2018年6月11日

産学連携・トラックにラッピングデザイン

大阪芸術大学のある南河内・太子町の株式会社ジェイネクストロジスティクス様と、平成28年4月より産学連携事業を行っています。
取り組み内容は、会社所有のトラックに本学学生がラッピングデザインを施すというものです。
デザイン学科3年生「デザインプロジェクト」(担当:森 和弘先生・非常勤講師)の授業の一環として、産学連携事業に取り組んでいます。平成28年9月に1台目のラッピング車が完成しましたが、このたび2台目が完成し表彰式とお披露目を行いました。
表彰式は、5月11日(金)に株式会社ジェイネクストロジスティクス様の本社で行われ、最優秀賞の辻 佳代子さん、優秀賞の浅井みれいさん、高松比奈さんと、指導された森先生が出席しました。受賞した3名は、緊張した表情で代表取締役の山田純司様より表彰状を受け取っていました。
最優秀賞の辻さんの作品が採用されて、トラックにデザインされています。
辻さんに作品コンセプトを尋ねると、「暮らしを創る運送」をテーマに描いたと言っておられました。
また、当日は晴天に恵まれ、社屋前に止められたトラックをバックにしてお披露目も行われて記念撮影を行いました。
本学学生がデザインしたトラックを、全国各地でたくさんの方に見てもらい、南河内と大阪芸術大学を知ってもらえれば幸せです。
引き続き、この産学連携事業に取り組んでいますので、3台目の完成が楽しみです。


↑ラッピングしたトラックをバックに記念撮影


↑右面と左面ではデザインが異なっています


↑最優秀賞・辻 佳代子さんと代表取締役・山田純司様で記念撮影

 

(報告者 就職課 川村良広)


2018年6月8日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

「大阪芸大テレビ」に、新コーナーができました。
その名も「Syllabus(シラバス)」!

シラバスとは、各科目の授業計画の大要で、授業の名前や担当する教員の名前、講義・実習の目的、各回の授業内容などが示されたもののこと。
学生が、どの科目を履修するのか決める際に参考にする資料です。

新コーナーは、言わば”映像版シラバス”!
大阪芸術大学で行われている実際の授業に焦点を当て、どんな先生がいるのか、どんな授業が行われているのか、大学の空気感や各学科の生の様子を、よりリアルに感じていただくことを目的に誕生しました。

 

私は一足早く映像を見せてもらったのですが、驚くほどお洒落な出来になっています!
撮影スタッフのこだわりが詰まっているのが伺えますよ。笑
みなさん、ぜひご覧くださいね。

 

今週の「大阪芸大テレビ」は…?
<オープニングトーク>100円朝定食で「タケノコご飯」提供
<NEWS>「世界をつなぐ マンガデザイン展in大阪
<NEWS>「大阪芸術大学フェス2018 第4回 ラノベ祭り!
<Syllabus>写真学科「写真制作Ⅰ

 

<<オンエア情報>>

2018年6月9日(土)
奈良テレビ    18:15~18:30
テレビ和歌山   22:30~22:45

2018年6月10日(日)
サンテレビジョン 22:30~22:45

 

投稿:島田(学生課)


2018年6月7日

茂本ヒデキチ先生 特別授業

昨日 6月6日は、二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」でした。
「芒」は、稲や麦などイネ科の植物の先端にある棘状になった突起のこと。
そして「芒種」は”稲や麦などの穀物の種を撒く”という意味で、梅雨に入る頃と言われています。
近畿地方ではちょうど昨日、梅雨入りが発表されましたね。
これまでの初夏らしさとは一変して、これから蒸し暑さを感じるようになりそうです。
 

さて、春に授業がスタートして、早2ヶ月。
このブログでは、今年度からの新しい授業や、新任の先生方を紹介してきましたが、まだまだお伝えしたい授業がありますよ!

今日は、デザイン学科の茂本ヒデキチ先生の授業にお邪魔してきました! 

