2008年10月26日

学園祭企画 お笑いLIVE『笑展』

再び、学園祭実行委員会よりお知らせです。
今年度の学園祭のテーマは『おセンチ何センチ?』です。私たちは、学園祭から帰る頃にセンチメンタルな感情になってしまうほどの充実した、楽しい学園祭を目指しています。そんな主旨のもと生まれた学園祭企画お笑いLIVE「笑展」は、ただただ来場者の皆さんを笑わせ、まず何よりも楽しんでもらうことを目標としています。

大阪芸術大学の学園祭に「お笑い」という学園祭企画が生まれたのはまだ最近の話です。2004年度、2006年度と過去2回に渡って開催された「お笑い」企画はいずれも大盛況となりました。今年度は過去2回の盛況振りを受け、会場を総合体育館3階第2アリーナに移し、豪華なゲストを迎えての両日開催となりました。

学園祭1日目、11月2日(日)のゲストは、

矢野・兵藤   矢野・兵頭 ロザン 笑い飯 天竺鼠 ハム ガリガリガリクソン

ロザン      矢野・兵頭 ロザン 笑い飯 天竺鼠 ハム ガリガリガリクソン

ハム       矢野・兵頭 ロザン 笑い飯 天竺鼠 ハム ガリガリガリクソン

学園祭2日目、11月3日(月・祝)のゲストは

笑い飯        矢野・兵頭 ロザン 笑い飯 天竺鼠 ハム ガリガリガリクソン

天竺鼠        矢野・兵頭 ロザン 笑い飯 天竺鼠 ハム ガリガリガリクソン

ガリガリガリクソン  矢野・兵頭 ロザン 笑い飯 天竺鼠 ハム ガリガリガリクソン

以上の豪華なゲストと本学学生による漫才が学園祭を盛り上げてくれます。
ゲストのサイン色紙が当たる抽選会も御用意しています。

◆開催日時 11月2日(日)   開場12:00/開演12:40
11月3日(月・祝) 開場14:00/開演14:40
◆入場料  無料
◆客席   全席自由席

※入場には両日11:00より第2アリーナ前で配布の整理券が必要です。(両日354枚配布予定)入場は整理券番号順となりますので御了承ください。

ゲスト出演者、学生出演者が創り出す笑いのステージ。
お笑いLIVE笑展」は皆様の御来場をお待ちしています。

※不可抗力による事故及び出演者病気等の為、公演が困難な場合、企画中止、企画内容の変更、出演者の変更を行う場合がございますので、御了承ください。
大阪芸術大学学生自治会
学園祭実行委員会
お笑いLIVE担当者一同

大阪芸術大学ホームページ
大阪芸術大学ブログトップへ


2008年10月25日

クラゲ

芸大の裏側にため池があるのをご存知ですか?以前、「北の国からの訪問者」というブログで
「かるがも」が泳いでいたあの池です。

20日(月)、美術学科?田先生のお供をして池に行くと、そこには、なんとクラゲが!池にクラゲ??私は、海にしかいないものだと思っていましたが・・・。
「ほらっ、あそこ!」と言われ探さないとわからないほど小さく、2?3センチくらいでしょうか。

わかりますか?写真中央に白いものが2つ浮いているのがクラゲです。上から見ると、丸の中にバッテン印が見えます。池の水面から下へ10センチ位の間をフ?ワフ?ワと漂い、よく見ないとクラゲだとは気付かないかもしれません。網ですくい、持ってきたビンに捕獲。透明かな、少し白いかなという色をしていて、姿はやっぱりクラゲでした。
マミズクラゲ
で、本当に淡水にいるのかな?と調べてみると「マミズクラゲ」という淡水に棲むクラゲがいるようです。「マミズクラゲ」はまだ謎の多い生き物らしく、もしかしたら「マミズクラゲ」ではなく、絶滅したといわれるイセマミズクラゲかユメクラゲか、全くの新種かも・・という記載があり、ドキドキしてしまいました。それにしても、フ?ワフ?ワと浮いては沈み、浮いては沈み、なんとも可愛く、見ているだけで癒されます。
マミズクラゲ
クラゲは1週間くらいでいなくなるので、翌日にはもう見つからないかも、とも記載されていたので、気になって22日(水)にもう一度池へ。やはりチラホラしか浮かんでいませんでした。
残念です。また生まれてくるかな・・・。

詳しくはコチラのホームページより
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Suzuran/4566/about.html

大阪芸術大学ホームページ
大阪芸術大学ブログトップへ


2008年10月24日

陶芸家・前田昭博氏 特別講義「わたしのしてきた仕事」

本日、芸術情報センターでは陶芸家・前田昭博氏の特別講義『わたしのしてきた仕事』が行われました。
前田昭博 陶芸家 富本憲吉 白磁 磁器
前田昭博さんは1977年に大阪芸術大学・工芸学科を卒業され、その後、海外でも作品が評価されるなど作品展を多数開催されている白磁作家です。昨年、紫綬褒章を受賞され、12月から今年2月にかけて行われた、東京国際近代美術館の「開館30周年記念展II 工芸の力 ―21世紀の展望―」では招待出品、現在、文化庁や東京国際近代美術館前田昭博さんの作品『白磁面取壺』が所蔵されるなど、日本の名工の一人としてご活躍です。
前田昭博さんの陶歴やスケジュールなどはコチラ >>>

