2019年6月19日

第24回ぷくぷくサンデーコンサート

2019年6月16日(日)14:00開演
会場 ぷくぷくドームぷくぷくホール(河南町総合体育館)

 

河南町教育委員会と大阪芸術大学が共同主催で地元の皆様に楽しんでいただけるコンサートを開催いたしました。

今回のぷくぷくコンサートは、指揮 牧村邦彦客員教授 
演奏:大阪芸術大学ウインドオーケストラ河南町立河南中学校吹奏楽部

演奏会の最初に河南町武田町長から挨拶がありました。

指揮の牧村先生は河南町の出身で、中学時代に吹奏楽部に所属され、ユーホニウムを演奏されていました。今日の演奏会は中学校の後輩達との共演でした。演奏会の雰囲気も和らぎ大変楽しくアットホームな演奏会になりました。

第1部は地元河南町立河南中学校吹奏楽部の学生と合同演奏をしました。
中学生は日常とは違った大編成での合奏を行う機会が少ないようですが、今日は大阪芸術大学の学生と合同で60名もの合奏演奏でした。大合奏での演奏会は中学生にとっても大変良い経験になったと思います。


第2部は大阪芸術大学学生での演奏会です。
聴きに来ていただいた方々に吹奏楽を身近に楽しんでいただくよう工夫をして、大学での授業としての吹奏楽の学びについてはなされ、吹奏楽の基本のマーチからポップス曲、ジャスといったいろいろなジャンルの曲を聴いていただき楽しんでいただける演奏会でした。

 

演奏会の最後は河南中学吹奏楽部との合同演奏で締めくくられました。
今回の演奏会を通じて大阪芸術大学の活動・取組が地元河南町の皆様に理解いただけたと
思っております。また本学学生にとっても将来に向けての大変良い経験になりました。
演奏会においでいただいたお客様には厚く御礼申し上げます。

 

投稿:植村(教務部)


2019年6月17日

「名探偵コナン」プロデューサー 諏訪道彦さん 特別講義!

今日のブログは、アニメのプロデューサーとしてご活躍の諏訪道彦さんによる特別講義の模様をご紹介します!


アニメーションの制作には、監督、キャラクターデザイン、音楽、編集、脚本、演出など、さまざまなスタッフが関わっています。
その中でも、プロデューサーは最も重要な人物となります。
良質な原作を見つけたり、優秀な監督を連れてきたり、制作費の調整や売り上げを伸ばす戦略を提示するのも、プロデューサーの仕事です。
 
諏訪さんは、1983年に読売テレビへ入社。
1986年よりアニメのプロデューサーとして活躍されています。
これまでに手がけられた作品は、「ロボタン」「シティーハンター」「YAWARA!」「金田一少年の事件簿」「魔法騎士レイアース」「結界師」など。
そして、諏訪さんと言えば「名探偵コナン」です!
テレビアニメ第1作から劇場版最新作に至るまで、企画・チーフプロデューサーとして「コナン」の全てに携わられてきたスゴイ方なんですよ!
 

幼い頃から「コナン」を観て育ってきたブログ担当。
今回、諏訪さんが大阪芸術大学へお越しになると聞き、カメラ片手に駆けつけました!


番組をたい焼きに例えると、頭から尻尾まで餡子でいっぱいにしたい
1989年から1992年まで放送された「YAWARA!」では、その日のストーリー終了後に「バルセロナオリンピックまであと○○日」と書かれたカウントダウンで締めくくるコーナーを設けるなど、諏訪さんは番組のラストまで手を抜きません。
「コナン」にも「Next Conan’s HINT」というコーナーがあり、次回の推理のヒントを紹介する他、キャラクターたち(基、声優の方々)による数秒間のコミカルな掛け合いが用意されています。
この企画も、諏訪さんが考えられているのだそうです!


また、オープニングの序説やサブタイトルの演出、CMを挟むタイミングなどにも拘りが!
番組の隅々にまで気を配った制作をされていることを、伺い知ることができました。

学生たちからも、「プロデューサーの意見はどれくらい作品に反映されるのか?」「主題歌はどうやって決めているのか?」「劇場版の制作期間は?」など、次々と質問が飛び出しました。


プロデューサーは人と人、人と会社、会社と会社の”架け橋”」「素晴らしい作品を届ける”送り手”」だと教えてくださった諏訪さん。
「コナン」が20年以上も人々に愛される作品となったのは、諏訪さんが最高の送り手でいらっしゃるからだと感じました。
 

最後に、諏訪さんへ「プロデューサーをめざす学生はどんな勉強をしたら良いか」伺いましたので、お伝えします!
「今何が流行っているのか、どんな風が吹いているのか、自分なりの感覚を持つこと。
漫画でもテレビ番組でも、連載(番組)が始まる時、そして終了する時に注目して、どういう理由でその作品がつくられているのか考えること。
その経験を重ねていくことで、今、一番みなさんに望まれているものを送り出す感覚が磨かれるんじゃないかと思っています。」


諏訪さん、大変貴重なお話をありがとうございました!!
土曜夕方の放送が一層楽しみになりました。

 

投稿:島田(学生課)


2019年6月14日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

今年も、大阪芸術大学舞台芸術学科特別公演の開催が決定しました!
今回の演目は「十一ぴきのネコ」。
元々は絵本で、1969年に井上ひさしさんの脚色で人形劇がつくられ、1971年には舞台化されました。

“井上ひさしの「十一ぴきのネコ」を上演しようとしている、野良ネコのような役者達の物語”!
今年も引き続き、舞台芸術学科教授の内藤裕敬先生が演出を担当されます。
一体どんな舞台になるのでしょうか!?

