2019年6月6日

所蔵品展「蓄音機時代 -国産蓄音機とレコード-」

現在、芸術情報センター1階展示ホールでは、大阪芸術大学所蔵品展「蓄音機時代 -国産蓄音機とレコード-」を開催中です!


大阪芸術大学には300近い蓄音機が所蔵されているのを、みなさんご存知でしたか?
2016年までの間は、毎年約1回のペースでこれまで15回、蓄音機を紹介する所蔵品展を行ってきました。

今回、3年ぶりに蓄音機が所蔵品展にお目見え!!

ブログ取材を重ねるうち、私もだんだん蓄音機に詳しくなってきました。
しかし、今回の展示はこれまでとはちょっぴり雰囲気が違う…?

 

それもそのはず、今回は「国産蓄音機」ということで、日本で製造されたものが中心となっています。
日本製の蓄音機をテーマにした所蔵品展は、2007年にも行われていたそうです。
蓄音機と言えばラッパのような形のホーンが印象的ですが、国産蓄音機は小ぶりなキャビネット型が多いように見受けられます。
日本の家庭で使用していたことを想像すると、大きなものでは置き場所がなかったのかも知れませんね。
 

さて、蓄音機について紹介させていただきます!
蓄音機を発明した人物と言えば、みなさんもご存知のトーマス・アルバ・エジソンです。
1877年に円筒式蓄音機フォノグラフを発明し、声の録音と再生に成功しました。
その仕組みは、円筒に錫箔(すずはく)を巻き付けたものを手で回転させ、録音針を押し当ててできる溝の深さの変化で音を記録するというもの。
しかし、錫箔を剥がしてしまうと再生できなくなるため、保存することはできないものでした。


その円筒が改良され、ボール紙製のものに蝋を塗って音溝を削り込んでいく方法が開発されました。
この蝋管のレコードは、録音したものを再生し、保存することができました。

1887年には、エミール・ベルリナーが、円盤ディスクを発明。
左右に揺れる溝を記録する方式で、大量制作が可能になりました。
こうした開発によって、20世紀を迎える頃には蓄音機とレコードが世界中に普及していきました!


日本で蓄音機という訳語で呼ばれるようになったのは、1889年頃からだそうです。
横浜の貿易商 フレーザー商会がエジソン社の代理店となって蓄音機の輸入を始め、日本各地で蓄音機を使って有名人の声色や歌舞伎の一節を聴かせる見世物商売が流行しました。

しかし、輸入された外国のレコードだけでは、なかなか販売は伸びなかったようです。
そのため、欧米のメーカーは録音技師を日本に派遣し、出張録音を行いました。
当時人気のあった義太夫や浪花節など、日本人が好むレコードを製造して、徐々に日本の家庭に蓄音機が広がっていきました。


国産の本格的な蓄音機とレコードの製造を開始したのは、1907年に設立した日米蓄音機製造株式会社(のちの日本コロムビア)です。
ニッポンノホン」と名づけられたブランド名で、1910年頃から蓄音機が製造されるようになりました。


ここから、日本の蓄音機はどうなっていったのか…?
気になる方はぜひ、会場で実際にご覧ください!!
 

最後に、日本独自の面白いレコードをお届けします!


こちらは、円盤でも円筒でもない「音帯」と名づけられたセルロイド製のエンドレスフィルム状のレコード!
標準的なSPレコードの収録時間がおよそ3分~5分程度なのに対して、30分以上録音可能なものだそうです。
あまり知られていない貴重なものなので、みなさんにもぜひ見ていただきたいです。


 

令和元年度 大阪芸術大学所蔵品展
「蓄音機時代 -国産蓄音機とレコード-」
会期:2019年6月6日(木)~20日(木)※日曜休館
時間:11:00~18:00
場所:芸術情報センター1階展示ホール

 

投稿:島田(学生課)


2019年6月3日

NEW TENDENCY 未来への潮流 喜多俊之展

本日のブログは昨年竣工したアートサイエンス学科の新校舎、30号館で開催されている展覧会のご紹介です。
 
 

NEW TENDENCY 未来への潮流 喜多俊之展
プロダクトデザイナーで、本学デザイン学科教授の喜多俊之先生は、イタリアと日本でデザインの制作活動をはじめ、家電、ロボット、家具、家庭日用品、伝統工芸品に至るデザインで多くのヒット製品を生みだされています。
作品の多くがニューヨーク近代美術館など世界のミュージアムに永久収蔵されています。

ニューヨーク近代美術館、及び、パリ・ポンピドゥーセンターに永久収蔵されている喜多俊之先生の作品、ウィンクチェアーやキックテーブル、マルチリンガルチェアや、ミュンヘン州立近代美術館や世界的なデザインミュージアムに永久収蔵されている作品も、会場で一同に勢揃いし、とても珍しい展示となっています。

展覧会初日には、喜多先生によるNEW TENDENCYコンセプトトークも開催され、多数の人にお集まりいただきました。定員100名でしたが、予想を超える人数になりせっかくなので、急遽イスを出して対応、先生のお話しを伺いました。

   

展示されている作品やコンセプトのお話しや、最近取り組まれている伝統工芸のデザインについてもお話しされました。伝統工芸というと古いイメージを持ちやすいですが、今は技術の新化や今までにない新しい技術ができ、それによって新しい素材が生み出されているそうです。
そういった新しい素材(マテリアル)だから生み出されるデザインもあるそうです。
先生のお話をされている中に小さく写っている、緑色のイスも実はそのひとつ。素材はぜひ会場でご確認ください!

