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芸術を志す皆さんは、はじめから「見える」ことを前提として表現を学んでいますよね。 造形を学んでいる人が、目の見えない人からの「色ってどんなもの?」「朝日ってキレイなの?」、そんな質問に対してどう説明しますか?たとえば音楽の場合でもそうです。楽譜を見る、指揮を見る、仲間とアイコンタクトを取るなど視覚に頼る部分が多い世界の中で活動しているはずです。 色々な思いが出ると思います。芸術大学で学ぶ人たちには是非見てほしい公演でした。
私の友人にも、目が見えないけれど底抜けに明るく美術と向き合っている女性がいます。 以前まで見えていたものが失われていく感じはどの様なものだったか、見えていたものを記憶に止めておこうとするとき自分ならどんな気持ちになるだろうか? そんなことを考えながら拝見した演劇でした。
小劇場劇団「群」は大学開学当時からある歴史のある劇団です。 一時期、部員が少なくなり存続が危うくなった時期もありますが、現在部員15名。モットーは「授業優先」。体育会的な過酷さのないようにしています、と部長の南さんがお話してくれました。 年功序列的な運営ではなく、新入部員の方、経験者・未経験者問わず積極的に役者さん、裏方さんの仕事をやってもらうそうです。公演は撮影しDVD化しているそうで、ジャケットのデザインはデザイン学科の部員の方が担当しているそうです。こんなところでも個人の強みを活かして活動されています。舞台芸術・映像・デザインのコラボ。芸大ならではですね。 劇団「群」では学科学年を問わず部員を募集しているそうです。 月・水・金の放課後、8-11教室をのぞいてみて下さい、とのことでした。
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