2011年9月7日

自然がいっぱい

 kinoko002.jpgこんにちは!

最近は、台風が来たり、ゲリラ豪雨がやってきたりいまいちに天気が続きますね。
台風が過ぎてからは、涼しくなった気がします。
秋が近づいているのかもしれないですね!
さて先日、キャンパス内を散策していたら面白いものを見つけました。

 

kinoko001.jpgなんと総合体育館前の芝生にキノコが生えていました!
茶色いものから白いものいろいろ種類がありましたよ!
今年は、雨が多いせいかたくさん生えている気がします。
単独で生えてみたり、みんなで群がって生えてみたり。
時には虫と仲良くなってみたり。
いろんなキノコがいました。

 

kinoko003.jpgキャンパス内にキノコが生えてくるなんて、自然がいっぱいですよね!
大学の中で、四季を満喫できるなんていいですね!
秋が本格的になったら、今度は紅葉の季節です。
バス停前の大きなイチョウの木がとてもきれいになるので楽しみです。
また、ブログでも写真で紹介したいと思います。
あっ!最後に一言。美味しそうに見えても、芝生に生えてるキノコは食べないで下さいね!


2011年9月6日

ART RESCUE 夏 gallery BIRD

tori001.jpg 前回紹介させて頂いたgalleryBIRDの展覧会の紹介です。このART RESCUEシリーズはこの展覧会の売り上げの一部を東日本被災地の各自治体に寄付するというもので、これからも継続してこの企画の展覧会を行い、被災地を支援していこうという試みです。  
 今回の出品者に松田勝範さん、高山正宣さん、青木拳さん、agrasaさんなど美術専門学校出身者や西崇さんや大福志織さん、西家智津子さんなど大阪芸術大学や大学院出身者の皆さんが参加されていました。

 
tori000.jpg 今回は、ギャラリーを運営しているオーナーの高山さんにギャラリーコンセプトを窺いました。出身は美術専門学校です。卒業後ギャラリー運営のようなことを考えている学生には参考になるのではないかと思います。gallery BIRDは谷町6丁目、谷町筋に面した空堀商店街の入り口にある築40年のモダンなビルの2階にあり、広くて、白くて、静かなギャラリーです。

 

tori002.jpg 個展、グループ展など様々なジャンルの展覧会を開催できればと、「こだわりを持たなければいけない」という事にこだわらない。をモットーに極力自由な発想での展覧会運営、今日では、作品をホームページなどで安易に公開できる環境もあり学生さんや、若手の作家さんなどもそこで完結してしまいがちですが、自分の作品をギャラリーという空間で一般の方々に見ていただき、ご意見、批評などを聞くことという行為がいかに大事なことかを見せる側も、見る側も考えるべきだと思います。

tori003.jpg「他人の評価で、飯を食う」がプロのプロたるべき行為だと思い、レンタルされる作家さんにも、プロ、学生、経歴などを問わず作家さんと一緒に試行錯誤して展覧会作りをしていきたいと思っております。
            gallery BIRD高山

 

tori004.jpg 今回の展覧会で私も作品を購入しました。このような企画を体験するとますます芸術には社会や人々を幸せにできる機能があると感じることができました。

報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室

 


2011年9月5日

「第15回 JPPA AWARDS 2011」に映像学科生が見事受賞しました!

平成23年5月27日(金) 青山ダイヤモンドホールにて「第15回 JPPA AWARDS 2011」贈賞式が行われました。
学生部門のカテゴリー1(ドラマカテゴリー)の映像技術部門(映像編集)において本学の映像学科生が上位総嘗めというすばらしい結果になりました。

「第15回  JPPA  AWARDS  2011」  学生部門japan004.jpg
■カテゴリー1ドラマ)
 ○映像技術部門(映像編集)

◇ゴールド賞 

「どうにもとまらない」  泉将康 
映像学科生 平成22年度卒業制作作品
        
・「平成22年度 大阪芸術大学映像学科卒業制作展」
観客賞 受賞作品

泉将康さん(右)監督の堀江祥子さん(左)

 

japan003.jpg◇シルバー賞
 
「路上」     大町晃平 映像学科生 
        
・平成22年度公益財団法人ユニジャパン
「若手映像クリエーターを対象とした映像制作プロジェクト」にて作成

 

