2016年7月25日

ラジオ「大阪芸大スカイキャンパス」

22日(金)に日本でも配信がスタートした、スマートフォン向けゲームアプリ「Pokémon GO(ポケモンGO)」!
1996年にゲームボーイ用ソフト「ポケットモンスター 赤・緑」が登場して以降、多くの続編が発売され、今やポケモンは世界中で愛される存在になっていますよね。
今回配信されたポケモンGOは、位置情報(GPS)を使って実現したゲーム。
現実世界がゲームの舞台になっており、ポケモンの特徴である捕獲や育成、バトルなどを楽しむことができます。

大阪芸術大学のキャンパス内にも、アイテム補充などができる「ポケストップ」や、バトル場の「大阪芸術大学ジム」まであるみたい!
珍しいポケモンもたまに出現するらしく、学生たちの間でも大流行している模様です!!

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最先端のテクノロジーを活用してのゲーム!
来年度、大阪芸大に新しくアートサイエンス学科が開設されますが、このゲームって、まさにアートサイエンス?!
次世代の、新しい表現の可能性を感じます!!

学生のみなさん、歩きスマホは危険ですので、くれぐれも周辺の人の迷惑にならないよう注意しながら楽しんでくださいね!

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さて、話は変わりまして!
今日は、大阪芸術大学グループのラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」の放送日です!

パーソナリティは大阪芸術大学副学長の塚本英邦先生。
さらに、本学映像計画学科(現・映像学科)出身の人気映画監督で映像学科教授の田中光敏先生と、舞台芸術学科出身の演出家で劇団「南河内万歳一座」座長・舞台芸術学科教授の内藤裕敬先生が、交替で出演されます。
そして、毎回さまざまなジャンルで活躍する大阪芸大グループ出身の著名な卒業生たちを月替りでゲストに招き、楽しいトークを繰り広げます!!
第一線に名を馳せるクリエイターたちのリアルな声を聴くことができる番組内容となっています!

今週の放送からゲストが変わります!
今日のゲストは、浪速短期大学広報科(現:大阪芸術大学短期大学部メディア・芸術学科)卒業生で俳優の駿河太郎さんです!

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駿河さんは、2011年のNHK連続テレビ小説「カーネーション」で主人公の夫役に抜擢された他、大ヒットドラマ「半沢直樹」をはじめ、数多くのテレビドラマや映画に出演されています!
ちなみに、お父様は落語家の笑福亭鶴瓶さん!
今回は、駿河さんの幼少期から高校時代までにスポットを当ててお話を伺います。
子どもの頃は芝居には全く興味がなかったそうで、水泳やサッカー、野球などスポーツばかりされていたそうです。
芸術とは縁が遠かったと話されますが、大阪芸大の短期大学部に入学しようと思われたきっかけは何だったのでしょうか?
みなさん、要チェック!

「大阪芸大スカイキャンパス」
7月25日(月)20:30~21:00 オンエア
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投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年7月22日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

大阪芸術大学では現在、「夏祭り~Star Festival~」を開催中!
風鈴作りのワークショップ、ヨーヨー釣りや短冊コーナーなどが設置されています。
みなさん、夏祭り限定メニューはもう食べましたか?

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今年は、第一食堂にて、冷製パスタぶっかけ鶏天うどん豚キムチうどんハヤシライスがそれぞれ400円で提供されています!

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私も豚キムチうどんを食べました♪
辛いのかと思いましたが、温泉卵と混ぜることでとってもまろやかな味に!
暑いと、夏バテして食欲がなくなることも多いのですが、さっぱりした味わいであっという間に完食しました。笑
明日・23日(土)までですので、学生のみなさん、一食へお急ぎくださいね!!

 

Still0721_00001さて、今週の「大阪芸大テレビ」は、演奏学科ポピュラー音楽コースによる演奏会「Jazz&Pops」の模様からお伝えします!
学生バンドによる演奏の他、卒業生ゲストとしてロックバンドDABIDE’S fireも出演!!
さらに、ポピュラー音楽コースの先生方が「教員バンド」を結成してのジャズセッションや、森川美穂先生の歌声も披露されました♪

 

Still0721_00002続いて、スカイキャンパスで開かれた「8Kエマージングテクノロジー展」をご紹介します!
2018年から実用試験放送も開始される、近未来の放送メディア「8K映像」!!
現在放送されているハイビジョンの16倍の解像度で、より鮮明な映像を楽しむことができます。
大学としては世界初の8Kコンテンツ水中映像の発表に、注目が集まりました!

