2015年9月18日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

9月20日(日)朝7:20~8:10にNHK FMで放送されるラジオ番組『「吹奏楽のひびき」~月に寄せて~』で、本学音楽学科准教授の田中久美子先生が作曲された曲「ムーンストーン」が放送されます!
この番組は、作曲家の中橋愛生さんの案内で、吹奏楽の持つさまざまな魅力を紹介するというもの。
田中先生の曲は、番組の2曲目で放送される予定です。
ぜひ、聴いてみてくださいね!!

 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」は、大阪芸術大学プロムナードコンサートの話題からお伝えします!
今年のテーマは「~Brilliant O.U.A.~ Dance the Classic! Dance the Pops!」!!
毎年番組で紹介しているイベントですが、今回はいつもよりちょっぴり長めにステージの模様をお届けします。

 

続いて、大阪芸術大学の学生たちが制作した映像作品をお届けする「OUAシアター」のコーナーです!
しばらく映像学科の作品が続きましたが…今回はキャラクター造形学科アニメーションコースの作品!
武藤幸裕さんが制作したアニメ作品『consumption』を紹介します。
まさかの展開にドキドキしちゃいますよ!お見逃しなく!

 

最後に、平成26年度大阪芸術大学卒業制作展のインタビュー。
今回は、学長賞を受賞した環境デザイン学科の佐藤正史さんを紹介します。

 

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜24時45分からサンテレビで放送中!また、奈良テレビ放送、テレビ和歌山でも好評放送中です!
みなさん是非ご覧ください!!

<<オンエア情報>>
9月18日(金)
奈良テレビ放送 21:30から
サンテレビジョン 24:45から
9月19日(土)
テレビ和歌山 22:45から


2015年9月16日

図書館所蔵品展「意匠文化の展開 ー琳派yearに因んでー」

7月19日(日)から8月11日(火)まで、大阪芸術大学図書館で所蔵品展「意匠文化の展開 ー琳派yearに因んでー」が開催されました。


これまでにもさまざまなテーマで貴重な所蔵品を展示している図書館ですが、今回の「琳派(リンパ)」…みなさんご存知でしょうか?
この流派は、江戸時代中期に活躍した画家で意匠家の尾形光琳の名に由来しています。
今年は光琳没後300年にあたり、さらに光琳の約100年前に活躍した琳派芸術の祖である俵屋宗達の存在もふまえると、琳派誕生から400年ということになります。
それらを記念して、今年は全国各地の美術館では琳派400年にちなんだ展覧会が開催されている琳派yearなのだそう!

琳派芸術の特徴として、優れた意匠性というのが一番に挙げられます。
意匠とは、美術工芸品や工業製品などの形・色・模様などを工夫すること、またその結果できた装飾・デザインのことを指します。
美観を起こさせる外観を有する物品の形状や模様・色彩のデザインの創作についての権利で「意匠権」というものがありますよね?その意匠です。

意匠性を継承する役割を果たしたものの一つに、作品を版刻して出版された版本があります。
今回の所蔵品展では、その版本と実際の作品の写真が並べて展示されていました。

その中の一つ、「光琳新撰百図」を特別にケースから出して見せてもらいました!


裏表紙には「荒井工房 田中氏」の墨書が見られ、本書が工房の参考書として近年の工人たちに利用されていたことがわかります。
琳派意匠はこのように、作品の実物ではなくその意匠を記した版本を使って多くの人に伝わっていったんですね。


図書館所蔵品展の良いところは、展示されている内容が気になったら、その場でテーマに合った本を読んだり借りたりできるところ!
今回も、琳派についての書籍が並べられていました。

現在は、「十九世紀末の街角を彩ったユーゲントシュティールの華 『ユーゲント』(芸術と生のためのミュンヘン絵入週刊誌」を開催中!
『ユーゲント』は、出版社ゲオルグ・ヒルトによって1896年に創刊されている週刊誌。
どのようなテーマを扱った雑誌なのか、芸術とはどのような関わりがあるのか…?
気になった方はぜひ、図書館4階に足を運んでみてください。

投稿:島田(OUA-TV)


2015年9月14日

ラジオ「大阪芸大スカイキャンパス」

今年度ラストの大阪芸術大学オープンキャンパスが昨日13日(日)に開催されました。
参加頂いたみなさん、ありがとうございました!
大学の様子を、少しでも垣間見ることができたでしょうか?
今年のオープンキャンパスは終わってしまいましたが、このブログでは今後も大学の色んな面を紹介していきますので、受験を考えている方はぜひご覧頂ければ嬉しいです!

さて、今日は大阪芸術大学グループのラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」の放送日です!

