2015年1月2日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

新年あけましておめでとうございます!!

みなさんはどんなお正月をお過ごしでしょうか?
今年も、このブログでは大阪芸術大学のイベントや授業の様子などをご紹介していきたいと思います!!
2015年も大阪芸術大学ブログをよろしくお願い申し上げます。

 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」は、大阪芸術大学特別演奏会2014の話題からお伝えします!!
指揮は演奏学科の大友直人教授、大阪芸術大学管弦楽団と大阪芸術大学混声合唱団によるオーケストラと合唱が会場に響き渡りました!!
混声合唱団には演奏学科・音楽学科の学科長でバリトン歌手の三原剛先生や、短期大学部通信教育部講師でソプラノ歌手の東野亜弥子先生が加わり、美しいハーモニーで魅了しました。

 

続いて、大阪芸術大学の卒業生にスポットをあててご紹介するコーナー「Fly~大阪芸大発~」をお送りします。
今回ご紹介するのは、文芸学科の卒業生でハマナカ株式会社取締役社長の濱中知子さんです!
昭和15年の創業以来、人々の創造力をかきたてる手芸手あみ糸を製造し、手芸を通じて創造するよろこびと心あたたまる商品を提供しているハマナカ株式会社。
濱中さんは入社以降、今までの業界になかった新しい事業にチャレンジしています。
一体どんな企画なのでしょうか?!

 

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜24時30分からサンテレビで放送中!また、奈良テレビ放送、テレビ和歌山でも好評放送中です!
みなさん是非ご覧ください!!

<<オンエア情報>>
※今回全て放送時間変更
1月2日(金)
奈良テレビ放送 23:45から
サンテレビジョン 24:55から
1月3日(土)テレビ和歌山 22:15から


2014年12月29日

ラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」

今年も残すところ、今日を合わせてあと3日ですね。
大阪芸術大学ブログの更新も、今回が年内ラストとなります。
みなさん良いお年をお迎えくださいね!!

さて、今日は大阪芸術大学グループのラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」の放送日です!

パーソナリティは大阪芸術大学副学長の塚本英邦先生。
さらに、本学映像計画学科(現・映像学科)出身の人気映画監督で今年4月から教授として就任された田中光敏先生と、舞台芸術学科出身の演出家で劇団「南河内万歳一座」を率いる内藤裕敬さんが、交替で出演されます。
そして、毎回さまざまなジャンルで活躍する大阪芸大グループ出身の著名な卒業生たちを月替りでゲストに招き、楽しいトークを繰り広げます!!
第一線に名を馳せるクリエイターたちのリアルな声を聴くことができる番組内容となっています! 

今日のゲストは先週に引き続き、舞台芸術学科卒業生で俳優の渡辺いっけいさんです!

前回は大阪芸術大学に通われていた頃の話が中心でしたが、今回は卒業後の渡辺さんについて語られます!
卒業した渡辺さんは「劇団☆新感線」退団の後、演出家の唐十郎さん率いる「状況劇団」に入団されます。

最初のうちは舞台中心に役者として活躍されていましたが、テレビのお仕事もやっていきたいと思われたきっかけはなんだったのでしょうか?

「大阪芸大スカイキャンパス」
12月29日(月)20:30~21:00 オンエア
ラジオ大阪(OBC)1314

投稿:島田(OUA-TV)


2014年12月26日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

明日・27日(土)から来年1月6日(火)まで、大阪芸術大学事務局は一斉休暇に入ります。
各課窓口やパピルスメイト等の利用ができませんので、学生や卒業生のみなさんはご注意ください!
しかし!このブログは、年末年始も更新していきます!
ぜひご覧くださいね。

 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」は、「高円宮殿下記念 根付コンペティション記念展」の模様からお伝えします!!
大阪芸術大学の客員教授でもあられる高円宮妃久子殿下は、高円宮憲仁親王殿下と共に根付コレクターとして、また現代根付作家を応援してこられたことでもよく知られています。
このコンペティションは、グループ校の学生を対象に2009年度に始まりました。
今年も力作が揃いましたので、お見逃しなく!!

 

続いて、年末特別企画!!
みなさん、2014年も「大阪芸大テレビ」をご覧頂きありがとうございました。
今回は、OUA-TVのホームページで紹介している動画の中から、この1年で再生回数の多かったものをランキング形式でご紹介します!!
今年の一番人気は、一体どの動画だったのでしょうか?!

 

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜24時30分からサンテレビで放送中!また、奈良テレビ放送、テレビ和歌山でも好評放送中です!
みなさん是非ご覧ください!!