 

Still0721_00003そして、ホテルグランヴィア大阪で行われた「ART OSAKA 2016」の様子をお届け!
このイベントは、日本最大規模の現代美術に特化したアートフェアで、生活空間に近いホテルの客室を会場に、国内外から53のギャラリーが出展しました。
大阪芸術大学も、キャリア教育の一環として客室にブースを設け、美術学科の学生や卒業生、教員作品が展示されました。
さらに、高校生を対象にした見学ツアーも実施!お見逃しなく!!

 

Still0721_00004最後に、平成27年度 大阪芸術大学卒業制作展の優秀作品を紹介します!
今回は、美術学科の学長賞を受賞した、岡田尭之さんの作品「地道-ちどう-」をご紹介します!!
奈良で採れた柿の渋を使って表現したという絵画作品。
力強さを感じます!!どんな想いで描いたのでしょうか?

 

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜24時45分からサンテレビで放送中!また、奈良テレビ放送、テレビ和歌山でも好評放送中です!
みなさん是非ご覧ください!!

<<オンエア情報>>
7月22日(金)
サンテレビジョン 24:45から
7月23日(土)
奈良テレビ放送 18:15から

テレビ和歌山 22:30から


2016年7月21日

カッコよく死にてぇ!「真田風雲録」

今日は、14日(木)と15日(金)に行われた舞台芸術学科特別公演「真田風雲録」の模様をお届けいたします♪

何度かブログでも稽古風景を紹介しましたので、みなさんもうご存知ですよね!

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「真田風雲録」のあらすじ

時は慶長5年(1600年)、関ヶ原の戦いのシーンから物語が始まります。
そこで出会った少年たちが、後の「真田十勇士」。

そして関ヶ原の戦いが終わって14年後の慶長19年(1614年)、大坂の陣が勃発しようとしていました。
豊臣秀頼を大将とする西軍が絶対不利の中、姿を現したのが真田幸村と十勇士たち。
十勇士を引き連れた幸村は、「カッコよく死にてぇ」を合言葉に、敗北を覚悟しながらも、大軍である東の徳川軍と大阪城で対峙することになります。

果たして、どんな結末が待っているのでしょうか…?!

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本番前、楽屋口から会場に入らせていただいたのですが、舞台の裏側には、お芝居で使用する衣裳や小道具がずらり!

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また、衣裳の着替えやメイクなども学生たちで行っていました。

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そして、いよいよ本番!!

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今回の舞台で特徴的なのは、場面転換の仕方。
暗転して舞台セットを入れ替えるのではなく、演者がお芝居の一環としてセットの岩や石垣の配置を変えたり、袖から出し入れすることで場面転換する作りになっています。
岩の扱いも、死に対する苦しみを表すために担いだり、または戦いの武器として押し合ったり、工事現場の作業の小道具としてだったりと、シーンに合わせて効果的に活用されていました。

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歴史上の出来事を元にしながらも、フィクションも多く盛り込まれたストーリー。

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シリアスなシーンの連続ではなく、途中にショートコントを挟んだりと、時にはユーモアも交えながらの舞台に、見ている方も飽きない工夫を凝らしていました。

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また、幸村が大坂の陣で倒れていくシーンは、ダイナミックな演出!!

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実は幸村、そばにあった死体につまづいて、敵の刀に刺さってしまい、「カッコ…悪い」と残して倒れるのですが、私はこのシーン、とってもカッコいいと思いましたよ!!幸村さん!笑

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本番までの数ヶ月、みっちり稽古に励んでいた学生たち。
私もブログ取材でずっとその姿を追っていましたので、本番での成果を見て、とても感動しました。

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出演された学生のみなさん、お疲れさまでした!
ご来場いただきましたみなさん、ありがとうございました!!

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投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年7月20日

美術学科の学生たちが参加した「ART OSAKA 2016」

7月2日(土)と3日(日)(※1日(金)にプレ開催)にホテルグランヴィア大阪26階で行われた「ART OSAKA 2016」の模様をご紹介します。
>>以前紹介した記事はコチラ

このイベントは、日本最大規模のアートフェアで、生活空間に近いホテルの客室を会場に、国内外から53ギャラリーが出展。
新人作家の作品から国際的に活躍する著名作家の名作までが展示されており、気に入った作品はその場で購入することも可能です!

