2009年5月19日

エキシビジョン”シャンボリー”

  天満のギャラリー&スタンディングバー"カンガローポー"で31日(日)まで開催中の大阪芸術大学、短期大学部卒業生のグループ展『EXHIBITION JAMBOREE』に行って来ました。

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 これは、短大部デザイン美術専攻科を2002年に修了した西本紀文さんがディレクションした企画展です。
 専攻科同期の仁井世子さん、副手時代の同僚山本一まさん(短大部デザイン美術専攻科2004年3月修了)と山本朱さん(短大部デザイン美術学科2002年3月卒業)、そしてその時に学生だった池田高広さんと金石千恵さんに声を掛けて、年齢や分野も異なる6人が集まりました!

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 池田高広さんは2004年3月に短大部デザイン美術学科を卒業後、大阪芸術大学美術学科版画コースに編入し、2007年3月に卒業後は、中学校や高校の非常勤講師をしながら創作活動を続けておられます。今回のような短大部時代のつながりもあり、大学時代にはまた仲間も増え、両方ともそれぞれに楽しく充実した学生生活だったとのことです。
 池田さんは、お菓子等の食材をテーマに作品を制作されています。版画の上にココアや食紅を使って彩色したり、爪楊枝や竹串を使って線を引いたり、金粉がかかっていたりもします。中には、紫芋やラベンダーの香りがする作品もありました。池田高広さんのコメントの中には「おいしい料理は人をしあわせにします。食材の持つ温かさ・・・そして、おいしい版画をつくりたい。」という言葉がありました。作品をよく見ると、何層にも重なった深い味わいを感じます。確かにおいしい、そして癒される作品です。

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 西本紀文さんの作品『ダブルソーダ』(木・アクリル絵の具)は、二人で分けて食べようと割ったらこんな風になって、気まずくなっちゃった・・・そういうことって、あるある・・・という作品です(笑)学生の時からこういったあるある・・・シリーズ(私が勝手に名付けました)を制作していた西本紀文さんがディレクションの
『EXHIBITION JAMBOREE』のサブタイトルが「ささやかな バカさわぎ。」なのも、とっても頷けたりします。ジェネレーションギャップを表した『ポケベルが鳴らなくて』やサラリーマンのおじさんが傘でゴルフの素振りをしている『闘う君の唄を闘わない奴等が笑うだろう』も面白いです。
 だけど今回はそれだけではありません。ミクストメディア(色鉛筆、水彩、アクリル等)のとてもきれいな風景画もありました。『The catcher in the poppy』やっぱり、タイトルはパロディでした(笑)
 
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 ビジュアルデザイン専攻だった山本一まさんは、デザイン事務所で勤務する傍ら、撮り溜めた写真の中から今回7点を出品されています。金網が象徴的な『こっち、あっち』の3連作は、金網が境界線、壁になっていて、近付きたい、求めて行きたい対象(景色や花)に触ることができないという哀しい感情を表しているとのことです。一番上のサルは、逆にあっち側から、こっち側を眺めています。果たして、どんな気持ちでしょうか!? 色々な想像が膨らみます。視線がテーマの連作も興味深い作品になっています。

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 2007
年3月にデザイン美術専攻科(絵画専攻)を修了された金石千恵さんは、学生のときからお皿の絵を描かれています。それは、広島から出て来て、なかなか馴染めずにホームシックだった金石さんが、一番つらかったのは食事のときだったとのことで、その実体験を象徴するお皿を描いているのだそうです。
 学生のときは油彩で描いておられましたが、現在は婦人靴メーカーの企画室でお勤めされていますので、今回は自宅でも描きやすいアクリル絵の具を選択されたとのことです。初めて挑戦したアクリル絵の具は慣れるまで難しかったそうですが、『BITTER』(左)、『うたかた』(右)は、細かい描写も優れていて、素敵な作品に仕上がっていました。またこれをきっかけに描き続けて欲しいなと思いました。

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 陶芸専攻の山本朱さんは、うさぎの作品をずっと制作されているそうです。今回は『無題』ですが、それぞれユニークな「顔」のじっと眺めていても飽きない愛嬌のあるうさぎたちです。2月には、大阪芸術大学の卒業生5人も出品されていたギャでの「陶 2009にも参加されていました。そこにもとても雰囲気のある表情豊かなうさぎがいました。陶ですが、陶には留まらない動きや質感を感じます。

   
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 版画専攻だった仁井世子さんですが、今回はキャンバスにアクリル絵の具での『夜の向こう側』と『HANA』の連作です。夜行バスのカーテンの隙間からこぼれる光とその景色です。
仁井さんには、お会いできなくて残念でしたが、やはり、版画のテイストを感じる作品になっていました。またいつか版画作品も楽しみにしています。

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日(日)18:00からのオープニングパーティーには、入れ替わりでたくさんの卒業生や仲間たちが顔を出し、作家の皆さんと作品との素敵な空間を楽しんでいました。
 31日(日)まで開催中ですので、ブログでは、紹介しきれないバリエーション豊富な作品を皆さんも是非、ご高覧ください。
 
グループ展 JAMBOREE 
5月7日(木)5月31日(日)
12:0014:00/17:0020:00 土・祝休み
 
カンガローポーシェ

投稿者:図書館


2009年5月18日

大阪芸術大学女子駅伝部・第2戦!

 5月16日(土)、大阪芸術大学女子駅伝部が出場する『第86回関西学生陸上競技対校選手権大会』の取材に行ってきました。

 長居第2陸上競技場で開催されたこの大会には、関西の強豪校の選手たちが数多く出場します。
 女子駅伝部の中瀬監督によると西日本大会よりも標準記録が速く、地域大会ではレベルの最も高い大会とも言われているそうです。090516blog1.jpg
 そんな大会に、わが大阪芸術大学女子駅伝部から、先日の大阪インカレで3位に入賞した林田詩緒里さん(芸術計画1年)が女子5000メートル決勝に出場しました!
 
