2012年6月22日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

Still0622_00001.jpg蒸し暑い日が続きます。すでに夏バテになりかけている人もいるのではないでしょうか。
知り合いに、夏場食欲がなくて一週間アイスクリームだけ食べて過ごしていたら体重が3kgも落ちたという人がいました。
痩せるんだ!なんて思って真似しちゃだめですよ?確実に体を壊しちゃいますからね!
かと言って私も夏は苦手な方なので、今年もどう乗り切ろうか考えているところです。
夏バテには温かいお茶を飲むのがいいそうです。
温かい緑茶は汗と一緒に体の中から熱を取り去ってくれるらしいです。なんだか不思議ですね。

Still0622_00000.jpgさて、今週の大阪芸大テレビ最初の話題は、先日6月10日に行われた大阪芸術大学オープンキャンパスの模様からです!
説明会や相談会だけでなく、各学科のイベントや体験が盛りだくさんのオープンキャンパス。
今年は放送学科声優コース2年生の東理紗さんが元気いっぱいリポートしてくれます!
あんなものが作れたり、こんなことが体験できたり・・・きっと芸大のオープンキャンパスに参加したくなると思いますよ!
 

Still0622_00002.jpg続いては大阪芸術大学グループの先生方を紹介する「Teachers」のコーナーです!
このコーナーでは、様々な芸術分野の第一線で活躍する先生方の大学での授業の様子や、アーティストとして活躍されている姿にスポットをあてます。
今回は工芸学科ガラス工芸コース教授の山野宏先生をご紹介します!
みなさんの周りにもガラスで作られたものがたくさんあると思いますが、どんな風に作られているか気になりませんか?
現役のガラス作家である山野先生の作品、たっぷりとご堪能ください!
 

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜12時35分からサンテレビで放送中!
その他の局でも好評放送中です!
皆さん是非ご覧下さい!!

<<オンエア情報>>

6月22日(金)
奈良テレビ放送 21:30から
サンテレビジョン 24:35から

6月23日(土)
テレビ和歌山 23:00から
 


2012年6月20日

歌舞伎鑑賞教室が実施されました!

こんにちは。
今日芸大周辺は雨が降らなかったので、体育館前の芝生広場には学生たちの姿が戻ってきました。
6月の雨の日は過去30年間のデータでみると20日間は雨や曇りの日なんだそうです。
次にいつ晴れるかわからないので、洗濯をするタイミングが難しいですよね。
部屋干しをするときは洗濯し終わったらすぐに干して雑菌の繁殖を防いだり、扇風機などを使って湿気を散らすといいみたいです!
まだまだ不安定な天気が続くと思いますが、いろんな工夫で乗り切りましょう!

さて、本日芸大の芸術劇場にて歌舞伎鑑賞教室が行われました。
芸術文化の振興を目的に青少年の視聴覚情操教育の一環として松竹株式会社さんが主催して昭和51年から行われ、今年で37年目を迎えます。
大阪芸術大学だけでなく、国際交流センターや大阪松竹座などでも行われているんですよ。
みなさんは実際に歌舞伎を鑑賞したことがありますか?
私は学生時代、この歌舞伎鑑賞教室で初めて見て圧倒されたのを覚えています。
今日参加していた学生たちも初めて見る人という人がたくさんいました!

kabuki000.jpg今回の演目は『俊寛』。
平清盛の全盛期。島流しの大罪を科せられた者が流されてくる都から遠く離れた南海の孤島、鬼界ヶ島が舞台です。
最初に『歌舞伎へのご案内』として歌舞伎を全く知らない方でも楽しんで見られるように
歴史や見所、音楽などをわかりやすく解説していただきました。
実際に学生たちもステージ上で劇中で使う楽器を演奏したり、「見得」を切る体験をしたりと、ただ見るだけでなく感じる学習、とても楽しそうでした。

kabuki001.jpg「これはうちわにビーズをつけただけなので簡単に作ることができますよ」
と鳴物の方が雨音を鳴らす楽器を見せてくださいました。
伝統芸術に使う道具がそんなに簡単にできるはずがないでしょ!と思ったのですが
江戸時代からあるもので、昔はビーズじゃなくて小豆などを使って作られていたのだとか。
400年以上も続く日本の伝統文化に身近に触れることができて、学生たちもとても貴重な体験になったのではないでしょうか。

この模様は後日『大阪芸大テレビ』でお伝えしますのでお楽しみに!