こちらが、大阪芸術大学のブース。

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美術学科の教員、卒業生、そして在校生が作品を出展していました。

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卒業生の岡田尭之さんの作品。

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奈良で採れた柿の渋を使って描いたものだそうです。
キャンバスに広がる染みが模様のように見え、独特の世界観が表現されています。

これは、以前のブログ取材時に、「ギリギリまで制作して、どの作品を出展するか決めようと思っています」と話していた森山枝美さんの作品。

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スタンドライトの横にさり気なく展示されていました。
ホテルの客室という空間に馴染んでいて、大変あたたかさを感じました。

また、大阪芸術大学主催で、高校生を対象に見学ツアーも実施されました。

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美術学科の先生方によるガイドで、作品の見方や制作ポイントなどを教わりながら、各ギャラリーブースの作品を鑑賞。
中には、大阪芸大出身作家の作品もありました。

高校生たちにとっては、自分の作家としての将来像を感じる機会にもなったようです。
「こんなの初めて!」「圧倒された」「勉強になった」「将来出展できるようになりたい」などの感想の他、「大阪芸大の美術学科に入学したい!」という声まで聞くことができました!

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そして、大阪芸術大学ブースの来場者ですが、延べ2500名以上の方にお越しいただけました!
作品や図録をお買い上げいただいたお客さまも、多数いらっしゃったみたいです。

出展した学生たちの活躍の場は、これからますます広がりそうです。

投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年7月19日

門内輝行先生「建築論」

今日のブログは、今年度より建築学科教授に就任された門内輝行先生の授業をご紹介します!

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門内先生は、豊かな生命と暮らしを育む生活世界をデザインする理論と実践に力を注がれ、これまでに日本建築学会賞(論文)、キッズデザイン賞(優秀賞・経済産業大臣賞)などを受賞されています。
今回私が伺ったのは、先生が担当されている「建築論」という授業です。

以下、シラバス「授業目的と到達目標」より抜粋

建築は人間・環境と深い絆で結ばれている。
人間が環境の中に住まう上で不可欠となる多層に及ぶ機能・意味を実現する事物・空間を発見し創造するとき、そこに機能的で美しい建築が姿を現す。
こうした建築の基本原理について、現象学、存在論、記号論、システム理論等の基礎理論を踏まえて、21世紀の人間-環境系の結節点となる意味・価値のある建築のデザインビジョンを探求する。

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この日は、その中の「記号論」について講じられていました!
記号論は「~は…を意味する」とか「…は…を表す」といった意味に関わる現象の仕組みを解明する理論で、建築分野においても大変重要な役割を果たす理論だそうです。

一般に記号というと、数学や化学で用いるものや、交通標識、シンボルマーク、あるいは言語のようにコードのはっきりした記号が連想されることが多いのではないでしょうか?
しかし、まったく何の意味もないように思われる雲の形や樹々の色彩にも、人は豊かな意味を読み取ることができるように、仮にコードが曖昧であっても、あるものに人間が意味を認めさえすれば、それを記号と見なすことができます。

このような異なる記号のタイプについて、先生が例えに挙げられたのは、伝統絵画と現代絵画の違いです。レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「受胎告知」などの有名な西洋絵画の多くは、聖書の物語のような大きな物語を反映した内容が描写されています。つまり、「物語=意味」が先にあって、絵画はそれを再現する記号として描かれています。それに対して、アクション・ペインティングのような現代絵画では、描き出された表現としての絵画が先にあって、それを見た人がその表現から感じたり、読み取ったりした内容が意味として位置づけられるのです。

このように、コードのはっきりした記号から曖昧な記号まで含むように、「記号」という概念を大きく拡張することによって、言語に限らず、身振り、ファッション、音楽、映像、演劇、デザイン、そして建築や都市にいたる人間の生の営みに関わるあらゆるものが、「記号の世界」に包み込まれることになるわけですね!

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門内先生の授業では、このような記号論のうち、アメリカの哲学者パースとスイスの言語学者ソシュールが展開した理論を紹介するとともに、建築における様々な記号現象の興味深い事例をとりあげ、その仕組みを解説されていました。
ローマの建築家ウィトルウィウスは、「すべてのものには、特に建築には、この二つ、すなわち意味が与えられるものと意味を与えるものが含まれる」と述べ、建築家はその両方に精通していなければならない、という建築論を展開していますが、これは建築を記号とみなす考え方と対応しているというわけです。
建築家を目指す学生たちにとって、こうした理論をしっかり身に付けることが大切なんですね!

投稿:島田(企画広報部事務室)