2014年8月20日

大阪芸術大学プロムナードコンサート2014 大阪公演♪

昨日、中之島のフェスティバルホールで「大阪芸術大学プロムナードコンサート2014 MUSIC meets MOVIES」の大阪公演が行われました!!

第1部は、演奏学科教授の大友直人先生指揮、大阪芸術大学管弦楽団と大阪芸術大学混声合唱団によるクラシックステージ。
タイトルに”MOVIES”とあるように、映画にまつわる曲が数多く演奏されました。
また、演奏学科教授でヴァイオリニストの川井郁子先生による演奏、演奏学科卒業生でソプラノ歌手の東野亜弥子さん、同じく卒業生でテノール歌手の二塚直紀さんによる歌声も披露され、壮大な音楽が会場に響き渡りました!
さらに、みなさん一度は聴いたことがある「スーパーマリオブラザーズ」のメドレーも演奏されました!
この曲は、芸術計画学科卒業生でゲームミュージックの作曲家・近藤浩治さんが手がけているんですよ。

続いての第2部は、大阪公演限定、初音ミク×「イーハトーヴ交響曲」のステージです!!
宮沢賢治の思い描いた理想郷「イーハトーヴ」を作曲家の富田勲さんが音楽として具現化し、初音ミクを起用したこのステージ!
会場のスクリーンには初音ミクの姿も映し出され、ミクの歌声がオーケストラや合唱と見事にマッチしていました!!

私も会場にいましたが、迫力満点の演奏を前に、時間があっと言う間に過ぎてしまいました。
大阪公演は終了してしまいましたが、22日(金)は広島、25日(月)は名古屋でコンサートが行われます!
この2公演では、ポピュラー音楽コースの学生たちによるポップスステージも披露!
出演する学生のみなさん、がんばってくださいね♪

投稿:島田(OUA-TV)


2014年8月19日

田中昇 石彫展 (美術学科元教授) 画廊ぶらんしゅ 6/18-/28

「虫の家」「風がゆく」「雨音」など、身近な情景が作品タイトルになった石彫が会場に並ぶ。

これらの作品の特徴は、大理石の量塊から内と外の空間を掘り出していることにある。
彫刻の歴史に量塊が空間を取り込む歴史がある。

田中先生の彫刻作品は、量塊から内と外の空間、鑑者から見える表面と覗かないと見えない内部表面を制作し、量感のない表層だけの彫刻を造る。

内と外その二つの表面を繋ぐように穴や刻む線がある。
タイトルにあるように、情景を大理石に刻み込むだけでなく、風のように間接的にしか見えない風景も現わす。
鋭く刻み込まれた線の集積によりその風の様子を感じることができる。

「雨音」と題された作品を見る。
磨かれた大理石の表面に大きさの異なる穴が開けられ、周辺には雨降る情感が伝わるような刻み跡、その背後には雨雲をイメージしたような形態がある。


石彫の量隗感は感じず、牧歌的でかわいらしい石に刻まれた子供のころの情景がここにあった。

報告 教養課程講師 加藤隆明 協力 芸術計画学科研究室


2014年8月16日

ラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」

お盆休みを終え、明後日からお仕事だという方も多いのでは?
私も明後日から仕事を再開します。
休暇期間もブログを更新してきましたが、来週からは更に大阪芸術大学のアート情報をたっぷり紹介していきますので、よろしくお願いします!!

さて、大阪芸術大学グループのラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」のお知らせです!

パーソナリティは大阪芸術大学副学長の塚本英邦先生。
さらに、本学映像計画学科(現・映像学科)出身の人気映画監督で今年4月から教授として就任された田中光敏先生と、舞台芸術学科出身の演出家で劇団「南河内万歳一座」を率いる内藤裕敬さんが、交替で出演されます。
そして、毎回さまざまなジャンルで活躍する大阪芸大グループ出身の著名な卒業生たちを月替りでゲストに招き、楽しいトークを繰り広げます!!
第一線に名を馳せるクリエイターたちのリアルな声を聴くことができる番組内容となっています! 

毎週月曜日に放送しているこの番組ですが、明日は先週に引き続き、「大阪芸大スカイキャンパス・スペシャル アイドルとコミュニケーション!」と題して、7月27日(日)の大阪芸術大学オープンキャンパスで公開収録された模様の後編を放送します!

