2016年8月2日

ガラス工芸コース卒業生による展覧会を開催

7月13日(水)から19日(火)まで、あべのハルカス近鉄本店ウィング館9階催事場にて、工芸学科ガラス工芸コースを卒業したガラス工芸作家による展覧会「大阪芸術大学 新進作家 ガラス工芸展 ~日常のガラス~」を開催しました。

会場 開店前の打ち合わせ

出品者
1期生 安達 知江 / 大西 未沙子
2期生 大東 健太 / 横山 翔平
3期生 川野 健佑 / 辻 建考 / 十川 賀菜子 / 藤原 三和子 / 吉田 成美
4期生 富永 一真 / 新野 恭平
6期生 沖 知樹 /日俣 光起

作家1
【DM挨拶文】
人が我が道を歩み始めて自信の兆しが見えるようになるまでに、どれほどの歳月が掛かるでしょうか。
大阪芸術大学にガラス工芸の分野が開設され、初めての卒業生を社会に送り出してから10年が経ちました。
この度、念願が叶い、作家として活躍を始めた卒業生たちの競作展を愛着の地で開催させて頂くことになりました。
是非ともご来場を賜りまして、新鮮な感覚のガラスをお手にしてくださいますよう、 心よりご案内を申し上げます。

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お陰様で、大変多くの方にご来場いただきました。
ご来場くださいました皆様、誠に有難うございました。
この場をお借りして、厚く御礼を申し上げます。

仲間との再会3 展示

会期中の17日と18日は大学のオープンキャンパス開催日と重なり、高校生や保護者の方々も多数お立ち寄りいただき、卒業して作家として活躍する生の姿を見ていただく機会にもなりました。

展示 展示

売り上げ成績も良く、早々に来年の開催も決まりました。
今年、日程などの都合がつかず参加できなかった作家も来年には加わってもらい、より華やかな展覧会をめざします。

投稿:工芸学科ガラス工芸コース


2016年8月1日

ラジオ「大阪芸大スカイキャンパス」

8月になりました!
夏と言えば海!山!そして花火!
ということで、今日は大阪芸術大学のある南河内郡のお隣、富田林市で「PL花火芸術」が開催されます。
花火の種類や演出が多彩で、関西の大会では数少ない「尺玉」もあげられます!

尺玉とは10号玉のことで、直径30cmの大きさ。花火の中では大玉になります。
周りに建物があったり充分な距離がとれないと危険なため、都会の花火大会だと4寸玉(4号玉:直径12cm)くらいまでしかあげられないこともあるそうです。
尺玉の大きさだと、約330mまで打ち上げられ、直径約320mにも広がる巨大サイズな花火を見ることができるんですって!

今日はPL花火を楽しむ予定の学生も多いのではないでしょうか?
※ちなみに、大阪芸術大学の施設は原則使用禁止となっています!
 また、スクールバスも最終18:30大学発ですので、集中講義を終えた学生は速やかに帰るようにしてくださいね。

さて、話は変わりまして!
今日は、大阪芸術大学グループのラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」の放送日です!

パーソナリティは大阪芸術大学副学長の塚本英邦先生。
さらに、本学映像計画学科(現・映像学科)出身の人気映画監督で映像学科教授の田中光敏先生と、舞台芸術学科出身の演出家で劇団「南河内万歳一座」座長・舞台芸術学科教授の内藤裕敬先生が、交替で出演されます。
そして、毎回さまざまなジャンルで活躍する大阪芸大グループ出身の著名な卒業生たちを月替りでゲストに招き、楽しいトークを繰り広げます!!
第一線に名を馳せるクリエイターたちのリアルな声を聴くことができる番組内容となっています!

今日のゲストは、先週に引き続き、浪速短期大学広報科(現:大阪芸術大学短期大学部メディア・芸術学科)卒業生で俳優の駿河太郎さんです!

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今週は、浪速短期大学の学生だった頃の話を中心にお聞きします。
駿河さんが通われていた伊丹学舎には、広報科の他にもう一つ、デザイン科(現:デザイン美術学科)があり、デザイン科にも仲の良い友人がいたので、両方の学科を行き来していたそうです。
放課後、授業とは関係なく陶芸をしたこともあったそう!
ところで、肝心のお芝居の勉強についてはどうだったのでしょうか?
今夜の放送も、要チェック♪

「大阪芸大スカイキャンパス」
8月1日(月)20:30~21:00 オンエア
ラジオ大阪(OBC)1314

投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年7月30日

大阪・未来創造プロジェクト 続報

大阪・未来創造プロジェクト」の続報です!!
>>前回紹介した記事はコチラ

■大阪・未来創造プロジェクトとは…?
大阪芸術大学と大阪・光の饗宴実行委員会が共同事業として実施するプロジェクトで、大阪芸大の学生と高校生たちが、「OSAKA光のルネサンス2016」のメインプログラムの一つ「大阪市中央公会堂・プロジェクションマッピング」の作品を制作し、発表・発信するというものです!