<<オンエア情報>>
12月26日(金)
奈良テレビ放送 21:30から
サンテレビジョン 24:30から
12月27日(土)
テレビ和歌山 23:45から ※放送時間変更


2014年12月25日

高田靖子展 (美術学科95卒) 2kwギャラリー58 11/10-22

高田氏の抽象絵画に奇妙な違和感を覚えた。この違和感が何なのか、色調、イメ―ジ、画面全体の配置、筆あとなど順に見直した。結果、作品に上下感覚が感じられないことに気が付いた。作品が宙吊り状態のようにあるのだ。

抽象画においても画面上の場所が均質とは限らない。上部、中部、下部、左右等に占める場所には画面構成やイメージの必然的あり様がある。しかし高田氏の作品にはそれがない、有機的イメージと多様な色彩を使いながら、ある意味画面が均質に感じられるのだ。

高田氏本人から制作方法を聞いた。カンバスを回転させながら描くのだという。描く行為は、制作する身体において一定の型を作ることにもなる。その制作の型が画面を作ることになるのだ。作業の中で無自覚に生まれつつあるその「私の描く型」を常に移行しながら絵画を制作しているのだ。自らの描く行為に、自身が驚き新たなイメージを発見していく作業が作品となっている。


展示場所で作品の上下を決めるのだという。

報告 教養課程講師 加藤隆明 協力 芸術計画学科研究室


2014年12月24日

文芸学科特別講義「小説を書き続けること」

12月12日(金)、文芸学科で特別講義「小説を書き続けることが行われました。
講義を担当するのは、文芸学科の卒業生でもある、小説家の綾崎隼さん。

綾崎さんは大学を卒業後、2009年に「夏恋時雨」で第16回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞!
「蒼空時雨」に改題して2010年にメディアワークス文庫よりデビューしました。


小説は、映画や舞台と違い、紙とペン、もしくはパソコンやスマートフォンがあればすぐに書き始めることができますよね。
長さについても規定はありませんし、頭の中に浮かぶものを文字にして表現すればいいので、私にも書けるかも…?なんて思ってしまいそうです。
でも、文章だけで人々の心を掴むって、とても難しい表現の世界だと思います。
ことばから景色や音、声色、感情、匂い…あらゆるものを想像してもらえなければなりません。
私はブログを書く時、いい表現が思い浮かばなくて、よくつまずいてしまうんですよね…。
実際に活躍されている小説家の方は、一体どのように作品を生み出しているのでしょうか?

今回の講義では、綾崎さんの学生時代の話やデビューまでの道のり、小説を執筆する環境、そしてそれぞれの作品についての制作意図や狙いなどが語られました。
綾崎さんの作風は、恋愛を主題としながらも、全編に伏線を張り巡らせたミステリー的な要素を含むものが多いのが特徴です。

改題したというデビュー作「蒼空時雨」は、物語の冒頭から読む人の心を掴むために、あえて最初の方でトリックを披露してびっくりさせるという展開を描いたと言います。
また、女性読者の割合が高くなると推測した担当編集が、何人かの女性編集者にリサーチを行い、ヒロインの描き方に変更を加えたそうです!
やはり、いくらストーリーが魅力的でも、登場人物が愛されるキャラクターでなければ、読者の共感は得られませんものね!!

図書館を舞台にした「吐息雪色」の話も興味深いものでした。
幼い頃に両親を亡くし、妹と二人きりで生きてきたOLの女性が主人公で、ある日、市立図書館で司書に恋をするというあらすじです。
漫画や雑誌のコラムを読んでいて、”こんな作品が書きたい”と思い付いて表現した小説だそうです。
どうすればこんなに複雑な人間関係を繊細に表現できるのか?!と思うような設定も、上手くまとめられています。

また、上下巻ものになっている「赤と灰色のサクリファイス」、「青と無色のサクリファイス」は完全ミステリーもの。
この作品の工夫は、まず上巻で推理に必要な材料を全て出しておいて、読者に推理してもらうというもの。
さらに、犯人を当てるだけで終わりそうなミステリーものですが、実はもう一つタネを仕掛けたそうです!!
うーん、気になる!!!ぜひ、私も読みたいと思います。

講義を通じて感じたのは、綾崎さんの作品は単純なストーリーではなく、何重にも重なった物語の運びがループして、何度も読み返したくなる作品なのだなということです!!
あらすじがわかっていてもまた読みたくなる作品が、本当に良い小説ですよね。


教室には、綾崎さんの小説を何冊も持ち込む熱烈なファンの学生もちらほら!!真剣な眼差しでした!!
今はまだまだ読む側の学生たちも、これからどんどん書く側へと移っていくんだろうなと思うとワクワクします。
どんな作品が生まれるのでしょうか…?

投稿:島田(OUA-TV)