2013年1月10日

大阪芸大メディアキャンパス-開け!アートの扉-

あけましておめでとうございます!ラジオ大阪(OBC1314)にて毎週木曜日に絶賛放送中の「大阪芸大メディアキャンパス-開け!アートの扉-」にてアシスタントパーソナリティを務めている加藤万梨子です!

このブログの更新も二週間ぶりですが、みなさんはどんな年末年始を過ごされましたか?実家に帰られた学生さんや、久しぶりにゆっくりできたお父さんお母さんもいらっしゃると思います!私は大好きな歌手のコンサートに行ったりと充実した時間を過ごす事が出来ました!そんな中、夢に向かって頑張ってるのは受験生の皆さんですよね!なんと、大阪芸大も一般入試の出願申し込み開始まであと二週間を切りました!そこで、今日のメディキャンでは、この春に誕生する新コースの解説を含んだ大阪芸大一般入試出願についての詳しい情報をお届けしますよ!遅くまで受験勉強を頑張っている受験生のみなさん!メデキャンは受験生の皆さんを応援していますので、ぜひ今日の夜はラジオのスイッチを入れて耳を傾けてみてください!

それでは、今週もメディキャンの聴き所をたっぷりご紹介します!

 

まずは、毎回大阪芸大にゆかりのある豪華なゲストをお迎えして、メインパーソナリティの塚本先生とのトークを繰り広げる「ゲストの扉」からご紹介します!

 

今日は、大阪芸術大学「芸術計画学科」教授の純丘曜彰先生にお越しいただきます!

0110medi.jpg純丘先生は、東京大学の文学部・哲学科をご卒業ののち、東京大学大学院の人文科学研究科・哲学専攻を修了されました。その後に、テレビ朝日の報道局報道制作部ブレーンとして『朝まで生テレビ!』を立ち上げられ、玉川大学の講師、東海大学の准教授、ドイツ・マインツ大学の客員教授を経て、大阪芸術大学の芸術計画学科にて教鞭をふるっておられます。

専門は哲学と表象文化論で、ご自身でも小説や作曲、デザインなどの創作を数多く手がけておられます!

0110medi2.JPGみなさんの中でも、「朝まで生テレビ!」をよく見ている!という方は沢山いらっしゃると思います!その「朝まで生テレビ!」の立ち上げをされた純丘先生に、今日はその裏側をたっぷりとお聞きしますよ!そして、大学ではプロデュース論をご担当いただいている純丘先生に、プロデュースをする上で必要な力とは何か、そして、プロデュースとはいったいどういう仕事なのかというお話もしていただきます!

将来、テレビや映画の分野に進んでみたいと思っている方や、「朝まで生テレビ!」ファンの方は必聴の30分です!お聞きのがしなく!

さあそして、今日のプレゼント!

0110medi1.jpg大阪芸術大学の客員教授でいらっしゃる高円宮妃久子殿下が撮影されました野鳥のカレンダー『2013年度版「鳥暦」』を3名様にさしあげます!

プレゼントの応募方法は、今日の放送で要チェックです!

ぜひGETして下さいね!応募お待ちしております!

さあ、今日の放送もラジオ大阪(OBC1314)にて深夜24時から30分、アート情報満載でお送りします!展開が見逃せないラジオドラマ劇場テアトル山田のコーナーももちろんありますので是非聴いて下さいね!
 


2013年1月9日

放送学科実習発表会その2

btype5.JPGみなさんこんにちは!
前回のブログに引き続き、今回も昨年の12月12から14日に行われた
放送学科3年生の実習発表会の話題をお伝えします。
アナウンスコースの発表の様子は前回ご紹介したので、今回は制作コース
(ドキュメンタリー実習・オーディオ実習・スタジオ実習・ドラマ実習)と
広告コースの発表の様子を紹介しますね!

まずは制作コース、ドキュメンタリー実習。
ドキュメンタリー実習の発表会では事前に制作された作品が上映されました。
学生がひとり一作品を作り上げているというから驚きですよね!
様々なテーマの作品が盛りだくさんな発表でした。

