2018年1月22日

ラジオ「大阪芸大スカイキャンパス」

今年度の授業は、今週が最終週!来週からは学年末試験が行われます。
4年生にとっては大学生活も残りわずかとなりますが、最後まで気を引き締めていきましょうね!!
今週25日(木)からは、学内での卒業制作展より一足早く、中之島にあるキヤノンギャラリー大阪にて「平成29年度 写真学科卒業制作選抜展」が開催されます!
お近くにお越しの際には、ぜひキヤノンギャラリー大阪に足を運んでみてくださいね♪
>「大阪芸術大学卒業制作展」の詳細はコチラ
 

さて、今日は、大阪芸術大学グループのラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」の放送日です!

パーソナリティは大阪芸術大学副学長の塚本英邦先生。
さらに、本学映像計画学科(現・映像学科)出身の人気映画監督で映像学科教授の田中光敏先生と、舞台芸術学科出身の演出家で劇団「南河内万歳一座」座長・舞台芸術学科教授の内藤裕敬先生が、交替で出演されます。
そして、毎回さまざまなジャンルで活躍する大阪芸大グループ出身の著名な卒業生たちを月替りでゲストに招き、楽しいトークを繰り広げます!!
第一線に名を馳せるクリエイターたちのリアルな声を聴くことができる番組内容となっています!

今日のゲストは、先週に引き続き、一般社団法人 ドローン撮影クリエイターズ協会 代表理事の坂口博紀さんです!

 

2018年4月より、写真学科ではドローンの操縦技能と空撮技術が習得できる授業を展開予定です!!
それに先駆けて、坂口さんにドローンのことを色々とお聞きします!
今週は、ドローンに関する法律について教えていただきます。
「改正航空法」では、ドローンを飛ばしてはいけない場所や条件などが定められています。
部屋の中で飛ばすのは良いのか?海の上は?…など、気になる内容は、今夜の放送で!
 

「大阪芸大スカイキャンパス」
1月22日(月)20:30~21:00 オンエア
ラジオ大阪(OBC)1314

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2018年1月19日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

今週は全国的に暖かく、3月並の気温になることもありましたが…
明日 1月20日は、二十四節気の「大寒」。
1年で最も寒さが厳しくなる頃だと言われています。
来週後半からは、また寒波がやって来ると予報されているので、今の暖かさに慣れて油断しないようにしたいですね。
ちなみにみなさん、日本における気象庁の観測史上、最も低い気温は何℃か知ってますか?
なんと!1902年1月25日に北海道の旭川で観測された、マイナス41℃だそうです!!そ、想像できない寒さ…。

 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」は、「大阪芸大テレビ音楽祭 Winter」としてお送りします!
まずは、昨年8月に行った「大阪芸術大学プロムナードコンサート2017」より、「君の名は。」メドレーをお聴きください♪
「君の名は。」は、2016年に公開され、大ヒットを記録した長編アニメーション映画。
劇中の音楽を人気バンド RADWIMPSが担当したことでも、話題となりました。
今回は、映画に使用された楽曲のオリジナルメドレーを、大阪芸術大学管弦楽団大阪芸術大学混声合唱団でお届けします♪

 

続いて、昨年10月の「Jazz&Pops」に登場したゲスト・アーティスト、color-codeのステージをお届けします★
color-codeは、2013年に行われた「POP ICON PROJECT TOKYO」というオーディションで、およそ3000人の中から選ばれた3人組のダンスボーカルユニット!!
メンバーには、ポピュラー音楽コース卒業生の辻川奈々実さんが所属しています。
さあ、どんなステージが繰り広げられたのでしょうか?

 

「大阪芸大テレビ」は奈良テレビ放送、テレビ和歌山、サンテレビジョンで放送中!
みなさんぜひご覧ください!!

 

<<オンエア情報>>
1月20日(土)
奈良テレビ放送 18:15から
テレビ和歌山 22:30から
1月21日(日)
サンテレビジョン 22:30から


2018年1月18日

日常のドラマを撮る~「ドキュメント72時間」の制作現場~

今日は、先月放送学科の学生を対象に行われた、大阪芸術大学とNHK大阪放送局 共同開催の「NHK大学セミナー」の模様をご紹介します!!

お越しいただいたのは、NHKの番組「ドキュメント72時間」のディレクターを務められている森あかりさん。
森さんは、2004年にNHKに入局され、「クローズアップ現代」や「おやすみ日本眠いいね!」「ジドリ」といった番組の企画制作を行って来られました。
そして、2013年に「ドキュメント72時間」シリーズ立ち上げに参加。
現在はデスクとして、毎週の放送に関わられています!!


今回のセミナーでは、「ドキュメント72時間」について紹介され、ドキュメンタリーの制作秘話や心構えなどが、学生たちに伝えられました。


この「ドキュメント72時間」という番組は、人々が行き交う街角にカメラを据え、3日間の偶然の出会いを記録するというもの。
有名人ではなく、ごく普通の人々の姿を映し、その人生にあるドラマや社会のリアルを、25分という番組の中で伝えています。

森さんは番組を制作する中で、「自分は先入観を持って取材をしている」ということを痛感されたそう。
インタビューをする相手を選ぶ時、最初は「あの人は怖そうだから、やめておこう」と考えられることもあったと話されました。
しかし、実際に話を聞いてみると、想像がひっくり返ることも多々あって、想定とは違う意外な出口にたどり着くことがあるのだそうです。
私たちが期待・想像したものと、取材したものがズレていくことこそ、リアル」と、森さん。
森さんが現場で発見したことを、視聴者が追体験できるような編集を心がけているそうです!

