2017年12月23日

ネイキッド未来授業―世界一のクリスマスツリーの下で

クリスマス直前と言うことで、今日はクリスマスツリーの話題を♪
クリスマスと言えば、欠かせないのはツリーですよね★
街の中に大きなツリーが飾られると、クリスマスムードが一気に高まります!!
クリスマスツリーの発祥はドイツですが、その由来については諸説あるそうです。
どの説にも共通しているのは、針葉樹で葉を落さないモミの木が「永遠の命」の象徴として利用されているということ。
また、オーナメントにも意味があって、りんごは「アダムとイブ」の禁断の木になる「知識の実」、頂上の星は「希望の星」…など、調べてみると奥が深いです!
日本で初めて飾られたのは、1860年、プロイセン王国の使節オイレンブルクが公館に飾ったのが最初のクリスマスツリーなのだそう。

さて、ところで今、神戸の街には世界一の高さ(*注)となる生木のクリスマスツリーが飾られているのを、みなさんご存知ですか?
*注:人工物ではなく、人が届けた生木のクリスマスツリーとして根鉢を含めた鉢底から葉頂点までの植物体の全長が史上最大、という意味を指します。

今月2日(土)から26日(火)にかけて開催されている「めざせ!世界一のクリスマスツリープロジェクト」!
株式会社そら植物園プロデュースのもと行われ、神戸港開港150周年を記念した行事の一つとして取り扱われています。
クリスマスツリーとしてそびえ立つのは、富山県氷見市で見つかった推定樹齢150年、全長約30メートル、重量約24トンの「あすなろの木」!!
このイベントの照明演出を担当したのは、アートサイエンス学科客員教授の村松亮太郎先生率いるNAKED Inc.です。

3日(日)には、大阪芸術大学と大阪芸術大学短期大学部の学生や関係者、さらには一般公募で集まった高校生を対象に、村松先生の特別講義が開かれました!!


講義参加者には、アートサイエンス学科の学生の他に、昨年の大阪市中央公会堂・プロジェクションマッピングのプロジェクトに参加したデザイン学科の学生の姿も発見!
また、高校生の中には、関西以外の地方からこの日のために訪れたという人も!!
改めて、村松先生の人気を感じました。


村松先生は今回のプロジェクトに参加したことについて、
「”黒と白”や”光と影”のように、二極のものが一緒に存在することで、世界が形成されていると思っている。今回は生木とプロジェクションマッピングという、全く異なる2つの間にどんなグラデーションが生まれるのかに、興味があった。全然違う分野の人と一緒に仕事をするのは、僕のテーマの一つでもある。」と話されました。


また、アートサイエンス学科での学びについてや、多様化する現代のアート表現についても語られました。

さらに、講義のあとには会場へ移動し、実際にツリーを見たり、直接幹に手を触れる体験もしました!!

 

このツリーに飾られているのは、イベント参加者が夢や希望のメッセージを書き込んだ反射材のオーナメントのみ。
あとは最小限の照明のみで、有機的な演出が施されていました。

 

生きている樹木と、最新テクノロジーの融合による、これまでにはない新しいクリスマスツリー!!
みなさんもぜひ、神戸の街でご覧になりませんか?

投稿:島田(企画広報部事務室)


2017年12月22日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

明後日・12月24日(日)は、クリスマスイブ
夜、良い子にしている子どもたちのところに、サンタクロースがクリスマスプレゼントを届けてくれる日ですね!
サンタクロースのモデルは聖人ニコラスで、”聖(セント)ニコラス→サンタクロース “になったという話は、ご存知の方も多いはず!!
では、サンタのソリを引いているトナカイが、実はそれぞれ名前が付いているというのは知っていましたか?
これは1823年にアメリカの新聞で掲載された詩「A Visit from St. Nicholas(サンタクロースがきた)」に登場する8頭のトナカイで、ダッシャー(突進者)、ダンサー(踊り子)、プランサー(威勢のよい)、ヴィクセン(口やかましい女)、コメット(彗星)、キューピッド(愛の神)、ダンダー(雷鳴)、ブリクセム(稲妻)の8頭。
さらに、先頭に「赤鼻のトナカイ」に登場するルドルフを加えて9頭という説もあるそうです!