茂本先生は本学デザイン学科卒業生で、墨によるドローイングを得意とされ、既存の墨絵では描かれなかったモチーフをスピード感あるタッチで表現。
ユニバーサルスタジオジャパンの「USJクールジャパン2017」キャンペーンポスタービジュアルを担当された時には、シン・ゴジラやエヴァンゲリオンなどを迫力ある墨絵で表現されていたのが印象的でした。
この他にも、雑誌「TARZAN」の表紙イラストや、「東京2020」に向けたオリンピック・パラリンピックの競技を描いたイラストなど、さまざまな墨絵を手がけられています。
昨年度は、本学のオープンキャンパスでライブペイントを披露してくださったり、スカイキャンパスでは展覧会も開かれました。
そして、今年度よりデザイン学科客員教授に就任!!
墨絵を通して、学生たちにイラストレーションの表現について教えてくださいます。

 

今日は、茂本先生にとっての初回授業。
午前中は特別講演会が開かれ、講義形式で茂本先生のお仕事について紹介されました。

 

そして午後には、デザイン学科イラストレーションコース2年生を対象にワークショップを開催!
学生たちは、茂本先生指導のもと、人間の肉体をモチーフにして、墨絵に挑戦しました。

 

最初は恐る恐る筆を動かしていた学生たちですが、茂本先生からコツを教わると、何枚も完成させていきました。
大胆に力強い筆遣いをする学生もいれば、先端の毛を使って繊細な表現に挑む学生も!
墨は個性が出やすい画材なので、同じ紙、同じ筆を使っていても、描いた人によって全く違った表情を見せるのが面白いですね。

茂本先生は、そんな学生たちの作品1つひとつにアドバイスされました。

学生から「墨絵でミスをした時どうされますか?」という質問が飛び出すと、
「ライブペイントをする時は、間違えて描いたところは影にしたりして誤魔化しています。でも、仕事で依頼されたイラストを描く時は、少しでも気に入らないと描き直します。」とのこと。
茂本先生のイラストは一度筆を下ろすと1枚5分くらいで描き上げてしまうそうですが、納得がいくまで100枚でも描き直すのだとか。
そうしてじっくり時間をかけて、あの魅力的なイラストが完成するんですね。
ただし、気に入らない箇所があっても途中で絵を放棄はせず、必ず1枚描き上げてから次の紙に移るのだそうですよ。
 
 

今後も、モチーフを変えて墨絵のワークショップを予定されているほか、学内でライブペイントも実施したいと話してくださった茂本先生。
これからの授業展開にも、注目です♪

 

投稿:島田(学生課)


2018年6月5日

OUA-TV実習スタート!!

今日は、放送学科制作コースの授業をご紹介します。
制作コースでは、放送業界で通用する即戦力を身につけるため、テレビやラジオの番組づくりを学びます。

2年生の「制作実習Ⅰ」では、「ラジオ」「ドラマ」「ドキュメンタリー」「スタジオ」「中継」の実習から、前期で1つ・後期で1つを選び、制作に挑戦。
そして3年生の「制作実習Ⅱ」では、「ラジオ」「ドラマ」「ドキュメンタリー」「スタジオ」、そして今年度からスタートした「OUA-TV」の5つから1つ選択し、1年間かけて、より専門的な実習に取り組みます。
 

私が先日お邪魔したのは、新しくスタートした「OUA-TV実習」!

この実習では、大阪芸術大学テレビ事務室OUA-TV)で制作しているアート情報番組「大阪芸大テレビ」のコンテンツを企画・撮影・編集します。
「大阪芸大テレビ」は現在、奈良テレビ放送、サンテレビジョン、テレビ和歌山でオンエア中。
地上波での放送基準を満たした作品制作に挑みます!


