皆さんこんにちは!
今回は、芸術情報センターで行なわれていた大学院作品展の模様をお届けします。
さて、今回は大学院作品展から、芸術情報センター1階の展示ホールで行われていた工芸の展示の模様をお届けします。
突然ですが、皆さんは「屏風(びょうぶ)」ってどんなイメージを持っていますか?
ひょっとしたら「屏風って時代劇とかで出てきたりする古いもの?」というイメージを持っている人もいるかもしれません。展示ホールに入ってすぐ左には、留学生が制作した大きな2枚の屏風が展示されていました。これは「2曲1双」といって2つで1つの作品なんだそうです。
屏風は日本独特の文化と思われがちですが、その歴史は古く、中国の漢の時代にまでさかのぼります。その後、朝鮮半島を経由して日本に伝わってきたものなんだとか…
この2曲1双の作品は、日本と韓国の屏風の共通点やお互いの持つ要素を上手く織り交ぜたものになっています。
韓国では屏風は官僚を目指す男性の部屋に飾られていたそうです。逆に日本では美しい着物や小物が描かれ、女性の美への憧れの象徴として飾られたという歴史背景があるんだとか。
確かに、韓国的要素の強い右側の屏風はネクタイやゴルフクラブ、勉強道具が描かれた男性の部屋が。そして日本的要素の強い左側の屏風には、スタンドミラーや着物などが描かれ、女性の部屋が表現されていますよね。しかも作品を間近でよく見てみると、なんと本物の着物やネクタイなどの衣類が貼り付けられているんです!
あまりに薄く貼られているので驚きました!!
しかし、なぜここまで薄くする必要があるのでしょうか?それには理由があります。屏風とは本来、平面的な絵にジグザグの折りを付けることで立体的に見せるもの。だから絵柄の表面自体は立体的ではなく平面でなければならないんです。
制作した学生も奥行きを出さないよういかに着物を薄くするか、また、文様などが美しく見える配置を考えるのに一番苦労したそうです。計算された配置と文様の輝き具合に、制作者の美へのこだわりを感じます!!
「屏風画による日韓交流、そしてゆくゆくは屏風を通じてアジアと世界を結んでいきたい」
制作した留学生のそんな思いが込められた作品でした。
ひょっとしたら、屏風が現代アートとして蘇り、世界にムーヴメントを起こす日がやってくるかもしれませんね!!
投稿:堀岡志乃(放送学科)


催石鎬は1995年の大阪トリエンナーレ彫刻部門で銅賞を受賞した作品「幸福の門」に杉と松の大きな素材を使ったが、逆に最近は小割りした薪のような素材積み上げた作品を試みたりしている。制作の方法は変わるが、木のにおいは変わらない。
黄賢秀はブロンズによる独特の表現をつづけている。かつて韓国の評論家はそれを“造形詩”とよんだが、多くの作品で人間が登場しながらそれは人体での求心的な造形の追求であるより、世界にたいするある種の意思を開示するかのような行為者であったりする。
ながく絵画で親しまれてきた呉本俊松だが、ここ数年彫刻を手がけている。といっても一から石や木を削り始めたわけでもなく、ブリキなどを使って独特の方法とニュアンスをもつ作品をうみだしている。作者の絵画とはまた違った人間像が登場する。
さて、今週の大阪芸大テレビ。
続いては、大阪芸術大学博物館で開催された所蔵品展の模様をご紹介します!
最後は、大阪芸術大学ポピュラー音楽コースの学生と卒業生らによるゴスペルグループ、チェレステ・F・メルクルズの演奏をお送りします!
そして先週に引き続き、昨年このコーナーでオンエアーした中で、特にリクエストが多かった男女デュオ『1001』の春子さんと敢くんを、今回のゲストの扉のゲストとしてスタジオにお招きしました!
ここで少しスタジオの裏話ですが…
さあそして、今日のプレゼント!
作業をしていた方に話を聞くと、この砂の山は芝生の養生に使うとのことでした。
そしてもう一つ、芝生の成長を促進させる効果もあるとのこと。