「芸術の秋」と言うだけあって、暑さが和らいで涼しくなってくると、じっくり時間をかけて絵を描いてみたくなったりします。
みなさんはどんな絵の具が好きですか?
大抵の人が一度は使ったことがある絵の具と言えば、アクリルガッシュとポスターカラーがメジャーですね。
そういえば私、油画は経験したことがあるのですが、日本画って教わったことがありません。
使用する顔料も高価なイメージですし、技法も独特で難しそう…。でも、いつかやってみたいんですよね!
日本画コースの学生のみなさん、どなたか私に教えに来てくれませんか?笑
という訳で、今日は日本画の話題です!
美術学科日本画コース3年生・竹内茉利さんが、碧い石見の芸術祭の「全国日本美術大学奨学日本画展2013」にて、準大賞を受賞しました!
「全国日本美術大学奨学日本画展」とは、全国の美術系大学から推薦で出品された作品による大規模な日本画展です。
今年は19の大学から162点の作品が寄せられました。
竹内さんが描いた作品のタイトルは、「刻む」。
日本画特有の淡い色調の中にも、見る人を引きつける力強さが感じられます。
今日は竹内さんにお会いして、今回の受賞作品についてインタビューさせて頂きました!
>>受賞作品について
溝の中に水が流れるところを見て、時間の流れを表現できたらな、と考えて制作しました。
作品の大きさは50号(116.7×91cm)で、日本画の中では大きい方ではありません。2ヶ月くらいで制作しました。
審査員の方に、「見たまま描いているのではなく、見たものをまず自分の中で解釈して、それから作品として制作しているのが他の作品とは違う」と言って頂けました。
それは今回一番目指していたところだったので、意図が伝わりとても嬉しく思いました!
>>今後の抱負は?
美術の先生になりたくてこの大学に入学したので、その気持ちは今も変わりません。
来年はいよいよ卒業制作なので、自分の方向性をきちんと見つけて、最後に大きな作品を作り上げたいと思っています。
受賞作品を含めた全162点の作品は、現在開催中の碧い石見の芸術祭2013《全国美術大学奨学日本画展》で展示されています。
竹内さんはじめ、本学日本画コースの学生たちの作品も10点展示されています。
瑞々しい感性で描かれた作品たちを、みなさんも是非ご覧になってみませんか?
碧い石見の芸術祭2013《全国美術大学奨学日本画展》
会期:8月20日(日)~9月16日(月・祝)9時~17時
休館日:月曜日(9月16日は開館)
会場:浜田市立石正美術館ギャラリー・三隅中央会館多目的ホール