2018年11月29日

新校舎 30号館ご紹介!&竣工記念イベント

先日も少しご紹介しましたアートサイエンス学科新校舎
名称としては、30号館になります。


今日は、気になる内側をお届けしますね♪
 

 

建築面積は2684.2㎡、延床面積が3176.28㎡の校舎で、地上2階、地下1階の構造。

2階は吹き抜けになっています!

 

1階には、講義やデジタル演習を行う先端的な仕組みが施された教室が4つ。


教員のもと、作品制作のミーティング、先端技術アート指導、コンセプト評価などを実践する研究室があります。


そして地下1階には、作品展示ができる大規模・先端的なデジタル空間のギャラリーが3つ。

 

さらに、映像、サウンド、デジタルファブリケーションなど作品制作のための多種多様な電子機器を設置し、アートサイエンス作品の制作を行うエリアが設けられていますよ。

 

 

27日(火)にはテープカットが行われ、

 

その後の竣工記念 オープニングイベントでは、アルスエレクトロニカ ピアノパフォーマンスが披露されました。
アルスエレクトロニカは、オーストリアのリンツで開催される芸術・先端技術・文化の祭典として、メディアアートに関する世界的なイベント。
ピアノ演奏の音を映像にして可視化したパフォーマンスは、圧巻でした!!

 
 

続いて、記念講演が開かれました!
新校舎を手がけられた妹島和世さんをはじめ、アートサイエンス学科の猪子寿之先生、村松亮太郎先生、筧康明先生、ゲルフリート・ストッカー先生、石井裕先生がそれぞれご講演。

 
 

最後には、パネルディスカッションも行われました。


 

妹島さんにお話を伺うと、
「アートサイエンス学科だけでなく、さまざまな学科の学生にとって交流の場になることを期待しています。
学生たちの手でどんどん校舎を新しく発展させてくれたらと思います。大切に使ってください。」
とおっしゃっていました!!

 

芸術と自然が調和した新しいランドスケープが、これからどんな風に広がっていくのかとても楽しみですね!!

 

投稿:島田(学生課)


2018年11月28日

ダ・ヴィンチ大賞 決定!

今年も開催されました「世紀のダ・ヴィンチを探せ!高校生アートコンペティション2018
11月25日(日)に授賞式が行われました。

 

今年でなんと12回目。
このコンペティションは、ルネッサンスの巨匠 レオナルド・ダ・ヴィンチに続く21世紀のダ・ヴィンチを探そうと、大阪芸術大学グループが開催しています。
高校生を対象としてしており、今年は国内・海外から1851点の作品が寄せられました。参加校も増え、アートサイエンス部門が新たに新設されたことにより、プログラミングやCG映像の応募もあり、よりハイレベルなものとなりました。

入選から順に発表され、今年は<入選>72名、<特別賞>29名、<短期大学部特別賞>1名<大阪美術専門学校特別賞>1名<部門別最優秀賞>12名<審査委員長賞>2名の方が授賞されました。

そしていよいよ上位賞の発表です。<銅賞><銀賞><金賞>の各賞のあと、いよいよ<ダ・ヴィンチ大賞>・・・

受賞したのは、大阪府立北千里高等学校の曽根高潤之助さん。
クラリネットの演奏で「プーランク:ソナタ第三楽章」です!

音楽・演奏系のダ・ヴィンチ大賞授賞は12年目にして初めてとなります。

この曲は、最初別のコンクールに演奏するつもりで先生に選んでいただいたそうですが、自分自身の成長にとても繋がった曲だそうです。
今後の進路についても、大学でも演奏を学ばれることを希望されているそうで、更なる演奏技術や表現を身につけて活躍して欲しいものです。

 

授賞式に続き、作品展開催のテープカットも行われました。 

 

芸術情報センター1階展示ホールでは、ダ・ヴィンチ大賞をはじめ、入賞作品が一堂に展示されています!!
ダ・ヴィンチ大賞を授賞された曽根高潤之助さんの演奏もご覧いただけます。

高校生の若い感性の作品ばかりです。みなさんもぜひ、観にきてください♪

「世紀のダ・ヴィンチを探せ!高校生アートコンペティション2018」展覧会
会  期:2018年11月26日(月)~ 12月8日(土)
開館時間:10:00~16:00(日曜休館)
場  所:大阪芸術大学 芸術情報センター1F展示ホール
主催: 大阪芸術大学グループ

 
投稿:中村(企画広報部)


2018年11月27日

新校舎完成しました!!

アートサイエンス学科新校舎、ついに完成しました!!


芸坂(大阪芸大の入り口にある大きな坂)を上るとすぐ左手に見えてきます。
直線的な校舎が多い中で、曲線美が際立って存在感がありますね!
それでいて主張しすぎず、キャンパスにしっかり馴染んでいるのが見事だなと感じました!