この日は、授業を担当されている放送学科講師の井口俊宏先生に加わり、テレビ事務室でカメラマン等の業務に就かれている北條宏哉さんが特別指導!
北條さんは、大手テレビ技術プロダクションにおいて、スポーツやイベント中継、報道、バラエティー、ドキュメンタリーなどのENG(※)を担務。
2016年よりフリーランスとなり、テレビ番組撮影からVP制作まで幅広く活躍されています!
※ENG(Electronic News Gathering)は、直訳すると「電子的ニュース取材」という意味になりますが、一般には持ち運べるカメラでの取材体制のことを表します。


今回は、「1つの場所でカットを稼ぐ」「1つの被写体でカットを稼ぐ」というテーマで、北條さんが実際に撮られた番組の映像を見ながら、撮影のノウハウが伝えられました!


大学の課題は時間をかけて取材しても問題ありませんが、プロで現場に出ると取材時間が決められていることが少なくありません。
限られた時間の中でたくさんカットを稼ぐには、やみくもにあちこち動き回るより、1つの被写体を色んなサイズアングルカメラワークで撮影したり、1つの場所から撮れるカットをたくさん見つけ出すのが効率的なんだそうです。
ただし、単に数を稼げばいいという訳ではなく、映像で伝えたい企画に合った、編集で使えるカットでなければ意味がありません。(んん~難しい!!)

時間に追われる中で、何に重みを置くのか、その「重みづけ」がENGの撮影ではとても重要なんです。
「例えばカフェの紹介なら、お店の外観が10カットあるより、美味しいスイーツが10カットあった方が、その魅力を伝えることができますよね」と北條さん。わかりやすい!
 

授業の後半は、北條さんの話を踏まえて、中継車の紹介映像(約1分)の制作にチャレンジ!
「まずは、映像の粗構成を考えて、その撮影に必要となる機材を選ぶこと!」と井口先生から指導があり、2つの班に分かれて打ち合わせが始まりました。

 

その間に私も、静止画ですが、カットのパターンを考えて中継車の周りをウロウロしていました。

しかし、なんだかしっくり来る構図ができず…


「バランス良く撮れないんです」と北條さんに尋ねると、素早くカットを決めてくださいました!

(全然違うのがお分かりいただけるでしょうか!?)

「スポーツカーのような車は人間の目線で見て美しく見えるようデザインされていることが多いですが、中継車のような車はどっしり感を伝えたいので、しゃがんで撮影するのが一つの見せ方ですよ」とのこと。
こういったスタンダードなカットが決められるようになったら、その味付けとしてトリッキーなカットを増やしていくと良いそうです!


「大阪芸大テレビ」では、学生たちが授業で制作した映像も、すでにオンエアされていますよ!今後も注目です!!
地上波の放送にも通用する作品が早くたくさん制作できるよう、がんばれ学生たち!!

 

私もブログ取材を通して、構図の綺麗なカットが撮影できるよう、精進して参ります!

 

投稿:島田(学生課)


2018年6月1日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

今日から6月
6月と言えば、田んぼに水を引く月なので、「水の月」という意味から「水無月」と呼ばれていますよね。
でも、月の異名は実は他にもあって、例えば同じような意味で「水張月」、田植えの農作業が終わるので「皆仕月」、他にも「弥涼暮月」や「風待月」「蝉羽月」など、字面からその時期の情景や気候を感じられるものがたくさん存在します。
季節のちょっとした変化を感じ取って色んな名前を付けるなんて、日本人らしいですよね。

 

さて、6月最初の「大阪芸大テレビ」の告知!
<特集>大阪芸術大学短期大学部オープンキャンパス2017(再編集放送)

★今年度最初の短期大学部オープンキャンパスは、伊丹学舎・大阪学舎ともに6月10日(日)に開催します!

 

<<オンエア情報>>

2018年6月2日(土)
奈良テレビ    19:20~19:35(※放送時間変更)
テレビ和歌山   22:30~22:45

2018年6月3日(日)
サンテレビジョン 22:30~22:45

 

投稿:島田(学生課)