みなさんこんにちは、ゲイブルです!!今日は図書館から投稿ブログを頂きました!!
かつてスピルバーグの映画『E.T』で、少年とE.T.(イーティー)が互いの人差し指の先をつけて心を通わせるシーンに、多くの人が感動を覚えました。映画をご存知でない方のために説明しますが、主人公のE.Tはダークな色調のボディとS極とN極のように離れ目を持つ、リアルでグロテスクな風貌をした地球外生命体です。今人気のひこにゃんのような”ゆるカワイイ”キャラクターとはお世辞にも言えません。おまけに、地球人との会話ができないE.T。しかし、少年エリオットとの交流によって人間的な感情が表れ、ジェスチャーや簡単な身体の動きで人間とコミュニケーションができるようになっていきます。そしてついには、二人の間に固い絆が生まれたのでした。 映画で製作されたE.Tは特殊なフィギュアでしたが、ロボットと人間においてもE.Tと少年のようなこころのつながりがもてるように、今、様々な分野でロボットの研究開発が進んでいます。人間の生活機能をサポートするためのロボットはもちろん、演劇などエンタテーメントの世界でもロボットが登場して、癒しやストレスケアをするパートナー的な役割を担うロボットに、人々の期待は高まっています。 未来を創造する夢のロボット。わたしたちの未来とロボットがどうかかわっていくか。ロボットを通して探ろうとするクリエーター達がわが大阪芸術大学にいました!本学デザイン学科の学生達が中心になって立ち上げたロボット研究会。昨年は日本科学未来館で開催された「ドラえもんの科学みらい展」で,「未来のともだち」をテーマに制作した未来系ロボットを出展し、子どもたちに創造する力や発想のヒントを与えました。 この時出展した9体のロボットを本学の図書館内に展示し, 個性豊かな未来系ロボットのデザインを「友達ロボット展」と題して紹介しています。作品展は昨年11月から始まり、それから毎日、自由な発想でデザインされたロボットたちが、図書館に来る学生たちをやさしく迎えています。
ダウンライトの柔らかな光に照らされて、和やかな表情を見せるロボット。フレンドリーなロボットたちが醸し出す空気は、集まった人を温かく包みます。そんな空気感が、頭も身体もリラックスさせるのでしょうか。課題や論文で煮詰まっていたのが、ふうっと和らいだ感じ。と言ってくれた学生がいました。
写真でもおわかり頂けると思いますが、ロボットと聞けば、まず機能性が重視された業務用ロボットを思い浮かべる方が多いと思います。役立つけれど、どこか冷たい。無機質なイメージですよね。ともだちロボットには、そんなイメージを拭い去るような親和性があります。未知の扉を開ける時のドキドキ感やワクワクした気持ちが湧き、アートを生み出すエネルギーの素をくれた気がします。自分も人の気持ちを和ませるロボットや、快適な環境をつくるロボットを作ってみたいと意欲をかき立てられた人もいて、ロボット研究会の活動内容を紹介したパネルを熱心に見ていました。
開催初日から、学生たちの間で評判になり、日を追うごとに見に来る人が増えました。
ともだちロボットはあなたに語ります。
ロボットの技術者でなくても…未来をデザインする感性とコミュケーション力そして自由な発想があればできる!!
←ロボットと友達になっちゃってます!
ロボットたちはそれぞれエピソードを持っています。一つ一つのエピソードに、学生のロボットデザインに懸ける熱い思いが込められ、こんな素敵なパンフレットになりました。
凍てつくような寒さにも動じない若きクリエーターたちの夢が、閲覧室いっぱいにあふれています。どうぞ皆さん、9つのエピソードを訪ねてみませんか。書架の近くで、のびのびと未来への夢を体現しているロボットに会いに来て下さい。
ロボット研究会のメンバーの一人、デザイン学科3回生の徳尾野 仁さんに研究会の今後の抱負を聞きました。 「私たちロボット研究会はロボットや家電・未来のプロダクトに興味のある学生が集まり活動しています。プロダクトデザインコースの中川志信准教授にご指導頂きながら、新しいロボットをデザインし、これまでロボットの遠隔操作をするコントローラースーツや、岐阜県の博物館を案内する岐阜ロボットなどのロボットをデザインしてきました。 そして今回、大学図書館で展示させて頂いている「友達ロボット展」は、昨年6月に東京の日本科学未来館から22世紀の未来に誕生したドラえもんのような友達ロボットを提案して欲しいとの依頼を受け、『ドラえもんの科学みらい展』で、未来に必要になるであろうロボットを9体提案したものです。22世紀の未来は科学技術の進歩などから失われてきた人間性をもう一度回帰させるためのロボット提案です。 これからの未来はどんどん発達していき家電もロボット化が進んでいきます。私たちはそんなロボット
2011年2月2日
みなさんこんにちは、ゲイブルです!今日は投稿ブログを紹介します!!