ドキュメンタリーは本来、「実在の出来事を、虚飾を交えることなく記録したもの」を指します。
でも、どうしてもつくり手の人間性というのが出てしまうもの。
番組が伝えたいものが取材前から決まっていて、意図して撮影しているのでは…と、視聴者に思われることも少なくありません。
そんなドキュメンタリー番組を、どう企画し、取材、編集していくのか。どうリアルを伝えるのか。
とても考えさせられるセミナーとなりました!

森さん、素敵なお話をありがとうございました。

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2018年1月17日

建築家への登竜門!?

もうすぐ卒業制作展シーズン…ということで、ブログでも卒展に向けた話題をお届けしていきます♪

建築学科では毎年、12月頃に「卒業制作審査会」が行われています!
これは、卒業を控えた4年生の学生たちが、卒業制作の作品を教授陣の前でプレゼンテーションするというもの。
現役の建築家や建築評論家の方々も招き、プロの建築家さながらの本格的な審査を受けます。

 
 

今回は、建築家の平田晃久さんがお越しになり、審査会の前には特別講義も行っていただきました。
平田さんは、2004年「SDレビュー朝倉賞」をはじめ、近年では2012年「第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 金獅子賞」、2014年「群馬県太田市北口駅前文化交流施設プロポーザル最優秀賞」、2015年「LANXESS カラーコンクリートアワード最優秀賞」など、数々の賞を受賞。
「建物はもっと自然環境に『からまる』べきだ」として「エコロジカルな建築」という方法論を提唱され、自然や生き物から学んだ設計思想で大きな注目を集められています。


講義で平田さんは「人間は地球上にいる微生物のようなもの」だと表現。
平田さんがつくる建築物は、自然の一部として存在することが意識されており、各階にテラスがある高層マンションや、自然光がたくさん入るように屋根を折り重ねてできた教会など、個性的な作品が学生たちに紹介されました。

 
 

審査会では、学生たち1人ひとりが、ずらりと並ぶ建築学科の先生方の前で、堂々とプレゼンテーション!

 

どういったコンセプトで考えた建築や環境デザインなのか、注目するポイントはどこなのか、しっかりと説明していました。
私が聞いている分には、よく考えられているなぁと感心していたのですが、専門家である先生方は、鋭く…!?
「考えがわかりづらい」「テーマが弱い」「意図がはっきりしていない」など、とても厳しい意見も飛び出しました。
予想外の質問に戸惑う場面もありましたが、それでもきっちりと受け答えをする学生たち。
もちろん、厳しいばかりではなく、学生たちそれぞれの良さもしっかりと評価されていました。

この審査会を経て、来月の卒業制作展ではどんな作品が並ぶのでしょうか!?
 

「平成29年度 大阪芸術大学卒業制作展」
2018年2月10日(土)~18日(日)11:00~17:00
大阪芸術大学のキャンパス内にて開催予定!!
>詳細はコチラ

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2018年1月16日

「写真表現基礎実習」で津田直先生 特別講義

今日のブログは、写真学科客員教授 津田直先生の授業をご紹介します!!


津田先生は写真学科の卒業生でもいらっしゃり、現在は写真家としてご活躍。
2001年よりランドスケープの写真作品を発表し、自然を捉える視点のユニークさと写真と時間の関係という古くて新しいテーマへの真摯な取り組みで、21世紀の新たな風景表現の潮流を切り開く新進の写真作家として注目されています!!


授業が始まってまず、「僕も同じ教室で授業を受けていたので、この教室に入ると、入学した時のことを思い出す」と話された津田先生。
「学生1人ひとりの吸収できる速度が違うから、無理をしないで、自分のペースを守ることを大切にしてほしい。写真学科だからって、写真のことをやらなければいけないということはない。そういうことをまず、学生のみんなに話したかった」と続けられました。


そして、津田先生が手がけられた写真作品について紹介されました。
先生は学生の頃から、ある”癖”があったそうなのです。
その癖とは、2枚組にして写真を撮ること。
2枚の写真を並べると、コマとコマが繋がったような1つの世界観が表現されます。
しかし、実際にはずっと離れた土地で撮っている場合もあるのだそう。
それなのに、まるで2つが繋がった場所に感じられるのは、とても不思議で魅了されます!

 

写真は、時間を切り取って生まれるもの。
でも、先生は「写真の中でも時間は流れていてほしい」と話されます。
そういった先生の思いが作品に表れているのですね。

 

津田先生のお話の中で、私が特に印象的だったのは「誰かの話を聞かないのはもったいない」ということ。
自分の中にある価値観だけでは、どうしても限界があるので、授業を聞かないのは価値観を深める機会を自ら失っているというお話でした。
それと同時に、「僕の話はあくまで僕の考えだから、それぞれに合ったところだけを吸収してくれたらいい」ともおっしゃっていました。
過去に同じ教室で授業を受けていた卒業生としてのアドバイスとも受け取れるお話は、学生たちの心に強く響いたことと思います!

 

投稿:島田(企画広報部事務室)