>>場所や日程などの詳細はコチラ
 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」は…

<特集>大阪芸術大学特別公演日本三文オペラ」ダイジェスト

2018年に上演した特別公演の模様を、ダイジェストでご紹介します!
昨年度は、芥川賞作家の開高健さんが1959年に発表した小説「日本三文オペラ」を舞台化。
かつて、大阪城の近くに広がっていた軍需工場の跡地で生きた人々を演じました。

お見逃しなく!!
 

<<オンエア情報>>

2019年6月15日(土)
奈良テレビ    18:15~18:30
テレビ和歌山   22:40~22:55

2019年6月16日(日)
サンテレビジョン 22:30~22:45

>>【公式】大阪芸術大学テレビ YouTubeチャンネル

 

投稿:島田(学生課)


2019年6月7日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

今週の「大阪芸大テレビ」では、新キャスターが登場!
担当するのは、放送学科4年生の南喬之さんです。
今年3月放送の特集でも、大阪芸術大学卒業制作展の模様をリポートしてくれた南さん。
今回は初めてのスタジオ出演となります!
南さんのキャラクターにも注目してご覧くださいね♪
 

さて、今週の放送内容です!

<NEWS>学生によるピアノ演奏会
<OUAシアター>「Re Dream
 

みなさん、お見逃しなく!
 

<<オンエア情報>>

2019年6月8日(土)
奈良テレビ    18:15~18:30
テレビ和歌山   22:40~22:55

2019年6月9日(日)
サンテレビジョン 22:30~22:45

>>【公式】大阪芸術大学テレビ YouTubeチャンネル

 

投稿:島田(学生課)


2019年6月6日

所蔵品展「蓄音機時代 -国産蓄音機とレコード-」

現在、芸術情報センター1階展示ホールでは、大阪芸術大学所蔵品展「蓄音機時代 -国産蓄音機とレコード-」を開催中です!


大阪芸術大学には300近い蓄音機が所蔵されているのを、みなさんご存知でしたか?
2016年までの間は、毎年約1回のペースでこれまで15回、蓄音機を紹介する所蔵品展を行ってきました。

今回、3年ぶりに蓄音機が所蔵品展にお目見え!!

ブログ取材を重ねるうち、私もだんだん蓄音機に詳しくなってきました。
しかし、今回の展示はこれまでとはちょっぴり雰囲気が違う…?

 

それもそのはず、今回は「国産蓄音機」ということで、日本で製造されたものが中心となっています。
日本製の蓄音機をテーマにした所蔵品展は、2007年にも行われていたそうです。
蓄音機と言えばラッパのような形のホーンが印象的ですが、国産蓄音機は小ぶりなキャビネット型が多いように見受けられます。
日本の家庭で使用していたことを想像すると、大きなものでは置き場所がなかったのかも知れませんね。
 

さて、蓄音機について紹介させていただきます!
蓄音機を発明した人物と言えば、みなさんもご存知のトーマス・アルバ・エジソンです。
1877年に円筒式蓄音機フォノグラフを発明し、声の録音と再生に成功しました。
その仕組みは、円筒に錫箔(すずはく)を巻き付けたものを手で回転させ、録音針を押し当ててできる溝の深さの変化で音を記録するというもの。
しかし、錫箔を剥がしてしまうと再生できなくなるため、保存することはできないものでした。


その円筒が改良され、ボール紙製のものに蝋を塗って音溝を削り込んでいく方法が開発されました。
この蝋管のレコードは、録音したものを再生し、保存することができました。

1887年には、エミール・ベルリナーが、円盤ディスクを発明。
左右に揺れる溝を記録する方式で、大量制作が可能になりました。
こうした開発によって、20世紀を迎える頃には蓄音機とレコードが世界中に普及していきました!


日本で蓄音機という訳語で呼ばれるようになったのは、1889年頃からだそうです。
横浜の貿易商 フレーザー商会がエジソン社の代理店となって蓄音機の輸入を始め、日本各地で蓄音機を使って有名人の声色や歌舞伎の一節を聴かせる見世物商売が流行しました。

しかし、輸入された外国のレコードだけでは、なかなか販売は伸びなかったようです。
そのため、欧米のメーカーは録音技師を日本に派遣し、出張録音を行いました。
当時人気のあった義太夫や浪花節など、日本人が好むレコードを製造して、徐々に日本の家庭に蓄音機が広がっていきました。


国産の本格的な蓄音機とレコードの製造を開始したのは、1907年に設立した日米蓄音機製造株式会社(のちの日本コロムビア)です。
ニッポンノホン」と名づけられたブランド名で、1910年頃から蓄音機が製造されるようになりました。


ここから、日本の蓄音機はどうなっていったのか…?
気になる方はぜひ、会場で実際にご覧ください!!
 

最後に、日本独自の面白いレコードをお届けします!


こちらは、円盤でも円筒でもない「音帯」と名づけられたセルロイド製のエンドレスフィルム状のレコード!
標準的なSPレコードの収録時間がおよそ3分~5分程度なのに対して、30分以上録音可能なものだそうです。
あまり知られていない貴重なものなので、みなさんにもぜひ見ていただきたいです。


 

令和元年度 大阪芸術大学所蔵品展
「蓄音機時代 -国産蓄音機とレコード-」
会期:2019年6月6日(木)~20日(木)※日曜休館
時間:11:00~18:00
場所:芸術情報センター1階展示ホール

 

投稿:島田(学生課)