才木寛之さん(デザイン学科96卒)の個展が1月24日から29日まで行われていました。
画廊はホワイトキューブ空間として機能しています。それは作家にも観者にもそのように捉えられ理解されています。ですから作家は展示空間を自らのイメージした空間にと考え展示構成に努力します。前回の同じ場所での川島慶樹さんの作品は植物のイメージでありカラフルな色彩を纏っていたため、動的で生命力にあふれた空間になっていました。今回の才木さんの作品は静謐な雰囲気のため、それを感じ取るような作品の展示になっていました。
才木さんの作品は壁からレリーフ的状態にあり表面を革が覆っていました。作品は緩やかな曲面で仕上がっており、その革表面の深く落ち込む所が線として捉えられ、私達にあるイメージを与えてくれます。
現代アートの制作素材に関しては、木、鉄、樹脂など自然のものから人工の素材まで多種多様にあります。しかし、私にはその部類と同じ位置に革を置くことはできません。木や鉄、樹脂などは「他者」であり人間のイメージなどを投影することができる素材であると思います。しかし革はそれが動物のものであっても私達人間と同じ世界のものです。革の作品は、イメージを促してくれたとしても、イメージより先に素材の力に引き戻されます。素材の力とは「ダイレクトな死」です。鑑者は作品の内容より先に、素材により嫌悪感をおこし観ることを拒否する人もいます。ファッションなら、動物毛皮を着ても死をまとっているのに気がつかせず、別なフェティッシュな価値を見出すように仕向けられています。また、工芸の展覧会であるならそのコンテクストで作品の見方を行えばよいので、このような素材に関する反応は少ないと思います。これはやはり現代アートギャラリーで展示することにより生まれてくる新たな作品へのパイプではないでしょうか。
作品は、具体的風景や様子を単純化、選び抜いた線の配置により洗練されたイメージを作り出しています。また、革のもつ感触が柔らかな曲面のためエロチックな表情にもなっています。
立体作品の方は、レリーフ作品にはない奇妙な面白さがあります。立体に掘り込んだ線に見えるイメージから、球面を辿るように視線を動かし、視界から外れたイメージとともに体験するという立体特有の鑑賞になることです。
革という素材は工芸のコンテクストで考えられますが、ファインアートではあまりありません。そのため、現代アートギャラリーを中心としている観者にはこのような作品の体験は少ないと思います。ですから才木さんは、作品制作の道具をギャラリーにそれとなく展示しているのもそのためだと思います。
報告 加藤隆明 芸術計画学科講師
|
2010年12月27日
音楽学科4回生の小山直人(オヤマナオト)です。普段はベースを弾いて活動している僕ですが、今回はライブイベントを企画してみました。題名に書いてある通りイベント名は「くろすろーど Vol.1-Acoustic-」。イベントのテーマは[Acoustic]です。僕が今までベーシストとしてライブやレコーディングのサポートで関わったアコースティック系アーティストたちを集めました。ライブハウス内装の壁面にはデザイン学科4回生の石原愛(イシハラアイ)が作品を展示してくれます。ステッカーデザインにも協力してもらいました。愛ちゃん以外にも大阪芸大で出会った仲間や、高校時代の友人、僕と関わったいろいろな人が多数このイベントに協力してくれています。僕が作詞・作曲に関わった曲を歌ってもらったり、オムニバスCDを作ったりと今回は普段あまりしない事がいくつかあって不安もありましたが協力してくれる皆のおかげもありとても良いイベントになりそうです!
詳細はこちら 2011年1月6日(木)小山直人企画LIVE 「くろすろーど Vol.1 -Acoustic-」
場所 :心斎橋Club☆Jungle(http://www.clubjungle.jp/) チケット:前売り1500円(ドリンク別)、当日2000円(ドリンク別) オープン 18:20 スタート 19:00 演者:ゆうみ*ともみ from 東京⇒Myspace「http://www.myspace.com/1004559522」 1001(イチマルマルイチ)⇒Myspace「http://www.myspace.com/1001ichimarumaruichi」 小山直人⇒Blog「http://ameblo.jp/naoto-oyama/」 たにぐちあや⇒Blog「http://ameblo.jp/aya-x8/」、Hp「http://oaoyoao.web.fc2.com」
|
2010年12月13日
皆さんこんにちは、ゲイブルちゃんです!寒い寒いと言いつつも、昼間太陽が顔をのぞかせている間はぽかぽかあったか。 芸大の芝生はお昼寝にピッタリ!芸ちゃん大ちゃんを連れてお散歩にでかけようかしら・・・なんて考えていたところ、何やらOUA-TV前の芝生で怪しげな行動をとっている学生を発見!!さっそくカメラ片手に取材取材・・・!!
デザイン学科の学生たちが実習の真っ最中でした!!デザイン学科なのにカメラ??と思ったのですが、デザイン学科にも写真を使った授業があるそう。今は、アートディレクター、フォトグラファー、モデル、デザイナー、4つの役割に分かれてローテーションしながら学習しているそうです。撮影した写真で、最終的にポスターを作るという課題。 たくさんのぬいぐるみを抱えて笑顔でにっこり!!なんのポスターかな?洋服?おかし?何かのイベント??
