3月8日、東大阪市立長瀬北小学校の女子児童5人が、キャラクター造形学科の合同研究室を訪ねてきてくれました。 「みんなは今どんな漫画読んでるの?」 投稿:キャラクター造形学科 林日出夫先生 |
3月8日、東大阪市立長瀬北小学校の女子児童5人が、キャラクター造形学科の合同研究室を訪ねてきてくれました。 「みんなは今どんな漫画読んでるの?」 投稿:キャラクター造形学科 林日出夫先生 |
みなさんこんにちは、ゲイブルです!今日は投稿ブログを紹介します! 山本修司さん(美術学科82卒)の個展が3月7日から12日までギャラリー白で行われました。
山本さんの作品を鑑賞していると、遠い時代自然の中から幾何学の知を生み出したときの感触があるかもしれません。それと、素材の自然石を絵画に貼り付けてあることで観者の常識が揺さぶられ、不思議と重力の違和感に襲われます。夜空の星をみていると、巨大な質量でありながら、いとも軽々したイメージである感覚が似ているかもしれません。 ギャラリー白 HYPERLINK http://galleryhaku.com/ |
みなさんこんにちは、ゲイブルです。今日は投稿ブログを紹介します!
2月21日から26日まで木版画のグループ展が行われました。一般の人たちにも親しみやすい木版画ですが、出品者のどの作品も魅力的な現代のテーマとともに、高度な技術によって制作されていました。その中で宮本承司さんの作品は異彩を放っていました。宮本さんの作品は画面中央にアボカドを真ん中で切り双方の断面を描いています。 握りすしや上にわさびを乗せたサイコロステーキなど食べ物をテーマにし制作されており、その背景は具体的イメージは描かれておらずほぼ無彩色や一定の色彩に統一されていました。最初の印象は「なんてユーモラスな版画であろうか」と惹きつけられました。
すしの作品は、一見したら食べ物のすしだと分かりますが、シャリの部分は、抽象化された曲線で閉じられその内側に一部透過するような白色によりそれを表現しています。上に乗っているすしネタも一部半透明で裸眼では見えるはずのないシャリとそのまた向こう側まで透過して見せています。それにより不思議な浮遊感と平坦な存在感が感じ取れます。
サイコロステーキ作品は、木版特有のやさしい色彩感覚に加え奇妙に膨らんだお肉の側面の描写が観者の共通感覚に訴えかけてくるようで、宮本さんは対象を如何に細かく分析しているかが理解できます。
![]() この作品で気になるのは、背景を描かないということにあります。本来背景は、イメージの社会的位置関係の説明という大きな役割があります。たとえば、おすしの作品の背景に、お皿に乗りくるくる回る様子が描かれる場合とカウンター越しにすし職人とでは社会的意味が異なってきます。これは絵画の歴史では、エドワール・マネ「笛を吹く少年」の作品が、背景を描かなかったことで、センセーショナルな事になりました。 ![]() 今回の作品はユーモラスでほほえましい感じがするのは、背景をなくした食べ物イメージが、現代アートの文脈の見え方により、キャラクター的にも見えてしまうことにあるのではないかと思いました。 それにしても宮本さんのセンスと技術力には感心させられました。報告 加藤隆明 芸術計画学科講師
|
みなさんこんにちは、ゲイブルです!!今日は投稿ブログを紹介します!!
中塩さんのドキュメンタリー写真は、地元のお祭り司祭事を行う様子を、被写体に密着し迫力のある作品となっていました。
作品は、神事ごとにかかわる祭りの様子が参加する人々の表情とともに撮影されています。ドキュメンタリー写真では、登場する人物の表情により観者は感情移入し対象物や写真家と共有することができるのですが、神事ごとの祭りは本来、神々や超越した存在者あるいは自然などの精神交流であり、日常の私達の喜怒哀楽の表情では捉えきれないものがあると中塩さんの作品をみて感じる事が出来ました。
このコンテストは若手が中心のコンテストですので学生の皆様も公募してみてはいかがでしょうか。
社団法人日本写真家協会 http://www.jps.gr.jp/index.html
報告 加藤隆明 芸術計画学科講師
|
皆さんこんにちは、ゲイブルです!今日は投稿ブログを紹介します!!
以前このブログに投稿されました杉本積さん(芸術計画卒/院修士終了)の企画を見学にいきました。杉本さんの企画は地元のアーティストを紹介する「至高の精神」で今回は12回目を迎えます。「視覚光学」展の会場は2部屋に分かれており、会場内は暗転状態でした。 1つの会場には、1辺60センチ程度高さ2メートルを越える四角柱が2体あり、それが異なる回転速度を持って静かに動いていました。2体の鏡の四角柱とも床から150センチぐらいの所から光が投影されており、その光が直接壁に映されたり互いの鏡に反射されたりし、意表をつく光の軌道を作っていました。
![]() もう1つの部屋では鏡でできたオブジェがあり、そこに会場に入る時手渡された懐中電灯を、鑑賞者が自らその鏡のオブジェに当て光の軌跡を見る作品です。
写真左 たがゆうこ(芸術計画卒・アーティスト)中央 杉本積(美術館学芸員) 写真右 広田郁世(美術学科専攻科卒日本画)
たがゆうこさんは現代アートで日本のみならずヨーロッパでも作品を発表しています。
広田郁世さんは前回の「至高の精神」11の出品作家でこのシリーズの今まで最高の来場者を集めた日本画のアーティストです。
報告 加藤隆明 芸術計画学科講師
|