これまで、参加者たちは何度か集まり、過去のプロジェクションマッピング作品を見てヒントを得たり、アイディアを出し合ってのディスカッションを行いました。

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また、大阪市中央公会堂の見学も行われ、現地を見ながらイメージをふくらませていました!

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総合プロデューサーを務める大阪芸術大学客員教授の村松亮太郎先生曰く、「プロジェクションマッピングというのは、第一に”建物“の形状を考えなければいけない」のだそうです。
ですから、スクリーンの代わりに建物を使うのではなく、建物を活かした映像表現にしなければ意味がないのです。
大阪市中央公会堂はデザインに余白がほとんどないので、プロジェクションマッピングの対象として非常に難しいそうで、それだけに形状を考えないと見栄えのしないものになってしまいます。

その上、プロジェクションマッピングでは純粋な「白色」を表現することができません。
なぜなら、大阪市中央公会堂の壁自体に色が付いているので、どれだけ強い光を当てても建物本来の色にしか見えないのです。

そんな注意点も踏まえて、学生たちがまず見学したのは大阪市中央公会堂の中。

こちらは「特別室」。

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外から見たこの部分にあたります!

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創建当時、貴賓室として使用された部屋だそうで、天井や壁面には日本神話が描かれています。

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窓はステンドガラスになっており、慶祝の象徴である鳳凰と、大阪市の市章「みおつくし」がデザインされていました。
和と洋が融合した空間!この部屋そのものが芸術品と呼ばれているそうで、細かなところまで趣向を凝らして作られていました。
プロジェクションマッピング制作の参考になるところが多々あったのではないでしょうか?

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見学も踏まえた上で、固まってきたテーマは「今昔」。
大阪市中央公会堂の歴史だけでなく、大阪という都市や街、映像、芸術、テクノロジーの進化なども踏まえて、大阪市中央公会堂が誕生した1916年頃から現在、そして未来を表現したいと話す学生と高校生たち。

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さて、その想いがこれからどう形になっていくのでしょうか?
ブログでも引き続き、このプロジェクトを追っていきたいと思います!

投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年7月29日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

大阪芸術大学の前期授業は明日・30日(土)まで!
その後、補講や集中講義、前期末試験などが行われて、それらが終わった学生はいよいよ夏休み★
みなさんはもう、夏休みの計画は立てられたのでしょうか?

8月も、大阪芸術大学はイベントなどが盛りだくさん!
夏休みの参考までに、簡単にご紹介しておきます!

【高校生・受験生向け】
★8月1日(月)から3日(水)まで、AO入学試験(1期)のエントリーを受付いたします!
 AO入試の体験授業日程は8月8日(月)・9日(火)の2日間です。
 >>詳細

【大阪芸術大学主催イベント】
★8月16日(火)から、スカイキャンパスで「宇宙兄弟原画展 そして、宇宙へ」を開催!
 初日には、先着200名様限定で、宇宙兄弟と大阪芸術大学がコラボレーションしてつくられた下敷きとクリアファイルをプレゼントいたします♪
 >>詳細

★今年も、「大阪芸術大学プロムナードコンサート」を開催します!!
 大阪公演:8月22日(月)/名古屋公演:24日(水)/福岡公演:26日(金)
 >>詳細

その他、さまざまな活動を実施!
イベントについては、ブログでもどんどん紹介してきますね!

 

Still0729_00000さて、今週の「大阪芸大テレビ」は、短期大学部伊丹学舎オープンキャンパス特集をお届けします!!
リポートしてくれるのは、放送学科4年生の中村有里さん!番組初登場です!
伊丹学舎に来るのは初めてだという中村さん、さっそく短大の魅力を見つけにオーキャンへ繰り出しました♪

 

Still0729_00002最初にやってきたのは、デザイン美術学科
ここでは、たくさんの体験授業が行われています。
中村さんがチャレンジしたのは、グラフィック・イラストコースの「タンブラーをデザインしよう」という体験授業!
絵を描くのは苦手だそうなのですが、上手くできるでしょうか…?!

