2018年11月15日

ジャズトランペット奏者 黒田卓也さん 特別講義!

ブルーノート・レコード」と言えば、音楽に詳しくない方でも、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
ジャズ史上初期の1939年にニューヨークで創設された、ジャズ専門の名門レコードです。
後世に残る傑作アルバムを数多く送り出しており、モダン・ジャズ演奏者のほとんどがブルーノート出身と言っても過言ではありません。
ジャズ界にとどまらず、今も昔も音楽シーンに影響を与え続けているレコードなんです!

日本人で、このブルーノートと初めて契約したアーティストが、ジャズトランペット奏者の黒田卓也さん!!
 

昨日 11月14日(水)、黒田さんが大阪芸術大学にお越しになり、特別講義が行われました!


実は、黒田さんは今年6月にも来学されており、今回が2回目の講義。
前回が大好評だったことを受け、再び講義をしていただく運びとなりました。


黒田さんは12歳からトランペットを始められ、2003年にはニューヨークへ渡ってニュースクール大学ジャズ科に進学。
当時はジャズの枠にとらわれず、ゴスペルやファンク、ヒップホップ、ラテンなどさまざまなジャンルで10ものバンドを掛け持ちされていたそうです!
卒業後は、音楽教師として有名なローリー・フリンクさんを師事にして学ばれました。
そして、2014年にブルーノート・レコードと契約。
2016年4月からは、「報道ステーション」新テーマ「Starting Five」をJ-Squadのメンバーとして演奏されたことでも、話題を集めました。
 

さて、そんな黒田さんですが、11月18日(日)に大阪市中央公会堂で開催する本学主催の演奏会「JAZZ&POPS」にも、ゲストアーティストとして出演されます!!
演奏会では、学生とコラボレーションしての演奏も行っていただけるとのこと!
今回の講義は、そのリハーサルも兼ねて、演奏指導を交えての音合わせが行われました。

 

演奏学科ポピュラー音楽コース全学年の学生が集まる中、選抜された学生メンバーが黒田さんとのセッションに挑戦。

演奏するのは、黒田さんが2016年にカバーされた、ドナルド・バードさんの「Think Twice」です。
ヒップホップのサンプリングソースとして有名で、これまでにも数々のアーティストがカバーされたという1曲。
それだけに、単純にカバーする訳にはいかない楽曲だそうなのですが、黒田さんは自身のアルバムにカバー曲を入れるのは1つのこだわりだったとのこと。
有名な曲のカバーを入れることで、黒田さんのことを知らない人にも、注目してもらえるきっかけになるからだそうです。

 

演奏を始めると、「リズムの取り方がわからない」という学生の声が。
黒田さんは4拍子のリズムカウントをボーカルの学生に取らせると、続いて着席している学生たちに2-3(ツースリー)のリズムカウントで手拍子を入れるように指示。
するとたったこれだけで、異なる2つのリズムカウントが同じテンポでマッチして、もうすっかり音楽に聴こえてくるのです。

ここに他の楽器が1つずつ、まるで大縄跳びの中へ順番に入るように加わっていくと、どの楽器がどのタイミングで音を出しているのか、不思議なことにとてもわかりやすく聴こえるようになりました!



このような調子で、学生全員が自信を持って演奏しやすいように持っていってくださった黒田さん。

講義の最後に通しで披露された演奏では、全員の息が合ったパフォーマンスで、私たちを楽しませてくださいました♪
 

さあ、本番ではどんな演奏を聴かせていただけるのでしょうか。
気になる方は、11月18日(日)の「JAZZ&POPS」へお越しください♪
まだ、お席に余裕があります!

>>詳細

 

投稿:島田(学生課)


2018年11月14日

学園祭振り返り特集1「.zip」

何度かブログ(記事1/2/3)でも紹介して参りました、大阪芸術大学学園祭

学園祭が終了して10日経ちましたが、まだまだその余韻が冷めやらぬ今日この頃です。
そこで、特に人気だったイベントをいくつかピックアップし、改めて学園祭を振り返りたいと思います!!

