2011年8月6日

ドラマは「声」が連れて来る。

sinpojiumu000.jpgこの度、藝術研究所では10月9日(日)に大学・朝日シンポジウムとして『声優学概論 ドラマは「声」が連れて来る。』を開催致します。

ゲストに大人気アニメ「ONE PIECE」の主人公モンキー・D・ルフィ役の田中真弓さんをはじめ、様々な作品でご活躍されている豪華な声優陣をお迎えしてのアニメアテレコ実演やシンポジウム、また放送学科アナウンスコースの学生達による朗読・群読・連読・ドラマリーディング等、盛りだくさんの内容でお送りする予定です。

sinpojiumu001.jpg普段なかなか知ることのできないアニメの裏側が覗ける絶好のチャンス。もしかしたらテレビ番組ではきっと実現しないようなキャラクター同士のコラボレーションが飛び出す・・・かもしれません!?

是非この機会に、皆様お誘い合わせのうえ奮ってご参加ください!

大学・朝日シンポジウム
声優学概論
ドラマは「声」が連れて来る。

【出演者】
岩崎富士男   大阪芸術大学 放送学科長 教授
古川登志夫   アニメ「うる星やつら」(諸星あたる)等
田中 真弓   アニメ「ONE PIECE」(モンキー・D・ルフィ)等
中島 信也   東北新社CMディレクター
真地 勇志   大阪芸術大学 放送学科 客員教授 テレビ「秘密のケンミンSHOW」(ナレーション)等
伊倉 一恵   アニメ「シティーハンター」(槇村 香)等
松野 太紀   アニメ「金田一少年の事件簿」(金田一一)等
石川 豊子   大阪芸術大学短期大学部 メディア・芸術学科 教授

日時   : 平成23年10月9日(日) 開場14:00/開演14:30
会場   : イオン化粧品シアターBRAVA!
定員   : 1136名(入場無料)
申込方法 : ハガキ・FAX・Eメールのいずれかで、郵便番号、住所、電話番号、氏名、年齢、
職業(学生の方は学校名、学年)を明記の上、下記宛先までお送り下さい。

応募多数の場合は抽選とさせていただきます。
結果は招待券の発送をもって発表にかえさせていただきます。

申込・問い合せ先
 〒585-8555
 大阪府南河内郡河南町東山469 大阪芸術大学藝術研究所事務室
 TEL:0721-93-1398
 FAX:0721-93-5746
 E-mail:sinpo@osaka-geidai.ac.jp
 


2011年8月4日

芸術計画学科学生によるグループ制作展

oohasi001.jpg 大阪市阿倍野区のギャラリー流流で、芸術計画学科学生によるグループ制作展が行われているので紹介します。

 

oohasi004.jpg 本展は芸術計画学科専門科目「視覚伝達演習(映像システム研究)」(大橋勝担当)の2011年度前期授業で作られた課題物を元に構成されています。この演習授業では現代アートの方法論を参照しつつ、写真材料(スライド写真・写真プリント・映画フィルム等)を用いた実験的な作業を行っています。写真材料による映像は、虚像であり複製可能な情報であると同時に、モノとしての実体をそなえており、この相反する性質について制作を通じて把握することが授業の目的の一つとなっています。

 

oohasi000.jpg 今回はフォトコラージュ、ジョイナーフォト(連結写真)、フォトグラムなどの壁面展示が可能な制作物を用いて、ブリコラージュを展開しました。粗さが目につくかもしれませんが、展覧会を通じて混沌としたエネルギーを感じていただければ幸いです。

 
 

oohasi002.jpg期間:2011年7月23日から8月9日 7月27日から29日、8月3日は休み
開廊時間:午前11時〜午後7時
会場:ギャラリー流流 大阪市阿倍野区丸山通1-2-2 電話:06-6656-8184
展覧会名:大橋勝の現代芸術演習part2
参加者:宇治橋香、加藤未夏、須谷翔太、角田航、高橋豪、滝澤仁吾、田野光希、辻沙緒梨、西尾泰広、忽滑谷なつみ、原田果林、桝本有佳里、山田桃子、山本朱里、大橋勝

 

oohasi003.jpgギャラリーHP:http://ru-pe.com/

流流Blog:http://nikkiruru.exblog.jp/

MAPhttp://ru-pe.com/www/pages/g-ac.htm

 
投稿:大橋勝先生(映像学科)

 


2011年8月3日

2011年度キャラクター造形学科 シンボルキャラクター決定!

kyarazou001.jpg2011年度キャラクター造形学科シンボルキャラクター展が
7月5日(火)から11日(月)まで情報芸術センターのギャラリーで行われました。