2012年6月19日

朗読の日

みなさんこんにちは!
台風4号が近づいているみたいですね。
朝家を出たときには雨が降っていなかったので油断して傘を持ってこなかったのですが、
学校についた途端後悔しました・・・!朝のニュースはチェックすべきでした。
芸大は暴風警報が出たら休校になりますが、遠くから通っている学生さんは特に帰り道などに気をつけてくださいね!

DSC_2034.JPGさて、今日6月19日は「朗読の日」なんだそうです!
これはろう69)の組み合わせで日本朗読文化協会が定めたもの。
みなさん、朗読ってしたことがありますか?
この本を声に出して読みたいとか、この本を誰かに聞かせてあげたいとか、そういう素敵な思いから自然に「誰かに伝わる」朗読になるものだと思います。
芸大ではアナウンス系や表現系で朗読を取り入れた授業があるんですよ。
一人で読んだり、みんなで一緒に読んだり、掛け合いをしたり・・・。
先生や他の学生の前で読むのは一人で練習するより緊張もするしワクワクもしますよね。

雨で憂鬱な季節ですが、好きな本を片手に誰かと朗読に興じてみるのもいいかも知れません。


2012年6月18日

「漂」展

hyoten004.jpg芸術計画学科の卒業生を中心としたグループ展が開催されたので紹介します。
2012年6月3日(日)から6月17日(日)まで、大阪市阿倍野区の「ギャラリー流流」にて「漂」展が開催されました。この展覧会は「漂」という語/文字から、各自が自由に解釈したり連想した表現(作品)を持ち寄るもので、出品者の考え方や個性が伺える内容になっています。参加者は上瀬留衣(芸術計画学科卒)、小西悠加(美術学科卒)、高木詩真子(同)、高野虫(芸術計画学科卒)、西村卓也(同)、ふじもとひとみ(文芸学科卒)、若狭倫一(芸術計画学科卒)、大橋勝(映像学科教員)の8名です。

上瀬留衣の作品『提案』は、ギャラリーの天井から生えたように垂れ下がったウェディングドレスと海面のような写真のコラージュの組み合わせです。まるで投身自殺を行った花嫁が今まさに水中に突き刺さる瞬間を、天地逆さまにしたようでもあります。これは上瀬が先月に「GALLERY wks.」で展示したインスタレーション作品『提案』(2012年5月21日の記事)の一部を抜き出して再構成したもので、抜け殻である身体=自分自身を捧げる(投げうつ)行為でもあります。

 

hyoten003.jpg小西悠加は絵画作品を出品しています。単純な輪郭線と色面でマンションやアパートのようなビル群が描かれています。アンテナや高圧電線などに見えるものもあり、都市の風景であることは確かですが、遠近法がくるっていて幾何学的な抽象画にも見えてきます。カラフルな彩色が施されていますが、岩絵の具が用いられているせいか、不思議に落ち着いた印象になっています。

 

hyoten002.jpg高木詩真子の作品『放浪』はパネルの上にコラージュされた写真です。写真の詳細はわかりませんが、どこか異国の地を思わせる街角のベンチに女性が腰掛けており、カメラのほうにうつろな視線を向けています。ラフな服装と大きめのバッグから、この女性が旅行者であることが想像されます。傾いたスナップ的な構図と、色あせて退色したような写真の色合いが寄辺ないイメージを醸し出しています。