本日紹介するのは、アート&ミュージッククラブ「.zip」


アートサイエンス学科の学生を中心にした有志団体による企画です。
集客率が減少傾向にある学園祭を再び盛り上げようという趣旨のもと、今までにない新しいイベントに挑戦しました!

例年より開催時間を延長して、遅めの17時よりスタート。

会場となった芸術情報センターの実験ドームは、音楽や映像による先進的な表現の場としてつくられた直径16メートルものドーム型施設です。
この特徴を最大限に生かし、全天周投影した映像空間での幻想的な音楽ライブが実現しました。


出演されたのは、DJ A-donさん、sankaraのお2人、STUTSさんの3組。
学園祭のラストを飾るに相応しい豪華なラインナップで、会場を盛り上げてくださいました♪


そんな華やかなステージの陰には、学生たちの苦労がたくさん見え隠れしていました。
機材の手配や警備体制などの前例がない中、学生中心でゼロからイベントをつくり上げるのは、簡単なことではありません。
企画に携わった学生全員が、それぞれの担当を全うできたからこそ、形になったイベントだと思います!


当日は、200名以上の方にお越しいただくことができました。
本当にお疲れさまでした!


今回の企画が、次年度以降の学園祭の可能性を広げるものになればと思います!!

 

投稿:島田(学生課)


2018年11月13日

大物声優 野沢雅子先生が大阪芸大に!

先日も紹介しました、放送学科 佐藤正治先生ご担当の授業「声優学概論」。

この授業に、今回はなんと、放送学科客員教授の野沢雅子先生がいらっしゃいました!!


「オス!オラ悟空」…と言えば、もうみなさんの頭の中には、共通の声が浮かびますよね!?
野沢先生は、「ドラゴンボール」シリーズの孫悟空・悟飯・悟天役の声優でいらっしゃいます!
また初主演は「ゲゲゲの鬼太郎」鬼太郎役、他にも「ど根性ガエル」ひろし役、「銀河鉄道999」星野鉄郎役など、多くのメインキャラクターを演じられています。
やはり少年役のイメージが強いですよね。
今や、少年役を女性声優が演じることは当たり前になっていますが、実はこの常識を確立させたのは、野沢先生なのだそう!?


初めて洋画をテレビ放送することになった時、変声期前の子どもの吹き替えを誰がやるのかが問題になったそうです。
当時、吹き替えは生本番。
子役では失敗する不安があり、大人の男性は子どもの声を出すのは無理がありました。
そこで白羽の矢が立ったのが女性の役者で、急遽オーディションが行われたとのこと。
野沢先生は、テレビで少年役を初めて演じた女性声優なのだそうです!!


 
講義では、声優にまつわるお話がたくさん飛び出しました。
声優をめざす若者にとって、神様のような存在の野沢先生。
若手声優にどんな風に指導されているのかについて質問を受けると、
「こうしたらいい、と言ったことは一度もない」と答えられました。


唯一アドバイスをされるのは、
「【気持ち】を考えてもらう。この役はどういう気持ちでこのセリフを言うのか?イメージできるように導いてあげる」とのこと。
例えば、「痛い」という一言でも、小さな小石が当たった時と、大きな石が落ちてきた時とでは、発する声が違ってくると思います。
そういう明確なイメージを持つことが、声優のお仕事をする上ではとても大切なことだそうです。


また、「銀河鉄道999」では、メーテル役の池田晶子さんとは普段から「鉄郎ちゃん」「メーテル」と呼び合っているそう!
他の男性声優が池田さんに話しかけると、嫉妬してしまうくらい役に入り込んでいたというお話もされ、とても興味深かったです。


 
質疑応答の時間には、学生たちの質問1つひとつに丁寧に応じられ、終始溌剌とされていた野沢先生。

授業終了後には、
「学生の目がキラキラしていて、反応も素晴らしかった。
声優をめざす学生も、それ以外の目標を持つ学生も、人と比べるのではなく自分を伸ばしていってほしい!」
とお話をしてくださいました。


 
野沢先生の前向きでエネルギッシュな姿に、多くの学生が感銘を受けたことと思います。
野沢先生、ありがとうございました!!

