2013年3月27日

ガイダンスが始まりました!

みなさん、今日が「さくらの日」だというのをご存知ですか。
3×9(さくら)=27というのと、古代中国で考案された季節を表す七十二候のひとつ「桜始開(さくらはじめてひらく)」の時期と重なったことから、1992年に制定されたそうです。

ということで、先週紹介したの木を改めて見に行ってみました。
この間来た時はまだ蕾でしたが……見てください、たった1週間でこんなにも姿を変えていました!!

通学中ずっとケータイやスマートフォンを触っている学生が多いですが、少し目を逸らしている内にも外の景色はすぐに移り変わってしまいます。
たまには画面を閉じて、自然を楽しんでみるのもいいものですよ。

さて、先週卒業式を終えたばかりの芸大ですが、さっそく新年度に向けてのガイダンスが始まっています。
本日は教職課程ガイダンスが行われており、9号館の教室には沢山の学生が集まりました。
このガイダンスでは、今年教育実習を予定している4年生に向けての指導が行われます。
学生たちはみんな真剣な面持ちで話に耳を傾け、何度も資料に目を通していました。
最上級生になるという意識からでしょうか、春休み前に見た時よりも幾分か大人っぽくなったように感じます。

ガイダンスに健康診断、授業の履修登録と、これから慌しい日がしばらく続きそうです。
ここを乗り切って、次の1年も充実した学生生活にしましょうね!

投稿:島田(OUA-TV)


2013年3月26日

DAIGEI FILM AWARD 2013

3月16、17日の2日間に渡り、映像学科卒業制作展(学外展)『DAIGEI FILM AWARD 2013』を大阪梅田HEP HALLにて開催致しました。

来年度より映像学科で特撮の授業が開始されるのにあたり、17日にはプログラムに“特撮コーナー”を設け、映像学科出身 GAINAXの赤井孝美さん、東映特撮研究所の小串遼太郎さんをゲストに迎え特別講義『ネギマン×ゴジラ~特撮映画の魅力を学ぶ~』を開催致しました。

トークショーの前には学生が制作した特撮作品に加え、鳥取県米子市を舞台にした赤井さん監督作品『ネギマン』を上映、ホールにも“ネギマン”が登場すると会場からは大きな拍手が起こりました。

トークショーではCG全盛期に特撮を行う意味や魅力などが熱く語られ、スクリーンにメイキングが流れると熱心にその映像を見入る来場者の姿が印象的でした。

投稿:映像学科


2013年3月25日

大阪芸術大学 卒業式!

先週の22日、芸大で卒業式が行われました!
会場となった総合体育館は、袴や振袖姿の卒業生で華やかに埋め尽くされました。
残念ながら桜は間に合いませんでしたが、天気に恵まれ、日差しが暖かく降り注いでいました。
私は取材で学内をあちこち回っていたのですが、インタビュー中、「大学生活で一番印象深かったことはなんですか」と問うと、「今がまさにそうです」と答えてくれた卒業生がいました。本当に印象に残る素敵な日でしたね!
さて、メインとなった式典の様子は後日大阪芸大テレビでも放送しますので、ブログでは式典以外の様子をご紹介したいと思います。

当日の朝、芸大の入り口付近にある13号館と芸術情報センターを伺ってみると、ヘアメイク中の卒業生を発見しました!
奥では、レンタル袴の着付けも行っています。その日の内に着替えて返却できるので、便利だと好評だそうです。
更に、プロのカメラマンに写真を撮ってもらうこともできます。
私がお邪魔した時も、ちょうど袴姿の卒業生が撮影中でした。

式典の後は、各学科やコースに分かれて改めて「学科の卒業式」が行われます。
体育館で卒業証書を授与されるのは学科で選ばれた総代だけで、あとの学生はそれぞれの学科長から証書を受け取るんですよ。

キャラクター造形学科では、学科長の里中満智子先生が乾杯の音頭を取り、卒業生と教員・副手全員がお茶(学内でアルコールは出せませんので!)で乾杯していました。
こうして教室で集まるのも、この日が最後。しんみりとした空気を感じました。

卒業生のみなさん、改めて卒業おめでとうございます。
春からそれぞれの道を歩むことと思いますが、卒業後もいつでも芸大キャンパスに遊びにきてください。
なかなかそんな時間が作れないという方は、このブログで芸大の様子を見守ってください。
みなさんにずっと読んでもらえるよう、これからも芸大の楽しい情報を沢山載せていきたいと思います!

