北紘一先生を偲び、先生の遺作となった『装甲巨人ガンボット』の上映会を行います。
この作品、昨年度のオープンキャンパスでは公開ロケを行って制作されました。
メイキング映像も同時上映されるほか、撮影で使用したスーツの展示や、スーツアクターによる演技も間近で見ることができちゃうらしい…?!

 

そして、舞台芸術学科では、舞踊・ミュージカル・ポピュラーダンスを学ぶ学生たちによる舞台公演を予定しています!
演者はもちろん、舞台美術から照明、音響に至るまで、学生たちによって作り上げます!
舞台芸術学科を志望していない人も、一見の価値あり!!

 

さて、今日のブログ本題は…そんな舞台芸術学科について!
今年4月から舞台芸術学科の教授として、南河内万歳一座座長で演出家の内藤裕敬先生が就任されました!!
内藤先生の名前を聞いて、「あれ?」と思った方、いつもブログをチェックしてくださっていますね?笑
ラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」のパーソナリティでもある内藤先生は、このブログではお馴染み。
私はラジオ収録で何度も内藤先生の話を聴いてきましたが、いつもテンポ良く軽快でキレるトークをされる方なんです。
内藤先生が担当される授業はラジオ同様、きっとエキサイティングに違いない…!
そんな期待を膨らませて、さっそく授業を覗いてきましたので、ご紹介します。

先生が担当されているのは、3年生の「公演実習」という授業。
実習ということだから、お芝居の練習か何かをしているのだと想像してレッスン室に入ってみたのですが…

学生たちの前に並べられたのは、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画「モナ・リザ」。
モナ・リザの左側と右側に、学生たちがそれぞれ言葉を書いています。
左には「にっこり」「長髪」「麗しい人」「黄金比率」「貴婦人」「瞳」といった単語が並びました。
そして右には「何?」「限界です」「よく言われます」「ちょっと待ってて」「こう?」などが挙げられています。

実はこれらの言葉、左は「この作品に別のタイトルを付けるとしたら?」
右は「ダ・ヴィンチの横に誰かが立っていて、その人がモデルのモナ・リザに対して何か話しかけたとする。モナ・リザが言い返した一言は?」
という質問からイメージした言葉です。

左側に書かれたものは、いかにもこの作品を説明しているタイトルですね。
でも右側がもし作品のタイトルだとしたら、なんだか想像力が掻き立てられませんか?!

内藤先生は、「思考するより、遊ぶことが大事。あとで考えたセリフは、この絵画で遊んだ結果生まれた言葉だから、「モナ・リザ」のことを説明しているのではなくて、表現しているよな」と話します。
「台本を読む時も同じ。思考して読むのではなく、遊んで読むことで、表現の可能性を広げることができる」のだそうです!

続けて、3枚の絵を並べて、「今から流す音楽はどの絵で流れている音楽か?」という”遊び”も始まりました。
ブログでは残念ながら音楽をお聴かせすることはできませんが、流されたのはリズミカルなピアノの伴奏曲です。
音楽を流し終わったあと学生たちに挙手を求めると、ちょうど3分の1ずつくらいに意見が分かれ、興味深い結果になりました。
そして、何故その絵を選んだのか、一人ずつ理由を発表していったのですが、中には1本お芝居の台本ができてしまうのではないかと思う程、壮大な物語を話した学生もいました!

実はこれ、戯曲創作の一つの手法なのだそうです。
戯曲創作には、テーマ主義とモチーフ主義というものがあって、モチーフ主義では、こうして何かをモチーフにしてストーリーを考えるらしいです!
客席に座る人を楽しませるためには、その人たちが想像もつかない展開にしなければいけませんが、頭の中だけで考えるのには限界がありますよね。
そんな時は、こうして絵と音楽でイメージを膨らませると、自分でも思いつかなかった発見に出会え、さっきまで有り得なかったものを感じることができると内藤先生は話されました。
最初の「モナ・リザ」で話された”思考より遊ぶこと”の大切さの話が、ここに繋がってきます。

この3枚の絵と音楽を使った”遊び”は、このあと何回か題材を変えて繰り返されましたが、その度に学生たちのイメージもより鮮明なものになってきました。
この”遊び”の訓練は、お芝居に限らず、さまざまなジャンルの芸術表現にも使えることだと思いました。
全く新しいものを生み出すことはかなり高度なことですが、今あるものをモチーフにして遊んでいれば、そこから派生したものが新しいものになったりしますよね。
私もブログを担当して3年目…毎年同じような記事にならないように、新しい伝え方を見出したいなと思いながらメモを取っていました。

“遊び”を大切にする内藤先生の授業、今後どんな展開になっていくのか気になります!