 

hyoten001.jpg高野虫はドローイング&ペインティングされた平面と半立体の組み合わせです。微細で奇妙、グロテスクと繊細さを往復する不思議で精緻なイメージが描かれています。破損した鉢植えの底敷にはフジツボのようなものが付着しています。いずれも打ち捨てられたものの寂しげな様子と、図太い生命力のようなものを感じさせる作品です。

 
hyoten005.jpgふじもとひとみの作品は縦長フォーマットの写真4点組です。地面や壁などのいずれも平面的な対象の表面を、サイズや天地のわからない状態で切り取っています。被写体の平面性と写真の平面性が呼応して、表面そのものがそこに存在しているかのような奇妙なイメージの写真です。

 

hyoten000.jpg若狭倫一はステンシルを用い、下塗りをしたキャンバスに図像を吹き付けで描いています。この手法はキャンパスにシルクスクリーン・プリントで既存のイメージをコンバインしたロバート・ラウシェンバーグ(ネオダダ)やアンディ・ウォーホルのポップアートを想起させます。また若狭は一貫して、モチーフとして映画『スターウォーズ』シリーズやアメリカンコミックのキャラクターを用いており、そこにはサブカルチャー的な趣味が存在しています。さらにグラフィティ的身振りが連想させる、ストリートカルチャーへの親和も含まれているようです。今回はアメリカンコミックのスーパーヒロイン「ワンダーウーマン」を扱っています。

 

上記以外にも西村卓也(ギャラリー運営および展覧会企画者)の映像作品と大橋勝の平面作品も出品されました。

展覧会名:「漂」展
会場:ギャラリー流流
会期:2012年6月3日〜6月17日 午前11時から午後7時まで 水曜日休み

大阪市阿倍野区丸山通1-2-2?
電話:06-6656-8184?
地下鉄谷町線あべの駅より徒歩8分?地下鉄御堂筋線/JR天王寺駅、近鉄あべの橋駅より徒歩13分
ギャラリーHP http://ru-pe.com
アクセス http://ru-pe.com/www/pages/g-ac.htm
 


2012年6月15日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

0615tv000.jpgこんにちは!
先日「梅雨」について調べていたら、「麦秋(ばくしゅう)」という言葉が出て来ました。
みなさん、麦秋ってご存知ですか?
麦秋は、麦の穂が実って収穫期を迎えた初夏の頃のことを言うそうです。
二十四節季の「小満」の末候にあたり、今の暦でいうと5月の終わりから6月の始め。
麦を栽培しているところではそろそろ収穫が終わった頃ではないでしょうか?
梅雨で雨が多くなり、気温が上がると品質が落ちてしまうので収穫の時期が難しいのだとか。
麦にとっての「収穫の秋」だから名付けられたそうですが、初夏なのに「秋」、なんだか面白いですね。

0615tv002.jpgさて、今週の大阪芸大テレビは大阪芸術大学博物館で行われた所蔵品展の話題からです!
所蔵品展「スイス派と大阪芸術大学―構成的グラフィックデザインによる版画―」が5月21日から6月10日まで行われました。
第2次世界大戦中、西欧各国の前衛芸術家たちは戦火や弾圧を逃れてスイスに集まり、スイスには戦前からの芸術思想が損なわれることなく持続されていました。
スイス派の代表的な作家のひとりであるヨゼフ・ミューラー=ブロックマンは、1960年代から大阪芸術大学の客員教授として教鞭をとり、本学は彼を通じてスイス派の構成的な作品約200点を収集しました。
貴重なコレクションをご覧下さい!

0615tv001.jpg続いては、大阪芸術大学から生まれた音楽を紹介する、「OUAミュージックライブラリー」のコーナー。
このコーナーでは、学生たちが制作したオリジナル曲を、ライブステージの模様で紹介します!
今回は、今年3月に行われたポピュラー音楽コースの卒業公演の中から、野口暖さんの『ラストソング』をお届けします!
しっとりとして、ちょっと切なくなるような素敵な曲です。是非聞いてみて下さい!

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜12時35分からサンテレビで放送中!
その他の局でも好評放送中です!
皆さん是非ご覧下さい!!

<<オンエア情報>>

6月15日(金)
奈良テレビ放送 21:30から
サンテレビジョン 24:35から

6月16日(土)
テレビ和歌山 22:45から