投稿:島田(OUA-TV)


2013年3月22日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

本日は、芸大の卒業式です!

卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます!!


春休みで静かだったキャンパスが、一気に賑やかになりました。

今年の卒業生は、およそ1200名。
それぞれの想いを胸に、春からの新生活もがんばってくださいね。
今日の式典の模様は、後日大阪芸大テレビで放送予定です。
また、このブログでも改めて紹介したいと思いますので、お楽しみに!

 

さて、今週の大阪芸大テレビは、このブログでも紹介した初等芸術教育学科の幼稚園教育実習の話題からお伝えします。今回は、芸大附属の照ヶ丘幼稚園で教育実習を行った学生たちの様子をお届けします!園児たちと接する姿は、もうすっかり幼稚園の先生のようでしたよ、お見逃しなく!

 

続いては、これまでにお送りした映像の中から特に人気のあったものをもう一度お送りする「OUA-TVアーカイブ」のコーナーです!先週の放送では、舞台芸術学科の卒業舞踊公演の様子をお届けしました。今回は、そんな舞踊コースの学生たちを指導されている、舞台芸術学科准教授でバレエダンサーの堀内充先生を改めてご紹介します。堀内先生のバレエに対する熱い想い、是非ご覧ください!!

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜24時45分からサンテレビで放送中!
その他の局でも好評放送中です!皆さん是非ご覧下さい!!

<<オンエア情報>>
3月22日(金)
奈良テレビ放送 21:30から
サンテレビジョン 24:45から
3月23日(土)
テレビ和歌山 22:45から


2013年3月21日

前田裕之展 (美術学科09卒) 番画廊 8/27~9/1

前田さんの作品は水性木版で制作されています。
モノクロームにより着色されたイメージが幾層にも重なり、濃淡を表出させています。
有機的な形態と縦横に走る直線の交差がこの画面を作っています。 

木版画作品は、版木の木目と材質感が紙に写取られ、その中にどのようなイメージが描かれ着色されているかを鑑賞者は見ます。
前田さんの作品をよく見ると、写取られた版木の肌はべニヤ板の表情をしています。
ベニヤ板にある木目は自然木のものとは異なりまた表面の肌合いも違います。 
私がこの作品を見て感じたことは木版の特徴である木の年輪を、ベニヤ板を有機的に加工しその形を版とし、それを複数回重ねることにより自然木とは異なる年輪を表象しているように感じました。
この作業は、木版の特徴を解体し再構成しているようにも見えます。それに加え縦横に走る線が有機的形態の自由さに歯止めをかけ、画面全体に安定した面を作り出しています。 
有機的な形態の重なりは、形態内が縦横のグリッド線により作られているため、透過し重なり合った状態が見え、重さは感じることはありません。

一つ一つの形態が背景と明確な関係にはないので、それは鑑賞者にとって曖昧なイメージとなって表れます。
空間に関しては、色彩の濃淡により画面に奥行きも知覚されますが、むしろグリッド線により縦横の空間として引き伸ばされます。 
グリッド線を見てみます。規則正しく一定の太さを持った線ではなく、一本の線にも幅の違いや消失が見られます。
これにより画面に柔らかさが生まれ、また作者の手跡らしきものを感じる事ができました。 
作品は56×56・と全て統一され一定の間隔で展示してあることで、ギャラリー内に安定した知的空間を作り出していたと思います。

報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室