投稿:島田(OUA-TV)


2015年5月11日

ラジオ「大阪芸大スカイキャンパス」

今日は月曜日…ということで、もう一つブログ記事をアップ致します。
月曜日と言えば、もうみなさんおなじみ!
今日は、大阪芸術大学グループのラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」の放送日です!

パーソナリティは大阪芸術大学副学長の塚本英邦先生。
さらに、本学映像計画学科(現・映像学科)出身の人気映画監督で映像学科教授の田中光敏先生と、舞台芸術学科出身の演出家で劇団「南河内万歳一座」座長、そしてこの4月から舞台芸術学科教授として就任された内藤裕敬先生が、交替で出演されます。
そして、毎回さまざまなジャンルで活躍する大阪芸大グループ出身の著名な卒業生たちを月替りでゲストに招き、楽しいトークを繰り広げます!!
第一線に名を馳せるクリエイターたちのリアルな声を聴くことができる番組内容となっています! 

今日のゲストは、映像学科卒業生で映画監督の山下敦弘さんです!

今回の放送では、中学・高校時代の山下さんについて話されます。
小学生の頃からクラスメイトと映画館へ行くのが好きだったという山下さん。
中学時代には、どのような映画をご覧になっていたのでしょうか?
また、高校になるとご自身で映画も撮っていたそうですが、どんな作品を作られたのでしょうか!

今夜の放送も、聴き逃せません!

「大阪芸大スカイキャンパス」
5月11日(月)20:30~21:00 オンエア
ラジオ大阪(OBC)1314

投稿:島田(OUA-TV)


2015年5月11日

ART&DESIGN FORUM EXIHIBITION 商品に内在するドラマを売れ!

スカイキャンパスで開催中のART&DESIGN FORUM EXIHIBITION!(※本日は休館日)
私も、昨日10日(日)に会場へ行ってきましたので、ご紹介します!

今回講師を務められたのは、放送学科長でクリエイティブディレクターの岩崎富士男先生です。
セミナーのタイトルは「商品に内在するドラマを売れ」!

「CMを作る時に頭で考えちゃいけない。アイディアは頭の中ではなくて、商品の中にあるんだよ」というのは岩崎先生の言葉。

セミナーでは、岩崎先生がこれまでに制作されたテレビCM作品の数々が広告提案の実例として紹介されました。
中には、学生たちにも紹介したことがないという、”お宝映像”も…!!
大物タレントを起用してそのタレント性を活かした作品もあれば、アイディア勝負のあっと驚くシンプルな作品まであり、盛りだくさん。

会場には、一般のお客様はもちろん、岩崎先生の教え子である卒業生や在校生もたくさん集まっていました。
紹介された作品の多くは、普段の授業でも教材として使用されているので、岩崎先生の授業を受講していた人にとっては懐かしく感じる部分も多かったかと思います。
私も学生の頃に先生の授業を受けていたので、なんだか学生時代に戻ったような感覚になりました。
でも、先生の授業を受けていた人にとって、懐かしいだけのセミナーでもありませんでした。
授業の時には話されなかった制作意図やウラ話なども加えられ、「そういう経緯でこのCMが生まれたんだ!」「そんな効果を狙っていたのか!」と驚きと発見が止まない1時間!!
気付けば、あっと言う間に講演の終了時間となってしまいました。

明日は、デザイン学科教授でグラフィックデザイナーの三木健先生のセミナーが18時から開講されます!
若干の空席もありますので、皆様お誘い合わせの上、スカイキャンパスへお越しください。

このブログでは、イベント終了まで各先生のセミナーの様子を紹介していきますよ!
ブログも、セミナーも、お見逃しなく!!

>>詳細

投稿:島田(OUA-TV)