1月21日(水)から2月28日(土)まで、大阪芸術大学図書館4階展示コーナーで所蔵品展「ポストモダニズムのデザインの世界 -展覧会図録類を中心にして-」が開催されました。
ポストモダニズムは、直訳すると”モダニズム(近代主義)の次”という意味。
モダニズムとは、20世紀初頭に起こった実験的な芸術運動のことを指します。モダンアートとも言われます。
20世紀になると、従来の19世紀芸術に対して、伝統的な枠組にとらわれない芸術表現が追求されるようになりました。
そして、ポストモダニズムはその運動をさらに打開しようとしたもの。
1970年代初期に啓発的な建築運動から始まり、美術、映画、音楽、グラフィック、ファッションを含むポピュラーカルチャーの領域すべてに影響を及ぼしました。
この所蔵品展では、そんなポストモダニズムの中でも、特に美術、デザイン、建築の動向に焦点を当てています。
ポストモダニズムを取り上げた国内外の書籍が展示されました。
絵画、フォトコラージュ、プロダクト、ポスターなどが紹介されています。
そんな中、目を引く椅子の写真が載っている書籍が。
こちらは、デザイン学科教授の喜多俊之先生が1980年に制作した作品『ウィンク』。
図書館の2階エントランスに実物があるとのことで、さっそく降りてみました。
実物、結構大きいです。
脚を伸ばして寝転んだり、折り曲げて腰掛けることもできます。
ヘッドレストの耳も自在に曲げることができて、色んな姿勢に対応しているよう!
私も座らせてもらったのですが…くせになります!!
カラフルなカバーも気分に合わせて着せ替えが自由です。
隣には、同じく喜多先生の作品で1998年に作られた『ドードー』という椅子も並んでいました。
コンピューター時代の”ホームオフィス”、”ホームシアター”、”高齢化社会”の3視点から発展してデザインされたそうです。
この椅子にも座ってみましたが、足を乗せた時のリラックス感、たまりません。
どなたでも自由に座ることができますので、みなさんもぜひ腰掛けてみてください。
あまりの心地よさに、眠りについてしまうかも…。
くれぐれも寝過ごして授業に遅刻だけはしないでくださいね!
投稿:島田(OUA-TV)