2017年6月9日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

2017年6月9日、今夜は「ストロベリームーン」が見られるそうです!
ストロベリームーンとは、毎年6月頃に見られる赤い満月のこと。
イチゴの月だなんて、なんだかとってもキュートな名前♪
アメリカでは初夏の収穫物がイチゴということもあり、6月の満月と結びつけて名づけられたそうです。
夏至の頃の満月は高度が低いため、太陽の光が月に届くまでに、地球の大気を通過する距離が長くなります。
すると、波長の短い青い光は地球の大気によって散乱し、波長の長い赤い光が残るからなんですって。
そして…”ストロベリームーンを見ると好きな人と結ばれる“というロマンティックなお話もあるそうな♪

 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」は、文芸学科で行われた特別講義の模様からご紹介!!
講師はなんと、小説家の森見登美彦さんです!
森見さんは「太陽の塔」でデビューされ、「四畳半神話大系」や「有頂天家族」、劇場アニメとして注目を浴びた「夜は短し歩けよ乙女」など、個性豊かなキャラクターたちによって繰り広げられる爽快のストーリーの作品を数多く執筆されています。
今回の講義は、文芸学科長の長谷川郁夫先生の発案で開かれたもので、教室はさまざまな学科の学生が集まり満員になりました。
大人気作家の森見さんとは、どんな方なのでしょうか?そして、どんなお話をされたのでしょうか!?

 

続いて、大阪芸術大学グループの学生や卒業生が制作した映像作品をお届けする「OUAシアター」のコーナーです♪
今回は、4年生の卒業制作上映会「DAIGEI FILM AWARD」で上映された作品の中から、吉村宗益さん監督作品「僕らを繋ぐもの」をご紹介します!
吉村さんの作品は、以前に番組でも何本かご紹介してきましたが、今回の作品は夏を予感させる若者の青春群像劇です。
ぜひ、ご覧ください!!

 

「大阪芸大テレビ」は奈良テレビ放送、テレビ和歌山、サンテレビジョンで放送中!
みなさんぜひご覧ください!!

<<オンエア情報>>
6月10日(土)
奈良テレビ放送 18:15から
テレビ和歌山 22:30から
6月11日(日)
サンテレビジョン 22:30から


2017年6月6日

所蔵品展「スイス派からのプレゼント」

現在、芸術情報センター1階展示ホールでは、大阪芸術大学所蔵品展「スイス派からのプレゼント ヨーロッパ構成主義コレクション」を開催中です!


みなさんはグラフィックデザインというと、どんなものをイメージしますか?
グラフィックデザインは、主に平面上に表示される画像や文字、配色などを使って、情報やメッセージを伝達する手段として制作されたデザインのこと。
ポスターやチラシ、パンフレット、新聞や雑誌の広告や、商品のパッケージなど…その媒体は多岐にわたります。

グラフィックデザインの歴史を語る上で欠かせないのが、「スイス派」と呼ばれるデザイナーたちです。
第二次世界大戦中、ヨーロッパ各国の芸術家たちは、戦火や弾圧を逃れて中立国であるスイスに集まりました。
スイスに集まった芸術家たちは、色彩と幾何学的な形態を駆使して、数学的でかつ理知的な画面分析を行い、戦前の構成主義や具体芸術の造形をデザインの実践へと展開。
その理念と実践は国際的に認知され、また高く評価されて戦後のヨーロッパ・グラフィックの復興に大きな役割を担いました。
そんなスイスに生まれた新しいグラフィック運動とその作家たちを「スイス派」と呼び、世界の現代的デザインの基礎となったのです。

 

スイス派を代表する作家のひとり、ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン氏。
レイアウト技法である「グリッド・システム」を提唱し、大胆かつシンプルなインパクトのあるデザインを多数生み出した偉大なグラフィックデザイナーです!
実はブロックマン氏、1961年に本学短期大学部の前身である浪速短期大学に客員教授として来学。
1964年に浪速芸術大学(1966年、大阪芸術大学へ改称)が開学した後も交流は続き、特別講義や作品展示を行って、未来のデザインを担う学生たちにスイス派の理論と実践を伝えてくださいました。

その後、1980年代まで続く交流の中で、彼が選定した”造形を学ぶ学生たちにとって有意義な”構成的版画作品を継続的に購入することで形成されたのが、大阪芸術大学所蔵の「ヨーロッパ構成主義コレクション」です!!
それは、戦後めざましい勢いでグラフィックデザインを向上させていった日本の学生たちへの期待と、教育的配慮が込められた贈り物でした。

今回の展覧会は、そんなコレクションの中から、構成的版画作品が約80点展示されています!!

