2019年4月8日

第1回 おおぞら展

本日は、学外で開催している作品展示のご紹介です。

現在大阪国際空港(伊丹空港)内では、様々なアート作品を展示する「大阪国際空港アートプロジェクトの一環として、美術学科を有する関西の大学と行う産学協働プロジェクト「第一回 おおぞら展」を開催中です。

大阪芸術大学も参加中で、美術学科の学生作品を展示しています。
「空港」をテーマとしたこの度の展覧会。
大阪芸術大学は空港を劇場にたとえ、作品をドラマを語りかける「窓」としています。

展示に向けての打合せ、作品制作

今回の展示について、担当をされました美術学科客員准教授の中川佳宣先生よりコメントをいただきました。

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大阪国際空港「OSAKA INTERNATIONAL AIRPORT ART PROJECT おおぞら展」に参加するに際して

 空港という開かれた空間の中で絵画・版画の可能性を探るということ、それは表現の入り口に立つ彼らに課せられた通過儀礼なのかもしれません。
 空港を劇場に例えるとするならば、そこでは毎日いくつものオムニバスなドラマが繰り返されています。出会いと別れは瞬時に現れては消えてゆくのです。
 それに対して絵画や版画といった平面の表現の特性は、様々なイメージや瞬時に消え去るドラマでさえも客観的に捉え、画面に定着させて永遠のものとして鑑賞者に平等に語りかけてくれる「窓」を形成することです。
 今回このプロジェクトに参加した18名の空港に対するイメージが様々な形で立ち上がって来たことに指導する我々も熱いものを感じています。 

                            大阪芸術大学客員准教授 中川佳宣
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作品にあわせて箱もつくり、搬入をしています。
   
閉店後のACTUS店内で作品展示を行いました。

大阪芸術大学の展示場所はミナミターミナル・中央ブロック4F ACTUSです。
店内、通路と18名が描いた「窓」。ぜひ空港で繰り広げられるドラマを観にいらしてください。

OSAKA INTERNATIONAL AIRPORT ART PROJECT
第1回 おおぞら展
2019年4月1日(月)~5月6日(月)
開館時間:5:30~22:00 ※ただし、ACTUS店内の展示は11:00~19:30
開催場所:大阪国際空港(伊丹空港)

大阪国際空港 イベントページ おおぞら展のご案内はこちらから→WEB

 
 

 
投稿:中村(企画広報部)


2019年4月2日

本日は入学式♪

新年度がスタートしました!
桜の開花も今年はちょうどいいタイミングの中、本日入学式が執り行われました。

新入生代表の宣誓も行われ、いよいよ学生生活のスタートです!

入学式の後は記念演奏会も行われました。

音楽学科・演奏学科長の三原剛先生や、演奏学科教授の川井郁子先生も出演され、今年も豪華な演奏会となりました。

 

 式典終了後は早速、クラブの勧誘が…。
新入生のみなさん、これから大学生活がスタートします!4年間を思いっきり満喫してくださいね!

投稿:中村(企画広報部)


2018年12月17日

芸大生がつくるウィンドウアート♪

以前のブログでご紹介した、資生堂ビルのお話しを覚えていただいているでしょうか?

9月から始動していたプロジェクトが完成し、先週お披露目がされました。

 

実はこの資生堂ビルがある界隈では、大阪の冬の風物詩となっている「光の饗宴」が開催されます。例年多くの来場者で賑わうこの期間に、「ショーウィンドウを活かし、おもてなしをしたい。」という資生堂ジャパン株式会社様の思いから企画がスタートしました。


そして、大阪芸術大学と産学連携のコラボレーションが実現し、この度の制作となりました。

そして、お披露目されたウィンドウアートがこちら!

 

資生堂の赤を基調とした、クリスマスの時期に合わせたをウィンドウアートです。

テーマをクリスマスとしたことに、資生堂のイメージを取り入れ、深みのある赤色をメインカラーとし「セクシー」で「ロマンチック」なイメージを表現。高い空間を活かすために、バルーンも高さをつけて配置しました。同じ赤でも、素材を変えて様々な赤があるのでそういったマテリアルの部分も見て欲しいとのこと。

前日にはメディア内覧会、初日にはレセプションパーティも開催され、学生にとっても一足早いクリスマスパーティーとなりました。

メディア内覧会で。 (写真左)代表としてデザイン学科3年生の東森くんがテーマや見どころを説明してくれました。  
(写真右)右から資生堂ジャパン株式会社近畿事業部長の野村治夫氏、デザイン学科橋本健二先生、3年生の東森くんと賴くん

 

設営風景。全員参加できなくて、少人数でがんばってくれました。
 
レセプションパーティー&社員の方々との交流。五感さんのすてきなケーキもご用意いただきました。
資生堂さまからは、「自分たちにとっても、とても刺激になりました」と、ありがたいご意見もいただきました!

