本日まで総合体育館ギャラリーでは留学生作品展示会「The key of understanding」が開催されていました。
14日(火)からの開催で今日までの4日間(15日は創立記念日のため休廊)という短い日程の開催でしたが、たくさんの来場者があったようです。
会場は絵画あり、イラストあり、写真あり、建築作品あり、染織作品あり、マンガあり、プロダクト作品ありと非常にバラエティに富む内容です。たくさんあった作品のいくつかをご紹介します。
留学生と日本人の学生がお互いの文化を知り、相手に対する理解を深めるという趣旨で毎年開催されているこの展覧会は今年で数えること8回目。年を追うごとに、企画や空間構成、作品レイアウトも充実してきたように思います。
留学生会会長の金元さんは挨拶の中で「今まで行った7回の展示会に対する評価はそれぞれだと思いますが、やはり経験不足、不慣れなことが原因で慌てていたり、色々失敗もたくさんありました。でも試行錯誤があったからこそ今年の展示会は前回とはまた違うすばらしい展覧会になったのではないか」と語られています。
本当は留学生だからどうだとか、年齢が違うから、学科が違うから、男だから、女だからとかではなく、ただ「同じ時代に芸術を学んでいる」という一点だけで繋がって、刺激しあえることが理想だと思います。
でも日本人の在校生は、しっかりこの展覧会を見ておいて欲しかったと思います(このブログでもっと早く紹介できればよかったのですが・・・スイマセン)。というのも、留学生の方々は、言葉の壁を越えて芸術を学ぼうとしている分、苦労も多いと思います。自分達がもし日本ではない国に留学して芸術を学ぼうとするときに、「覚悟」というか何と言うか、心の中に沸々と湧き上がってくるであろう「逞しさ」のようなものって想像できます?
私も体験したことはありません。でも自分から進んで刺激を受けようとする「勇ましい」気持ちはきっと自分を成長させてくれるような気がします。そんな気持ちを想像しながら作品を見るとまた違った刺激も感じ取れるはず。
金元さんの挨拶は「今年の展示会が微力ながら日本の皆さんと私たちがお互い理解し合って新しい世界を目指すための出発点になれたらと思います」と続き締めくくられています。 これがきっかけになって留学生の皆さんと日本人の学生さんが協力して開催する展覧会などが企画されれば素敵だと思います。
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