パーソナリティは大阪芸術大学副学長の塚本英邦先生。
さらに、本学映像計画学科(現・映像学科)出身の人気映画監督で映像学科教授の田中光敏先生と、舞台芸術学科出身の演出家で劇団「南河内万歳一座」座長、そしてこの4月から舞台芸術学科教授として就任された内藤裕敬先生が、交替で出演されます。
そして、毎回さまざまなジャンルで活躍する大阪芸大グループ出身の著名な卒業生たちを月替りでゲストに招き、楽しいトークを繰り広げます!!
第一線に名を馳せるクリエイターたちのリアルな声を聴くことができる番組内容となっています! 

今日のゲストは、先週に引き続き映像計画学科(現:映像学科)卒業生でTBSテレビ制作局 ゼネラルプロデューサーの正木敦さんです!

4週目の今回のトークテーマは、テレビ番組を作るということについて。
名古屋から東京へ拠点を移した正木さんは、日本テレビのバラエティ番組「世界まる見え!テレビ特捜部」の制作を経験した後、TBSに入社して「サンデージャポン」を手掛けることになりました。
それまでTBSは何をやっても視聴率が獲れない時間帯だったそうですが、バラエティと報道の両方の要素を含んだ画期的な企画により、高視聴率を記録します!
そんな正木さんが、今後挑戦してみたい番組や、テレビ番組を制作するにあたって気をつけていることは、一体どんなことなのでしょうか…?

「大阪芸大スカイキャンパス」
9月14日(月)20:30~21:00 オンエア
ラジオ大阪(OBC)1314

投稿:島田(OUA-TV)


2015年9月11日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

みなさん、音楽学科の松尾泰伸先生をご存知でしょうか?
松尾先生は本学音楽学科の卒業生で、ヒーリング・ミュージックの第一人者として、世界的評価を受ける音楽家・ピアニストなんですよ!
フィギュアスケート・羽生結弦選手のエキシビジョンプログラム楽曲を作曲したことでも知られています。
そんな松尾先生のピアノ演奏…聴いてみたいですよね?!
13日(日)の大阪芸術大学オープンキャンパスでは、松尾先生によるピアノコンサートを開催します!!
>>詳細はこちら

 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」は、通信教育部のスクーリング開講式の話題からお伝えします!
大阪芸術大学グループには、4年制の通信教育部と、2・3年制の短期大学部通信教育部があります。
開講式の模様はもちろん、スクーリングでの授業の様子もご紹介!!
お見逃しなく!!

 

続いて、大阪芸術大学から生まれた音楽を紹介する「OUAミュージックライブラリー」のコーナーです。
今回は、大阪芸術大学のホームページで紹介している「ショーケースライヴ」のコーナーから、嶋田愛里さん作詞作曲でばぶれもんというバンドで演奏している「泣いた」を紹介します!!
「泣いた」という曲名ですが、ポップな曲調に乗せた嶋田さんの歌声は聴いていると元気になりますよ!!
ぜひ、番組でお聴きください!

 

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜24時55分からサンテレビで放送中!また、奈良テレビ放送、テレビ和歌山でも好評放送中です!
みなさん是非ご覧ください!!

<<オンエア情報>>
9月11日(金)
奈良テレビ放送 21:30から
サンテレビジョン 24:55から
9月12日(土)
テレビ和歌山 22:45から


2015年9月10日

南野馨展 (C85) ギャラリー白 7/6-18

陶で制作された正多面体の作品である。二つの正多面体が二重の内と外を作る。
制作過程を南野氏に聞く。 

―全体を構成しうる部分の形をパソコンで設計する。そこから型を制作、正二十面体に必要な個数を陶土で作り焼成し構築する。―
続いて彼は「この作品は誰にでもできる」と語った。一定水準の技術と構想力がある人ならば誰にでもできるということである。「私にしかできない」作品ではない、ここにこの作品の重要で魅力的なところがある。私たちが理解している「土と炎の芸術」その背後にある「日常的世界に用としてある陶器」の物語が浮かび上がる。陶器は工房にて職人たちの分業による大量生産の歴史があり、純粋芸術とは異なる。展示された作品は、そのような陶器の物語に近接しながらあるいは交差しながら現代の陶器作品に仕上がっているのだ。南野氏は重要なことを話していた。


―作品は自身がすべて作れる範囲で制作されている。パーツも自分が維持できる大きさと重さ、展示構成も一人で制作できるヴォリュームである-

ここに何かしら工業製品化可能なシステムと自らの肉体が関与せざるをえない接点が見えてくる。「用として大量生産されている陶器の世界」と「子供が孤独に粘土遊びする世界あるいは純粋芸術」が交差されているように思えた。

報告 教養課程講師 加藤隆明 協力 芸術計画学科合同研究室