 来場者の人気投票で選出された上位20作品の中から厳正な審査の結果、キャラクター造形学科1回生・
小宮山美波さんの“パレッタ”が「完成度の高いデザインに仕上がっているし、デジタル画の実感が
こもっている」(里中満智子学科長)と高く評価され、本年度のグランプリに決定しました。

 

kyarazou002.jpg 授賞式は7月26日(火)午後1時20分から9号館001教室で行われ、グランプリに輝いた小宮山さんの
ほか、優秀賞を受賞した重松和樹さんの“Qット・ペロー”、西谷優花さんの“Uペン”、
中野利章さんの“ペンイチロウ”(以上キャラクター造形学科1回生)の4名に、シンボルキャラクタ
ー展実行委員長・日野日出志先生より賞状と賞品が授与されました。

 

kyarazou000.jpg シンボルキャラクター展は今年で7回目。第1回グランプリの川上雄太さんは『IAAF世界陸上2007
大阪』公式マスコット“トラッフィー”を考案するなど、毎年この受賞を契機にクリエイターとしての
第一歩を踏み出しています。

 最近も第6回受賞者の東山恭子さんが天王寺学館高等学校マスコットキャラクターで優秀賞(キャラ
クター名・“マナビー”)を受賞。第5回受賞者の住吉崚さんは第77回手塚賞佳作を受賞し、今月12日
(金)発売のジャンプNEXTでデビュー(作品名・『MAG?愛を求めて?』)が決まりました。

 受賞した人はこの賞を糧に、受賞できなかった人は悔しさをバネに、クリエイターとして羽ばたいて
ほしいと思います。
 
投稿:林日出夫先生(キャラクター造形学科)
 


2011年8月2日

中田憲男個展   ギャラリーH.O.T

nakata003.jpg6月27日から7月9日まで中田憲男さん(美術学科02卒)の個展が行われました。中田さんの作品は、陰影の少ない海の表情と精密な一定の幅の波頭を表す白線の筆遣いが、日本画を想起させますが油画です。

 

nakata000.jpg静かな海そのものを描いた作品は、画面横に横切る無数の白線の集合するところと拡散するところに面積の違いを見ることができ、その状態から静かな海からリズミカルな運動を感じることができます。

 

nakata001.jpg一般的に静かな海というイメージから、その白線は緩やかな曲線で描くということになりそうですが、中田さんの線は直線に近く、その連続としてうねる海面を表現しています。短い直線の角度を微妙に変化させながら線の連なりとしていくことで、その海は硬質な質感が醸し出されています。静かな海と感じながらこの硬質感により私たちの情緒感が突き放なされ、海と同様に観者の感情が表面を漂うこととなりました。

 

展示構成として、決して大きくない作品ですが横に長い作品の水平線を視線として数点並べられていることで、ギャラリー全体に響く水平線のパノラマ的空間が出現していました。

 

nakata002.jpg報告 

加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室

 


2011年7月27日

タイテツヤ個展  Oギャラリーeyes

 タイテツヤさん(大阪芸術大学美術学科96卒)の個展が6月27日から7月2日まで行なわれました。

 

taitetuya002.jpg 結婚式を行なっている2人を中央に描き、彼らが持つ漏斗からは契約の徴の虹が現れ、その2人を祝うかのようにひまわりが彼らの方を向いて咲いています。しかし、その背景には大樹を挟み目隠しした天使と擬人化された犬と太陽が描かれています。ブランコの天使が目隠しをしている事は先が見えない不安の徴だととれます。そして擬人化された犬たちは涙を流しながらお祝いの歌を歌っているのでしょうか。この涙はうれし涙ではありませんし擬人化された太陽も不機嫌そうです。作品の色調は多様な色彩を使用しながらもにぶく抑えられ、画面からは憂鬱感が伝わってきます。

 
taitetuya003.jpg 今回の作品には、擬人化されたパンダと思われるもの(黒白の配置が一部現実とは異なりますが)と、道化師(鼻の頭が丸く赤い人物)と思われるイメージが登場しています。パンダの印象は可愛らしさでしょう。そのイメージを取り払うように憂鬱そうな表情や酷く悲しい様子が描かれています。

また、道化師に関しても2
作品に登場している事から、アーティストにとって、このキャラクター達は重要な役割があると感じられます。

 
taitetuya000.jpg イラストレーション的絵画表現が私たち観者にとって親しみやすさを感じ、作品に近づくことが出来ますが、しかしその度ごとにアーティストのコンセプトその深淵に導かれてしまいます。その深淵は快楽的な事象には深い悲しみが両義的な事として存在すると私に訴えかけてくるようでした。

 

taitetuya001.jpg

報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室