実は、なんのポスターにするかは決まっていないんだそう。商品や宣伝したいものからイメージを膨らませるのではなく、出来上がった写真やデザインを見て、何を宣伝するのか決めるんだそうです。さすがデザイン学科、デザインを中心に考えられている授業ですね!! 私ゲイブルは放送学科卒なんですが、放送学科の広告コースでは全く逆の授業でした!!同じ広告をつくる授業といっても、学科によってとらえ方や学習の仕方が全く異なるんですね!!おもしろい!!
大阪芸術大学は、教室で座って講義を受けるだけではなく、このように外へ飛び出し、キャンパス全体を使って行う実習授業が多いのが特徴です!頭で考えるだけでなく、自ら動いて身体にたたき込む!社会に通用する芸術人を目指して、芸大生たちは今日も奮闘中です!
今回はデザイン学科の学生にいろいろと教えてもらったわけですが、私の学科にはこんな面白い授業がある!!という方、是非ぜひ、OUA-TVのゲイブルまで情報をお寄せ下さいね!!
|
2010年11月1日
9月19日(日)・20日(月・祝)には、大阪芸術大学 キャンパス見学会2010第3回、第4回が開催されました。 今日は、キャンパス見学会での学生と卒業生の活躍ぶりをご紹介させていただきます。
芸術情報センター1階展示ホールでは、7月18日、19日の第1回,2回に引き続き、個別相談会と同時に今や芸大広報の顔!?とも言うべきZAnPonさんのイラストの原画や携わられた作品などを展示したZAnPon Exhibitionが開催されました。そして、なんと作品展示だけではなく、卒業生であるZAnPonさんが4日間とも会場に来てくださって、実際にその場で、作品の制作も行ってくださいました!お友達も多く、後輩思いの明るく優しいお人柄で、高校生の皆さんや保護者の方々とも気さくに会話をされていました。学生時代から作家活動を行っていたというお話もされていました。
話をしながら無造作に描かれているように見えますが、まるで機械で描かれたかのような美しい放物線が続々と描かれていきます。彩色の作業は、今回残念ながら見られませんでしたが、色鉛筆を研ぎ澄まし、薄く塗り重ねていく手法はZAnPonさんならではです。きっと間近で展示作品を見ても色鉛筆とは思わなかった方もおられるのではないでしょうか。今回のオリジナルグッズである3種類のZAnPonさんTシャツも大人気でした。そのTシャツにも気軽にサインをしてくださるので行列ができたり、とても盛り上がっていました。ZAnPonさん、本当にありがとうございました!!
そして、個別相談コーナーの展示を行ってくれたのは、Art Project(キャンパス見学会学生企画)の25名の学生たちです。 2007年から始まったキャンパス見学会での学生企画のプロジェクトは、今や伝説となった「展-TEN」の代表 中谷吉英さん(本学大学院芸術研究科芸術制作専攻デザイン領域 2009年修了)が、4年生の12月に「キャンパス見学会で配布されるT-シャツは誰が制作しているのですか?」という素朴な疑問を入試課の職員に尋ねたことから始まりました。
2007年, 2008年の2年間はGOODS DESIGN PROJECT=G.D.P.と称して、中谷吉英さんを中心にコンペ形式で広く学生にデザインを募集し、Tシャツやクリアファイルを作成しました。続く2009年には、それまでスタッフとして参加していた田原拓真さん(本学デザイン学科2010年卒業)と前原緒璃艶さん(本学芸術計画学科2010年卒業)が中心となってタンブラーのデザインコンペを行い、評判を呼びました。そして、2010年の今年は、デザイン学科3年生の鎌田愛さんを中心に学科や学年を越えた25名の学生たちが展示にもアイデアを駆使し、とても見やすくきれいな会場を演出してくれました!
色々な学科や学年が入り交じった学生スタッフ同士のつながりが深まるようにとネームプレートにはそれぞれの愛称が書かれていました。そのおしゃれなデザインは、田中晋弥さん(デザイン学科2年生)です。学生企画がずっと続くようにと願いながら卒業して行った中谷吉英さんと田原拓真さんは、第1回,第2回にそれぞれ東京と京都からわざわざ駆けつけてくださいました。鎌田愛さんは、「1年生の時に『展-TEN-』の活動やG.D.P. そして、ZAnPon さんが在校生とのコラボで展覧会に参加してくださった「TEXAHEDRON(テキサヘドロン)」を観て触発されていたので、今回そのご本人たちに実際にお会いできて、とても感動しました。」と話してくれました。
中谷吉英さんと田原拓真さんもキャンパス見学会での学生企画がすごく良い形で続いていることをとても喜んでくださいました!そして、来年もデザイン学科2年生のメンバーを中心に頑張ってくれるそうです。2010年からは、G.D.P.(グッズデザイン学生企画)から、Art Project(キャンパス見学会学生企画)という新たなカタチで、「学生企画」のバトンはしっかり受け継がれていきます!!在校生の皆さんはもとより、今回のキャンパス見学会をご覧いただいた高校生の皆さんの中から来年Art Project(キャンパス見学会学生企画)に参加してくださる方が生まれたら、それはとても素敵なことですよね。ぜひ、ぜひ、お待ちしています!!!
写真:杉山寛高さん(本学写真学科2年生)LIBRARY DESIGN LAB.
|
|
|