作品を少しご紹介します。

30号館に入って真ん中に置かれている、メインとなる作品は MINERAL SPACE 「鉱物空間」
(1986)。こちらはパリのポンピドゥーセンター設立10周年記念展として展示公開された作品です。新しい時代にどのような住空間が必要とされるのか、未来に向けての潮流をテーマに建築家やデザイナーが招かれた展示会で発表されました。
広さ16㎡で鉄とアルミニウム、銅、コンピュータ、電気エネルギーなど主原料は鉱物。壁面にはEL画面が備わっていて電子機器を通して光や映像が表現され、人々の心の中のイメージに大きく影響されます。

一方こちらは自然素材を使った1.8㎥の宇宙 CEREMONY SPACE「二畳結界」(1986)。
中に座ると心が落ち着き、瞑想の空間をイメージできます。二畳のこの空間は、漆を塗った木の柱と畳からなり、すべてが植物の空間です。畳の文化と精神の部下のメモリーとして提示されました。
中に座った学生さんは、特別な空間に感じるとのこと。とても居心地が良いそうです。

「SARUYAMA」(1989)
座る、寝転ぶ、とい人間にとって基本的な動作は、生活環境が変わっても不変ではないか」という考えのもとにデザインされました。座ったり、寝転んだり、自分の場所を探すことが出来て、よじ上ることも出来る。まるで猿山のようで、それをネーミングとされたソファです。

代表的なものをご紹介しまいしたが、作品はほかにもまだまだ展示されています。ほとんどの作品が実際触ったり座ったりしていただけますので、ぜひ実物をみていただきたいです。
展示空間となる校舎も、建築家で本学建築学科客員教授の妹島和世氏が設計し、話題となっています。新たなアートを生み出す空間で、喜多俊之先生の代表作をご覧ください。
 
 
 

NEW TENDENCY 未来への潮流 喜多俊之展
会期:2019年5月24日(金)~6月29日(土)10:00~17:00
   *休館日6月2、9、21、23日
場所:大阪芸術大学30号館(アートサイエンス学科棟)
入場料:無料
詳細はHPで→http://www.osaka-geidai.ac.jp/geidai/kh/kitatoshiyuki/

 
 
投稿:中村(企画広報部)
 


2019年6月1日

産学連携・トラックにラッピングデザイン 3台目が完成

昨年に引き続き、大阪芸術大学のある南河内・太子町の株式会社ジェイネクストロジスティクス様と産学連携事業を行い、このほど、ラッピングデザインを施したトラックが完成しました。
株式会社ジェイネクストロジスティクス様との産学連携事業は、2016年にはじまり今回で3台目となります。

今回も、デザイン学科3年生「デザインプロジェクト」(担当:森 和弘先生・非常勤講師)の授業の一環として取り組みました。
表彰式は、5月18日(土)に株式会社ジェイネクストロジスティクス様の本社で行われ、最優秀賞の万竝沙羅さん、優秀賞の出﨑千智さん、松浪実希さんと、指導された森先生が出席しました。
受賞した3名は、緊張した表情で代表取締役の山田純司様より表彰状を受け取っていました。

最優秀賞の万竝さんの作品が採用されて、トラックにデザインされています。
万竝さんに作品コンセプトを尋ねると、「提示されたコンセプトが【人と人をつなげる、幸せを運ぶ】だったので、運ばれてきた荷物を受け取る瞬間の人と人の繋がりと、受け取った後の些細な幸せのある日常を描きました。トラックをマンションに見立てて窓から手を振っている人などを描くことで、見た人が自分に手を振られているような気持ちになり、少しでも記憶に残れば嬉しいと思い制作しました。」と言っておられました。

ラッピングしたトラックをバックに記念撮影

右面と左面ではデザインが異なっています

これまでにデザインしたトラックは、大阪と関東や山陰方面を往復しています。
高速道路のサービスエリアで休憩のため駐車していると、「写真を撮っていいですか。」「大阪芸大の学生さんがデザインしたのですか?」と尋ねられる方もあるようです。
トラックが全国各地を走ることで大阪芸術大学を知ってもらうことができます。
また、芸大近くの太子町に会社があるので、スクールバスからも見ることができるかもしれません。見れたらラッキーです。
今後もジェイネクストロジスティクス様と産学連携事業に取り組み、4台目、5台目と増やしていきたいと思います。

最優秀賞・万竝沙羅さんと代表取締役・山田純司様で記念撮影

 

