あべのハルカス24階、大阪芸術大学スカイキャンパスで開催中のART&DESIGN FORUM EXIHIBITION。
後半戦の始まりは美術学科教授で洋画家の絹谷幸二先生をお迎えしてのセミナー「想像力の鍛えかた」が開かれました。
先生が専門とされるアフレスコ画技法の詳しい説明から始まり、地球の歴史の中で「色」がどのように生まれ認識されてきたか、男女での色彩感覚の違いなどスケールの大きなお話はどれも新鮮でためになるものばかりでした。
「私の辞書に『NO』は無い」がモットーの先生はこれまでどんなに困難な要求でも乗り越えてきたとおっしゃいます。
中でも3年前に奈良県で開かれた展覧会では、短い期間で新作を大量に制作して欲しいとのリクエストがあり、睡眠時間を削ったり極度の緊張によるストレスで病院に運ばれたこともあったそうです。
それでもなんとか描き上げることができ、その結果が放送文化賞受賞に繋がったと話された時は会場からも拍手が上がりました。
セミナーは当初60分を予定していたのですが、あまりにも盛り上がったため90分近い講演となりました。
またセミナー終了後に急遽開かれたサイン会にも気さくに対応していただけました。
5月16日(土)は14時より、キャラクター造形学科長でマンガ家の里中満智子先生によるセミナー「マンガ表現について」がございます。
週末、阿倍野でお買いものされる際には、大阪芸術大学スカイキャンパスにも寄ってみてはいかがでしょうか。
参加は無料となります。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
投稿:藝術研究所