 競技開始前から小雨が降る中、仲間の声援をチカラに変えて、林田さんは序盤から果敢に仕掛けていきます。

 「上級生との勝負とあって、緊張するのでは?」という心配をよそに、曇り空の下、颯爽と駆け抜けました。

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 結果は9位と惜しくも入賞は逃しましたが、上級生が上位を占める中で1年生ながら健闘しました!

 競技終了後にはマスコミからの取材も受けるなど、芸大女子駅伝部の注目度も日に日に増しています!

 同じ部員の仲間が活躍する姿を見て、ほかの部員もみんな闘志に火がついた様で、今後の試合に向けてもいいきっかけになったに違いありません!

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 秋に挑戦する全国大会予選の関西学生女子対抗駅伝競走大会に向けて、着実にチカラをつけている大阪芸術大学女子駅伝部。
 
 皆さんの熱い声援をよろしくお願いします!!


2009年5月15日

ラジオ大阪で芸大のラジオ番組好評放送中!

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 大阪芸術大学とラジオ大阪がコラボレーションして送るラジオ番組、「大阪芸大メディアキャンパス〜開け!アートの扉〜」が毎週月曜日の夜23時30分から好評オンエア中です!

 この番組では、毎回、芸大の卒業生や教授の先生方を迎え、アートにまつわる熱いトークが繰り広げられます!

 今日はその収録の模様をちょっと紹介します!
 今回は5/25と6/1、6/8放送分の収録が行われました。
 収録場所は大阪芸術大学ほたるまちキャンパスのOUA-TVスタジオ。

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 今回のゲストは、舞台芸術学科学科長の浜畑賢吉先生。
 先生の子どものころのお話や、俳優を目指すようになったきっかけなどをお話いただきました。

 もう一人は、高円宮妃久子殿下原作の大阪芸術大学ミュージカル『氷山ルリの大航海』(講談社刊)で主役を務めた舞台芸術学科の卒業生、宮越衣絵さん(現在は劇団『青年座』研究所に所属)
 ミュージカルの主役に抜擢された時の話や、現在の活動などを話していただきました。

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 さらに、音楽学科ポピュラー音楽コースの卒業生で、アーティストの仁子考史さんゲストに迎えて、音楽をはじめたきっかけや、芸大で学んだことなど、音楽活動にまつわる話を紹介してもらいました。

 今回も芸大の魅力がたくさんつまった内容になりました!
芸大を目指す皆さんはオンエアをお聴き逃しなく!また、番組の一部はOUA-TVでも配信中です!ぜひご覧ください!

OUA-TVのホームページはこちら>>>
 

「大阪芸大メディアキャンパス〜開け!アートの扉!〜」
ラジオ大阪(1314kHz)
毎週月曜日 午後11時30分から(30分間)


2009年5月15日

毎日・DAS学生デザイン賞で卒業生が最優秀賞受賞!

デザインを学ぶ大学生や専門学校生が想像力と感性を競う
「第41回毎日・DAS学生デザイン賞」の審査会が昨日開かれ、
全237点の中から大阪芸術大学デザイン学科卒業生の所正泰さんの作品
『The First Animation Festival In Osaka 2009』(グラフィック・パッケージ部門)が

最優秀賞「金の卵賞」にノミネートされました。

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この作品は、卒業制作作品としても学長賞に選出されるなど高い評価を受けていて、
また一つ、大変輝かしい賞を受賞されました。

なお、所さんの作品は5月30日(土)〜6月4日(木)の6日間、
大阪市南港・ATCビルITM棟10階「大阪デザイン振興プラザ・デザインギャラリー」で
公開展示されます。

皆さん、是非所さんの作品に直接目に触れてくださいね。

大阪芸術大学の卒業生が各方面で大いに活躍しています。
ひょっとすると食堂であなたの隣に座った学生が、
将来日本を動かす人になるかも…。
 
投稿者:教務課


2009年5月14日

徳島新聞社さんが放送学科とOUA-TVに研修に来られました!

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5月12日-14日、
徳島新聞社編集局から3名の局員の方々が放送学科とOUA-TVに研修に来られています。
 
 インターネットで動画が多く配信される昨今、徳島新聞社さんでもホームページ内でニュースに関連する動画を配信することになり、撮影、編集、配信方法について学ぶために、今回放送学科とOUA-TVに来られたのです。

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 放送学科では映像制作に関する講義や実習を受けられたり、
OUA-TVでは実際の取材に同行撮影したりノンリニア編集機を使って編集作業の研修をされました。

 普段は記事を書いたり、写真の撮影をされているので、動画はみなさん初めての体験。カメラワークや編集作業に四苦八苦されながらも、次々とマスターしていかれました。
 
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 今時の新聞記者は動画の撮影や編集もできなければいけないので大変ですね!新聞社を目指している皆さん、是非、動画の勉強もしておきましょう!

 また、「OUA-TVが普段行っている撮影の様子も逆に取材させて頂きたい」ということで、OUA-TVの側も取材を受けることになり、清田のぞみさん(放送3年)と筈井貴之さん(放送4年)に協力してもらい、スタジオでのニュース収録の模様やリポート番組の収録風景を取材してもらいました。

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 後日、徳島新聞本紙にて研修の模様とOUA-TVの紹介記事が特集されるそうです!

 是非お楽しみに!
 徳島新聞社ホームページ