今日久しぶりに大学を訪れてみて、在学当時とは違って実習室も広くなり設備も充実していることに驚いたそうです。昔は轆轤を3?4人でまわして使っていたりしていたこともあったそうです。在学して陶芸と染織を専攻していたそうです。もともと美術が得意だったので染織の方が良い点数をとれたそうで、陶芸は大学に入って初めて経験したそうです。
前田昭博 陶芸家 富本憲吉 白磁 磁器
当時、隣で轆轤を挽いていた同級生が陶芸家の息子。技術レベルの差を強く感じたそうです。轆轤がうまく挽けない。「陶芸を選んだのは間違いだったかなー」と思い、大学に来るのが嫌になったこともあったそうです。当時、彼女はいない、モテない、仕送りはパチンコで負けてしまってお金もない。ただ時間だけがたくさんあったことがキッカケで、朝から晩まで轆轤に向かっていたんだそうです。2、3ヶ月もするとヘタクソだった自分が隣の轆轤と互角に挽けているのに気付いて、そこから陶芸が面白くなってきたんだそうです。轆轤は体で覚える。辛抱は大切です、とおっっしゃっていました。

2年生の終わりに白磁と出会ったそうです。冬に降る雪の真っ白な世界に感動したことがあったが、白く美しい白磁は雪景色と同じくらい感動したそうです。磁器の土は粒子が細かく、それまでの粘土で(の制作で)できていたことができない難しい土。この土を制覇したい。卒業制作では白磁で大きな壺をつくりたい、そう思って夢中になって取り組んだそうです。
当時、大学では「学生は個展を開いてはいけない」というキメゴトがあったそうです。「もう時効だと思うので人見先生、すいません」と謝ってから、学生時代にやった初個展の話をしてくれました。コッソリ地元・鳥取で行った個展は好評で、新聞にも取り上げられたそうです。見に来ていただいた方にいただいた「次の作品も見てみたい」、その言葉に背中を押され、そこから前田昭博さんの陶芸人生が続きます。
前田昭博 陶芸家 富本憲吉 白磁 磁器
卒業後は地元に戻り「1年だけやってみよう」と、一人で陶芸を続けたそうです。土との格闘。失敗の連続。陶芸の産地でもない鳥取には周りに技術的なことを聞ける人もいない。試行錯誤しながら土の性質を知ること。それを続けていかれたそうです。
前田昭博 陶芸家 富本憲吉 白磁 磁器
「地元での2回目の個展。1回目よりたくさんの人に来てもらうことができた。初めて作品を買ってもらうことができたのもこの個展。見ていただくこともいいが、お金を出して買ってもらうというのは、やっと認められたような感じがした」と、お話されていました。
公募展にも積極的に応募していたそうです。自分は陶芸をやめたら何もなくなる。だから公募展で入賞すればそれは「もう少し陶芸を続けていいよ」という指標だと思い、応募していたんだそうです。
前田昭博 陶芸家 富本憲吉 白磁 磁器
卒業後14年が経った1991年、第十一回日本陶芸展で「優秀作品賞」を受賞され、自分でもすごくビックリしたとおっしゃっていました。自分では「まだまだダメなんだ」と思いながらコツコツ続けてきた陶芸。その頃には一生、陶芸を続けていきたいと思うようになっていたんだそうです。

前田昭博さんは、「これまでの陶歴は自分が陶芸家になるために結果的に一番早道だったような気がしている。数々の失敗の中から『自分のやりかた』を見つけられたんだと思う。(制作にあたり他から刺激を)入れるだけではなく、作家は『出すこと』をしなければいけない。たった一人で続けてきた陶芸の環境は、自分なりの表現を生み出すのには良かったのかもしれない。『いろんな技術を知らないこと』が逆に幸いしているように思う」と、これまでのご自身のお仕事をお話されていました。
前田昭博 陶芸家 富本憲吉 白磁 磁器
講演はその後、ご自身の制作現場の様子のご紹介と、陶芸家・富本憲吉氏のお話が続けられました。「文様から文様を作らず」、クリエイティブ論とも言えるその言葉に込められた深い思いと、前田昭博さんとの共通した思いをわかりやすくお話いただきました。

「話の呼吸」のせいなのか、ひとつひとつがわかり易い丁寧な話ぶりから、轆轤に向かう前田昭博さんの真摯な様子を想像できました。前田昭博さんのお話は、どこをとっても驕ることのない控えめなお人柄が表れていました。やわらかく、やさしい曲線を生み出す「美の技」を持つ人はこうあってほしい、そんな期待を裏切らない前田昭博氏の特別講義でした。

