2018年7月23日

大阪芸術大学所蔵品展「布のデザイン」

現在、芸術情報センターでは、大阪芸術大学所蔵品展「布のデザインを開催中です!

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わたしたちの生活と布は切り離せない存在です。
誰もが毎日布に触れ、布と共に生活しています。
身につける衣服やバッグ、空間を仕切るカーテン、床に敷く絨毯など、布はさまざまに活用されています。
そんな身近な存在である布には、地域や時代の文化・技術・流行が反映されてきました。
(チラシより抜粋)
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まず展示されているのは、工芸学科の元教員で染色作家 丹下健三先生が2002年に退職される際、大阪芸大へ寄贈された19点のコレクションです。
19点が一堂に展示されたのは、今回が初めてだそう!


屏風形式になっており、木々や岩、水などの自然物をモチーフに、蝋染めで表現されています。
力強い印象でありながら、細かい計算の上で構成されている繊細な作品でもあるとのこと。

 

一番古い作品は1967年、新しいものが1999年と制作時期も幅広く、30年以上に渡る作品が楽しめるのも今回の展示ならでは。
 

そして丹下先生のコーナーとは反対側に展示されているのが、工芸学科の歴史と共に歩まれてきた本学教員・卒業生の作品群です!

 

1970年に開設した工芸学科ですが、それより以前からデザイン学科にクラフト(工芸)を専攻としたコースがあり、そこで教壇に立たれていた教授陣で工芸学科はスタートしました。
染色作家の本野東一先生もそのお1人で、工芸学科の立ち上げから支えられ、2代目学科長も務められました。
また、その時代に本学でテキスタイル・染織を学んだ井関和代先生、小野山和代先生、竹垣恵子先生方は、今は教員側として、学生たちの指導に携わりながら制作を続けられています。

 

展示されているのは、そうした先生方が作家として歩み始めた1970~80年代の作品と、2000年以降の小品、先生方と同様に制作を続ける卒業生の作品です。
 

 

立体的にも平面的にも魅せる布のデザインの世界を、みなさんもぜひ覗いてみてください。
展示は今週27日(金)まで!
>>詳細

 

投稿:島田(学生課)


2018年7月20日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

今日 7月20日は、「土用の丑の日」!
「土用」とは、立春・立夏・立秋・立冬直前の18日間(または19日間)を表す言葉です。
そして昔の暦では、日付を十二支(子、丑、寅…)で数えていました。
つまり、土用の丑の日とは、土用の期間中にやってくる「丑の日」のことを指します。
今年は、1月21日、2月2日、4月27日、7月20日、8月1日、10月24日、11月5日。

その中でも、立秋前の夏に訪れる土用の丑の日には、鰻を食べる風習がありますね。
この風習は江戸時代に始まったと言われていますが、7~8世紀に編纂された「万葉集」にも鰻を詠んだ歌があり、昔から体調を崩しやすい夏には鰻を食べて栄養を摂ろうという考えがあったみたいです。
茹だるような暑さが続きますが、こんな時こそしっかり栄養をつけて夏を乗り切りましょうね!

 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」は、内容盛りだくさん!

<NEWS>「新しい墨絵の世界茂本ヒデキチ特別講義
<特集>大阪美術専門学校オープンキャンパス情報
<Syllabus> デザイン学科 デザイン基礎Ⅰ(三木組)
<NEWS>大阪芸術大学 日米版画交流作品展
 

ぜひご覧ください♪
 

<<オンエア情報>>

2018年7月21日(土)
奈良テレビ    18:15~18:30
テレビ和歌山   22:30~22:45

2018年7月22日(日)
サンテレビジョン 22:30~22:45
 

>>【公式】大阪芸術大学テレビ YouTubeチャンネル

 

投稿:島田(学生課)


2018年7月19日

舞台芸術学科特別公演「日本三文オペラ」

今日はのブログは、先日行われました舞台芸術学科特別公演の模様をご紹介します。

公演は7月11日(水)、12日(木)兵庫県立芸術文化センター 中ホールで行われました。
今年の演目は原作/開高健「日本三文オペラ」。脚本・演出は舞台芸術学科教授の内藤裕敬先生です。

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かって、大阪のど真ん中に 35万坪の荒野があった!!!!