大阪芸術大学では、そんなクリスマスイブの日に、「朝日・大学シンポジウム 声優学概論 聖夜の声優 声は未来だ!」を、大阪国際交流センターで開催します!!※申し込み受付は終了しています。
参加予定のみなさん、ぜひお楽しみください!!
また、ブログでもイベントの模様を紹介しますので、みなさんお楽しみに★

 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」は、クリスマスにぴったりのイベントの話題から!
アートサイエンス学科客員教授でNAKED Inc.代表の村松亮太郎先生が、神戸市のメリケンパークで開催中の「めざせ!世界一のクリスマスツリープロジェクト」に合わせて、参加希望の学生や高校生たちを対象に特別講義を行いました!
このプロジェクトは、株式会社そら植物園プロデュースのもと行われているもので、神戸港開港150周年を記念した行事の一つ。
メリケンパーク内に、植物で作られたトンネルや、巨大なクリスマスツリーが登場し、村松先生はこのイベントの照明演出を担当!
講義では、アートサイエンス学科の学びについてや、村松先生のものづくりに対する考え方、さらには実際に会場を歩いて、ツリーに直接触れる体験もしました!!
ぜひ、ご覧ください♪

 

続いて、同じく村松先生指導のもと行われた話題!!
11月23日(木祝)から3月31日(金)まで、あべのハルカス展望台「ハルカス300」で開催されている「CITY LIGHT FANTASIA by NAKED -NEW WORLD-」。
このイベントは、村松先生率いるNAKED Inc.が手がけるもので、展望台から見える夜景にプロジェクションマッピングを融合し、今までにない夜景体験を実現したものです!
4度目の開催となった今回は、アートサイエンス学科の学生たちも、授業の一環として参加しました!!
さらに、アートサイエンスに興味のある、参加希望の高校生も加わって、およそ半年かけてプロジェクションマッピングのコンテンツ制作や、イベント告知のためのフライヤー制作、イベントプロモーションなどに取り組みました!!
番組では、点灯式の模様や、実際のイベントの様子などをご紹介します★

 

3つ目は、「世紀のダ・ヴィンチを探せ!高校生アートコンペティション2017」の模様をお届けします!
高校生を対象としたこのコンペティションは、新たなアーティストの発掘・育成を目的に2007年より始まり、絵画、工芸、写真、映像や音楽など、16の分野で作品を公募しました。
今回は、全国421校から2326点の作品が集まり、若きアーティストがその才能を競いました。
授賞式の様子や、入賞・入選作品を集めた展覧会、さらには今年のダ・ヴィンチ大賞に選ばれた高校生へのインタビューもお送りします!!
お見逃しなく!!

 

最後に、「ドラゴンクエスト」の生みの親であるゲームデザイナー 堀井雄二さんを招いた特別講義をご紹介します♪
「ドラゴンクエスト」、通称 ドラクエは、1986年にシリーズ1作目が発売され、今では全世界でのシリーズ類型出荷本数が7100万本を超える大人気ゲーム!!
堀井さんは、これまでに発売されたドラクエシリーズの全作品のシナリオやゲームデザインを手がけてきました!
開講の対象学科となったキャラクター造形学科はもちろん、日本を代表するクリエイターの話を聞こうとさまざまな学科から学生が集まり、教室は満員。
演出家の金谷かほりさんと、株式会社スクウェア・エニックスのプロデューサー 市村龍太郎さんも加わり、ドラクエの制作秘話が語られました!!
堀井さんのインタビュー映像もお届けしますので、要チェックです!

 

「大阪芸大テレビ」は奈良テレビ放送、テレビ和歌山、サンテレビジョンで放送中!
みなさんぜひご覧ください!!

