2013年1月8日

八重の桜

皆さんご覧になられましたか?「八重の桜」。
綾瀬はるかさんが主演で話題の大河ドラマです。会津武士道の魂を守り抜き、生涯自分の可能性に挑み続け、すべての人の幸福を願った主人公・新島八重の女性としての活躍を描いたドラマです。
1月6日の放送でお気づきになられた方もいらっしゃるかと思いますが、オープニングのタイトルバックに工芸学科・テキスタイル・染織コースの小野山和代先生の『HIKARI-KA』という作品が使用されています。柔らかい光の中で綾瀬はるかさんを囲むように、小野山先生の作品が静かな風に揺られています。
作品から伝わってくる柔らかさや女性らしさの中に、凛とした心地よい緊張感が感じられる素敵な作品です。光を味方にして作品の繊細さと優美な表情が溢れています。そのシーンの画像をアップできればいいのですが、今回はそのシーンの撮影前の様子をご紹介します。

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大河ドラマ八重の桜」にちなんで3月から小野山和代先生の作品を中心とした展覧会が開催されます。展覧会のタイトルは「ハンサムウーマン19」。現代染織、ファイバーアートなど、世界的にも高い水準にある日本のテキスタイルアートの展示です。この展覧会は小野山先生を含めた女性作家19人のみで構成されます。いずれも表現の可能性に挑み続けるまさに「ハンサムウーマン」たちです。大阪芸術大学の卒業生も出品予定です。

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 小野山先生は大阪芸術大学の一期生。日々、アクティブに作品制作を続けられています。いつも大学をどうやって盛り上げていこうかと考え活動されています。大学では厳しさと優しさを持ってご指導いただいています。ひょっとするとその指導には「会津武士道」に通じるものがあるかもしれません(笑)。そうではなくても素材や作品制作に真摯に向き合う「工芸道」のようなものをいつも小野山先生から感じるのです。

 
●小野山先生の紹介:
テキスタイル・染織コース
(オープニングタイトルで使用されている作品もご覧いただけます)
 
新島襄はアメリカ時代の恩人に、妻・八重を「彼女が美しい行いをすることを私は知っています」と紹介したのだそうです。『ハンサムウーマン』は芸術を志す女性にぴったりの言葉だと思います。
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八重の桜にちなんで
「ハンサムウーマン19」 パワフルな女性作家たち
 
(会期)201331日(金)から421日(日)
 
(開催場所)染・清流館 
〒604-8156 京都市中京区室町通錦小路上ル山伏山町550-1 明倫ビル6階
075-255-5301
開館時間:午前10時から午後6時(入館は午後5時まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
 

参考:NHK「八重の桜」公式サイト http://www9.nhk.or.jp/yaenosakura/

投稿:大倉(教務課)