考えていたことが、実際の制作過程で上手くいかなかったり、逆にメージ通りの出来に大満足の部分も。自分達のイメージを実際の形にすることを、とてもいい場所で学ばせていただきした。
資生堂の方との交流でも、学生へはとても刺激になったと思います。

中之島では光の饗宴も開催中です。そちらでは芸術計画学科やアートサイエンス学科も参加していますので、ぜひ併せて足をお運びください♪

 
芸大生がつくるウィンドウアート作品
資生堂ジャパン株式会社×大阪芸術大学
会期:2018年12月14日(金)~12月25日(火)22:00まで
場所:資生堂大阪ビル(大阪市中央区北浜3-2-28)エントランス

 

投稿:中村(企画広報部)


2018年7月19日

舞台芸術学科特別公演「日本三大オペラ」

今日はのブログは、先日行われました舞台芸術学科特別公演の模様をご紹介します。

公演は7月11日(水)、12日(木)兵庫県立芸術文化センター 中ホールで行われました。
今年の演目は原作/開高健「日本三文オペラ」。脚本・演出は舞台芸術学科教授の内藤裕敬先生です。

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かって、大阪のど真ん中に 35万坪の荒野があった!!!!

アジア最大の軍需工場!
今、それは大阪城公園へと姿を変えた。
当時、そこで・・・・・・。
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戦後の混乱が続く大阪を描いた、作家・開高健氏の小説「日本三文オペラ」の舞台化作品。
時代設定・背景・ストーリーを重視しながら、物語の中に出てくる数々のエピソードを活用、色づけして、誰もが忘れかけていた人間本来の持つエネルギーとロマンを描く、大阪芸術大学舞台芸術学科バージョンの「日本三文オペラ」です!

 


文庫本を手に幻の作家を探す一人の男から、物語がスタートします。
ある路地で出会った女が話す言葉に引き付けられるように入り込んだ先は…
 

   

国有地に入り込み、国有財産である鉄を掘り起こし、運び出し売りさばく。
男はそんな彼らの仕事を成り行きで手伝うはめに―

徐々に警察の手が彼らに忍び寄り・・・
警察たちの手をのがれるため、守衛を抱き込もうと画策。その予行練習を大々的に行います。
 

それも難しく、これが最後と大々的な計画を画策するのですが…。

最後は迫力の警察との捕り物・乱闘シーン!

 
 
実はこの公演、2時間15分なのですが、休憩なしのノンストップ!
人々のエネルギッシな姿を学生たちが演じ、パワフルな2時間15分が繰り広げられました。

 

出演者はほとんどの時間、舞台上に!体力的にもハードな舞台でしたが、全員最後まで走り抜けました。
毎日遅くまで練習をしていた学生達の成長は素晴らしく、表現力も見違えるように。

この公演には3年生を中心に参加していましたが、出演した学生だけではなく、美術や音響、照明を担当したスタッフの学生たちも、本当にお疲れさまでした。

そして、ご来場いただきましたたくさんのみなさま、誠にありがとうございました♪

 
投稿:中村(企画広報部事務室) 


2012年2月4日

山本修司展   ギャラリー白

yamamoto3.jpg山本修司さん(美術学科82卒)の個展が1月16日から28日まで行なわれました。今回の作品は今までとは異なり、絵画平面の探求を行っています。画面にはカメラのピンボケしたような画像が描かれています。裸眼で経験できない光の粒子は、レンズを通しての視覚体験としてあり、例えばアニメでの光の粒子の表現は逆光による場面構成であり、また、現実世界の記号として表現される場合もあります。それはレンズを通して触れる世界があるという感覚を鑑者は受け取ることになります。
裸眼では見る事ができない、光の粒子の風景を山本さんは筆に代わりエアーブラシ使用し描いています。

 

yamamoto2.jpg絵画の歴史は対象と光の探求でもあります。フランス、バルビゾン派のテオドール・ルソーの「かしの木の並木道」にみられる逆光の手法では、手前にある木々の間から強烈な色彩の光が木々全体を飲み込むように描がかれた、大変印象深い絵画があります。当時、ルソーにとっては、自然の風景をロマン主義的手法からの脱却としてこのような表現を追及していたのでしょう。しかしこの技法により、絵画の構造である「地と図」の反転が起こり、そして抽象的イメージが強く表れているようにも見えてきます。

 

yamamoto4.jpg山本さんの作品は、レンズ空間を通して森を見つめ、そこからこぼれ落ちる光の粒子をエアーブラシで描いています。描かれた粒子はガラスに当たった水滴が、ライトに照らし出されているようにも見え、無数の色彩が溢れています。

yamamoto5.jpg逆光により描かれた世界は、図としての木々は暗くその表情は窺うことはできず、地としてあるべき空間には無数の光の粒子が飛び交っています。カメラやテレビなどの映像体験により見慣れてしまった現実を描いていると云えます。エアーブラシ技法は、泉茂氏(元美術学科学科長)の主なる絵画表現の技法でもありましたが、技法の特性状表現者の感情移入しにくいものとなっています。しかし山本さんの手法ではむしろ情緒感が生まれているように思います。

 

yamamoto1.jpg展示方法も気になるものがあります。
作品はインスタレーションとして展示されたとき、鑑者に物語性を読み取らすことになります。
今回のこの展示は、写真の独自性を明確に絵画に導入し、その絵画同士の展示構成により、見上げた風景を支持体としてある壁の更に向こうにこれらの世界が広がるように感じさせています。

報告 加藤隆明教養課程講師  
協力 芸術計画学科研究室


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