2015年8月18日

松井浩一展 カルナー(F82)ギャラリー白 5/25-30

カルナーと題された松井浩一の個展である。ふわふわとした空気感と淡く広がる光が漂い鑑賞者は落ち着いた気分になる。空間に提示された作品を見てみる。白く塗られた木の枝と、同質の触感が感じられる膜のようなものがその枝の間に張り付いている。枝は枇杷の枝や桜の枝を使用し、枝と枝の間に和紙の膜が張られている。

枇杷や桜の木の枝でつくられた造形物は空中の漂う「何か」を掬い取るようにある。また場所により何層にも重なる膜は「何か」を包み込むようにやさしくある。造形物は全体に白々と光っており腕のように伸びた枝は艶めかしくもあった。

松井氏が名づけたカルナーというタイトルは慈愛と訳されもする。まるで仏の手が伸び掌を広げたような造形物に怖さとやさしさを感じる。作品は仏の縵網相(まんもうそう)のように見えてきた。

報告 教養課程講師 加藤隆明 協力 芸術計画学科合同研究室


2015年8月17日

ラジオ「大阪芸大スカイキャンパス」

お盆休みも明け、今日からお仕事再開!
という社会人の方も多いのでは?
暑さも伴って、なかなかエンジンがかからないかも知れません。
休み明け初日はあまり張り切り過ぎず、少しずついつもの生活リズムに戻していってくださいね。

さて、今日は大阪芸術大学グループのラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」の放送日です!

パーソナリティは大阪芸術大学副学長の塚本英邦先生。
さらに、本学映像計画学科(現・映像学科)出身の人気映画監督で映像学科教授の田中光敏先生と、舞台芸術学科出身の演出家で劇団「南河内万歳一座」座長、そしてこの4月から舞台芸術学科教授として就任された内藤裕敬先生が、交替で出演されます。
そして、毎回さまざまなジャンルで活躍する大阪芸大グループ出身の著名な卒業生たちを月替りでゲストに招き、楽しいトークを繰り広げます!!
第一線に名を馳せるクリエイターたちのリアルな声を聴くことができる番組内容となっています! 

今日のゲストは、先週に引き続き放送学科卒業生で共同テレビジョン制作センタードラマ部演出家の松田秀知さんです!

松田さんが今の職場で初めて就いたのは、歌番組のカメラアシスタントだったそうです。
そのあと念願のドラマ制作現場に携わるようになり、AD歴は7年!
そしてついに、テレビドラマの演出家として活躍されるようになります!
今夜も聴き逃せません!!

「大阪芸大スカイキャンパス」
8月17日(月)20:30~21:00 オンエア
ラジオ大阪(OBC)1314

投稿:島田(OUA-TV)


2015年8月14日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

今月15日(土)と16日(日)、スカイキャンパスでは、クレイ・アニメーションワークショップを開催します!!
10月10日東映系にて公開の映画「GAMBA ガンバと仲間たち」のプロモーション活動して実施されるもので、ワークショップで制作したアニメーションはYou tubeで公開されます。
また、全国各地で同様に開催されるワークショップ会場の優秀作品をまとめて、映画本編の前に劇場でも上映されるそうです!!
自分が作ったクレイアニメが、映画館で流れるかも…?!
参加費は500円、予約不要ですので、気になる方はスカイキャンパスへGO!!

 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」は、大阪美術専門学校のオープンキャンパスの模様からご紹介します!
大阪美術専門学校には、2年制の総合アート学科と、3年制の総合デザイン学科の2つの学科があります。
どんなことが学べるのか?どんな施設があるのか?気になるビセンの魅力に迫ります!!

 

続いて、大阪芸術大学から生まれた音楽を紹介するOUAミュージックライブラリーのコーナーです。
今回は、昨年12月に開かれた大阪芸術大学クリスマスポップスコンサートで演奏された曲の中から、森山立延さん作詞作曲の「手紙」をご紹介します!!
ギター演奏に乗せた森山さんの熱い歌声、ぜひお聴きください!!

