2014年6月17日

放送学科 「制作実習Ⅰ」【ドラマ実習】!

今日は、放送学科の授業をご紹介!

放送学科には、【制作】、【アナウンス】、【広告】、そして【声優】の4つのコースがあります。
今回紹介するのは、制作コース2年生の必須科目(他コースは選択必須科目)「制作実習Ⅰ」です。
この授業では、「オーディオ」、「スタジオ」、「中継」、「ドキュメンタリー」、「ドラマ」の5つの制作実習から、前期と後期それぞれで1つずつ選び、実際に番組の制作を行います。

私がお邪魔させて頂いたのは、その中の「ドラマ実習」です!
放送学科教授で演出家・脚本家の長沖渉先生が熱心に指導されていました。


脚本は、放送学科卒業生の山口美佳さんが担当!
写真家を目指す2人の大学生を描いたお話です。
主役の2人は、プロダクションに所属する女優の方が担当されていました。
こうして外部から役者さんが来てくれることで、撮影現場の空気も一気に引き締まりますね!!

今回の撮影では、放送学科に新しく入った撮影用のレールが使われました!
カメラマンの乗った移動車をレール上で走らせながら撮影します。
手持ちや三脚では出せないダイナミックな撮影を行うことができるんですよ。

撮影の途中で何度も長沖先生の指導が入ります。
長沖先生は、NHK連続テレビ小説「ふたりっ子」などを中心に、多くのドラマを手がけて来られた方です。
プロ仕様の機材に触れ、プロの先生を身近に感じながら実習を行うことができるのは、他ではなかなかないことだと思います!


ここで学んだノウハウを、ぜひこれから進む道で役立ててほしいですね!!

投稿:島田(OUA-TV)


2014年6月16日

ラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」

6月も折り返し地点!
現在、大阪芸術大学は進学説明会ラッシュ!!
各地で進学説明会を行っています。
大阪芸術大学に興味はあるけれど、オープンキャンパスに行くには遠い…という受験生のみなさんは、ぜひチェックしてみてくださいね。

>>進学説明会詳細

さて、今日は大阪芸術大学グループのラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」の放送日です!

パーソナリティは大阪芸術大学副学長の塚本英邦先生。
さらに、本学映像計画学科(現・映像学科)出身の人気映画監督で今年4月から教授として就任された田中光敏先生と、舞台芸術学科出身の演出家で劇団「南河内万歳一座」を率いる内藤裕敬さんが、交替で出演されます。

そして、毎回さまざまなジャンルで活躍する大阪芸大グループ出身の著名な卒業生たちを月替りでゲストに招き、楽しいトークを繰り広げます!!
第一線に名を馳せるクリエイターたちのリアルな声を聴くことができる番組内容となっています!

今日のゲストは先週に引き続き、映像学科の卒業生で映画監督の熊切和嘉さんです!
今回で熊切さんに出演頂くのは最後となります。
芸大卒業から現在に至るまでのお話が繰り広げられます!

熊切さんが卒業制作で撮影された「鬼畜大宴会」という作品は、「ぴあフィルムフェスティバル」で準グランプリ、タオルミナ国際映画祭ではグランプリを受賞するなど各界で大絶賛されました。
この作品が一つのきっかけになり、熊切さんはこれまで11本の劇場公開作品を監督されてきました!

大阪芸大に入ってよかったこと、熊切さんの今後の夢はなどもお話しして頂きました!
みなさん、お聴き逃しなく!

「大阪芸大スカイキャンパス」
6月16日(月)20:30~21:00 オンエア
ラジオ大阪(OBC)1314

投稿:島田(OUA-TV)


2014年6月13日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

6月もあっという間に半ば。
次の日曜日・15日は、「父の日」ですね!
母の日の花と言えばカーネーションが定番ですが、父の日はバラだそうです。
みなさんは、どんな贈り物をしますか?

 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」はOSAKA DESIGN FORUMの話題からお伝えします!
”デザインで大阪を盛り上げたい”という想いから始まり、今年で8回目を迎えるこのイベント。
毎年、企画から運営まで全てデザイン学科の学生たちが行っています。
デザイナーとして活躍する卒業生たちも参加し、大いに盛り上がりました!

 

続いて、大阪芸術大学から生まれた音楽をご紹介する「OUAミュージックライブラリー」のコーナーです。
今回は、今年3月に行われたポピュラー音楽コースの卒業演奏会で演奏された曲の中から、坂下拳斗さんの曲「Eye have you!!」をお届けします。
坂下さんの迫力あるドラム演奏、お聴き逃しなく…!!