ブロックマン氏の作品の他、


本学の客員教授として講義を開いてくださったこともあるマックス・ビル氏や、


ブロックマン氏の妻で本学の構成主義コレクションの拡充に尽力された吉川静子氏など、


スイス派のさまざまな作家のデザインが紹介されています!!

また、ブロックマン氏が本学で特別講義を行ってくださっている様子や、本学創設者の塚本英世先生との交流の模様などが写った写真も展示されていますよ。


4色、5色の限られた色彩数や一定の間隔で区切られた画面…一見単純そうにも見えますが、シンプルな線や色の画面構成だけで、見る人に「美しい」と感じさせるデザインは、相当な計算と理論に基づいて組み立てなければ表現できないものだと感じます。
デザインの知識はあまりない私ですが、今回の所蔵品展を見て、グラフィックデザインの理論をもっと知りたいと思いました!

みなさんもぜひ、お越しください♪♪

 

大阪芸術大学所蔵品展
「スイス派からのプレゼント ヨーロッパ構成主義コレクション」
2017年6月1日(木)~6月17日(土)※日曜休館
開館時間 11:00~18:30
大阪芸術大学芸術情報センター1階 展示ホール

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2017年6月5日

ラジオ「大阪芸大スカイキャンパス」

6月3日(土)と4日(日)の2日間、大阪芸術大学では、大阪府吹奏楽連盟マーチング講習会が行われました!
大阪府吹奏楽連盟とは、吹奏楽を通じての青少年の健全育成を目的として、大阪府内の小学校・中学校・高校・大学・一般の吹奏楽団で構成されています。
この講習会は、各学校団体における体育祭などでのマーチング演奏、また9月に開催される大阪府マーチングコンテストに出場するためのマーチングの基本動作を指導するというもの。
開講式では、本学演奏学科の学生たちによるファンファーレが演奏され、およそ800名の参加者たちを歓迎しました♪♪

 
 

さて、今日は、大阪芸術大学グループのラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」の放送日です!

パーソナリティは大阪芸術大学副学長の塚本英邦先生。
さらに、本学映像計画学科(現・映像学科)出身の人気映画監督で映像学科教授の田中光敏先生と、舞台芸術学科出身の演出家で劇団「南河内万歳一座」座長・舞台芸術学科教授の内藤裕敬先生が、交替で出演されます。
そして、毎回さまざまなジャンルで活躍する大阪芸大グループ出身の著名な卒業生たちを月替りでゲストに招き、楽しいトークを繰り広げます!!
第一線に名を馳せるクリエイターたちのリアルな声を聴くことができる番組内容となっています!

今日のゲストは、先週に引き続き演出家の金谷かほりさんです!

 

金谷さんは人気テーマパークで開催されるライブショーを監督。
ドームやアリーナといった大きな空間で行われるステージの演出も手がけることができる、日本に数少ない演出家の1人です。
先週の放送では、金谷さんの高校生時代までのお話をお伺いしました。
高校卒業後は、子どもの頃から練習していたバレエを続けられたという金谷さん。
演出家に転身されたのには、どんなきっかけがあったのでしょうか…?

 

「大阪芸大スカイキャンパス」
6月5日(月)20:30~21:00 オンエア
ラジオ大阪(OBC)1314

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2017年6月2日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

昨日の夜、大阪では突然の大雨が降りましたね。
雷もゴロゴロ鳴っていて、天気はだいぶご機嫌ナナメだったよう(>_<)
6月に入り、これから雨の日が多くなってきそうです。
気象庁の発表では、今年の近畿地方の梅雨入りは6月7日頃と予想されていますよ。
世の中では雨になると「天気が悪い」「あいにくの雨」なんてマイナスな言い方をすることが多いですが、せっかくの梅雨の季節、雨の良いところを探してみたいなぁと思っていたりします。

 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」は、昨年の短期大学部オープンキャンパスリポート再編集をお届けいたします★
大阪芸術大学の短期大学部には、伊丹学舎と大阪学舎の2つのキャンパスがあります!
どちらのキャンパスも授業は少人数制にこだわり、教員とスタッフがきめ細かくサポートするアットホームな雰囲気!!