(報告者 就職課 川村良広)


2019年5月31日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

電車通学をしている学生の中には、近鉄の「あべの橋駅」を利用している方も多いかと思います。
大阪市阿倍野区にあるターミナル駅で、JR、Osaka Metro、阪堺電車からの乗り換えが可能。
あべのハルカスとも直結しており、お出かけにもお買い物にも大変便利ですよね。

冒頭ではあえて平仮名で表記しましたが、正式には「大阪阿部野橋駅」です。
お気づきの方はいらっしゃるでしょうか?
地名は「阿野」、駅名は「阿野」と、漢字が違います。
学生課の窓口でも、通学区間を記入する際に、漢字を迷われる学生さんがとても多いです。

大阪市編入以前、このあたりの地名は「阿倍野」「阿部野」さらには「安部野」「安倍野」など、さまざまな表記が混在していました。
「大阪阿部野橋駅」は元々「大阪天王寺駅」という名前で1923年に開業し、その翌年「大阪阿部野橋駅」に改称。
当時の地名が「天王寺村阿部野」だったため、それに合わせる形となったのだそうです。
地名は駅名より後の1925年の大阪市編入の際、「阿倍野」に変更されたとのこと。
この経緯から、他にも「阿部野神社」など、現在の地名表記とは違う漢字があてられている場所がありますよ。

学生のみなさん、この機会にぜひ「大阪阿部野橋駅」を覚えておいてくださいね。
 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」は…

大阪芸大テレビ音楽祭2019 Early summer
大阪芸大グループのコンサートやライブの中から選りすぐりのステージ映像をお届け!
 

村山青海ProjectAzul
華帆sea
 

少しずつ汗ばむ季節となってきました!
初夏にぴったりのナンバーです!
今週の放送、お聴き逃しなく♪
 

<<オンエア情報>>

2019年6月1日(土)
奈良テレビ    18:15~18:30
テレビ和歌山   19:30~19:45 ※放送時間変更

2019年6月2日(日)
サンテレビジョン 22:30~22:45

>>【公式】大阪芸術大学テレビ YouTubeチャンネル

 

投稿:島田(学生課)


2019年5月27日

オープンキャンパスが開催されました♪

昨日は、令和になって第1回目のオープンキャンパスでした!
 
 

5月だというのに暑い!一日でしたが、たくさんの方にお越しいただきました。
全体の説明会会場は、一部立ち見状態で入場を次回へ変更していただく位の盛況でありがたい限りでした。

 
 
 

開催されたプログラムを少しご紹介♪

昨年11月に新校舎が竣工した、アートサイエンス学科。
新しい校舎でのオープンキャンパスも昨日が初めてでした。
「ラジコンカーをカスタムして、車載カメラで操縦しよう!」
こちらはカメラから送られてきた映像を元に、車を操縦。なかなか難易度高めそうでしたが、面白いプログラムです。

   
 

地下のスタジオでは「MESHを使って楽器を作ろう!」のコーナーが。
木で出来たギターの板と「MESH」というプログラムと通信機能を組み込んだ小さなタグを活用し楽器を作っていました。

 
 
陶芸学科では、ろくろデモンストレーションを実施。
希望者は実際に体験していましたが、なかなか盛況でした。

デモンストレーションをしてくださった田中先生。  

 
ろくろで器を作るって、古いイメージもありますが、いまどきの陶芸ってとってもカラフル。
今はこんなにたくさんの鮮やかな色合いが表現できるんです!

今回デモンストレーションを担当いただいた田中先生の繊細な作品も展示されていて、イメージが代わります。

 
 
 

体育館の総合会場内では初等芸術教育学科の「すごろく」が初お目見え。

実は、学科の新たなキャラクターが誕生。
あわせて初等芸術教育学科の4年間を紹介するすごろくが誕生しました!
会場では在校生と一緒になって盛り上がる姿が見られました。

 
 

体育館3階の会場では、大阪芸術大学×CAPCOM eSports大会 「カプ芸杯 令和バトル1」も開催。

芸術計画学科の学生たちが、eスポーツコネクト株式会社の協力をのもとベントを運営。
司会は「ストリートファイターV」プロモーションプロデューサーの綾野智章氏。
実は綾野さんは本学の卒業生なんです!
プロゲーマーの参加もあり、大会は盛り上がりました。

今回の大会の詳細はこちら→http://www.osaka-geidai.ac.jp/geidai/kh/capgeihai_01/

大会結果はこちら→https://challonge.com/ja/ReiwaBattle1

 
 

オープンキャンパスは7月と9月にも開催されます。
7月では、また今回と違ったプログラムも開催予定です。
ぜひまたお越しください!!

【 オープンキャンパス 】
 7月14日(日)・15日(月・祝)10:00~16:00
 9月 1日(日)        10:00~16:00

 ※7月15日(月・祝)は「オープンキャンパスDE体験入学」も同時開催。
  こちらは要事前申込す。

 
 

投稿:中村(企画広報部)