この建物を設計されたのは、建築界のノーベル賞「プリツカー賞」を受賞した、建築家の妹島和世さん。


1995年に西沢立衛さんと「SANAA」を設立され、金沢21世紀美術館、ルーヴル・ランス、トレド美術館ガラスパビリオンなど、さまざまな建築物を手がけられています。
妹島さんの建築は、ガラス張りになっていたり、まわりの環境に合わせたつくりになっていたりと、開放的な設計がとても印象的です。

今回の校舎も、『建てる』というより『降ろす』という想いで建てられたとのこと。
大阪芸術大学は、河南町の小高い丘の上にあります。
その丘と有機的に一体化し、内と外がつながる開かれたアートサイエンススペースを意識して設計されたそうです!

 

複数箇所から出入りができ、内側からはさまざまな方向に外の風景を見ることができます。
 

今日は、その竣工式とオープニングイベントが行われました!!

さて、新校舎の具体的な施設は、どんな風になっているのでしょうか?
オープニングの様子も含めて、改めて詳しくお届けいたします!

 

投稿:島田(学生課)


2018年11月23日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

以前にブログでご紹介しました「表具」について、みなさん覚えていらっしゃいますか?(>>記事はコチラ
スカイキャンパスでは、昨日から「第64回 表具内装工藝展」を開催中です!
美術学科の教員、学生たちの作品を、大阪府表具内装共同組合の方々が掛軸などに仕立てて展示しています。
この機会にぜひご覧くださいね!
 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」告知です!

今回は、7月に行われたオープンキャンパスリポートでご紹介!(2018年8月の再放送)
大阪芸大のOCで体験できるイベントは約170種類と豊富。
バーナーワークにヴォーカルコンテスト、エアリアルパフォーマンスなどを、大阪芸大テレビキャスターの鍛治匠が体当たりリポートします!
 

次回のオープンキャンパスは、来年2月10日(日)・11日(月祝)に「卒展DEオープンキャンパス」を開催予定です★
 

<<オンエア情報>>

2018年11月24日(土)
奈良テレビ    18:15~18:30
テレビ和歌山   22:30~22:45

2018年11月25日(日)
サンテレビジョン 22:30~22:45
 

>>【公式】大阪芸術大学テレビ YouTubeチャンネル

 

投稿:島田(学生課)


2018年11月20日

&(アンド)でARTを楽しもう!

 
天王寺にある商業スポット「あべのand(アンド)」。
こちらでは今、『アンドでARTを楽しもう! 大阪芸術大学EXHIBITION』ということで、大阪芸術大学の学生による作品を展示していますので、ご紹介します♪


明るい吹き抜けの光が差し込む場所に、作品が並べられ、とても近い距離で作品をみていただけるようになっています。

今回の展示を指導していただいた、美術学科客員准教授の森井宏青先生に、展示のコンセプトをお伺いしました。
 

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 -在学中にプロの世界を体験させる-

 昔はほとんど重視されることのなかった「美術学科におけるキャリア教育」のため、最大限にこの機会を活用したいと思いました。and様より、大学と企業体の連帯により、力強い文化圏を育てるという熱意ある申し出に、こちらも単なる安易な「学生作品展」であってはいけないと感じました。
 同じ実技の世界に例えれば、スポーツのメジャーな大会や、舞台活動の主役の座を射止めるためには、過酷な選考が常識であるように、今回の出品学生にも「プロとなるべき資質」の有無を厳しく問いました。
 
 とりわけその中から、あえて「今選抜できる最高の実力を持った作家」として、大学院から佐田さんを選出し、特別なブースを設け、個展形式の展示といたしました。

 
他の出品者、または2回生たちにも、社会で個展をするために必要な姿勢や、作品のレベルについてなど、レクチャーしました。
展示の際の佐田さんの緊張ぶりが他学生たちにもショックだったようで、緊張感ある良い学びの場になったはずです。

4階部分はリーダーとして大学院の大西君に現場監督をさせましたが、見事にリーダーシップを発揮しておりました。

 佐田さんを特別扱いすることは、「大阪芸術大学学生代表アーティストとして、社会デビューさせる」と言う意味になります。作品の質、努力の量、知識、それらを偏見無く公平に評価した結果、実力が飛びぬけていましたので、私自身の教え子ではありませんが教授方と相談の結果、彼女を選出いたしました。

ただ一人の学生を特別扱いすることに様々な意見が出ることも予想しましたが、社会に出れば全員が実力のみでふるいにかけられてしまう実情を、プロ意識として在学中に美術学科の学生に伝える必要があると感じました。学生たちには「うらやましければ、今すぐ主役に見合う努力をするしかない。」と指導しました。
 

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単なる作品展示ではなく、プロのアーティストとしての意識を体験する場。
作品もとても素晴らしいものが揃っていると感じました。
展示方法はもちろん、進め方や意識、たくさんの事を学んでもらえたのではないでしょうか。

佐田さんを中心とした、芸術の秋にふさわしい魅力あふれる作品を是非ご覧ください。

 

アンドでARTを楽しもう! 大阪芸術大学EXHIBITION
 期間:2018年11月1日(木)~30日(金)
 場所:あべのアンド3階・4階
 

 

 
投稿:中村(企画広報部)