<<オンエア情報>>
12月23日(土)
奈良テレビ放送 18:15から
テレビ和歌山 23:00から ※放送時間変更
12月24日(日)
サンテレビジョン 22:30から


2017年12月21日

奈良県御所市の公式ロゴマーク、投票受付中!

今週のブログは、クリスマスの話題をたくさんしようと言うことで、今日はクリスマスケーキについて。
クリスマスケーキと聞いて、みなさんが思い浮かべるのはどんなケーキですか?
日本では、1922年に初めてイチゴのショートケーキがクリスマスケーキとして販売されたそうですよ!
生クリームの白とイチゴの赤で、日本でおめでたい意味として使われる紅白を使っているケーキは、サンタクロースも連想させますね♪
また、丸太をイメージしたブッシュ・ド・ノエルはフランス発祥で、キリストの生誕を祝って、赤ん坊が風邪を引かないように暖炉でくべる薪が由来なんだそうです!
ブランデーなどアルコールに浸したパンにドライフルーツなどを入れ、粉砂糖をまぶしたシュトーレンはドイツのクリスマスケーキ。
そしてイタリアには、プラムなどを使ったクリスマスプディングという伝統的なケーキがあるそうです!
さあ♪みなさん、今年のケーキは決まりましたか?
 

さて、今日は就職課から素敵なお知らせをいただいたので、ご紹介いたします!!

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本学からも、ほど近い奈良県の御所市は平成30年3月31日、市制施行60周年を迎えられます。

これを機会に、御所市の風土や歴史をあらわすシンボルデザイン(ロゴマーク)を本学デザイン学科の学生が制作しました!

候補デザインは下記5点です。

学生たちが、御所市の花や名所をモチーフに、デザインしています。
デザインで、御所市の魅力をアピールするのは大変ですが、それぞれ、よく考えてデザインされていますね。

1月15日(月)まで、御所市のホームページで投票を行っておりますので、ぜひ皆さんも投票してみてください。

詳細はこちらから… ⇓
http://www.city.gose.nara.jp/0000001879.html

どの作品が選ばれるか、楽しみですね!

 

投稿:田中(就職課)


2017年12月20日

毎年恒例のクリスマスイベント♪

クリスマスシーズンになると多くなるイルミネーション。
その起源は16世紀頃、宗教革命で有名なマルティン・ルターが、クリスマス・イブのミサの帰りに見た星空に感動したことがきっかけだと言われています。
ルターは子どもたちにもその星空を見せたくて、モミの木にロウソクを飾って再現したのが、イルミネーションの始まりなのだとか。
ロウソクの光とはまた、ロマンティックですね♪
ただ、ロウソクは火災の恐れがあるため、時代と共に電飾に変わっていったそうです。
 
さて、今年も「OSAKA光のルネサンス」が開催されています!!
このイベントは、大阪市役所前から中之島公園で開催されるイルミネーションイベント。
2003年に初めて開催され、2012年より「大阪・光の饗宴」のコアプログラムとして取り扱われています。

大阪芸術大学は、初年からこのイベントに特別協賛しており、毎年さまざまな形で参加してきました!
15周年となる今回は、中之島公園芝生広場で、芸術計画学科の学生たちによる高さ5メートルのバルーンオブジェ「生命のひかり」を展示しています★


夜になると、光の演出でこんな感じに♪

 

また、大道芸サークル「むつごろう雑技団」による、バルーンアートを使ったワークショップ「親子で作るオリジナルミニランタン教室」も実施されていますよ!!


こちらでは、ヨーヨー風船の中に灯りを入れて、オリジナルのランタンが作れます★
 

こんな風に光のアートで彩られている中之島一帯ですが、イベント会場の一つである大阪市中央公会堂では、12月16日(土)に「2017」が開催されました!!