アジア最大の軍需工場!
今、それは大阪城公園へと姿を変えた。
当時、そこで・・・・・・。
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戦後の混乱が続く大阪を描いた、作家・開高健氏の小説「日本三文オペラ」の舞台化作品。
時代設定・背景・ストーリーを重視しながら、物語の中に出てくる数々のエピソードを活用、色づけして、誰もが忘れかけていた人間本来の持つエネルギーとロマンを描く、大阪芸術大学舞台芸術学科バージョンの「日本三文オペラ」です!

 


文庫本を手に幻の作家を探す一人の男から、物語がスタートします。
ある路地で出会った女が話す言葉に引き付けられるように入り込んだ先は…
 

   

国有地に入り込み、国有財産である鉄を掘り起こし、運び出し売りさばく。
男はそんな彼らの仕事を成り行きで手伝うはめに―

徐々に警察の手が彼らに忍び寄り・・・
警察たちの手をのがれるため、守衛を抱き込もうと画策。その予行練習を大々的に行います。
 

それも難しく、これが最後と大々的な計画を画策するのですが…。

最後は迫力の警察との捕り物・乱闘シーン!

 
 
実はこの公演、2時間15分なのですが、休憩なしのノンストップ!
人々のエネルギッシな姿を学生たちが演じ、パワフルな2時間15分が繰り広げられました。

 

出演者はほとんどの時間、舞台上に!体力的にもハードな舞台でしたが、全員最後まで走り抜けました。
毎日遅くまで練習をしていた学生達の成長は素晴らしく、表現力も見違えるように。

この公演には3年生を中心に参加していましたが、出演した学生だけではなく、美術や音響、照明を担当したスタッフの学生たちも、本当にお疲れさまでした。

そして、ご来場いただきましたたくさんのみなさま、誠にありがとうございました♪

 
投稿:中村(企画広報部事務室) 


2018年7月18日

『陸上自衛隊中部方面音楽隊演奏会』開催しました

7月9日(月)に大阪芸術大学14号館ホールにてキャンパスコンサート『陸上自衛隊中部方面音楽隊演奏会』が開催されました。

 

陸上自衛隊中部方面音楽隊は兵庫県伊丹市の音楽隊で、年間約100回にも及ぶ演奏活動を行っておられます。指揮・隊長は柴田昌宜3等陸佐。最近では“陸自の歌姫”としておなじみのソプラノ歌手、(つぐみ)真衣さんが所属する音楽隊としても有名ですね。テレビやインターネットで観たことあるかたも多いのではないでしょうか?実は中部方面音楽隊には5名の大阪芸術大学の卒業生が在籍しておられます。その他にも多数の卒業生が各方面で活躍しています。管楽器を専攻する学生達にとって音楽隊は卒業後の進路として一つの目標なのです。

指揮 柴田隊長(右)と橋爪教授(左)

大阪芸大卒業の隊員さん達

演奏学科をはじめ多数の学生さん達が聴きにきてくれました。用意していただいたパンフレットが足りなくなってしまったほど。もらえなかった学生さん達はごめんなさい。

演奏曲目は 
 ダンス・セレブレーション   建部 智弘
 マードックからの最後の手紙  樽屋 雅徳
 行進曲 「キングコットン」  J.P.スーザ
 はじまりの島         酒井 格
以上の4曲が披露されました。

「はじまりの島」は6月8日に行われた第50回記念定期演奏会にて初演されたばかりの楽曲で、鶫さんのソプラノ独唱で演奏されました。なんとこの曲の詞は鶫さんが作詞しておられます。


演奏会に引き続き中部方面音楽隊と大阪芸術大学学生による「合同合奏訓練」が行われました。


合同合奏訓練演奏曲目は
 ナヴァル・ブルー       真島 俊夫
 行進曲「ワシントン・ポスト」 J.P.スーザ
 以上の2曲に取り組みました。
柴田隊長の指揮のもと、隊員のアドバイスを受けながら訓練は約1時間にわたって行われました。