 

Still0729_00003続いて、メディア・芸術学科
演技や舞台芸術について学ぶ 舞台芸術コースの体験授業「時代劇の基礎」に挑戦します!
この体験授業では、時代劇に必要な立ち振る舞いの基礎が学べます。
声優コースで演技も学んでいる中村さん、本領発揮?!

 

Still0729_00005そしてそして、デザイン美術学科キャラクター・マンガ・フィギュアコースの寒河江弘先生とのフィギュアクレイバトルまで?!
元気いっぱいの中村さんがお届けする伊丹学舎のオープンキャンパスリポート♪
見所満載ですので、みなさんお見逃しなく!!

 

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜24時45分からサンテレビで放送中!また、奈良テレビ放送、テレビ和歌山でも好評放送中です!
みなさん是非ご覧ください!!

<<オンエア情報>>
7月29日(金)
サンテレビジョン 24:45から
7月30日(土)
奈良テレビ放送 18:15から
テレビ和歌山 22:30から


2016年7月28日

漫画家・かわぐちかいじ先生の特別授業!

今日は、キャラクター造形学科で行われたかわぐちかいじ先生の特別講義の模様をご紹介!

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かわぐち先生の代表作には「沈黙の艦隊」「ジパング」「阿智洋の黙示録」などがあり、壮大な舞台で男たちが活躍する大河ストーリーを得意として描かれている漫画家です。
なんと、今年で漫画を描いて40年になるそうです!

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先生が漫画家になれたのには、数々の”ラッキー“があったからなのだそうです。

小学生の頃から漫画が好きだった先生は、漫画を模写してその世界観に入り込んでいたのだそうです。
模写するという遊びは大概「ひとり遊び」になってしまいがち。
ですが、先生には双子の弟がいらっしゃり、2人とも漫画が好きだったので、競争しながら絵を描く環境に恵まれていたそうです。
すぐ横にライバル・自分の理解者がいたことはとてもラッキー!自分だけでは、きっとどこかで飽きる。続けることができたのは弟がいたから」

また、大学生の時には漫画研究会に所属していたそうで、3年生の時に「夜が明けたら」という作品でデビューを果たされました!
しかし、デビューしても全然漫画の仕事は来なくて、認めてもらおうと、とにかく漫画を描き続けたそうです。
「もし、学生じゃなかったらあんなに漫画を描く時間はなかったと思う。学生だったことはすごくラッキー!

そして、これらのラッキーはキャラクター造形学科の学生たちにも当てはまることです!
漫画家を志す仲間がまわりにたくさんいて、漫画を描く時間がたくさんある!このラッキーを最大限に活かしてほしいですね!!

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さらに、黒板を使ってのコマ割り講座も!
コマ割りは、場面転換や時間の流れを読者に想起させるための技法で、漫画の演出において重要な役割を担っているものです。

かわぐち先生は、「漫画と映画は両方”コマ”を使っているという共通点があるけれど、その見せ方が違って面白い」と話されます。
映画においてのコマとは、1枚の絵が記録された静止画のことで、複数のコマを連続で見せることで人物が動いているように見える仕組みになっています。
漫画のコマも1枚の絵で表現したものですが、漫画はたった1枚の中で、描かれた人物が動いているように感じさせることができるんです!
さらに漫画は、映画のように音を入れることができませんが、吹き出しや文字を使って音を感じさせることができます!
このような独特の表現が、漫画を描く上での醍醐味なんだそうです。
止まった絵なのに、動いて見える!作者の意図した通りに、読者が頭の中で映像を思い描きながら読んでくれる!それが面白いんですね!!

「漫画を読む時、どうしてこんなコマ割りになっているのか?何が伝えたいのか?考えながら読んでください。コマを割れるのは、漫画だけ!!楽しみながら描いてほしい」

最後に、かわぐち先生がおっしゃった言葉の中で、特に印象深かったものを残しておきます。

「面白い人が描いた漫画は、面白い。つまらない人が描いた漫画は、つまらない。
つまらない人というのは、ありがちなことを考えてしまう人かな。どうか面白い人間になってほしい

これは、漫画家をめざす人だけでなく、芸術を学ぶ学生たち全員に言えることではないでしょうか?
面白い人間になれるよう、がんばりましょう!!

かわぐち先生、素敵なお話をありがとうございました!

投稿:島田(企画広報部事務室)