 

 
japan002.jpg◇審査員奨励賞 

「明日につづく道」     小林靖子  
映像学科生 平成22年度制作2作品     
 
・平成22年度 制作2映会
 映画コース 最優秀賞 受賞作品

        

 

       

   
受賞者の皆さん、本当におめでとうございました。

そもそも「JPPA AWARDS」とは。
社団法人日本ポストプロダクション(※)協会(略称JPPA)が行っている、ポストプロ業務に携わる映像、音響技術者たちの技術向上と優秀な人材の育成を目的としているコンペティションです。
このコンペには今までにも数多くの芸大卒業生が受賞されています。
(※)ポストプロダクション:映画やテレビなどの作品制作過程にて、撮影終了後に行われる作業のこと、または、そのスタジオや製作会社のことを呼びます。主に、映像編集と音響編集のことをさします。

どの作品も今の時代に問いかける心温まる作品です。「明日につづく道」は大阪芸術大学テレビのHPでもWEB配信中ですので、是非ご覧ください。
           
各学生が一年かけて一生懸命に作ってきた作品が、このような形で評価され、学科としてとても喜ばしい限りです。
これを機に、本人たちには今後の学生生活や、卒業後の活動に活かしてほしいと思います。
また、後輩たちは先輩を超えてやる!という強い意気込みで本年度の作品作りに励んでほしいと思います。

本当におめでとうございました。以上、映像学科より報告でした。
 


2011年9月4日

THINK FUTURE@子供たちの子供達の子供たちへ ギャラリー白

think001.jpgグループ展が7月24日から30日まで行なわれました。参加アーティストは大阪芸術大学グループの卒業生浜本隆司さん、三村逸子さん、山本修司さん、林宰久さんが参加されています。

 

 

think003.jpg このグループ展の特徴は、参加するアーティストが展覧会を企画運営テーマし、作品制作するもので、各アーティストの個展とは異なる魅力が生まれてきます。このような展覧会の制作方法は、アーティストであると同時にアートプロデューサーの役割も兼ねているということです。

 

think004.jpg 今回の「THINK FUTURE@子供たちの子供達の子供たちへ 」と題されたものには、芸術作品の社会的意義が感じられます。作品は、アーティストが現存する同時代の人々との出会いもありますが、アーティストが消滅しようと作品は未来の人々とも出会う可能性を秘めて現在にあるとも云えます。

think000.jpg この絵画作品は、画面の多くに気持ちのよい空が描かれ、寺か城の屋根らしき上に学生服の少年少女が腕を組み遠方(未来)を見つめています。背後にはただならぬ煙が不穏な様子を感じさせていますが、それは彼らの背後に描かれ過去の出来事としてあり、彼らには、それを乗り越えようとする意思の現れを強く感ずることが出来ます。現在の日本の状況は、東日本で発生した大災害に大きく心を奪われ沈痛な思いでいる人が多いでしょう。将来、この作品に「子供たちの子供達の子供たち」が出会った時、何を経験し、どのような見え方をしているのでしょうか。

報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室
 


2011年9月3日

福田新之助個展  ギャラリー白

 fukuta002.jpg福田新之助さん(美術学科82卒)の展覧会が7月11日から23日まで行われました。
福田さんの平面作品はケント紙に強い筆圧で装飾的なイメージが描かれています。画面には交差する太い線の集積により背景が作られ、植物を思わす形状のイメージや髑髏、紋章のようなマーク、書物などが描かれています。

fukuta001.jpgまた描いた後にアーティストの指で直接表面を触り、イメージに表情を与えているようにも見えます。この筆圧の強さはアーティスト自身の肉体を察知しすることができ、イメージの映像性より物質性を強く感じることができます。

 

fukuta004.jpg色彩の排除と髑髏は死のイメージを強く感じます。しかし、その死は髑髏の在りようや力強いドローイングにより、悲しみや不安というものではなく生と一体としての死を感じることができます。生と死が対立するものではなく、それぞれが未分化のまま我々は生きているということでしょうか。

fukuta003.jpg 展示されている作品には髑髏が描かれ、それに対応するかのように書物、紋章、植物などが描かれています。髑髏とそれらとの世界観が表出され、人類という大きな物語の痕跡を感じるような作品です。そして画面に織り成す装飾的イメージは、個人の感性を超え普遍的世界へと観者を誘導していきます。

 

fukuta000.jpg報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室