演奏会でも「キングコットン」が取り上げられていましたが、J.P.スーザは柴田隊長の大好きな作曲家の1人だそうで、特別なこだわりをもって取り組んでおられるとのことです。バスドラムとシンバルを一人で演奏する「スーザ・スタイル」も体験させてもらいました。


「年間500回(!)も演奏会を行っていたスーザは、演奏ごとにデュナーミク(f:フォルテ、p:ピアノ などの強弱表現のこと)を変更して演奏していた」事など、興味深いお話を柴田隊長より教わることができました。指揮者こだわりの2曲を共演できて、参加した学生にとっては貴重な体験になった事と思います。

合同合奏訓練終了後は自衛隊就職説明会に加え隊員さん達との楽器別懇談会も行いました。

 

自衛隊音楽隊への入隊は狭き門ではありますが、自分の進路として希望する学生さん達には是非がんばって目指してほしいですね。今年は海上自衛隊音楽隊にはピアニストの募集も出ていますね。芸大就職課としては「ぜひ声楽要員も募集してください。優秀な学生がいますから!」と強くPRしておきました。
入隊希望の方や願書など資料が必要な方は富田林地域事務所へお問い合わせすれば、親切な広報官の方がすぐに芸大へ届けに来てくださいますよ。芸大就職課まで申し出てもらってもOKです。自衛隊には様々な職種がありますので音楽系学科以外の方も興味をもったら調べてみてください。
陸上自衛隊中部方面音楽隊員の皆様および富田林地域事務所の皆様、このたびはありがとうございました。また是非とも大阪芸大をよろしくお願いいたします。

 

投稿:石橋(就職課)


2018年7月17日

大阪芸大に「劇団四季」のみなさんがやってきました!!

劇団四季」と言えば、日本を代表する劇団です。
海外ミュージカルからオリジナルミュージカル、ストレートプレイまで、年間3000回以上の公演を行っていて、演劇を志す人にとっては憧れの劇団の1つだと思います。

実は大阪芸術大学の卒業生も、劇団四季に多数所属しています!

先日、劇団四季の俳優で、音楽学科卒業生の瀧山久志さん(『キャッツ』アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ役、『アラジン』ジーニー役等)、舞台芸術学科卒業生の厂原時也さん(『アラジン』タイトルロール、『ライオンキング』シンバ役等)岡本瑞恵さん(『アラジン』ジャスミン役、『ウィキッド』エルファバ役等)が母校に帰ってきて、特別講義に参加くださいました!!

 

デザイン学科客員教授 吉良俊彦先生の授業「教養演習」の一環で行われた、今回の特別講義。
教室となった芸術情報センターAVホールは、舞台で活躍する先輩の姿を少しでも近くで見ようという学生たちで、前の席からどんどん埋まっていきました。
そして3人が登場すると、大歓声が響き渡りました!!
あまりの盛り上がりに、まるで劇場にでも来ているかのような錯覚を覚えたブログ担当…!


講義では、俳優をめざしたきっかけや、劇団四季でのエピソードなどが語られました。

3人共通の作品と言えば、ディズニーミュージカル『アラジン』。
講義でも『アラジン』について触れられ、厂原さんは「僕は人見知りのところがあるので、太陽のようなアラジンは、自分を成長させてくれた役」だと語りました。
また、瀧山さんはオーディションの時、「自分と厂原さんのペアでの演技を求められたので、大阪芸大卒業生としての運命を感じた」とのこと!
なんと会場の半数近くの学生が『アラジン』を観に行ったようなので、劇場での3人の演技を思い出しながら、熱心に耳を傾けている様子が伺えました。

「さまざまな学科があるのが大阪芸大の良さ。劇団四季も、組織としてみると、俳優だけでなく色んな仕事をしている人がいて、演劇が成り立っている。これからも、大阪芸大出身の色んな分野の人と一緒に仕事ができると嬉しい」と岡本さん。
この日授業を受けた学生たちが、いつかプロの俳優となって母校で特別講義をする日も来るかも知れないと思うと、楽しみでなりません!! 


瀧山さん、厂原さん、岡本さん、ありがとうございました!!
また大阪芸術大学に遊びに来てくださいね!

 

投稿:島田(学生課)