 

 

今年は、大阪芸術大学演奏学科ポピュラー音楽コースの学生たち9組と、短期大学部メディア・芸術学科ポピュラー音楽コースの2組が出演♪

 

 

 

 

クリスマスにちなんだ楽曲も演奏され、クリスマスムードを盛り上げました!!

 

 

 

 

 

さらに今年は、演奏学科卒業生でピアニスト・作曲家の天平さんにお越しいただき、ピアノのソロ演奏も行ってくださいました!!
ニューヨークと東京を拠点に活動されている天平さん。
ピアニストと言うとタキシード姿を想像してしまいますが、天平さんはTシャツにジーンズ姿で演奏するという独特のスタイル!
5曲演奏していただいたのですが、美しく、そして力強く、どれも素敵な演奏でした!!

 

そして、天平さんと学生によるコラボ演奏も行われました♪♪


 

クリスマス・ポップスコンサートは終わってしまいましたが、「OSAKA光のルネサンス」はまだまだ開催されています!!
今回紹介した以外にも、大阪市役所1階の正面玄関ホールでは、「文楽×大阪芸術大学 アートサイエンス学科」と題して文楽ロボットの展示が行われています。
また、23日(土祝)~25日(月)には、演奏学科の学生による演奏会も行われる予定です♪
ぜひお越しくださいね!

>>「OSAKA光のルネサンス」詳細はコチラ

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2017年12月19日

掌におさまる日本文化「根付」…今年の高円宮賞は?

現在、大阪芸術大学スカイキャンパスでは、「第9回 高円宮殿下記念 根付コンペティション記念展」を開催中です!!

 

本学客員教授の高円宮妃久子殿下は、高円宮憲仁親王殿下とともに世界有数の根付コレクターとして、また、現代根付の作家を育ててこられたことでもよく知られています。
大阪芸術大学グループでは高円宮殿下を記念して、グループ校の学生を対象に
高円宮殿下記念 根付コンペティション」を平成21年に創設いたしました。

★根付とは…?
江戸時代、印籠や巾着袋などを腰の帯にさげて携帯するため、紐の先に結わえて使用する滑り止めとして使われていたものです。
現代では海外を中心に伝統工芸品として高く評価されており、また多種多様な素材を使った”現代根付”として再び活発になっています。
 

9回目となる今年は、150名の学生から169点の応募があり、その中から18名が入賞者として選ばれました。
展覧会初日となる12月8日(金)には、会場に妃殿下にお越しいただき、表彰式が行われました。


今回、最高賞の「高円宮賞」を受賞したのは、工芸学科を卒業して現在は大学院芸術研究科に在籍している林菜々美さんの作品「紅葉饅頭」です!!

 

真鍮と銅板でつくった葉を、試行錯誤を繰り返しながら丸め、点付けして饅頭のような形にしたと話されました。
直径5cmにも満たない小さな作品だったのですが、葉脈の表現や葉の柔らかさなどが繊細に表現されていて、とても丁寧につくられているのが伝わってきました!

表彰式のあとには内覧会が行われ、学生が妃殿下から直接お話を賜る時間も設けられました!
妃殿下は、展示されている入賞作品を改めてご覧になりながら、制作した学生1人ひとりとお話をされ、作品について熱く語られているご様子でした。

 

また、会場には高円宮家の根付コレクション約130点も展示されています。
この日は、特別に展示台のガラスケースを開けていただけることに!!

 

ここでも、妃殿下自ら根付を手に取られ、学生たちにじっくりと解説をしてくださいました。

 

本学では毎年、妃殿下をお招きしてご講義を賜る機会もありますが、この日は学生たちにとってさらに特別な時間になったことと思います。

展覧会は、今月24日(日)まで開催中です!!
みなさんもぜひ、会場に足を運んでみてください♪

 

「第9回 高円宮殿下記念 根付コンペティション記念展」
2017年12月8日(金)~24日(日)月曜休館
11:00~19:00(入場は18:30まで)
大阪芸術大学スカイキャンパス
>>詳細

 

投稿:島田(企画広報部事務室)