 

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜24時55分からサンテレビで放送中!また、奈良テレビ放送、テレビ和歌山でも好評放送中です!
みなさん是非ご覧ください!!

<<オンエア情報>>
8月14日(金)
奈良テレビ放送 21:30から
サンテレビジョン 24:55から
8月15日(土)
テレビ和歌山 22:45から


2015年8月13日

雅あかまろう展 (F2) ギャラリー白  3/16-21

写真を基底にアクリル絵具、油彩、エナメル樹脂そしてCGコラージュや鏡を張り付けるなどして絵画が制作されている。基底となる写真には奇妙な枝ぶりの樹木や深遠な森が写されている。表面は削られたり一部切り取られたりと加工されている。その上には着彩、樹脂が施されさらに鏡を置いた作品などもある。作品を読み解くことは困難になり雅氏に制作や動機を聞く。撮影された場所は沖縄、八重山などの樹林で撮影された場所は「聖なる場」だという。そこは樹木の姿が他の場所とは異なるという。そのような場所を探し体験しその身体経験を絵画として構築している。

雅氏がそこに佇むことで感じるのは、身体全体の感覚が活性化され「生」の力が増幅するという。その場所にあるすべての生物、鉱物、気体、液体、光、闇などが緻密な関連により場が生成されているのだろう。見えない聞こえない大量な「何か」がその場所で交換しあっているのだ。それは肉体にも共鳴し活性化するのかもしれない、と雅氏の話を聞いて考えた。

その「生」の執拗な確認は雅氏の阪神淡路の震災からだという。そこで経験した「理不尽な死・偶然の生」その体験を絵画制作とし出来事を考え続けている。

作品の一つに複数の鏡を貼った作品がある。絵画に展示された環境を映しこむ効果のある作品だが、鑑賞するとき鑑賞者の姿が絵画の要素として映り込む。鑑賞者により姿を変えるこの作品に感想を共有することはできない。その鑑賞経験が「理不尽な死・偶然の生」のジレンマと繋がるように感じられた。

報告 教養課程講師 加藤隆明 協力 芸術計画学科合同研究室


2015年8月12日

JR大阪駅でO.U.A.スペシャルバンドライブ開催

8月5日(水)JR大阪駅 時空の広場で「Fun Fan Festa 2015 SUPER ARTIST SUMMER」が開催され、大阪芸術大学演奏学科ポピュラー音楽コースの学生たちが参加!!
「O.U.A.スペシャルバンドライブ」を行いました。

ステージでは、「Nandeyanen」「ぶろうばいぶろう」「Parker Meister」 の3バンドが演奏を披露いたしました。
ステージは、午後3時~・午後6時~の2回行いました。
午後3時の演奏では、演奏会場に屋根はありましたが、お天気も良く気温が上昇している中での演奏で、オープンステージであるものの風がなかなか吹かず蒸し暑い中での演奏でした。
午後6時の演奏は、周辺の風景がゆっくりと更けていく中で、ステージの照明効果もありポピュラー音楽を鑑賞するにはとても良い会場になりました。
帰宅途中のサラリーマンの方など明るい時間とは違ったコンサートになりました。
学生達も、ステージは照明もあり暑い中、軽快なトークをまじえて、汗だくになり、水分補給をしながら演奏をしていました。

演奏会場は大阪駅の上で大きな広場です。
色々な方々が、通りすがりに、音楽に耳を傾けて一瞬の音楽空間を味わって頂けたのではないでしょうか。
初老の夫婦、乳母車を押しながらの夫婦、若いカップルの方々等多くのお客様に聴いていただけたことは学生達にとって、本当に良い経験としてこれからの演奏活動に役立つことと思います。
大阪ステーションシティ関係者の皆様に感謝いたします。


左「Nandeyanen」・右 「ぶろうばいぶろう」


左「Parker Meister」・右 会場雰囲気

投稿:植村(就職部)