 

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜24時40分からサンテレビで放送中!また、奈良テレビ放送、テレビ和歌山でも好評放送中です!
みなさん是非ご覧ください!!

<<オンエア情報>>
6月13日(金)
奈良テレビ放送 21:30から
サンテレビジョン 24:40から
6月14日(土)
テレビ和歌山 22:45から


2014年6月12日

沖田惠夢展(大学院14年度修了) ギャラリーコラージュ 3/25-30

鍛金手法で制作された金属工芸の作品である。
鍋、小間物入れからオブジェにいたる「かわいい」小品が展示し,ギャラリー空間と作品の展示関係もうまく整理されていた。


柿の形の小間物入れの作品は、鍛金という古代ギリシャから伝わるとされる手法により制作されている。
しかしイメージは現在性同時代性の感覚が反映されて、伝統的手法と現代的イメージが交差した作品となっている。
柿形の小物入れをみる。鍛金で形作られた作品の内側には膠で金箔が貼られているが、明らかに鎚で叩かれた痕跡を残している。
一つ一つの痕跡に作り手の息吹を感じる。

外側の面には煮色仕上げという技法により、小豆色に覆われ深い渋みを作りだしている。ヘタに当たるところは暗い腐食色で仕上げられている。
全体にかわいらしさが漂うが、金属から生まれた色が表面を覆うため、物質と色彩の一体感を感じる。

内が金箔で覆われているため、ヘタを持ち上げたときに、外から入った光が金箔に反射し内なる場所を輝かせるように作られ、驚きと神秘性を感じ取るようにある。

キノコの作品は実用的ではなくオブジェとしてある。その作品の表面色彩も、煮色手法により制作されている。着色では生まれない色の深みを感じる。
近年、美術と工芸の領域が曖昧になりつつあるが、やはり双方の素材の歴史は異なり、その歴史の違いが工芸を工芸足らしめていると思えた。

報告 教養課程講師加藤隆明 協力 芸術計画学科研究室


2014年6月10日

りんごから学ぶ 「基礎実習Ⅰ」 続編!

みなさん、4月にこのブログで『りんご』の授業を紹介したことを覚えていらっしゃいますか?
「りんごの授業…?」という方は、こちらの記事をご覧ください。

デザイン学科教授の三木健先生が担当されている「基礎実習Ⅰ」。
この授業では、半年間『りんご』だけを題材にデザインを勉強します。
前回、私が取材させて頂いた時は、りんごの表面を糸で測りその長さを体感しているところでした。
その後、授業はどんな風に展開していったのでしょうか…?

学生たちはこれまで、つまようじを使ってりんごを”点”で表現したり、アルミのワイヤーを”線”として立体造形したり、りんご連想ゲームで発想を豊かにしたり、自らをりんごに見立てたファッションで集まって「りんごパーティー」を開催したりと、とにかく『りんご』に尽くしてきました。


この日は、それらを踏まえて「一本の線で表現する」課題の選考会が行われました。

その課題とは、5枚1組でストーリーが出来上がるカード制作です。
ご覧の通り、どの紙も始点と終点が同じ位置に決まっています。


また、1枚目は必ず『りんご』からスタートし、2枚目以降は自由に連想して一筆書きで描いていきます。

このカードの面白いところは、1組で完結しないところ。
始点と終点が同じだから、どのカードと組み合わせても一筆で繋がります!
他の人の作品と組み替えると思いもよらない物語ができるので、自分にはなかった発想と出会うこともできますね!!

選考の結果、一番多くの票を獲得した学生は、前に立って記念撮影!
投票した人は何故選んだのかを伝え、選ばれた人は制作の意図をプレゼンします。
こうして課題ごとに選考会を開くので、刺激的です!!

しかし、どうして『りんご』を題材にしようと思ったのでしょうか…?
三木先生に伺いました。

『りんご』は世界中のどこにでもあって、誰でも知っているものです。
また、発明や発見と『りんご』はとても関係が深い。ニュートンが万有引力を発見したのもりんご、iPhoneやMacintoshを発明したスティーブ・ジョブズの会社はアップル社。
さまざまな”気付き”に結びつく『りんご』は、デザイン学科に入学して間もない1年生の授業の題材としてぴったりだったんですね!

デザイン学科の授業というとパソコンを使用するものが多いですが、三木先生の「基礎実習Ⅰ」では一切触れません。
実際に自分の手を動かしてアナログで表現する、デザインを学ぶ上でとても大切なことだと思います!

投稿:島田(OUA-TV)