ゲストは、演奏学科准教授の森川美穂先生と、現役アイドルの宮崎梨緒さん、そして放送学科長の岩崎冨士男先生です!!
アイドルとコミュニケーションの関係について、先週よりさらに深く迫っていきます!!
一体どんな話題が飛び出すのか、お楽しみに!!

「大阪芸大スカイキャンパス・スペシャル アイドルとコミュニケーション!(後編)」
8月17日(日)17:00~17:30 オンエア
ラジオ大阪(OBC)1314

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続いて、明後日18日(月)は、通常の「大阪芸大スカイキャンパス」の放送日。
ゲストは放送学科の卒業生で女優の久保田磨希さんです!!


京都の福知山出身の久保田さん。
幼少期から大阪芸術大学に進学を決めるまでの間は、どんな少女だったのでしょうか?
久保田さんの素顔に迫ります!!

「大阪芸大スカイキャンパス」
8月18日(月)20:30~21:00 オンエア
ラジオ大阪(OBC)1314

投稿:島田(OUA-TV)


2014年8月15日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

あっと言う間に8月も折り返し!
来週からはいよいよ、「大阪芸術大学プロムナードコンサート2014」が開催されます!!
今年の会場は、大阪、広島、名古屋の3つ。
会場の近くにお住まいの方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。

>>詳細

 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」は、大阪芸術大学で行われたラジオ番組「トーキング ウィズ 松尾堂」の公開収録の模様からお伝えします!
司会は、大阪芸術大学デザイン学科卒業生で放送タレント・エッセイストの松尾貴史さん、タレントの加藤紀子さんが担当。
舞台芸術学科卒業生で俳優の筧利夫さんとマンガ評論家の伊藤剛さんをゲストに迎え、「10年後のマンガ文化」をテーマにトークが繰り広げられました。

 

続いて、大阪芸術大学グループの学生や卒業生が制作した映像作品をお届けする、OUAシアターのコーナーです。
今回は、映像学科の近藤啓介さん監督作品『サラダ』をご紹介します!
青果店で働く男の子が主人公のお話です。
一体どんなストーリーが展開されるのでしょうか?!

 

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜24時40分からサンテレビで放送中!また、奈良テレビ放送、テレビ和歌山でも好評放送中です!
みなさん是非ご覧ください!!

<<オンエア情報>>
8月15日(金)
奈良テレビ放送 21:30から
サンテレビジョン 24:40から
8月16日(土)
テレビ和歌山 22:45から


2014年8月14日

館 勝生展 (美術学科87年度卒) ギャラリー白  5/19-/31

44歳で亡くなられた館さんの企画展である。
ギャラリーには制作年が異なる3作品が展示してあった。
この展示空間は100号キャンバス6点以上の平面作品を展示することが可能である。
しかし、小品を入れて3点での展示は、作品との関係が濃密に体験できる場となっていた。

 

群青色を上から下に垂れるように太い筆で引き、それを背景にキャンバスに置かれた絵具の塊に筆を入れ、素早いストロークで画面に痕跡を作り出す。
そのストロークは翅のある昆虫のようなイメージを浮かび上がらせる。
背景とイメージを切り分けようとする線は昆虫頭部に見えるストロークとは異なり慎重な筆の動きを見せる。

 

背景と同じような直線的ストロークで描き出された色面は、慎重な筆の痕跡によって面を分けられる。
絵具の量により画面の質が異なる。
ヌルッとした絵具の質感と薄く溶かれた絵具による滲みの面、その交差により生まれる視覚効果。

 

キャンバス地そのものが背景にあり、飛び散る滲みの斑と素早く動き回るストロークの痕跡で構成された絵画。
ストロークと斑点により翅のある生命体のようにも見えるが、この作品に私は、抽象的形態と具象的形態が入れ替わり続けるさまを見た。
子供の絵に身体行為から偶然描かれたイメージを、途中から「知っているもの」との関連で名づけながら描くことがある。
館氏の絵画には、描くことの原初の体験を見ているように思えた。

報告 教養課程講師 加藤隆明 協力 芸術計画学科研究室