 

今年度1回目の短期大学部オープンキャンパスは、6月11日(日)に開催!!
オープンキャンパスに参加される予定の方も、短大のことがちょっと気になる方も、今週の放送は必見です♪

 

「大阪芸大テレビ」は奈良テレビ放送、テレビ和歌山、サンテレビジョンで放送中!
みなさんぜひご覧ください!!

<<オンエア情報>>
6月3日(土)
テレビ和歌山 17:30から ※放送時間変更
6月4日(日)
奈良テレビ放送 18:00から ※放送時間変更
サンテレビジョン 22:30から


2017年6月1日

アートサイエンス実習にお邪魔しました★

今年4月に開設した新学科 アートサイエンス学科
文系・理系・芸術系の枠にとらわれない自由な発想と取り組みで、先端テクノロジーを使って新たな形にするまでのスキルや知識、実践のすべてを身につけることができる今までにない学科です。

学科の学びがスタートして2ヶ月…どんな授業が展開されているのか気になるところですよね。
そこで!このブログでも、アートサイエンス学科の授業を紹介していきたいと思います★
 
先日私がお邪魔したのは、「アートサイエンス実習ⅠA」という実習。

この授業では、映像の撮影・編集と、サウンドの録音・加工の基礎的スキルを身につけた上で、
アートサイエンスらしいサウンドと映像が融合した作品の構想と制作をグループ単位で行い、
サウンド表現と映像表現の感性を高め、「ゼロから発信するものづくりの発想」を体験します。

 

15コマのうちの前半は2クラスに分かれて、3週ずつで映像制作とサウンド制作のそれぞれの基礎を学びます。
 
浅尾芳宣先生のクラスでは、映像制作が行われました!


課題は、「他己紹介ムービーを作ろう」というもの。
4人のグループを組んで1人ずつ出演者となって、計4本のムービーを制作します。
1週目は取材からシナリオ制作・ロケハン、2週目に撮影をして、3週目に編集と講評を行うという内容。


学生たちに配られたのは、キヤノンのデジタル一眼レフカメラ。
アートサイエンス学科の1年生のうち半数は、一眼レフを使うのは初めてとのこと。

 

カメラには自動で設定を調整してくれるオート機能もありますが、「これから映像を扱っていくみなさんですから、マニュアルにしましょう」と浅尾先生。
シャッタースピードやISO感度、被写界深度など、カメラの設定の基本を先生に教わりながら、少しずつ撮影に慣れていく様子でした。
 

そして、市川衛先生のクラスでは、サウンド制作が行われました。


レコーダーを使って録音し、その音を編集して効果的なオリジナルサウンドを制作。
最後にそのサウンドに合った写真をつけて提出するという課題内容です。

学生たちは、教室の外に出て身の回りの音を探して録音開始!

 

気に入った音が録れたら、Adobeの「Audition」というソフトを使って複数の音をミックスしたり、エフェクトをかけて加工したりと、さまざまな音の表現を学びました。
 

今回の授業内容は、映像学科や音楽学科でも学ぶことのように感じますが、アートサイエンス学科で映像や音について学ぶ意義とは、何なのか聞いてみました!

プロジェクションマッピングやインタラクティブアート、VR映像など…アートサイエンス学科でどんな表現をするにしても、映像と音が必要になってきます。
授業の前半でこうした映像とサウンドの基本を学生全員がしっかり身に付け、そして後半には映像と音の両方を使った作品に挑戦することで、学生たちが表現できる作品の幅が広がるのだそうです。

アートサイエンス学科の学生は、文系・理系・芸術系…これまで経験してきたことや、得意なことが多種多様。
この授業を通して、ようやく自分たちがめざすものが何なのか少しずつ明確化している様子とのこと。

まだまだ始まったばかりのアートサイエンス学科!!
また、別の授業にもお邪魔してみたいと思います♪

 

投稿:島田(企画広報部事務室)