 

btype3.jpgオーディオ実習ではラジオドラマ作品の発表が行われました。
このラジオドラマ、脚本もオーディオ実習を受講する学生の作品なんですよ。
アナウンスコース3年生の学生がキャストを担当したのですが、
キャスト決めも、オーディションを開催するという徹底ぶり
収録の際もオーディオコースの学生たちが演技指導を丁寧に送る姿が印象的でした。
制作コースの中で唯一映像を使わないオーディオコースですが、
どの作品も聞いているだけでシーンが目に浮かび、改めて音の力を感じました。

btype2.jpgスタジオ実習では
「モンスター報道ステーション -勇者の魔の手がついに-」というテーマで
事前に制作した作品をテレビスタジオで上映しながら学生たちがトークを交え
発表がおこなわれました。スタジオ内でカメラを操る学生や
トークをする学生につい注目してしまいがちですが、
スタジオに隣接する副調整室でも学生達が輝いていましたよ!
それぞれのポジションで仕事をこなすスタジオ実習の学生に憧れた後輩も
たくさんいたかもしれないですね。

ドラマ実習の発表会では学生たちが制作したテレビドラマが上映されました。
脚本から、撮影・編集にいたる全ての作業を
ドラマ実習を受講している生徒が仕上げたテレビドラマは
爽やかできゅんとする場面もある、ほっと心が温まる作品でした。
大学のキャンパス内で様々なシーンの撮影が行われていたので
芸大生の皆さんはそういったところも見ていて楽しめたのではないでしょうか?

btype7.JPG広告コースの発表はテレビスタジオで行われたのですが、
なんとスタジオがホストクラブに変身!
ムーディーな雰囲気の中で行われた発表は広告コースの学生が扮するホストたちが、
次々に来店する個性豊かなお客様にラジオCMを紹介するというユニークなもので
会場のお客さんの笑顔が絶えない発表でした。
発表されたCMも様々な種類のものがあり、私も同じ放送学科の学生として、
素直に「なるほど!」「すごい!」と思う作品がたくさんありました。

 

今回の実習発表会は放送学科3年生の学生にとっては
最後の実習発表会だったということもあり、
どのコースも真剣に作品作りをした成果が現れていたと思います。
3年生で実習は終わってしまいますが、卒業論文・卒業制作に
学んだことを活かしていきたいですね!!

投稿:林 希(放送学科3年生)

 


2013年1月8日

八重の桜

皆さんご覧になられましたか?「八重の桜」。
綾瀬はるかさんが主演で話題の大河ドラマです。会津武士道の魂を守り抜き、生涯自分の可能性に挑み続け、すべての人の幸福を願った主人公・新島八重の女性としての活躍を描いたドラマです。
1月6日の放送でお気づきになられた方もいらっしゃるかと思いますが、オープニングのタイトルバックに工芸学科・テキスタイル・染織コースの小野山和代先生の『HIKARI-KA』という作品が使用されています。柔らかい光の中で綾瀬はるかさんを囲むように、小野山先生の作品が静かな風に揺られています。
作品から伝わってくる柔らかさや女性らしさの中に、凛とした心地よい緊張感が感じられる素敵な作品です。光を味方にして作品の繊細さと優美な表情が溢れています。そのシーンの画像をアップできればいいのですが、今回はそのシーンの撮影前の様子をご紹介します。

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大河ドラマ八重の桜」にちなんで3月から小野山和代先生の作品を中心とした展覧会が開催されます。展覧会のタイトルは「ハンサムウーマン19」。現代染織、ファイバーアートなど、世界的にも高い水準にある日本のテキスタイルアートの展示です。この展覧会は小野山先生を含めた女性作家19人のみで構成されます。いずれも表現の可能性に挑み続けるまさに「ハンサムウーマン」たちです。大阪芸術大学の卒業生も出品予定です。

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 小野山先生は大阪芸術大学の一期生。日々、アクティブに作品制作を続けられています。いつも大学をどうやって盛り上げていこうかと考え活動されています。大学では厳しさと優しさを持ってご指導いただいています。ひょっとするとその指導には「会津武士道」に通じるものがあるかもしれません(笑)。そうではなくても素材や作品制作に真摯に向き合う「工芸道」のようなものをいつも小野山先生から感じるのです。

 
●小野山先生の紹介:
テキスタイル・染織コース
(オープニングタイトルで使用されている作品もご覧いただけます)
 
新島襄はアメリカ時代の恩人に、妻・八重を「彼女が美しい行いをすることを私は知っています」と紹介したのだそうです。『ハンサムウーマン』は芸術を志す女性にぴったりの言葉だと思います。
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八重の桜にちなんで
「ハンサムウーマン19」 パワフルな女性作家たち
 
(会期)201331日(金)から421日(日)
 
(開催場所)染・清流館 
〒604-8156 京都市中京区室町通錦小路上ル山伏山町550-1 明倫ビル6階
075-255-5301
開館時間:午前10時から午後6時(入館は午後5時まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
 

参考:NHK「八重の桜」公式サイト http://www9.nhk.or.jp/yaenosakura/

投稿:大倉(教務課)


2013年1月7日

放送学科実習発表会その1

新年あけましておめでとうございます。
皆さんはどんなお正月を過ごされましたか?
私は実家で母の手料理をお腹いっぱい食べる日々を送っていました(笑)
実家に帰り、家族と一緒に温かいご飯を食べていると幸せでついつい食べ過ぎてしまいます。
やはり誰かと一緒に食べるご飯は美味しいですよね。
お正月はのんびり出来たので、気持ちを切り替えて今日からは授業に集中します!

