2012年6月20日

歌舞伎鑑賞教室が実施されました!

こんにちは。
今日芸大周辺は雨が降らなかったので、体育館前の芝生広場には学生たちの姿が戻ってきました。
6月の雨の日は過去30年間のデータでみると20日間は雨や曇りの日なんだそうです。
次にいつ晴れるかわからないので、洗濯をするタイミングが難しいですよね。
部屋干しをするときは洗濯し終わったらすぐに干して雑菌の繁殖を防いだり、扇風機などを使って湿気を散らすといいみたいです!
まだまだ不安定な天気が続くと思いますが、いろんな工夫で乗り切りましょう!

さて、本日芸大の芸術劇場にて歌舞伎鑑賞教室が行われました。
芸術文化の振興を目的に青少年の視聴覚情操教育の一環として松竹株式会社さんが主催して昭和51年から行われ、今年で37年目を迎えます。
大阪芸術大学だけでなく、国際交流センターや大阪松竹座などでも行われているんですよ。
みなさんは実際に歌舞伎を鑑賞したことがありますか?
私は学生時代、この歌舞伎鑑賞教室で初めて見て圧倒されたのを覚えています。
今日参加していた学生たちも初めて見る人という人がたくさんいました!

kabuki000.jpg今回の演目は『俊寛』。
平清盛の全盛期。島流しの大罪を科せられた者が流されてくる都から遠く離れた南海の孤島、鬼界ヶ島が舞台です。
最初に『歌舞伎へのご案内』として歌舞伎を全く知らない方でも楽しんで見られるように
歴史や見所、音楽などをわかりやすく解説していただきました。
実際に学生たちもステージ上で劇中で使う楽器を演奏したり、「見得」を切る体験をしたりと、ただ見るだけでなく感じる学習、とても楽しそうでした。

kabuki001.jpg「これはうちわにビーズをつけただけなので簡単に作ることができますよ」
と鳴物の方が雨音を鳴らす楽器を見せてくださいました。
伝統芸術に使う道具がそんなに簡単にできるはずがないでしょ!と思ったのですが
江戸時代からあるもので、昔はビーズじゃなくて小豆などを使って作られていたのだとか。
400年以上も続く日本の伝統文化に身近に触れることができて、学生たちもとても貴重な体験になったのではないでしょうか。

この模様は後日『大阪芸大テレビ』でお伝えしますのでお楽しみに!