2013年3月14日

大阪芸大メディアキャンパス-開け!アートの扉-

こんにちは!ラジオ大阪(OBC1314)にて毎週木曜日に絶賛放送中の「大阪芸大メディアキャンパス-開け!アートの扉-」にてアシスタントパーソナリティを務めている加藤万梨子です!

だんだんと暖かくなってきたり、初夏か!?と思ってしまうほど暖かくなり過ぎたりと春の訪れが目や肌で感じられる様になりましたね!

同時にこの時期の永遠のライバルでもある花粉も飛び始め、嬉しい半分辛さ半分ですが…。やはり春が近付くと新しいことが始まったり、始めるきっかけになる新年度に向けてわくわくしますよね!ぜひ今日はメディキャンを聴いて新年度に向けて新しいことにチャレンジするきっかけにされてみてはいかがでしょうか!

それでは、今週もメディキャンの聴き所をたっぷりご紹介します!

 

まずは、毎回大阪芸大にゆかりのある豪華なゲストをお迎えして、メインパーソナリティの塚本先生とのトークを繰り広げる「ゲストの扉」からご紹介します!

 

0307inoue3.jpg今日のゲストは先週に引き続き、大阪芸術大学「舞台芸術学科」のご出身で「いま最もチケットが取れない劇団」として一世を風靡する『劇団☆新感線』の演出家でいらっしゃいます、いのうえひでのりさんです!

福岡県ご出身のいのうえさんは、1979年に大阪芸大「舞台芸術学科」に入学されます。その翌年、なんと二回生にして「劇団☆新感線」を旗揚げし、演出のみならず役者としても活躍され、1995年からは演出家に専念しておられます!

「劇団☆新感線」の演出は、ストーリーがわかりやすく、ハードロックやヘビメタを大音量で使用し、ライブコンサート並みの派手な照明を駆使するのが特徴です!特に、歴史や神話をモチーフとした作品は「いのうえ歌舞伎」と呼ばれ、演劇ファンだけでなく音楽ファンも巻き込んで、爆発的な観客動員数を誇っておられます!

0307inoue2.jpg今日は、いのうえさんと同じく大阪芸術大学にて学生時代を過ごしていた「劇団☆新感線」の看板俳優である古田新太さんとの思い出のお話や、いのうえさんが演出家としてプロになったと自覚されたのはいつ頃からかというお話、そして、演出家としてどの様な仕事をされているのかというお話。「劇団☆新感線」の歴史などたっぷりお届けしますよ!

 「劇団☆新感線」のファンの方はもちろんですが、現在学生劇団を立ち上げている学生さん、そして演劇が好きな方は必聴の30分です!

お聴き逃しなく!

お楽しみに!

0307inoue1.jpgさあそして、今日のプレゼント!

今日は大阪芸術大学短期大学部「デザイン美術学科」の「イラストレーションコース」にて教鞭をふるわれる予定の立本倫子先生がイラストをお描きになったオリジナルグッズを3名様にさしあげます!

プレゼントの応募方法は、今日の放送で要チェックです!ぜひGETして下さいね!応募お待ちしております!

 

さあ、今日の放送もラジオ大阪(OBC1314)にて深夜24時から30分、アート情報満載でお送りします!展開が見逃せないラジオドラマ劇場テアトル山田のコーナーももちろんありますので是非聴いて下さいね!


2013年3月13日

春、来ました!

気温の少し低い日もありますが、やわらかい陽が差し、過ごしやすい日が続いています。
かと言って喜んでばかりもいられず、花粉黄砂、近頃ではPM2.5の飛来も懸念されていますね。
私も例に漏れず花粉症患者なので、マスクが必需品なこのごろです。
目と鼻がぐずぐずして、できれば外出は控えて安全な事務室に引きこもっていたいところですが、取材があるのでそうもいきません・・・。
ついこの間も、テレビ事務室の窓ガラス(事務室は一面ガラス張りになっているのです!)を業者さんが綺麗に拭いてくださったところなんですが、この間の黄砂とでまた少し汚れてしまった気がします´х

0313win.jpg車を持っている方も、洗うのが大変だったのではないでしょうか。 


さてそんな中、大芸キャンパスではが開花しています!

0313eda.jpg学生の皆さんはご存知と思いますが、大芸には学生バスが上ってくる芸坂と、駐輪場の方から伸びる通称、裏坂があります。
なだらかな斜面が続くこの裏坂、授業に遅刻しそうになって急いでいるときには本当にもどかしく感じるものですが、余裕のあるときにゆっくり上ってみるといろいろな景色が見えてくるんですよ。
ふもとの方は竹林が広がっていますが、第二食堂の裏のあたりまで来ると桜や梅の木が立っているんです!
まだ桜が咲くには早いのですが、先日カメラ片手に行ってみると、がきれいに開いていましたよ!
は別名、春告草(はるつげぐさ)とも言います。確かに梅の花が咲き始めると、いよいよが来たなという感じがしますよね。
キンモクセイやクチナシのような強いものではありませんが、やわらかい香りが辺りに漂っていました。思わずマスクをはずしてしまったほどです。

0313ume.JPGと違っては咲くのも散るのもゆっくりですが、一番きれいに咲いている今の時期に見に行ってみるといいかも知れませんね。

投稿:山口(OUA-TV)


2013年3月12日

self-portrait(写真・コラージュ・映像による)

芸術計画学科の在校生を中心としたグループ展が行われているので紹介します。本展覧会は大橋勝(映像学科教員)が2012年度に担当した授業課題のうち、セルフポートレイト的性格の作品をセレクトして公開するものです。セルフポートレイト(自画像)とは作者が自らを対象とした肖像であり、美術史においては様々に物語られてきたジャンルです。今回の展覧会では写真や映像などのメディアを駆使したものが多く出品されており、自画像でありながらメディアの他者性に支えられたものになっています。