0107b2.jpgさて昨年の話題になってしまうのですが、
私が在籍する放送学科では実習発表会が行われました!
今回行われた発表会は放送学科の3年生が各コース・クラスごとに今まで学んだ技術を発表するもので、
放送学科の3年生にとっては1番のイベントと言っても過言ではありません!
各コース様々な発表を行ったのですが、今回のブログではアナウンスコースの発表の様子をお伝えします。

 

0107b1.JPGアナウンスコースの発表は12月13日に行われたのですが、
私が実習を行うアナウンスコースのクラスでは夏休み前から打ち合わせが始まりました。
朗読・ラジオドラマ・ニュースなど演目ごとにチームを組み
実習の時間だけでなく、放課後や休み時間なども利用して練習を重ねました。
アナウンスコースの発表は大学内のホールで実演するので失敗が許されません。
また、照明や舞台づくりもアナウンスコース各クラスで行わなければならなかったので
演目の内容だけでなく、照明や舞台転換の練習・打ち合わせも必要で、
前日リハーサルも遅くまで学校に残り、練習を行いました。

0107b3.jpgハラハラドキドキで迎えた発表会当日は座席が足りず、
立って見ていただく方が出るほどたくさんのお客さんが!!
私のクラスでは「青春」をテーマにクラス全員が高校生という設定だったので
制服姿で張り切って発表を行いました!!
内容が親しみやすいものやコメディー調のものが多かったので
客席からたくさんの笑い声や驚いた声が聞こえたのでとても嬉しかったです。
ステージ裏ではクラスの仲間と大喜びしていたんですよ!
あたたかく発表を見守って下さって皆様にありがとうの気持ちでいっぱいでした。

 

皆で力をあわせて長い時間をかけて準備してきた発表が終わってしまい
すこし寂しさもありましたが、それ以上にクラス全員でやりきった!という
達成感を得ることができましたし、学ぶことが多い発表会でした。

次回のブログでは制作コース、広告コースの発表の様子をお伝えします!
おたのしみに!!

投稿:林 希(放送学科3年生)


2013年1月5日

杉本晋一展 『重力都市』 コンテンポラリーアートギャラリーZONE

DSCF2787.JPG杉本晋一さん(美術学科79卒)の展覧会が6月16日から28日まで行なわれました。

作品はキャンバスに描かれた動産芸術というより、壁画のような不動産芸術の印象を強く受けました。
まるで壁画の天井画のような、仰ぎ見るようなイメージが描かれています。

DSCF2788.JPGマニエリスム絵画が生み出したS字型やうねるような身体の女性像と近代を象徴する歯車や重厚なキャタピラ、現代に見られる日用品、キャラクター、グラフィティーなどのイメージが複雑に構成された作品となっています。
イメージにより画面全体が埋め尽くされている事と色彩の配色により、重さを強く感じる画面構成になっています。

まさに『重力都市』という感じです。

 

DSCF2796.JPGこの『重力都市』は、バロックの天井壁画と強い関連性を感じさせます。
バロック絵画に見られる教会壁画の天井画に描かれた偽りの天空に、軽々と重力を超越し天に向かって天使が戯れる風景と重なります。

DSCF2801.JPG杉本さんの作品では、重力を脱しきれない人間の肉体や物質が「グニュグニュ」混ざり合った欲望の世界を見る事ができ、それが地の底に吸い込まれるようにも感じられます。

DSCF2786.JPGコンテンポラリーアートギャラリーZONEの所在地は、大阪府箕面市のアーケードのある橋本市場の内にあり、通路に開かれているため誰でも作品を自由に鑑賞することがができます。

ギャラリーの前は、豆腐屋さんになっていました。商店街空きスペースでは若手アーティストのアトリエとなっており、買物客が制作活動を見る事ができます。
制作活動や作品が日常生活の場所にある所が興味深いことであったと思います。
 

コンテンポラリーアートギャラリーZONE  http://www.art-gallery-zone.com/zone.htm

報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室