大阪芸術大学ホームページ
大阪芸術大学ブログトップへ

 


2008年10月23日

学園祭実行委員会からのお知らせ(THE SIX)

学園祭実行委員会からのお知らせです。
2008年度大阪芸術大学学園祭『おセンチ何センチ?』では、作品展「Art Museum」に出品してくれる方を募集しています。(出品対象者は、大阪芸術大学の学生である芸術学部生・院生・通信教育生に限らせて頂きます。)作品のジャンルは問いません。絵画・立体・映像なんでもあり。大きさについても特に制限はありません。

また、今回はただ単に展示されるだけではなく、観覧者からの投票も実施します。投票の結果、優秀作品に選ばれた上位3組と審査員特別賞の1組の合計4組には、12月に開催される日本最大級の学生展覧会「THE SIX」への出場権が与えられます。
THE SIX 6
THE SIXとは、全国の美大、芸大の学園祭から選抜された作品が集まる学園祭選抜型展覧会です。詳しくはhttp://www.the-six.jpを御覧ください。)

募集期間は10月24日(金)の放課後まで。自治会棟14号の学園祭実行委員会BOXで受け付けています。作品は過去に制作したもの、又は今現在できていなくても、搬入日である11月1日(土)に間に合えばOKですので、作品制作の相談も含め、ぜひお気軽にお越しください。

大阪芸術大学学生自治会
学園祭実行委員会

作品展企画担当 夏目
連絡先:0721?93?3720(学園祭実行委員会BOX)

大阪芸術大学ホームページ
大阪芸術大学ブログトップへ


2008年10月23日

三菱ケミカルジュニアデザイナーアワード2008

10月21日、三菱ケミカルジュニアデザイナーアワード2008(MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD 2008)の発表がありました。今年3月に工芸学科テキスタイル・染織コースを卒業された加藤真生さんの作品「Enjoyment trick」が見事、「榮久庵憲司賞」(審査員賞)を受賞されました!おめでとうございます!

このアワードは未来の一流デザイナーを目指す学生たちの“卒業制作”を対象としています。言わば卒業制作の日本一を決定するコンペティションです。応募総数202作品、一次審査通過作品は48作品。今年度は「大賞」の該当作品がなく、代わりに佳作が3点選ばれました。その他、三菱化学賞をはじめ、10人の審査員賞あわせて14点の作品に賞が与えられました。
デザイン アワード 2008 三菱 ケミカル ジュニア 打ち掛け 加藤
受賞作「Enjoyment trick」は“「花嫁の打ち掛け”をイメージして制作されました。2007年度卒業制作作品集にも工芸学科の研究室賞として紹介されています。シルクオーガンディーという素材を使いパッチワーク技法で制作されています。たくさんの絹の布片を絹糸で一針一針手仕事で縫い合わせた美しい作品です。韓国伝統の手芸として「ポジャギ」というものがあります。小さな布片を無駄にすることなくつなぎ合わせて作る豊かな色彩のパッチワークのことで、ポジャギで作られる作品のことを日本では「チョガッポ」呼ぶこともあり、福を呼び込む縁起の良いものとされています。この打ち掛けは、そんな「福」も意識してポジャギの技法で作られているんだと思います。

制作意図:
花嫁の打ち掛けをイメージした衣装である。衣装として着用した後は衣桁等にかけてタピストリーにでき、思い出が生活空間を彩れるようにした。透け感があるので軽やかな雰囲気になるだろう。全てを手縫いで行ったのは、大切に育てた子供を想う親心を表現したかったからである。人を幸せにするのは温かい想いだと思う。愛情をこめての手仕事のすばらしさはそこにあり、工芸の生活美の信念だと感じ、それをコンセプトに制作した。

審査員の榮久庵憲司氏は選評のなかで「伝統と現代をつなげて創作した優れた作品です」「今回の作品は何かと暗い世相を明るくします」と評価していただいています。工芸学科・小野山和代先生は担当教官推薦コメントで、「このように地道な手作業で作品制作をおこなう学生は少なくなりつつあるが、手仕事のすばらしさを再確認する素直な作品となった」と語られています。
(文章の一部は「三菱ケミカルジュニアデザイナーアワード」ホームページより引用させていただきました。)

ホームページでは加藤真生さんの受賞コメントもありますので是非ご覧ください。
授賞式は10月31日(金)だそうです。
●三菱ケミカル ジュニアデザイナーアワード2008
MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD 2008 受賞作品展
◇日時:11月6日(木)→9日(日) 11:00-19:00
◇場所:東京国際フォーラム ガラス棟B1Fロビーギャラリー(住所:千代田区丸の内3-5-1)
詳しくは三菱化学ニュースリリースのホームページでご覧ください。
http://www.m-kagaku.co.jp/newsreleases/2008/20081021-1.html

大阪芸術大学ホームページ
大阪芸術大学ブログトップへ