 

投稿:島田(学生課)


2018年11月12日

「学生作品オークション」「美術科教員作品展」開催中!

今日を含めると、2018年も残すところあと50日
年末に慌てて大掃除しなくても良いように、今から少しずつ断捨離していきたいなと思っているブログ担当です。
めざすのは、生活感のないミニマムなお部屋!
さりげなく芸術作品も飾れるような空間にできれば、オシャレだなぁ~と憧れているのですが…
果たして残り50日で達成できるのか!?
 

さて、今日のブログは…
第21回 大阪芸術大学グループ 学生作品オークション 作品展示販売」の模様をご紹介!


学生の作家デビューを支援するため、2009年から開催しているこのオークション。
年中ほぼ毎日のように展覧会を行っている大阪芸大ですが、学生の作品を購入する機会というのはあまり多くありません。


今回は、大阪芸術大学(美術学科、工芸学科、写真学科、キャラクター造形学科)、短期大学部(デザイン美術学科)、大阪美術専門学校(コミック・アート学科)から、45名の学生が合計121点の作品を出品しています!
さらに、教員作品6点も展示・販売されています。
過去最高の出品数です!


☆オークション入札方法☆
入札用紙に、お名前・ご連絡先・作品名・入札価格などをご記入の上、会場でご提出ください。
◎学生作品は、入札形式とし、その作品につけられた最高額の入札者に対して販売いたします。(※最高入札額が同一の場合は、入札順とします。)
◎教員作品は、提示価格販売となっておりますので、売約済みの作品はお買い求めいただけません。


期間中は、通常の展覧会と同じように作品を自由にご覧いただけますので、お気軽にお越しください。

もしかしたら、お家に持って帰りたくなるような作品と出会えるかも!?
素敵な作品をゲットできたら、飾るためにお部屋の片付けも捗ること間違いなしですね!

 

そして、同時開催で「第4回 大阪芸術大学出身美術科教員による作品展」も行っています!!


中学校や高校で美術科教員として活躍している大阪芸大の卒業生たちが集い、それぞれ作品を展示しています。


こちらはオークション形式ではありませんが、一部の作品を販売しています。
ぜひこちらも覗いてみてくださいね♪

 

どちらの展示も18日(日)まで!

>>詳細はコチラ

 

投稿:島田(学生課)


2018年11月10日

フェイスペイント in 天王寺MIO

11月になり、朝晩がだいぶ涼しくなりました。

10月31日はハロウィンで、街中が盛り上がっていましたが、みなさんは何かイベントに参加されましたか?
学園祭も終わり、街中はもうクリスマスモードになってきました。

本日のブログは、以前にもご紹介しました「MIO HALLOWEEN」の模様をご報告です。

ライブペイントで書き上げられた学生作品

この「MIO HALLOWEEN」はデザイン学科の学生たちが、イベントの企画から考えて9月末からイベントが開催されていました。
そして、10月27日(土)から5日間は、フェイスペイントが実施されました。

毎年ご好評をいただいている、この企画。
撮影に伺わせていただいたのは、初日の土曜日だったのですが、多くの方が途切れることなくお越しになり盛り上がっていました。

 

特に、この日は子どもさんに大人気!
メニュー表からデザインを選んだり、ドライフラワーを使ったデコレーションなども出来るようになっています。
親子でおそろいにされる方もいらっしゃいました。

 

年々、企画も注目度もパワーアップしているMIO HALLOWEEN
天王寺ミオのスタッフの方によると、シールラリー「モンスターを探せ!」も大好評で、台紙を急遽追加発注されたそう。

ご来場いただきましたみなさま、企画からお世話なりました天王寺ミオのスタッフのみなさまありがとうございました。

 
投稿:中村(企画広報部)