2021年11月17日

「雅楽の世界」を覗いてみませんか?

現在、芸術情報センター1階展示ホールでは、音楽学科主催の展覧会「雅楽の世界 新調!左方襲装束と『延喜式』における色彩復原の試み」を開催しています。


雅楽」は、日本の古典音楽の一つです。
楽器のみによる合奏を「管絃」、舞を伴うものを「舞楽」と呼びます。
さらに、中国・ベトナム・インド・ペルシャなどの音楽が起源の「唐楽」による舞楽を「左方」、朝鮮・渤海(現中国の東北地方)の音楽が起源の「高麗楽」による舞楽を「右方」と呼ぶそうです。

大阪芸術大学では、1993年、左方と右方の襲装束(かさねしょうぞく)1領ずつをはじめ、雅楽器を備品として揃えました。
舞楽の演目の一つ「振鉾」は、左右の舞人ひとりずつが鉾を持ち、これから舞楽が行われる舞台の上を清めるという意味があるそうです。
そのため式典のオープニングに最適な演目とされ、1994年の入学式にて初めて舞われて以降、本学の入学式と卒業式のオープニングは雅楽が定番となりました。
雅楽に始まる式典、他の大学ではなかなか見ることができない演出かと思います!

 
過去の卒業式の様子

今回新調されたのは、左方襲装束2領。
会場に入ってまず目に飛び込んでくる、緋色をした衣装です。
1996年の2代目に続くこと、25年ぶりの新調だそうです。

 

近年生産されている襲装束は、模様がプリントであったりと、つくりが簡略化されているものが多いそうなのですが、こちらは正絹の精好紗に、5色の糸で刺繍が施されています。
とても希少なものだそうです。

 

舞楽では、曲によって用いられる装束が決まっており、襲装束はそのなかでも最もポピュラーなもので、多くの曲に共通して用いられています。
1領はパーツごとに、もう1領はマネキンに着せた状態で展示され、とてもわかりやすく紹介されていました。

 

また、装束類だけでなく、楽器や書物類なども展示されています。

 

 

さらに、工芸学科テキスタイル・染織コースの協力で、天然染料の復原も試みられています。
今回は、蓼藍・紅花・蘇芳・刈安・山梔子・黄檗・茜・紫根を染色しています。
どれも全て、植物が原料で、花びらや、樹木の芯材が使われていました。


みなさんも、雅楽の世界を覗きに、ぜひ足を運んでみてください!
 

雅楽の世界 新調!左方襲装束と『延喜式』における色彩復原の試み
会期:2021年11月16日(火)~22日(月)
時間:10時~18時(最終日は17時まで)
場所:芸術情報センター1階展示ホール

★配信イベント
天王寺方楽家 岡昌但伝授譜による江戸時代の復原舞楽
左舞「甘州」
日時:11月20日(土)11時30分~

 

投稿:島田(学生課)


2021年11月12日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

今日から、各種入試実施のため、全学休講となっています。
12日(金)は、学校推薦型スポーツ選抜入学試験、13日(土)と14日(日)は、一般選抜入学試験(1期)と編入学試験を行います。
入試期間は、学内への入構が制限されていますので、学生の方はご注意くださいね。
受験生のみなさん、がんばってください!
 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」は…
 

<NEWS>デザイン学科 Vチューバーを起用した防犯啓発動画制作
<OUAシアター>「月と幽体
 

今週もお見逃しなく!
 

<<オンエア情報>>
2021年11月13日(土)
奈良テレビ    18:15~18:30
テレビ和歌山   22:40~22:55

2021年11月14日(日)
サンテレビジョン 22:30~22:45
 

>>【公式】大阪芸術大学テレビ YouTubeチャンネル

 

投稿:島田(学生課)


2021年11月11日

ヤマハミュージック×大阪芸術大学 オータムコンサートVol.5

10月29日、金曜日。四ツ橋にあるヤマハミュージック大阪なんば店2Fサロンにて、大阪芸術大学、演奏学科の学生による「オータムコンサート」が開催されました。

 

このコンサートは今年で5回目を迎えます。毎年、学内オーディションが夏にあり、その難関を突破した学生のみが出演できるコンサートです。今年の出演者は10名。ベートーヴェンなど古典派のソナタ、ロマン派の作品、ヒナステラ、ラヴェル、ショスタコーヴィチなど近現代の作品まで、バラエティに富んだ楽曲の演奏が披露されました。

 

 

今回も、会場の席は普段の約半数、ゆとりのある贅沢な座席配置です。

 

会場入り口では、マスク着用、アルコールによる手指消毒のお願い、更に検温を実施いたします。チケットにはご連絡先をご記入いただいたり、と感染症対策にも細やかに気を配ります。ホール入り口では、美しいお花がお客様をお出迎えです。


