2008年10月17日

Trond Kasper Mikklsen 特別講義「動きのアート」

学内は芸術の秋まっさかりですね。
ノルウェーからTrond Kasper Mikklsen氏とオスロ芸術大生がはるばる芸大にやってきました。作品を頭にのっけた姿が何ともユーモラスなポスターが気になり、工芸学科の特別講義に行ってきました。

Trond Kasper Mikklsen氏は現在、オスロ芸術大学で教鞭をとる傍ら、
permanently/temporary”として美術、デザイン、建築等の境界を越えてさまざまな活動を行っておられます。Trond Kasper Mikklsen氏を象徴するアートプロジェクトには、2006年にミラノで開かれた家具見本市Fuorisaloneへの参加や、2008年にノルウェー・スタバンガー市で行われたプロジェクト“TW1”などがあります。日本ではジュエリー作家として紹介され、ノルウェー国立美術建築デザイン美術館に作品が収蔵されているそうです。

本日の講義はもちろん英語。先生が懸命に通訳して、学生も集中して聞き取っていました。
彼は形がもたらす機能に興味を持っているそうです。
Trond Kasper Mikklsen 特別講義 ジュエリー作家
身に着けられるオブジェシリーズ。フィルムの入ってないカメラを意味する作品。
右下部分を押すとカシャッカシャッと鳴るそうです。
Trond Kasper Mikklsen 特別講義 ジュエリー作家
マスクを装着して、お金を入れると空気が流れる作品。お金を入れないと・・・死んじゃう!!
Trond Kasper Mikklsen 特別講義 ジュエリー作家
自分自身に制限をかける意図がこめられているそうです。

一番興味深かったNASAの宇宙探査マシーンをイメージした作品。
惑星に着地すると、種子が開いて、動きだすオブジェ。
Trond Kasper Mikklsen 特別講義 ジュエリー作家
Trond Kasper Mikklsen 特別講義 ジュエリー作家
自然から受けるイメージと金属素材の組み合わせ、計算されたフォルムとその動きにおもしろい!!かっこいい!!という声が学生からあがっていました。

現在、京都でノルウェー コンテンポラリージュエリー展が開催されています。
こちらの会場ではTrond Kasper Mikklsen氏の作品を見ることができます。

ノルウェー コンテンポラリージュエリー展 京都展
 20081014日(火) → 25日(土) ※19日(日)休廊
 am11:00
pm6:00
 参考ページ:ノルウェー大使館<http://www.norway.or.jp/>
 場所:清課堂ギャラリー


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