樫本尚子の作品はデュエマやポケモンカードなどのトレーディングカードを模したデザインで、自らカードのキャラクターに扮しています。

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阪口叶の作品は、ペイントを施した写真を新書判書籍の表紙に貼付けたものです。扉を開けて覗いている動作と、表紙の写真(大阪中心部の風景)が呼応して不思議な印象を作り出しています。

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上瀬留衣の作品『カミセトロピカルイ』は、南国をイメージする写真と自分を組み合わせたコラージュです。エキゾチックでカラフルな図像と掛け軸という形式のギャップが見る人に違和感を与えます。

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日時 2013年2月28日(木)?3月19日(火) 11時より19時まで
   水曜日休み

会場 Peephole Theater、GALLERY流流
   大阪市阿倍野区丸山通1-2-2
   06-6656-8184 http://ru-pe.com/

出品者 石川秀美、樫本尚子、阪口叶、角田航、中村康宏、松原加奈、矢野志音(以上芸術計画学科4回生)、本橋龍太郎(映像学科3回生)、上瀬留衣、芳沢朋美(芸術計画学科卒業生)、大橋勝(映像学科教員)
 

投稿:大橋勝先生(映像学科)


2013年3月11日

幼稚園教育実習!

東日本を襲ったあの大震災から、ちょうど2年。
今日はどの新聞社の朝刊も、一面にこの震災のことが書かれていました。
今も避難所で生活を送る人たちが31万人以上いらっしゃるということ、原発問題のこと、復興支援のこと…
中でも私が印象的だったのは、震災の日に被災地で生まれた子どもたちが無事成長し、今日で2歳を迎えたという記事。
多くの大切な命が失われたあの日、過酷な状況の中で生まれてくれた新しい命は、復興の希望の象徴のように感じました。

芸大でも、総合芸術大学ならではの取り組みで被災地の子どもたちと交流を行ってきました。
今日のブログは、そんな未来ある子どもたちの教育・心のケアなどを日々学ぶ、初等芸術教育学科についての話題です!

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以前も少しだけご紹介しましたが、2月23日(土)から3月8日(金)まで、初等芸術教育学科の次年度4回生見込みの学生21名が芸大附属の各幼稚園で教育実習を行いました。
今までの学科の講義では、保育にふさわしい環境づくりや、言葉の発達と心身の発育、子どもの発する表現を受け止める知識などを学んできました。
また、3回生のこどもふれあい体験実習という授業では、幼稚園や小学校、支援施設などを訪れて子どもたちとふれあったり、芸大キャンパス内でイベントを行ったりもしました。
初めての教育実習で「先生」となった学生たちは、一体どんな経験をし、どんなことを学ぶことができたのでしょうか?


今回は、金剛幼稚園で教育実習を行った小西ななみさん(芸術療法コース)にお話を伺いました!

●教育実習ではどんなことを行いましたか?
主に、園児たちと先生との関わり方を見学し、子どもの月齢・年齢の差や個々の性格によって、どういう風に対応したらよいのかを学びました。
また、朝と帰りに一度ずつピアノを弾いてあげたり、絵本や紙芝居を読んであげたりしました。

●どんなことが勉強になりましたか?
何より先生と子どもとの信頼関係が大切だと思いました。
また、子どもたちは大人の表情やその場の空気を敏感に感じ取り、私たちが思っている以上に色んなことを理解しているのだと感じました。
それらは、座って授業を受けるだけではわからなかったことです。
子どもと実際に関わり、試行錯誤を繰り返すことで少しずつ色んなことを学ぶことができました。

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沢山のことを学んだようですが、何より実習を受ける学生たちが大切にすることは、思いっきり楽しんで子どもたちと遊ぶことだそうです!!
小西さんたちは、今年の6月にも幼稚園教育実習を行います。
今度はもう少し掘り下げた実習を行うそうで、日案(その日の保育をどのように展開するのか、1日の子どもの生活時間を見通して細かく立てる指導案)を考え、子どもたちのリーダーとなって遊ぶみたいです。
少しずつ、先生に近づいているのを感じます。
素敵な幼稚園の先生になって欲しいです!!

投稿:島田(初等芸術教育学科副手)
 


2013年3月9日

横尾和宏展 (美術学科07卒) ギャラリー風

8月23日から9月1日まで、横尾和宏さん (美術学科07卒)の展覧会が、ギャラリー風にて行われていました。 

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ヌラッとした画面とほのかに明るく浮かびあがったイメージから、エロティックな感触が伝わってきます。ほの暗い背景から奇妙な光で浮かびあがるイメージは、肉体の一部を想起させそれを描く筆跡は肉体の表面をなでるようにあります。

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ほの暗い背景とそれより少し明るさを増したイメージ、あるいは背景より暗く同じ暗さに溶け込もうとするイメージがみえます。「地と図」の関係をわずかな明暗で描き分け、また互いの内にもその同質な明暗が同居することにより、画面は僅かながら深みが作られています。その深みは遠近法のように目視で測れるものではなく、手触りの触覚感でそれを感じられるものとなっています。あたかも霧の中を手探りで何かを知覚するように、この絵画は制作されています。

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浮かびあがる肉体らしきものは柔らかな曲線しなやかな曲面で形作られ、背景との接点も曖昧なまま重力も感じず茫洋と浮遊しています。時折みせる赤黒いラインが茫洋とする空間に滲みながらも、画面に釘を刺すようにあり鑑賞者のまなざしを一瞬留めるように存在します。この赤黒い存在は何なのか、まなざしを多様な世界へ導くための徴でもあるような気がします。

深遠であり、また原初の形態に触覚的エロティシズムが感じられる絵画であったと思います。

 

報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室