こうして、一つ一つのプロセスを経て、いざ、ホールの中に入っていく時の気持ち。楽しみな気持ち、これから待っている時間への期待。長い自粛期間を経た後には、こうしたことがとても新鮮に感じられます。

ゆとりある座席配置ではありますが、客席はほぼ満席でした。こうした熱気ある空間の中で繰り広げられていく熱演。お客様と演奏者とが共に感じることとなった一体感。懐かしくもあり、嬉しくもあり、大きな喜びを感じる一時間半となりました。

 

出演者たちは、厳しいオーディションを突破して、個人レッスンにてさらに研鑽を積みました。本番2週間前には、大学内のホールを使っての「ドレスリハーサル」もあります。本番さながらに衣装をつけ、演奏し、ピアノ担当の先生たちによるアドバイスを受けます。こうして、念入りに準備した時間を経たからこそ、到達できる本番の境地。この経験が、学生たちにとって更なる一歩、より深い音楽の世界への入り口とつながっていきますように。

 

投稿:演奏学科合同研究室(文責:演奏学科教授 仲道 祐子)


2021年11月9日

全日本大学女子駅伝 歴代最高記録!

本日のブログは、10月31日(日)に開催されました「全日本大学女子駅伝対校選手権大会」の模様をご紹介します。
 

大阪芸術大学は、6年連続9回目の出場となりました!
 

1区は、舞台芸術学科2年生の北川星瑠さん。
全体的にスロースタートとなり、6.6kmのコースのうちラスト1kmで勝負をかける戦いとなりました。
そんななか、北川さんは先頭集団にしっかり続き、7位で襷をつなぎました。


最短距離の2区は、スピードランナーの放送学科4年生 城谷桜子さん。
城谷さんは、今年大きく成長し、中距離種目にて自己ベスト・好成績を残して、初めて仙台の街を走ることとなりました。

 

そんな城谷さんの走りを、3区のデザイン学科4年生 宮永光唯さんが引き継ぎます。
宮永さんは3回目の仙台です。
今年も安定した好走を見せ、後続としっかり差をつけました。
 

4区は、デザイン学科1年生 野中和佳菜さんです。
1年生にして全国大会に抜擢された野中さん、今後の活躍がとても楽しみです。
この地点で、大阪芸大は13位。


続く5区は、最長区間。
初等芸術教育学科3年生の古賀華実さんが順位をしっかりキープして、アンカーへ襷を託します。


6区 アンカーは工芸学科2年生の古原夏音さん。
なんと古原さんは、区間6位の好タイムで2校抜き、順位を押し上げました!


大阪芸術大学の記録は、2時間9分17秒 11位!


シード権(8位以内)は逃しましたが、2018年にシード権を獲得した時より18秒もタイムを縮め、歴代最高記録を更新しました。
また、12月に開催される「2021全日本大学女子選抜駅伝競走」…通称「富士山女子駅伝」の出場資格(12位以内)も得ることができました。
女子駅伝部のみなさん、お疲れさまでした!

「富士山女子駅伝」は、12月30日(木)10時スタートです。
フジテレビ系列で全国生中継されますので、こちらでも、みなさん応援よろしくお願いいたします!

 

投稿:島田(学生課)


2021年11月8日

大阪芸術大学学園祭「胡蝶の古時計」2日目

先日もご紹介しました、大阪芸術大学学園祭胡蝶の古時計
 

>>1日目の様子はコチラから
 

▼2日目の模様です!▼

 
メインストリート「天の川通り」/漫画道場鉄漫の自主制作漫画販売

 
特殊メイク研究会の傷メイク体験/探検部のランプワークショップ

 
メインステージの様子/重音テトをモチーフにした「カサナリテクスチャー」

 
自衛隊による装甲車の展示も/Caffein Zombieのゲーム体験

 
むつごろう雑技団のバルーンアート/Geidai Poker Clubのゲーム体験
 

今年は、後夜祭も行いました!
来場者のアンケートにより人気企画を決める「ミセ芸大」も復活。

イベント系企画の部
1位 芸大パフォーマンスドール

2位 写真工房


3位 小劇場劇団「群」

模擬店系企画の部
1位 写真工房


2位 むつごろう雑技団/特殊メイク研究会

 
 

学園祭実行委員会のみなさん。

 

Main Stage(メインステージ)を運営したのは、学生企画委員会のみなさん。

11号館前に設置されていた垂れ幕も、役目を終えました。

コロナ禍で企画数が絞られるなか、一つひとつのイベントの内容が大変濃いものに仕上がっていました。
学園祭に携わった全ての学生のみなさん、本当にお疲れさまでした!
感動的な、最高の学園祭を見せていただきました!


 

投稿:島田(学生課)